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記録ID: 4916854
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ハイキング
飯豊山

【薮山レコ】鍋倉山〜大樽山 周回

2022年11月12日(土) [日帰り]
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GPS
07:23
距離
8.3km
登り
856m
下り
865m

コースタイム

日帰り
山行
7:03
休憩
0:25
合計
7:28
6:35
101
奥胎内ヒュッテ
8:16
8:20
115
鍋倉山(920m)
10:15
10:35
160
大樽山(1100.7m)
13:15
13:16
47
水場(清水沢)
14:03
奥胎内ヒュッテ
※参考資料 「山の遊学道」山遊亀 著 
        大樽山 スターリン通ル
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥胎内ヒュッテへ至る県道は11/14から冬季閉鎖
その他周辺情報 奥胎内ヒュッテは11/13で今期最終営業
胎内川ダムを通過し
胎内川ダムを通過し
奥胎内ヒュッテ前へ。紅葉は既に終盤。
奥胎内ヒュッテ前へ。紅葉は既に終盤。
ゲートのすぐ先に鍋倉山への登山口がある
ゲートのすぐ先に鍋倉山への登山口がある
鍋倉山までの尾根沿いはユキツバキとブナの競演が美しい
鍋倉山までの尾根沿いはユキツバキとブナの競演が美しい
尾根に上がって振り返ると尾根末端に奥胎内ヒュッテが
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尾根に上がって振り返ると尾根末端に奥胎内ヒュッテが
落葉して見通しの良い尾根道を登る
落葉して見通しの良い尾根道を登る
深緑の雪椿の絨毯と灰色のブナ林のコントラストが見事、晩秋ならではの風景。
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深緑の雪椿の絨毯と灰色のブナ林のコントラストが見事、晩秋ならではの風景。
尾根の左側の広場に立派な一本ブナが見られた
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尾根の左側の広場に立派な一本ブナが見られた
標高650m〜700mあたりはかなりの急登、落ち葉で滑りやすい。
標高650m〜700mあたりはかなりの急登、落ち葉で滑りやすい。
胎内川の下流方向に風倉山
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胎内川の下流方向に風倉山
清々しいブナ林の中をどんどん登る
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清々しいブナ林の中をどんどん登る
岩壁のように聳える鍋倉山の山頂部
岩壁のように聳える鍋倉山の山頂部
イヌツゲの多い鍋倉山の山頂部
イヌツゲの多い鍋倉山の山頂部
以下、山頂部からのパノラマ、北方向(元サイズ)
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以下、山頂部からのパノラマ、北方向(元サイズ)
北東方向パノラマ(元サイズ) 朳差岳、大樽山
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北東方向パノラマ(元サイズ) 朳差岳、大樽山
南西方向パノラマ(元サイズ) 二王子岳、黒石山
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南西方向パノラマ(元サイズ) 二王子岳、黒石山
山頂部は良く刈り払われている
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山頂部は良く刈り払われている
鍋倉山の山頂広場(鍋倉山テラス)から大樽山方向
鍋倉山の山頂広場(鍋倉山テラス)から大樽山方向
大樽山から下山ルートの尾根
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大樽山から下山ルートの尾根
大樽山に向かって出発
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大樽山に向かって出発
薮化した尾根上にうっすらと踏み跡が存在している。途切れ途切れに大樽山まで。
薮化した尾根上にうっすらと踏み跡が存在している。途切れ途切れに大樽山まで。
日当たりの良い小ピークはリョウブとイヌツゲの薮が目立つ。リョウブの枝を揺らすと穂から発生したホコリでむせる
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日当たりの良い小ピークはリョウブとイヌツゲの薮が目立つ。リョウブの枝を揺らすと穂から発生したホコリでむせる
所々にピンクテープが残る
所々にピンクテープが残る
振り返ると、鍋倉山(茶色の岩峰)とその右に小ピーク
振り返ると、鍋倉山(茶色の岩峰)とその右に小ピーク
鳥坂峰方向
大樽山直下は椿の広い斜面の登り。
大樽山直下は椿の広い斜面の登り。
時々はっきりする踏み跡
時々はっきりする踏み跡
奥胎内ヒュッテをズーム
奥胎内ヒュッテをズーム
南北に長い大樽山の山頂稜線に出る。日当たりの良い東縁は濃い薮。
南北に長い大樽山の山頂稜線に出る。日当たりの良い東縁は濃い薮。
朳差岳方向パノラマ(元サイズ)
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朳差岳方向パノラマ(元サイズ)
まともに密薮をこぐ
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まともに密薮をこぐ
過去の記憶を思い出して西側の樹林斜面を一段下ってみる。やっぱり踏み跡が続いていた。
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過去の記憶を思い出して西側の樹林斜面を一段下ってみる。やっぱり踏み跡が続いていた。
