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Yamareco

記録ID: 469646
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

12時間かかった7回目の富士山(泣)【富士宮口】

2014年06月24日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.6km
登り
1,618m
下り
1,629m

コースタイム

5/23
21:40所沢発−途中河口湖で食事
-23:50 富士宮口新五合目駐車場着

5/24
1:40出発

1:58 新六合目雲海荘・宝栄山荘前-2:20衣服調整のため休憩-2:25出発
-2:50前 新七合目御来光山荘の影が見えるところで雪渓に阻まれる。
暗い中巻こうとしたり、何度も登ったり下りたりして別道探すが、怖くて巻けず、下山。
-3:30 新六合目雲海荘横からブル道を登り始める-4:35休憩-4:40出発
-4:44新7合目御来光山荘脇を通過(2時間ロス)-5:10登山者(3:00過ぎに出発の方)に追いつき話す
-5:27七合目山口山荘前通過-6:15八合目池田館前、休憩 ポテトチップ・水-6:29出発
-7:00コインが刺さった2本の木ところ-7:24九合目万年雪山荘-8:00九合五勺胸突山荘

-8:52山頂到着 浅間神社前
-9:30下山開始

-10:08九合五勺胸突山荘-10:34九合目万年雪山荘-11:05八合目池田館 ガスが出始める
-11:53七合目山口山荘 ガス・風・体感温度下がる-13:25新六合目宝永山荘・雲海荘通過

-13:46新五合目駐車場着(雨が落ち始める)

14:00出発-17:10所沢
天候 曇りときどき晴れ→14時過ぎ降雨

出発前五合目 11℃ 湿度71%
頂上 8℃ 湿度60%
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
入間インターから中央道〜河口湖から東富士五湖道路〜須走インター〜富士宮口新五合目
コース状況/
危険箇所等
いやぁ…。みなさん、危険箇所ないように書かれてますが…。アイゼン要らないように書かれてますが…。
雪山経験皆無の自分にとっては、危険箇所だらけでありまして…。
今の時期…せめて山開き前は、真っ暗な中の登山は止めておいた方がいいような…。
暗いときは、いきなり雪渓が現れるし、巻き道も探しづらいし、なにせ雪渓が凍ってます。

