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Yamareco

記録ID: 5062106
全員に公開
ハイキング
中国山地西部

虎ヶ岳〜烏帽子岳

2023年01月05日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:22
距離
5.1km
登り
421m
下り
419m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:38
休憩
0:42
合計
3:20
8:49
60
スタート地点
9:49
9:54
25
10:19
10:56
26
11:23
11:24
47
12:11
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
常安寺駐車場
コース状況/
危険箇所等
登り:常安寺正面の登山口から入る谷ルート。急坂で倒木多め。小さな沢を何度か渡るので、滑らないように足元注意です。
下り:「立岩ルート」と呼ばれる尾根ルート。こちらも急坂が多いですが、尾根を通っていくので道が比較的明るいです。距離は少々長め。

 立岩ルートは荒れてて危ないと聞いていたのですが、自分としては前者の暗めな谷ルートよりも、明るい立岩ルートの方が歩きやすかったです。
 ただどちらも急坂であることに変わりはなく、コーステープや標識はしっかりしていて迷うことはないので、最終的には個人の好みなのかもしれません。
その他周辺情報 ゆーぱーく光(日帰り温泉)
熊毛、常安寺さんの駐車場を使わせて頂き、お参りしてから登り始めます。
2023年01月05日 08:50撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
1/5 8:50
熊毛、常安寺さんの駐車場を使わせて頂き、お参りしてから登り始めます。
途中、数段の石垣がありました。江戸時代、藩の重税から逃れるための隠田だったそうです。歴史を感じます。
2023年01月05日 09:04撮影 by  SH-RM15, SHARP
1/5 9:04
途中、数段の石垣がありました。江戸時代、藩の重税から逃れるための隠田だったそうです。歴史を感じます。
途中の展望休憩所。滝……は見当たりませんでしたが、大河内の町が見えます。急坂続きだったので、こちらで小休憩。
2023年01月05日 09:20撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
1/5 9:20
途中の展望休憩所。滝……は見当たりませんでしたが、大河内の町が見えます。急坂続きだったので、こちらで小休憩。
分岐に出ました。ここから緩やかな稜線歩きになります。
2023年01月05日 09:38撮影 by  SH-RM15, SHARP
1
1/5 9:38
分岐に出ました。ここから緩やかな稜線歩きになります。
虎ヶ岳414m到着。光市最高峰だそうです。
2023年01月05日 09:48撮影 by  SH-RM15, SHARP
2
1/5 9:48
虎ヶ岳414m到着。光市最高峰だそうです。
光市を見渡す眺望。島田川を上から見下ろすというのはなかなかない眺めです。大分の由布岳や愛媛の鬼ヶ城山まで見えると書いてありましたが、水平線がガスっててさすがにそこまでは見られませんでした。
2023年01月05日 09:48撮影 by  SH-RM15, SHARP
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1/5 9:48
光市を見渡す眺望。島田川を上から見下ろすというのはなかなかない眺めです。大分の由布岳や愛媛の鬼ヶ城山まで見えると書いてありましたが、水平線がガスっててさすがにそこまでは見られませんでした。
虎ヶ岳から歩いて30分、烏帽子岳412mに到着。360度の眺望に、有志の方が作ってくださったのかテーブルとベンチもあります。感謝。ちょっと早いけど、ここでお昼ご飯にします。
2023年01月05日 10:20撮影 by  SH-RM15, SHARP
2
1/5 10:20
虎ヶ岳から歩いて30分、烏帽子岳412mに到着。360度の眺望に、有志の方が作ってくださったのかテーブルとベンチもあります。感謝。ちょっと早いけど、ここでお昼ご飯にします。
光側。木が少ないので、虎ヶ岳よりこちらの方が眺望は良さげ。
2023年01月05日 10:21撮影 by  SH-RM15, SHARP
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1/5 10:21
光側。木が少ないので、虎ヶ岳よりこちらの方が眺望は良さげ。
熊毛側。写ってないけど上空を飛行機が飛んでいて、飛行機雲もありました。風が強くてすぐに流れてしまいましたが。
2023年01月05日 10:21撮影 by  SH-RM15, SHARP
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1/5 10:21
熊毛側。写ってないけど上空を飛行機が飛んでいて、飛行機雲もありました。風が強くてすぐに流れてしまいましたが。
お昼ご飯を食べて、虎ヶ岳まで戻ってきました。下りはここから立岩ルートへ。
2023年01月05日 11:24撮影 by  SH-RM15, SHARP
1/5 11:24
お昼ご飯を食べて、虎ヶ岳まで戻ってきました。下りはここから立岩ルートへ。
荒れていると聞いていたので少し不安でしたが、明るい尾根道で歩きやすかったです。ただ急坂も多めなので足元ご注意。コーステープや標識もあるので迷うことはありません。
2023年01月05日 11:32撮影 by  SH-RM15, SHARP
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1/5 11:32
荒れていると聞いていたので少し不安でしたが、明るい尾根道で歩きやすかったです。ただ急坂も多めなので足元ご注意。コーステープや標識もあるので迷うことはありません。
お寺近くまで下ってくると、竹を歪ませるほどの大岩がありました。これが「立岩ルート」と呼ばれる所以かな。
2023年01月05日 12:04撮影 by  SH-RM15, SHARP
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1/5 12:04
お寺近くまで下ってくると、竹を歪ませるほどの大岩がありました。これが「立岩ルート」と呼ばれる所以かな。

感想

 もう兎年になってしまいましたが、熊毛の虎ヶ岳〜烏帽子岳に登ってきました。
 分県登山ガイドだと山陽本線島田駅からのルートが紹介されていて、常安寺ルートはサブルート扱い(立岩ルートに至っては紹介なし)でしたが、ヤマレコではこちらのルートが登録されています。もう一つは渓月院からの縦走ルートです。
 ちょうど渓月院ルートで登って来られたご夫婦とお会いして、「常安寺からはしばらく登っていませんが、道は荒れていますか」と聞かれました。確かにちょっと荒れ気味で歩きにくさはあったので、渓月院ルートの方がメインなのかもしれません。地図を見ても、距離が倍以上長い分傾斜が緩やかっぽいし。
 頂上からの景色は虎ヶ岳、烏帽子岳ともに最高でした。ポカポカして暖かかったし。天気が良くて良かった。

 写真のところでも書きましたが、途中、藩の重税から逃れるために作られた隠田跡という遺跡がありました。
 湯野観音岳や四熊ヶ岳にも高所に石垣があったし、先日火ノ山連山に登った時には、亀山から見下ろした秋穂・阿知須の田園はかつて海を埋め立てた塩田だったという話も聞きました。塩が抜けるまでは作物も育ちにくかっただろう、とのことです。
 分県登山ガイドのまえがきにあった話ですが、昔、関ケ原で西軍についた安芸毛利家は、徳川家康から中国一帯の土地を奪われて長門、周防の二国に押し込められました。家来に配分する土地が圧倒的に足りず、山の上まで開墾させたため、山口県は山が身近な土地になったそうです。城もないのに山の上まで石垣があったり、田畑の跡があったりするのはそのためだそうです。
 そんな仕打ちをされたら、確かに260年間徳川に恨みを持ってもおかしくないなと思いました。
(長州藩は、毎年新年の挨拶が「殿、今年はいかがですか(徳川を攻めますか)」だったという嘘かホントか分からない逸話があります)
 山口県は日本アルプスや百名山を擁するような県に比べて低山が多く、見栄えに欠ける一面はありますが、それでも複雑で深い歴史を感じられる故郷だなと改めて思える、そんな山旅でした。

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