過去に刈り払われた狭い山頂広場
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過去に刈り払われた狭い山頂広場
その中心に大樽山の三角点
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その中心に大樽山の三角点
山頂から南東側に下ったひらけた斜面へ移動。大樽山の南東斜面(アゴク沢上流)
山頂から南東側に下ったひらけた斜面へ移動。大樽山の南東斜面(アゴク沢上流)
アゴク峰〜飯豊連峰主稜線のパノラマ(元サイズ)
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アゴク峰〜飯豊連峰主稜線のパノラマ(元サイズ)
大樽山からアゴク峰へ連なる薮尾根 残雪期の記録はあるようだ。
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大樽山からアゴク峰へ連なる薮尾根 残雪期の記録はあるようだ。
山頂から南西に延びる薮尾根を下る。落葉しているので、うっすらと踏み跡が確認できる。
山頂から南西に延びる薮尾根を下る。落葉しているので、うっすらと踏み跡が確認できる。
上部は広い尾根地形で迷いやすいがブナの幹に進路の矢印が刻まれたいる(画像の一部を明るく加工)。
上部は広い尾根地形で迷いやすいがブナの幹に進路の矢印が刻まれたいる(画像の一部を明るく加工)。
濃緑の雪椿・笹の絨毯と白肌ブナ林の競演が素晴らしい
濃緑の雪椿・笹の絨毯と白肌ブナ林の競演が素晴らしい
北西方向に鍋倉山(やや左の岩峰)が見える
北西方向に鍋倉山(やや左の岩峰)が見える
ブナの朽ちた倒木に赤ちゃんナメコ
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ブナの朽ちた倒木に赤ちゃんナメコ
頂稜の右側をトラバースで続く踏み跡
頂稜の右側をトラバースで続く踏み跡
標高780m付近から尾根が細くなると踏み跡もはっきりしてくる
標高780m付近から尾根が細くなると踏み跡もはっきりしてくる
日当たりが良くキタゴヨウが増えてくる
日当たりが良くキタゴヨウが増えてくる
南方向 胎内尾根の池平峰(左)
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南方向 胎内尾根の池平峰(左)
北西方向にコブ状の鍋倉山を望む
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北西方向にコブ状の鍋倉山を望む
南東方向に飯豊主稜線
南東方向に飯豊主稜線
うっすら雪化粧
北股岳、二ツ峰
680m付近、ヤセ尾根に根元が崩落したキタゴヨウが邪魔をしており、通過困難。下から見上げて左から際どいヘツリで通過。段差は3m以上。
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680m付近、ヤセ尾根に根元が崩落したキタゴヨウが邪魔をしており、通過困難。下から見上げて左から際どいヘツリで通過。段差は3m以上。
尾根が広がる645m付近に風格のある切り付けを見つけた。「昭和十八年六月十八日 宮献通行ス」、この近くに「スターリン通ル」の切り付けもあるはず。(※)詳細は感想欄
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尾根が広がる645m付近に風格のある切り付けを見つけた。「昭和十八年六月十八日 宮献通行ス」、この近くに「スターリン通ル」の切り付けもあるはず。(※)詳細は感想欄
途中から「山の遊学道」のルートから外れて緩やかな斜面をショートカット。
途中から「山の遊学道」のルートから外れて緩やかな斜面をショートカット。
ブナの倒木にブナシメジを発見、大理石模様あり良い香り。
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ブナの倒木にブナシメジを発見、大理石模様あり良い香り。
溝地形を通ったりしながらどんどん下る。
溝地形を通ったりしながらどんどん下る。
交差する車道が見えてくれば、ほぼゴール。
交差する車道が見えてくれば、ほぼゴール。
今回は道路を上り、水場(清水沢)まで足を延ばしてみる。
今回は道路を上り、水場(清水沢)まで足を延ばしてみる。
コーヒー、お茶用に汲む。軟水と思われる。
コーヒー、お茶用に汲む。軟水と思われる。
道路を下る途中、晩秋の山肌。
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道路を下る途中、晩秋の山肌。
大樽橋を通過
大樽沢の上流に聳える鍋倉山
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大樽沢の上流に聳える鍋倉山
門内岳をズーム
奥胎内ヒュッテに到着
奥胎内ヒュッテに到着
ヒュッテ前は混雑、全国旅行支援の影響もあるようだ。
ヒュッテ前は混雑、全国旅行支援の影響もあるようだ。
営業終了も間近なのでヒュッテに立ち寄ってみる。1Fエントランス、ロビー。
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営業終了も間近なのでヒュッテに立ち寄ってみる。1Fエントランス、ロビー。
B1Fにある自然に囲まれた浴場。レストランは大混雑だがこちらは空いていた。
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B1Fにある自然に囲まれた浴場。レストランは大混雑だがこちらは空いていた。
(参考)池平峰付近(胎内尾根)から望む大樽山
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(参考)池平峰付近(胎内尾根)から望む大樽山
(参考)初夏の頃に鍋倉山から撮影した大樽山
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(参考)初夏の頃に鍋倉山から撮影した大樽山

