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記録ID: 484105
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ハイキング
富士・御坂

富士山東麓(グランドキャニオン〜小富士〜籠坂峠)

2014年07月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:37
距離
13.6km
登り
746m
下り
1,005m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:36 旧馬返
09:28 小富士 山頂
09:45 1905.5地点
11:32 大根山
(途中40分昼食)
13:21 1260地点(矢筈山?)
14:13 籠坂峠バス停
天候 くもり時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
富士あざみラインは日によってマイカー規制あり。そのため、臨時駐車場が用意されています(1日1000円)。そこから須走5合目までシャトルバスもあり(途中下車はできない)。
コース状況/
危険箇所等
一般登山道ではありません。踏み跡は一部不明瞭。危険箇所はなし。

ルートの一部、自衛隊の東富士演習場、北富士演習場の境界付近を歩くことになります。またグランドキャニオンでは、「立入禁止」札を乗り越えていかなければなりません。けれども小山町観光協会のサイトでは観光スポットとして紹介されていて、ある意味グレーゾーンです(町議会でも整備しづらいことが話題になっていたりする)。
そのため精神的なプレッシャーがありますので、気になる方は行かないほうがいいでしょう。
須走臨時駐車場のそばに、5合目へのシャトルバスのりば。でも乗りません。
須走臨時駐車場のそばに、5合目へのシャトルバスのりば。でも乗りません。
富士山は薄く霞んでいます。
富士山は薄く霞んでいます。
旧馬返。右手の旧道に入ります。
旧馬返。右手の旧道に入ります。
美しいシラビソ林(?)
美しいシラビソ林(?)
グランドキャニオン入口。前はここに車を停めた(2台くらいの余地あり)。
グランドキャニオン入口。前はここに車を停めた(2台くらいの余地あり)。
すぐに立入禁止の札。
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すぐに立入禁止の札。
沢に出ます。この沢に沿ってしばらく行きます。
沢に出ます。この沢に沿ってしばらく行きます。
小石の下だけ浸食されずに残っている。
小石の下だけ浸食されずに残っている。
沢の下流を振り返って。この左手の崖がどんどん高くなってくる。
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沢の下流を振り返って。この左手の崖がどんどん高くなってくる。
富士山のテフラの層がはっきり分かる。
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富士山のテフラの層がはっきり分かる。
右から小さな沢が合流してきたら、その間の尾根に登ります。
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右から小さな沢が合流してきたら、その間の尾根に登ります。
ずるずる滑る。ロープあり。
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ずるずる滑る。ロープあり。
あとは尾根上を登ります。左手は崖。
あとは尾根上を登ります。左手は崖。
左手の沢を見下ろす。
左手の沢を見下ろす。
やがて樹林帯を抜けて、
やがて樹林帯を抜けて、
開けた火山荒原をざくざく登っていきます。写真は振り返って。
開けた火山荒原をざくざく登っていきます。写真は振り返って。
晴れていれば、すごい眺めがいいんですけどね(^^;
晴れていれば、すごい眺めがいいんですけどね(^^;
1905.5地点とその向こうの樹林帯。
1905.5地点とその向こうの樹林帯。
1905.5地点には大きなケルンがあります。
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1905.5地点には大きなケルンがあります。
小富士に行くには、一度樹林帯に入ります。
小富士に行くには、一度樹林帯に入ります。
ここまで車やバイクで来る人がいたんでしょうか?(^^; というか、この下は規制なし?
ここまで車やバイクで来る人がいたんでしょうか?(^^; というか、この下は規制なし?
小富士。富士山は見えそうで見えませんでした。。。
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小富士。富士山は見えそうで見えませんでした。。。
1905.5地点に戻り、今度は写真の方に下ります。
1905.5地点に戻り、今度は写真の方に下ります。
動物の足跡がいっぱい。何にもないと思うけど、やっぱり開けていて気持ちいいからかな?(^^;
動物の足跡がいっぱい。何にもないと思うけど、やっぱり開けていて気持ちいいからかな?(^^;
2.5万地図で、県境の途切れた地点。多分その標。ここから上は剣が峰の西まで、県境はない(^^;
2.5万地図で、県境の途切れた地点。多分その標。ここから上は剣が峰の西まで、県境はない(^^;
大体県境に沿って道らしきものが。樹林帯に入ります。
大体県境に沿って道らしきものが。樹林帯に入ります。
真っ赤な植物。なんでしょう。
真っ赤な植物。なんでしょう。
きのこがきれいな円を描いています。
きのこがきれいな円を描いています。
大体県境に沿って続く道は、時々不明瞭に。広い尾根で展望もないので、迷いやすい。シカもいました。
大体県境に沿って続く道は、時々不明瞭に。広い尾根で展望もないので、迷いやすい。シカもいました。
何か林道に出た。自衛隊道でしょう。
何か林道に出た。自衛隊道でしょう。
演習場の境界に沿って進むと、
演習場の境界に沿って進むと、
大根山西の鞍部、北演習場のゲートと、
大根山西の鞍部、北演習場のゲートと、
南側には東演習場。この境界線上をしばらく進むことになります。
南側には東演習場。この境界線上をしばらく進むことになります。
大根山を越えると、広い林道。キャタピラの跡もあります。戦車道?(センシャドウではなく)
大根山を越えると、広い林道。キャタピラの跡もあります。戦車道?(センシャドウではなく)
大根山、自衛隊林道を越えたあたりから、道はしっかり明瞭に。オフロードバイクの跡も。
大根山、自衛隊林道を越えたあたりから、道はしっかり明瞭に。オフロードバイクの跡も。
1260地点西の鞍部から、1260を見上げる。
1260地点西の鞍部から、1260を見上げる。
1260の頂上付近。道ははっきりしているが、結構錯綜としています。
1260の頂上付近。道ははっきりしているが、結構錯綜としています。
1194のあたり、なでしこの花がきれいです。
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1194のあたり、なでしこの花がきれいです。
開けて見晴らしのいい1194から、1260(右)と、大根山(左)。富士山は雲の中。
開けて見晴らしのいい1194から、1260(右)と、大根山(左)。富士山は雲の中。
林道を下って、ここのゲート脇から下りてきた。
林道を下って、ここのゲート脇から下りてきた。
籠坂峠。バス停はこのちょっと先。
籠坂峠。バス停はこのちょっと先。
須走臨時駐車場から、右の低いところ籠坂峠、1194、1260(中央)、左は大根山に続く稜線。ずっとあそこを歩いてきた。
2014年07月27日 08:52撮影
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7/27 8:52
須走臨時駐車場から、右の低いところ籠坂峠、1194、1260(中央)、左は大根山に続く稜線。ずっとあそこを歩いてきた。

