米子奇妙山・みのどう山 敗退した山二座連続リベンジ♪


- GPS
- 05:35
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 737m
- 下り
- 739m
コースタイム
06:55林道入口
07:20登山口
08:25山頂08:30
09:00奇妙山平09:15
09:35林道入口
【みのどう山】
10:50登山口(林道終点)
12:05祠
12:25昼食休憩12:55
13:05車道
13:45登山口(林道終点)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上信越自動車道「長野須坂IC」降車、須坂市を目指します 信号「幸高町」で右折、県道58号線に入り 信号「仁礼町」で左折すると、 約1km先に米子大瀑布入口の標識があり、右折します 道なりに行きY字型分岐を右方向へ、後は約18km道なりです 米子瀑布の駐車場の約100m手前に遮断機付きの林道入口があり 脇に車が一台停められます 【みのどう山】 Y字型分岐迄戻り、右折し米子川を渡ります 集落「上組」のはずれに動物の侵入を防ぐフェンスが張られていて 林道への出入りはフェンスを開閉するようになっています 開閉して通過し、林道終点に駐車しました 車が4,5台駐車できる回転場所です |
コース状況/ 危険箇所等 |
【米子奇妙山】 林道ゲートから奇妙山平登山口まで未舗装の林道歩きです 登山口の標識に従って登山道に入ると、 すぐに磨崖仏の彫られた大岩が現れます 大岩を過ぎると、右側の笹藪の斜面にピンクのテープがあり テープに従って笹藪の中を登り始めます 始めは微かな踏み跡がありますが、次第に分からなくなり藪漕ぎ、 左に寄ると笹の殆ど生えない岩のごろごろした樹林帯で、 いくらか歩きやすく感じますが、踏み固められていない急斜面なので浮石注意 テープ類が色々つけられていますが、あまりあてになりません とにかく尾根を目指して登り、 左頭上に巨岩がのしかかって来たら右に巻き、尾根に出ます 今回は左に寄らず笹や木の枝を掴みながら、直登気味に笹藪の中を、 強まる傾斜をしゃにむに這い上がりました 涸れた木の枝は根元から抜けるものが多数あり、 間違って掴んで滑落しないように注意してください 尾根からは密に茂った熊笹の藪漕ぎに耐えて西に向かいます 途中からまだ新し目のピンクテープが道案内してくれ、ほっとしました テープに従って岩の間や、笹藪を掻き分けて進むと 杉の大木に大きく巻かれたピンクテープがあり すぐ傍に三角点を見つける事が出来ました 【みのどう山】 バス停はあるのですが、三角点のある山頂があるのか不明です 昔はバス停近くに岩稜上の神社にお参りする登山道があったようですが 地震で崩壊して通れないと地元の人が話していました 前回同様「上組」集落外れの林道終点から 電波塔の管理道で尾根を目指しました 電波塔群までは良く踏まれた登山道があります その先から杉の植林帯の急坂を繰り返して下ります 切り落とされた下枝が散乱し、歩きにくいですが 尾根に沿って下ると、雑木林になり傾斜が緩みます 雑木林の正面に巨岩が現れると、トラロープの付いた岩登りが待っています 最初のルンゼ状の岩の隙間は登れるのですが その上の大きく岩が割れた状態の岩登りは トラロープが垂れてはいますが、隙間を跨いで、しかも段差もあり、難所 トラロープを掴んで身体を引き上げるのが容易ではなく 下から押し上げてもらいました この難関を通過すると岩稜を巻く踏み跡が明瞭で 祠もあり、景観を楽しみながら岩尾根伝いにずっと歩けます 但し、複数の踏み跡が交錯しているので、二万五千分の一地図を携行し 下りたい尾根を間違えないように下山される事をお薦めします 往復するのが近道ですが、難所の岩場を下る方が危険を伴い、 杉林の急坂を幾度か登り返さなくてはならないので 植林帯の急斜面の下にちらちら見える舗装道を目指し 微かな踏み跡を辿って下山、 車道を歩いて林道終点の駐車場所に戻りました |
写真
感想
ご多忙のところ、昨日の「黒湯山」リベンジに引き続き、
リベンジの山第二弾としてCLに計画して頂きました。
伊部高夫さんという方の書いた「長野県北信・東進日帰りの山132山」の中の
「米子奇妙山」と「黒湯山」山頂だけを登り残しており、
三年前に二山続けて敗退してから、
一人で行くのが心細くなり、二度と行く機会はないと思っていました。
今回、二つの山のリベンジに手を貸して下さり
更にもうひとつのマイナー過ぎる山のリベンジにも付き合って下さったCLに
心よりお礼申し上げます。
「米子奇妙山」は、日本の滝百選に選ばれている米子大瀑布と
渓谷を挟んで聳える険しい岩稜線上にあります。
秋は殊の外、渓谷を埋める木々の紅葉が美しく、
この辺りは滝見物も兼ね、観光名所になっているのですが
無論このような山は登山道もなく、
登山者は皆無と言ってもいいと思いますし、
多分、伊部さんの書かれた本に載らなければ知らないで過ぎたと思います。
藪の凄さに圧倒され、敗退してみて、とても一人では無理と諦めました。
笹の勢いが最高潮になる前にと計画していただき
仲間がいる心強さに大いに助けられ、
「日帰りの山132山」全山達成が叶いました。
「みのどう山」は、昨年三月に敗退した山です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-278714.html
三角点もあるのかわからない山ですが、
以前から松の茂る風情が、日本画のように調和した
屹立した岩稜帯に惹かれていました。
本日の次の山に計画していた「米子山」が、林道が閉鎖されて行けず
どこか近くで手頃な山はないかとのCLのお尋ねに答えて提案。
敗退した岩場はやはり手強かったにもかかわらず
無事登り切り、祠も発見して、岩稜からの景色も楽しめ、
おかげさまで、胸のつかえが一つ取れました
まさか登るとは思わず、二万五千分の一地図を持っていなくて
どの尾根からどの位置に下りたのか、はっきりしませんでした。
標識も何もない里山ですので、道迷いはともかく、
余計な疲労を溜めないためにも地図が必要と反省、
達成感と反省の入り混じった山行でした。
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