感想

奥胎内へ通じる県道が冬季閉鎖になる前に軽めの薮山に出かけてみた。過去に初夏の頃に同様なコースを周回しているが今回は落葉後の踏み跡状況とミステリーな切り付けの存在を確認するのが目的である。

(※)「山の遊学道」によると大樽山の南西尾根にある「宮献通行ス」の切り付けは太平洋戦争開戦直前に奥胎内で墜落した戦闘機の捜索と深くかかわっているようだ。墜落したのは陸軍の最新鋭戦闘機「隼」とも言われているが噂の領域。「宮献」は捜索した地元の屈強な軍人。この近くにある「スターリン通ル」の切り付けの存在が墜落事件の真相を一層謎めかせている。

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コメント

「山の遊学道」。ここの切り付けも人をいざなう何かを秘めていますが、黒手ノ峰の項も。そして20数年前は熊撃ちとかが、まあまあ入っていたり。胎内尾根をソロで刈っている「仙人氏」がいたり、、。
静かな良き、薄いながらも踏み跡を辿れたような気がします。自分らも「今日なんて、ちょいヤブの探索にうってつけだよね」などと話していました。
で、全然 話し飛ぶんですが。
あの8月初旬の五十嵐邸をも持っていくほどの水害で、どうなったんだろう?実川林道?と、関係機関に問い合わせました。そうしたら、状況を視察する国の監査が今週に入る。との回答を得ました。
秋が来ると2007年秋のオンベ松尾根で「色打掛のような”早川の突き上げ”の紅葉」堪能チームとの楽しいゆうべイン湯ノ島小屋が忘れられません。
2022/11/16 21:46
hatano shan コメントありがとうございます。

先人が付けた踏み跡も5年も経てば自然に還り、晩秋以外の無雪期は辿るのが困難になっていると思われます。それでも径を案内してくれるのは切り付けやナタ目の存在。なかなか薮こぎに集中していると見落とすことも多々あります。
早川の突き上げから櫛ヶ峰にかけての西斜面は個人的には飯豊連峰で3本指に入る紅葉かと思います。大日岳の懐に守られた風当たりの弱いエリアで、当たり年には鮮やかな錦の絨毯が広がり息をのむ美しさ。
あとダイグラ尾根上部の宝珠山周辺のダケカンバ紅葉と桧山沢上流域や秋田のぞみの平の絨毯も印象的!
2022/11/18 17:18
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