雲取山〜緑の唐松谷・富田新道〜テン泊のBlog仲間を訪問
devilman
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,856m
- 下り
- 1,813m
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| 天候 | 快晴〜晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
大ダワ林道から富田新道方面へ下る入口に通行止めあり。河川に立ち入らないようにとのこと。登るのでいいか、と解釈。釣り人用警告か。。 唐松谷は斜面のトラバース道は、ほぼ良好。三か所、今年の大雪のせいか、桟道が真っ二つに折れて落ちている箇所あり。いずれも注意して降りれば、通行に問題はなし。それ以外は、荒れている印象はない。 富田新道、ほぼ明瞭な道。あまり人が入らないせいか、踏み跡が薄いところはある程度。 |
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感想
この日は、一人のBlog仲間がテン泊デビューするということで、その仲間たちも一緒にテン泊するという企画らしかった。残念ながら所用があって日帰りしなければならないので、とりあえず、差し入れ持って行ってみることにした。
ちなみに、その仲間たちとは、一組のご夫婦を除いて、直接の面識はない。そして、そもそも参加するとも言っていない。
目的は、雲取山。テン泊地は奥多摩小屋前。
さて、どこから登ろうか。お気に入りの三峰からも考えたが、奥多摩小屋まで行って、帰るのにまた雲取を越えなければならない。それはしんどい。
鴨沢から、彼らより先に登って待ち伏せする案をとりあえず採用し、日原からも候補として考慮しつつ、未明に家を出た。
鴨沢の道は、あまり好きではない。人が多いから。それに駐車場も混む。
そうするとやはり日原か。八丁橋までは車は入れる。富田新道は冬に途中まで試登しているが、まだ完遂していない。でも、唐松谷も沢筋で、新緑がきれいかも。荒れている可能性もあるから、谷は登りがいい。富田新道は尾根で、下るのに迷いはなさそう。
で、奥多摩駅を右折、日原へ向かい、さらに奥へ。八丁橋を渡り、天祖山分岐のゲートに五時頃着いた。すでに明るい。車から出ると、肌寒い。
身支度を整え、歩けば暖かくなるだろうと、上には着ずに出発する。
天気はいい。谷筋だが、もう少しで日が差し込んできそう。
一時間ほど、林道を少しずつ登っていく。途中、工事関係のトイレが、どなたでもご利用ください、とある。
こういう配慮はありがたい。
富田新道へと林道から沢へ降りる分岐へ、一時間。
落ち葉の積もるトラバース道を吊橋まで下る。足元注意だ。
吊橋を渡ったところで、サンドウィッチの朝食をとる。
新緑から深緑に変わる時の、微妙な緑色が、朝日の透過光で、森の中を雰囲気いっぱいにしている。
今日は、静かな山を楽しめそうだ。
人の通った形跡があまりない、でも明確な道形を追い、登っていくと、見覚えのある分岐の指導標をみる。
唐松谷分岐。唐松谷方向には、道が荒れてキケン、と書かれている。
今年の大雪、さらに荒れているかもしれない。
少し、富田新道方向に歩き始めたが、やはり谷は登りに使うべきだ。
少し緊張して、唐松谷に入る。
落ち葉の積もった、きれいなトラバース道が続く。確かに、左斜面を滑り落ちれば、沢へまっしぐらだが、足場はしっかりしている。
朝日が差し込んで、気持ちの良い道だ。
しばらく行くと、桟道が現れる。二つ目の桟道に出会うと、手前半分が落ちてしまっていることに気付く。
慎重に沢に下り、残っている桟道に上がる。
次にあらわれたのは、真っ二つに折れていた。太い丸太がぼっきりいっている。
間違いなく、今年の大雪の際の雪崩だろう。
もう一つそんな桟道があった。
しかし、それを除けば、気持ちの良い、歩きやすい、きれいなトラバース道だった。
下の方に見える沢に、大量の残雪が残っているのも見えた。
しばらく行くと、沢は、源流域の様相を見せ始める。斜面の傾斜はなくなり、沢の流れはおとなしくなる。
穏やかな風景だ。ふと、右上の斜面をシカが横切る。
しばらく平坦なトラバースを続けると、橋が見えた。ここから、ブナ坂の稜線へと登り始めるはずだ。
ザックを下し、しばし休憩する。午前の斜光が差し込み、源流の流れを照らす。周りのものが、みな穏やかだ。
再びザックを背負い、登り始める。地形図では沢沿いを登るようになっているが、沢からだいぶ高いところを登っていく。そして、涸れ沢を横切るところで、方向が左に曲がる。あとは、ブナ坂へ徐々に高度を上げ、トラバースしていくだけのはず。
案の定、あっけなく、ブナ坂の分岐に出た。急に視界が広がる。広場のように見え、人々が往来する。
今日、初めて行き会う人たちだ。
ザックを下し、パンを食べる。
さて、あとはメジャールート、ハイウェイだ。本当に歩きやすい道を、登り始める。
奥多摩小屋前で、仲間たちに会えるだろうか。
と、見たことのある二人組に追いつく。会ったことはないが、Blogでおなじみの顔だ。
声をかける。初めは怪訝な顔をされるが、ハンドルネームを言うと、顔がほころぶ。
ほかのメンバーはまだまだ遅れているという。
それでは、テント泊の大荷物のお二人に先行させてもらい、頂上へ行ってくることにする。
日差しが当たるようになったが、風は爽やかだ。
奥多摩小屋を過ぎ、急な斜面を行く。遠望は利かないが、良い天気だ。行き来する登山者は多く、みんな楽しそうだ。
