虎ヶ岳〜烏帽子岳
- GPS
- 03:22
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 421m
- 下り
- 419m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登り:常安寺正面の登山口から入る谷ルート。急坂で倒木多め。小さな沢を何度か渡るので、滑らないように足元注意です。 下り:「立岩ルート」と呼ばれる尾根ルート。こちらも急坂が多いですが、尾根を通っていくので道が比較的明るいです。距離は少々長め。 立岩ルートは荒れてて危ないと聞いていたのですが、自分としては前者の暗めな谷ルートよりも、明るい立岩ルートの方が歩きやすかったです。 ただどちらも急坂であることに変わりはなく、コーステープや標識はしっかりしていて迷うことはないので、最終的には個人の好みなのかもしれません。 |
その他周辺情報 | ゆーぱーく光(日帰り温泉) |
写真
感想
もう兎年になってしまいましたが、熊毛の虎ヶ岳〜烏帽子岳に登ってきました。
分県登山ガイドだと山陽本線島田駅からのルートが紹介されていて、常安寺ルートはサブルート扱い(立岩ルートに至っては紹介なし)でしたが、ヤマレコではこちらのルートが登録されています。もう一つは渓月院からの縦走ルートです。
ちょうど渓月院ルートで登って来られたご夫婦とお会いして、「常安寺からはしばらく登っていませんが、道は荒れていますか」と聞かれました。確かにちょっと荒れ気味で歩きにくさはあったので、渓月院ルートの方がメインなのかもしれません。地図を見ても、距離が倍以上長い分傾斜が緩やかっぽいし。
頂上からの景色は虎ヶ岳、烏帽子岳ともに最高でした。ポカポカして暖かかったし。天気が良くて良かった。
写真のところでも書きましたが、途中、藩の重税から逃れるために作られた隠田跡という遺跡がありました。
湯野観音岳や四熊ヶ岳にも高所に石垣があったし、先日火ノ山連山に登った時には、亀山から見下ろした秋穂・阿知須の田園はかつて海を埋め立てた塩田だったという話も聞きました。塩が抜けるまでは作物も育ちにくかっただろう、とのことです。
分県登山ガイドのまえがきにあった話ですが、昔、関ケ原で西軍についた安芸毛利家は、徳川家康から中国一帯の土地を奪われて長門、周防の二国に押し込められました。家来に配分する土地が圧倒的に足りず、山の上まで開墾させたため、山口県は山が身近な土地になったそうです。城もないのに山の上まで石垣があったり、田畑の跡があったりするのはそのためだそうです。
そんな仕打ちをされたら、確かに260年間徳川に恨みを持ってもおかしくないなと思いました。
(長州藩は、毎年新年の挨拶が「殿、今年はいかがですか(徳川を攻めますか)」だったという嘘かホントか分からない逸話があります)
山口県は日本アルプスや百名山を擁するような県に比べて低山が多く、見栄えに欠ける一面はありますが、それでも複雑で深い歴史を感じられる故郷だなと改めて思える、そんな山旅でした。
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