日の出山・御岳山/第2次リハビリ山行
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,659m
- 下り
- 1,649m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
梅野木峠から先は道迷いの心配もなく、足場も良好です。雨に降られて選んだケーブルカー沿いの下山路は急勾配ながら車の通れる舗装路でした。 注意個所は、八十八番霊場碑の少し先、送電鉄塔の下の二股で、これは右に登るのが正解 。さらにその少し先の「山火事を防ごう!」の看板では、看板の向こうに直進しそうになりますが、左へ戻るように曲がるのが正解です。 |
写真
感想
左膝の骨折から5か月。少しずつ高い山にならそうと、前回の筑波山より標高差のある日の出山&御岳山を訪れた。3年ほど前、同じルートから大岳山へ抜けて奥多摩駅へ下りたことがあるが、まだその脚力は回復していない。筑波でもそうだったが、登りは問題なくても下りで踏ん張る時に左膝に鈍痛がある。3時間近く歩くと下りでなくても膝に痛みを感じるようになり、電車で立って左足に全体重をかけるとズキンと来た。疲れがとれたら緩解するようなので、やがて痛まなくなると信じたい。
二俣尾で電車を降りたハイカーはほかに2人。駅を出たら左折し、吉川英治記念館の案内看板で右折、多摩川を渡る。信号を左折するとセブンイレブンが見えて、そこを右に曲がると愛宕神社の鳥居がある。駅で先行した2人はセブンイレブンに寄ったらしく、いつの間にか後ろにいる。当方を含めて単独行らしい。
神社の石段の上にある社殿を左に巻くとジグザグの急坂が待っている。四国霊場を模した88か所の碑がところどころ道端に見える。スパッツを付けていると、2人が追い越して行った(彼らとは日の出山頂まで抜いたり追いついたりを繰り返した)。
88番目の碑を過ぎると送電鉄塔があり、左に東電の作業路が分かれる。道形はやや薄いがまっすぐ登るのが正解らしい。ただし、じきに左からの合流があったから、作業路からも巻くように登ることはできるようだ。その先、消防の設置した看板の所を直進しかけたが、これは左へ戻るように登る。
ほどなく奥ノ院に着いた。山の上の割にはしっかりした社殿だ。眺望のない植林帯を歩いて行くと、三室山を巻く分岐に出た。今回は頂上に寄ってみる。トレイルランナーが1人、吉野梅園の方に降りて行った。蒸し暑くて汗びっしょりになった体を拭いて出発。少し岩のある急斜面があったが、多少踏ん張るのが怖いものの左脚も問題なかった。
平らな道に戻ると、マウンテンバイクの団体と擦れ違った。ここまでは良いだろうが、三室山から先の急斜面はどうやって降りる気だろう。女性や年配者もいたが・・・。こちらは間もなく開けた伐採地に出て下に林道が見え、梅野木峠に到着した。三室山をスルーした件の2人の背中が見えた。
一時的に舗装路を歩き、電波施設の左わきに入った所から舗装は途切れるが、林道のように歩きやすくきついアップダウンもない。植林帯に続くそんな単調な道を30分ほど歩くと、やっと最後の急坂が始まり、つるつる温泉への分岐が現れた。標高差150mほど頑張ると行く手に石垣が見え、その上が日の出山山頂だった。
御岳から尾根伝いに簡単に来られる山頂は大賑わいで、子供連れがバーベキューまで始めた。こちらは三角点の先、御嶽側の見えるベンチで流れる汗を拭い、おにぎりと最後にコーヒーの昼食を取った。
左脚をいたわって大休止し、御岳山神社へ。尾根伝いと思っていたが、記憶より低くまで下るようだ。一汗かいて登り返し、宿坊の中の舗装路を辿って神代ケヤキの脇、店の並ぶ参道へ至った。観光客に混じってまず御岳山神社を訪問する。連続階段にはさすがに顎を出しかけたが、何とかノンストップで登り切った。ヤレヤレとカメラを出したら、ポツポツと来て、やおら本降りの雨に。あわてて軒下で雨宿りしながら、レインカバーなどの装備を出した。幸い10分ほどで小やみになったが、山道はすっかり濡れている。これでは当初予定した鳩ノ巣方面への下山は相当苦労する。
結局、ケーブル伝いの車道で下りることにした。檜並木で、一本一本に通番が打ってある。ほかにも使う人はいるようで、時々遅い出発のハイカー、観光客と擦れ違う。ケーブルカーの大がかりなコンクリ―ト・鉄併用橋をくぐると、あと半分だ。いよいよ下の滝本駅が見えた、というあたりで観光客に呼び止められた。どうも中国人の若いカップルらしい。英語もほとんど解せず、ただ御岳山まで何時間かかるか知りたいらしい。手帳を出して今の時刻を書いたのでピンときて、「御岳山 到着15:00」と書いてあげたら理解したようで、喜んでいた。ただし、この15:00というのはケーブルの御岳山駅を意識したもので、山頂の神社となるともう20分は余計にかかる。彼らが健脚であることを祈るのみだ。
さて、下り坂の途中から左膝が痛み始めたが、ここまで来たらバスを使うのもしゃくなので、そのまま御嶽駅を目指した。吉野街道に行き合った所に「御嶽駅近道」の看板があり、吊り橋で多摩川を越える。14:30ごろ駅到着。今日も奥多摩定番の河辺駅前の温泉に寄ることとしよう。
蔵王楽さんこんばんは。
登りでの不都合は筋力不足でしょうけど、下りはやはり膝が痛いのですね。
私も同じで、段差のある下りは特につらいです。
昨日の沢歩きでは下降にも沢を使ったんですが、
右膝をかばうために左膝に負担をかけすぎたようで、
今日は両膝が痛んでます。
どうも、お互いに「やりすぎる」傾向があるようですね。
良い方の膝の半月板損傷など起こさぬよう、
無理は禁物ですね。
(とは言っても、歩きたいんですよね)
gankoyaさん、こんばんは! いつも覗いていただいてありがとうございます 。
尾根歩き専門の当方にとっても、まだまだ緩い山行なのですが、リハビリの身ではgankoyaさんの仰る通り無理は禁物、焦りは大敵ですね。ただ、幸いにも当方の膝の痛みは、帰宅するころには消えていました。
それにしても、gankoyaさんの山行記録を見ると、このところ本領発揮?の沢登り&沢下りのオンパレード。比較にならないのは承知のうえですが、傷んだ脚で岩場でバランスを取る技術には敬服するばかりです 。
どうか気を付けて沢を楽しんでください。私も、何とか早く北ア縦走に復帰したい・・・
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