奥多摩小屋から、小一時間で雲取山の頂上に上がる。相変わらず、賑わっている。
写真を撮り、しばし休憩して、のんびり下ることにする。
今日は、頂上より、みなさんに会うことが目的。
奥多摩小屋に下りついてみると、先ほどのお二人が、まだみんなは来ないと言う。
仕方なく、ザックを下し、荷物を広げ、のんびり待つことにする。
お二人とは、実際会うのは初めてだが、Blogを読んでいるので、すでに共通の話題はあり、話が弾んだ。
一時間ほど待つと、あとのメンバーの方々が登ってきた。
やあやあと、あいさつし、彼らはテント張り、水汲み。
そして、乾杯だが、こちらは日帰り、車のため飲めないので、クーラボックスに入れてきた氷水で。
二時近く、そろそろ降りることにする。
皆に別れを告げたが、富田新道に入るため、少し登らなければならない。奥多摩小屋の上で巻道に入り、抜けたところで右に、さらに富田新道へと巻道を行く。これが、微妙に登りだ(汗)。。
小雲取から直接下ってくる道を左から合わせ、道は尾根の真上をまっすぐ、東に辿っていくことになる。
下草も少なく、踏み荒らされてもいない、優しい道を、少しずつ高度を下げ、どんどん進んでいく。
木々が切れると、どのあたりか、長沢背稜の峰が見える。
トレランが一人、追い抜いて行った。
コンパスで時々方向を確認するが、道がいきなり急に下り始める。左に曲がっているように見えたが、コンパスは、下っている道が東に向かい、正しいことを示している。傾斜はきつくなり、急坂を下るようになる。
急な下りになると、二人、喘ぎながら登ってきた。登りではこのあたりが正念場だろう。
落ち葉の道をどんどん下る。先行者一人に少しずつ近づいてきた。後で話を伺うと、同じ周回コースだった。この日の唐松谷は我々二人だけの日だったようだ。贅沢(笑)
以前雪の時に引き返した、見覚えのあるところが現れると、少しして唐松谷の分岐を過ぎ、しばしで下に吊り橋が見えるようになる。戻ってきた。
林道に上がり、今朝来た道を戻っていく。
途中、腰かけて、テルモスの紅茶を飲む。生き返る。テルモスは、冬専用ではないのだ。
最近発見した、熱い飲み物の効用。
林道歩き一時間で、緑を楽しみ、林道の静かさを感じた、雲取山東面の山旅も、八丁橋のゲートにて終わりとなった。
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さっそくのレポアップありがとうございます。
唐松谷、登りの方がいいんですね。
他の方のレポを見るとやはり危なさそうなところが何か所かあり、私には手強そうです(^_^;)
もう少し経験積んでからですね。
私誤解してました。
ブナ坂であったのはあっことひろだったんですね〜。
ずいぶんとお待たせしてしまったみたいだけど、あっことひろが先に登っててくれてよかったです。
おかげさまでもんちゃんも無事初めてのテント泊を経験し、雲取山も登頂できました。
嬉しさのあまり、バッチを3つも買ってました
このルート、秋か来春にでも行ってみたいと思ってるので参考になります。
ありがとうございます
土曜日なのに静かな雲取山登山。
いいですね。
確かに週末の鴨沢ルートはいただけない。
奥多摩はもう暑いので足が向かなくなったワタシなのでした。
唐松谷は、気を付ければ、それほど危険というわけではありません。
むしろ歩きやすい、穏やかな道の部分も多いので、要所を押さえればいいと思います。
緑、きれいでしたよ。それに、静かで、すっかり気に入りました。紅葉の時にまた登ってみたいですね。ご一緒しましょうよ。
ほんと、静かさは気に入りました。おそらく、この日は、自分以外には一人しか歩いていない。紅葉の時も、きっといいですよね。
森を愛でながら歩くのは、山登りの一つの楽しみです。
それに、源流域の穏やかさも好きです。
人気のブナ坂のすぐそばなのに、この静けさ。
日原も好きなので、このアプローチは、三峰と並ぶ雲取のお気に入りコースになりそうです。
devilmanさん、おはようございます。
八丁橋からの雲取、自信がなくていつもパス。
でも、静かな山歩きが楽しめそうでいいですね^ ^
参考にさせて頂きます。
また、レコ、楽しみにしています。
自信ないって、pokoroさんがですか??
いいルートですよ。静かで。荒らされていないし。荒れてもいないし。
今度は紅葉の時がいいですね。
奥秩父探訪、深めましょう。
devilmanさん、こんにちは！
雲取は鴨沢から登ることが多いのですが、こちらのルートの方が静かでよさそうですね
自分も、天祖山から長沢背稜を絡めて雲取に行くコースを長年温めているのですが、生暖かいまま機が熟さず、実行できないでいます。
同じ山でも、コースによって印象が全く変わるので、再訪したい山が沢山あります。
富田新道も、チャレンジしてみたいコースに加わりました
妻の好きな人の少ないルートでいいところですよね
富田新道では数人出会ったことがありますが、唐松谷で人に会った覚えは無いかも
雲取東面は、唐松谷ルートが一番人も少なくて荒れ気味ですよね。
大ダワ林道からのルートはずっと通行止が続いているようですね。
そうですね、奥様もきっと、こういうルートはお好きなんだろうと容易に想像できますね。
荒れていると思っていたのですが、橋が落ちていた以外、あまり問題はなく、却って、きれいで、すっきりしている、とても歩きやすいルートだったように思います。ぜひ、紅葉の時にも行きたいな、と思いました。
奥様がはやく復帰されるよう、お祈りしています。
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