12時間かかった7回目の富士山(泣)【富士宮口】
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,629m
コースタイム
21:40所沢発−途中河口湖で食事
-23:50 富士宮口新五合目駐車場着
5/24
1:40出発
1:58 新六合目雲海荘・宝栄山荘前-2:20衣服調整のため休憩-2:25出発
-2:50前 新七合目御来光山荘の影が見えるところで雪渓に阻まれる。
暗い中巻こうとしたり、何度も登ったり下りたりして別道探すが、怖くて巻けず、下山。
-3:30 新六合目雲海荘横からブル道を登り始める-4:35休憩-4:40出発
-4:44新7合目御来光山荘脇を通過(2時間ロス)-5:10登山者(3:00過ぎに出発の方)に追いつき話す
-5:27七合目山口山荘前通過-6:15八合目池田館前、休憩 ポテトチップ・水-6:29出発
-7:00コインが刺さった2本の木ところ-7:24九合目万年雪山荘-8:00九合五勺胸突山荘
-8:52山頂到着 浅間神社前
-9:30下山開始
-10:08九合五勺胸突山荘-10:34九合目万年雪山荘-11:05八合目池田館 ガスが出始める
-11:53七合目山口山荘 ガス・風・体感温度下がる-13:25新六合目宝永山荘・雲海荘通過
-13:46新五合目駐車場着(雨が落ち始める)
14:00出発-17:10所沢
天候 | 曇りときどき晴れ→14時過ぎ降雨 出発前五合目 11℃ 湿度71% 頂上 8℃ 湿度60% |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
いやぁ…。みなさん、危険箇所ないように書かれてますが…。アイゼン要らないように書かれてますが…。 雪山経験皆無の自分にとっては、危険箇所だらけでありまして…。 今の時期…せめて山開き前は、真っ暗な中の登山は止めておいた方がいいような…。 暗いときは、いきなり雪渓が現れるし、巻き道も探しづらいし、なにせ雪渓が凍ってます。 ★現在、富士宮口コース、九合五勺より上は、雪渓直登は避けられません★ 夏道、選べません。雪のない横の部分は、崩れますし、前に進みません。 ★アイゼン・ピッケル必須と思われます★ |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
いやぁ…。キツかったです。
初めて登ったのが20年前…。
それから間が空き、ときどき登った年もあったけど…。
今年で4年連続…。
今年も、たいしたことないと思って望んだんだけど…。
いやぁ…。すべては雪渓ですな。去年とは、大違ひですな。
無謀にも暴風雨の去年の6月19日に登り、ジッとひとり7合目の山小屋で風雨を避けてたときもキツかったけど…。
いやぁ、今回は雪渓の精神的負担がハンパなかったですよ…。
雪渓に対し、こんなにも恐怖心を抱くとは思ってもいませんでしたよ…。
笑い話と思われるけど、亡父の遺言が、「オートバイに乗るな」と「雪山・冬山は絶対に行くな」でした。
だから、登山を趣味にしてるけど、一度も雪山には近づいてないっす。
いや、人のせいにするわけじゃないけど…。
みなさんのレポート、やっぱ上級者の方々ばかりだから、「危険箇所はない」とか「特にアイゼンは必要ない」といったものばかり…。
ま、みなさん、雪山に慣れてらっしゃる方ばかりなんですもんね…。
自分、ちょっと甘く見て、アイゼンもピッケルも用意せず、例年のように山開き前の空いているときを狙って行きましたよ。
夜中1時半に、自分のヘッデンだけを頼りにスタート。紫外線を浴びず、楽勝でピストンしてこようと思っておりました。
快調に宝永山荘脇のバリケードを通過。
もう、新七合目の影が見えてこようとするそのとき…。
目の前に黒光りする雪渓が…。
しかも、ガッチガチに凍ってるし…。
右側を行ったり、下って左側を行ったり…。
なんとか巻こうとしたけど、横の道は崩れるし…。
なにせ、月明かりもないし真っ暗で、滑落しそうで…。
ブル道までどれだけ離れてるかも予測がつかず…。
仕方なく、闇夜を6合目まで下りましたよ…。
またバリケードを出て、雲海荘脇から上がるブル道へ…。
ここで2時間のロス…。
キャタピラの跡を踏むんだけど、ずっこんで崩れるし…。
登山道のように進まない…。
結局、夜が明けても汗ダラダラ、ブル道で喘いでましたよ(泣)。
ブル道と登山道が交差する山口山荘下からは、通常の登山道を選びました。
なんとか、九合目まで行き…。
九合五勺からは、完全なる雪渓。
だけど、アイゼン持って来てないし…。
雪渓の左脇に雪がない部分があって、そこを登ってたんだけど、石が崩れてまったく進まず…。
頂上の鳥居は見えてるんだけど…。
もう、諦めて座り込んでおりましたよ(笑)。
そしたら、下から軽快に登ってくるヲジサンが…。
富士山700回レベルの達人の方でありました。
「そこは、石が崩れるからダメ!ダイジョーブだから雪渓に入って!人のステップを登れば、アイゼンなしでも行けるから!」
とお声掛け頂きました。m(_ _)m
ちょーど時間も良かったんですね。夜が明けて、雪質が柔らかくなっておりました。
人のステップを頼りに、ビビりながらも、なんとか頂上まで直登…。
帰りも、雪質が柔らかかったので、滑落の恐れなく、九合五勺まで下れました。
でも、精も根も尽き果て、下山にもかなりを要してしまいました(汗)。
自分と同様に人混みがキライで、山開き前に富士山に登っちゃいたい人も多いと思います。
しかし、今年の残雪は異様です。
絶対に、アイゼン・ピッケル必須です。舐めてかからぬよう。
そして、雪渓が凍ってる暗い時間帯の登山は避けてちょーだい。
そうそう。
降雨がなかったため、気温はたいしたことなかったです。
毎年手が凍えて難儀してるから、いろんなタイプの手袋を3つほど用意していったのですが(笑)、ワークマンで200円ほどで買える滑り止めつきの手袋で事足りちゃいました。
服装も、シマノの自転車用ジャケットのみ。ウィンドブレーカーは、深夜のうちに暑くて脱ぎました。
記録にも書きましたが、山頂でも10℃を割る程度です。
そうそう。
店長さんと2人でいらっしゃってた若い方、お声掛けありがとうございました。m(_ _)m
そして、ブル道でお会いした静岡からひとりで来られてた方、ダイジョーブでしたかぁ?
帰りにすれ違うと思ってたのですが、いらっしゃらなくて…。心配しております…。
まあ、みなさん、山開き前は要注意で。
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