感想

通称グランドキャニオンを経て小富士に登り、山梨静岡の県境に沿って籠坂峠まで行ってみました。丹沢から富士山に続く稜線で、とても気になっていたところです。小富士の周辺は、雪の時期に丹沢方面から富士山を見ると、中腹に三角に真っ白く見える火山荒原。
梅雨明け週末の富士山はかなりの人出だったようですが、こちらは小富士頂上で数人見かけただけで、一人も出会いませんでした。元々一番標高の低い須走口は一番不人気のようですが(^^;
富士あざみラインはマイカー規制で、その入口に広い臨時駐車場が出来ています(1日1000円)。このほうが車にとっても気が楽でいいですね。またそこから5合目までシャトルバスが出ていますが、途中下車は出来ません。路線バスで旧馬返まで行くつもりでしたが、ずいぶん早く到着してしまったので、ちょっと贅沢にタクシーで行くことに。旧馬返まで2000円だったので、時間とひとりあたりで考えれば、贅沢ってほどでもなかったかな?

通称グランドキャニオンは、富士山のテフラの積み重なりを最高で70メートル近くの崖として見ることが出来ます(ただし行くには、立入禁止のロープを越える必要あり)。
右から小さな沢が合流してくるところから界尾根に上がって、美しいシラビソ?の天然林の中を登り、小富士を目指します。1696の左を巻くように稜線に出ると、森林帯から抜けて、火山荒原。晴れていれば眺めが最高なんですけどね。。。時々霧の出る中、まあ涼しいのはいいんですけど、ちょっと残念。ざくざくとスコリアの疲れる尾根を登りきると1905.5(地図によってはここが小富士になっている)。
一度樹林帯を抜けてまた火山荒原に出れば、すぐ小富士です。

1905.5に戻って、今度は北東にざくざく下ります。
2.5万地形図だと、この1800付近から、富士山の頂上西まで、県境表示がなくなります。その丁度県境がなくなる地点に、目印が立っていました。
大体県境に沿って溝があり、それを辿って下っていけば、程なく疎林帯に。溝は県境を離れるよう続いていくので、溝を離れて尾根をまっすぐ歩いていると、いつの間にか踏み跡に出ていました。
尾根といっても、広くて地形的に分かりづらいし(まだ浸食の進んでいない若い地形なのですね)、見通しはきかないし、踏み跡もはっきりしていたり不明瞭になったりで、とにかく(GPSで)県境に沿って森の中を進んでいきます。ほとんどヤブはありません。途中下のほうで、多分自衛隊のらしい林道に出くわしたりしました(県境に沿って続いているわけではない)。途中シカの群れも。演習場内では狩猟ができないと思われるので、このあたり結構生息しているようです(最近富士国有林内でも数を減らすために計画的にエサ誘引による狩りが行われているようです。鹿肉を有効活用すればいいのにと思うのですが)。

大根山直前の鞍部、北と東の演習場の境界で、ゲートがあります。その境界を大根山に登ります。ここから、踏み跡ははっきりとした道となっていますが、枝道も多く結構錯綜としています。大根山頂上付近で左に折れると、稜線上、キャタピラ跡のある林道になり、しばらく行けばまた山道に。どうもこのあたりから東はオフロードバイクも入ってくるらしく、タイヤ跡もあり、深く掘られた箇所もありました。
ちょっとした登り返しのある1260(矢筈山?)を越え、1194は大きく開けており、展望がよく気持ちよいところです。晴れていれば富士山が大きいはずですが、雲の中。。。歩いてきた山々が見渡せました。
ここで調べたら籠坂峠の御殿場方面バスがあと20分ということで、急いで林道を下りました(バスはちょっと遅れたので、炎天下のバス停でしばらく待った(^^;)。

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