★現在、富士宮口コース、九合五勺より上は、雪渓直登は避けられません★
夏道、選べません。雪のない横の部分は、崩れますし、前に進みません。
★アイゼン・ピッケル必須と思われます★
予約できる山小屋
八合目池田館
富士山スカイラインのゲートです。車は走り屋の2台とすれ違ったのみ。山開き前の平日深夜、だ〜れもいません。
2014年06月24日 00:01撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 0:01
富士山スカイラインのゲートです。車は走り屋の2台とすれ違ったのみ。山開き前の平日深夜、だ〜れもいません。
深夜のスカイラインでは、バンビたちをたくさん見かけます。
2014年06月24日 00:05撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/24 0:05
深夜のスカイラインでは、バンビたちをたくさん見かけます。
案の定、登山口脇の駐車場、自分の車1台。
2014年06月24日 00:23撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 0:23
案の定、登山口脇の駐車場、自分の車1台。
気温、湿度を記録…と。
2014年06月24日 01:07撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 1:07
気温、湿度を記録…と。
やっとブル道をここまで上がってきました。雪渓をかわし、新七合目御来光山荘を下に見ます。
2014年06月24日 04:48撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 4:48
やっとブル道をここまで上がってきました。雪渓をかわし、新七合目御来光山荘を下に見ます。
こんなブル道をひたすら登ります。石が崩れてなかなか進まず、泣きが入ります。
2014年06月24日 04:52撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 4:52
こんなブル道をひたすら登ります。石が崩れてなかなか進まず、泣きが入ります。
ブル道にもこのように雪が残ります。
2014年06月24日 05:21撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 5:21
ブル道にもこのように雪が残ります。
雲海を下に望み、天気はまあまあです。
2014年06月24日 05:23撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 5:23
雲海を下に望み、天気はまあまあです。
元祖七合目山口山荘下から、ブル道を外れ、普通の登山道に…。
2014年06月24日 05:29撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 5:29
元祖七合目山口山荘下から、ブル道を外れ、普通の登山道に…。
思い出の山口山荘。去年の暴風雨のときは、石で囲まれた入り口に身体をねじこみ、風雨を避けました…。
2014年06月24日 05:33撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 5:33
思い出の山口山荘。去年の暴風雨のときは、石で囲まれた入り口に身体をねじこみ、風雨を避けました…。
このようにときどき雪に阻まれます。
2014年06月24日 06:00撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:00
このようにときどき雪に阻まれます。
上に行けば行くほど、雪渓の割合が増えます。
2014年06月24日 06:00撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:00
上に行けば行くほど、雪渓の割合が増えます。
な〜んか、スキー場の雰囲気。
2014年06月24日 06:02撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:02
な〜んか、スキー場の雰囲気。
八合目池田館の真下。
2014年06月24日 06:17撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:17
八合目池田館の真下。
池田館の前でザックを下ろし、休憩。
2014年06月24日 06:21撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:21
池田館の前でザックを下ろし、休憩。
池田館からの下界の眺め。
2014年06月24日 06:21撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:21
池田館からの下界の眺め。
パンパンに膨らんだポテチの袋を音を立てて開け、一袋食べました(笑)。
2014年06月24日 06:22撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:22
パンパンに膨らんだポテチの袋を音を立てて開け、一袋食べました(笑)。
このように池田館も雪に埋もれてます。
2014年06月24日 06:34撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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このように池田館も雪に埋もれてます。
とても安らかな顔をしたお地蔵様。
2014年06月24日 06:40撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:40
とても安らかな顔をしたお地蔵様。
鳥居脇から九合目を下に見ます。
2014年06月24日 06:42撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:42
鳥居脇から九合目を下に見ます。
完全に登山道遮断。
2014年06月24日 06:47撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 6:47
完全に登山道遮断。
例のコインがたくさん挟まった木から、山頂方面を見ます。
2014年06月24日 07:06撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 7:06
例のコインがたくさん挟まった木から、山頂方面を見ます。
九合五勺真下です。
2014年06月24日 07:14撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 7:14
九合五勺真下です。
怖いけど、他人様のステップを利用し、雪渓を歩きます。
2014年06月24日 07:16撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 7:16
怖いけど、他人様のステップを利用し、雪渓を歩きます。
こんな高所にも、昆虫というか虫がいるんですね…。
2014年06月24日 07:17撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 7:17
こんな高所にも、昆虫というか虫がいるんですね…。
もう、こーゆーとこ、行くしかないんです(汗)。
2014年06月24日 07:21撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 7:21
もう、こーゆーとこ、行くしかないんです(汗)。
2014年06月24日 07:27撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 7:27
2014年06月24日 07:27撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2014年06月24日 08:05撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2014年06月24日 08:47撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 8:47
ところどころ雪がないところも、このように凍ってます。
2014年06月24日 08:53撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 8:53
ところどころ雪がないところも、このように凍ってます。
やっと山頂。
2014年06月24日 09:01撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 9:01
やっと山頂。
これは、雪渓の下りです。お恥ずかしながら、雪渓降下未経験。冷や汗出まくり。もう泣きそうでした。
2014年06月24日 09:58撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 9:58
これは、雪渓の下りです。お恥ずかしながら、雪渓降下未経験。冷や汗出まくり。もう泣きそうでした。
午後に近くなると、ガスと風が強くなりました。
2014年06月24日 12:56撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 12:56
午後に近くなると、ガスと風が強くなりました。
7合目下の雪渓の切れ目です。
2014年06月24日 13:08撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 13:08
7合目下の雪渓の切れ目です。
だいぶ下り、上を振り返ります。
2014年06月24日 13:59撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 13:59
だいぶ下り、上を振り返ります。
五合目駐車場からの富士。穏やかそうですが、上は怖いですよ…。みなさん、要注意。
2014年06月24日 14:08撮影 by  EX-ZS25, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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6/24 14:08
五合目駐車場からの富士。穏やかそうですが、上は怖いですよ…。みなさん、要注意。
撮影機器:

感想






いやぁ…。キツかったです。

初めて登ったのが20年前…。
それから間が空き、ときどき登った年もあったけど…。
今年で4年連続…。
今年も、たいしたことないと思って望んだんだけど…。

いやぁ…。すべては雪渓ですな。去年とは、大違ひですな。

無謀にも暴風雨の去年の6月19日に登り、ジッとひとり7合目の山小屋で風雨を避けてたときもキツかったけど…。
いやぁ、今回は雪渓の精神的負担がハンパなかったですよ…。
雪渓に対し、こんなにも恐怖心を抱くとは思ってもいませんでしたよ…。

笑い話と思われるけど、亡父の遺言が、「オートバイに乗るな」と「雪山・冬山は絶対に行くな」でした。
だから、登山を趣味にしてるけど、一度も雪山には近づいてないっす。

いや、人のせいにするわけじゃないけど…。
みなさんのレポート、やっぱ上級者の方々ばかりだから、「危険箇所はない」とか「特にアイゼンは必要ない」といったものばかり…。
ま、みなさん、雪山に慣れてらっしゃる方ばかりなんですもんね…。

自分、ちょっと甘く見て、アイゼンもピッケルも用意せず、例年のように山開き前の空いているときを狙って行きましたよ。
夜中1時半に、自分のヘッデンだけを頼りにスタート。紫外線を浴びず、楽勝でピストンしてこようと思っておりました。

快調に宝永山荘脇のバリケードを通過。
もう、新七合目の影が見えてこようとするそのとき…。

目の前に黒光りする雪渓が…。
しかも、ガッチガチに凍ってるし…。

右側を行ったり、下って左側を行ったり…。
なんとか巻こうとしたけど、横の道は崩れるし…。
なにせ、月明かりもないし真っ暗で、滑落しそうで…。

ブル道までどれだけ離れてるかも予測がつかず…。
仕方なく、闇夜を6合目まで下りましたよ…。

またバリケードを出て、雲海荘脇から上がるブル道へ…。
ここで2時間のロス…。

キャタピラの跡を踏むんだけど、ずっこんで崩れるし…。
登山道のように進まない…。
結局、夜が明けても汗ダラダラ、ブル道で喘いでましたよ(泣)。

ブル道と登山道が交差する山口山荘下からは、通常の登山道を選びました。
なんとか、九合目まで行き…。

九合五勺からは、完全なる雪渓。
だけど、アイゼン持って来てないし…。

雪渓の左脇に雪がない部分があって、そこを登ってたんだけど、石が崩れてまったく進まず…。
頂上の鳥居は見えてるんだけど…。

もう、諦めて座り込んでおりましたよ(笑)。

そしたら、下から軽快に登ってくるヲジサンが…。
富士山700回レベルの達人の方でありました。

「そこは、石が崩れるからダメ!ダイジョーブだから雪渓に入って!人のステップを登れば、アイゼンなしでも行けるから!」
とお声掛け頂きました。m(_ _)m

ちょーど時間も良かったんですね。夜が明けて、雪質が柔らかくなっておりました。
人のステップを頼りに、ビビりながらも、なんとか頂上まで直登…。
帰りも、雪質が柔らかかったので、滑落の恐れなく、九合五勺まで下れました。

でも、精も根も尽き果て、下山にもかなりを要してしまいました(汗)。

自分と同様に人混みがキライで、山開き前に富士山に登っちゃいたい人も多いと思います。
しかし、今年の残雪は異様です。
絶対に、アイゼン・ピッケル必須です。舐めてかからぬよう。
そして、雪渓が凍ってる暗い時間帯の登山は避けてちょーだい。

そうそう。
降雨がなかったため、気温はたいしたことなかったです。
毎年手が凍えて難儀してるから、いろんなタイプの手袋を3つほど用意していったのですが(笑)、ワークマンで200円ほどで買える滑り止めつきの手袋で事足りちゃいました。
服装も、シマノの自転車用ジャケットのみ。ウィンドブレーカーは、深夜のうちに暑くて脱ぎました。
記録にも書きましたが、山頂でも10℃を割る程度です。

そうそう。
店長さんと2人でいらっしゃってた若い方、お声掛けありがとうございました。m(_ _)m

そして、ブル道でお会いした静岡からひとりで来られてた方、ダイジョーブでしたかぁ?
帰りにすれ違うと思ってたのですが、いらっしゃらなくて…。心配しております…。

まあ、みなさん、山開き前は要注意で。

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