奈良・竜門岳（朝飯前の一登り：三津よりピストン）

2014年10月18日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 3.4km
• 登り: 266m
• 下り: 253m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:14
• 休憩: 0:12
• 合計: 1:26

5:42 三津登山口
5:55 5:55 三津峠
6:20 6:22 鉄塔台地
6:38 6:48 竜門岳
7:03 7:03 三津峠
7:08 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

多武峰へ向かう県道の新鹿路トンネル手前から旧道へ、鹿路トンネル抜け、しばし下った後左折、三津集落・神社を過ぎ、舗装された林道を登山口まで入る（路肩・急坂注意）。「登山口」の看板前の小スペースに車2~3台駐車可。

コース状況／危険箇所等

尾根道までの登路は途中まで簡易舗装、台風の影響か、小石・小枝が多数散乱。一部沢水も流れており、下りはスリップ注意。尾根乗越から山頂までの往復は要所に道標あり、刈り払いもされ不明瞭箇所等なし。

写真

10/18 0:13

金曜夜のJR最終電車で京都へ。24h営業レンタカーの威力を改めて実感。

10/18 5:44

即席ランタンを照らし、夜明け前の道を登っていきます。台風の置き土産か、小枝、小石が多数散乱…。

10/18 5:55

約10分強の登りで、稜線分岐到着。朝鳥と鹿の鳴き声が山間にこだましてます。

10/18 6:09

尾根の最低鞍部。山頂まで残り1km切りました。だいぶ辺りが明るくなってきた…

10/18 6:13

秋の里山を彩る。紅葉はまだ先のようです。

10/18 6:15

吉野の山間にも朝日が登りました！

10/18 6:18

本日一番の展望ポイント、鉄塔台地。金剛〜葛城山地？が良く見えます。

10/18 6:31

山頂手前の分岐。要所に道標があり、安心して歩けます。最後の一登り！

10/18 6:37

山頂到着。樹林帯の静かな頂です。いつものセルフ撮り。

10/18 6:38

立派なお社あり。

10/18 6:45

こんな高い所にもステキな標識が。どうやって付けたんでしょう？

10/18 6:46

山口神社のルートがポピュラーのようです。

10/18 7:06

登山口には、車数台分のスペースあり。水も汲めます。

10/18 7:07

無事ゴール！往復約1時間10分のプチ山旅でした。

10/18 7:41

竜門岳遠望。いい山容です。

撮影機器：

AQUOS PHONE Xx mini 303SH SoftBank シャープ

感想

さとなお

　この週末は滋賀で学会出席のため、前夜の金曜、南草津に宿泊。土日とも絶好の晴天予報にホテルでじっとしていられなくなり、終電にて夜半過ぎ京都へ。「夜討ち朝駆け」ハイカーの力強い味方・24時間営業のレンタカーを借り出し、一路奈良・吉野方面へ南下、急で狭い林道にヒヤヒヤしつつ、三津集落奥の登山口に夜2時半過ぎ到着。
　2時間前後仮眠するも、この秋一番の冷え込みで目が覚め、日の出前の5時40分過ぎ、出張先の100円ショップで仕入れた簡易ランタンを灯し出発。登路は明瞭ながら、台風の「置き土産」の小石や小枝が多数散乱する中を、峠に向かいズンズン登ります。何より怖いのは、未明のこの時間帯、盛んに活動するツキノワグマで、今回は急に思い立った山歩きのため、いつもの熊除け鈴がなく、やむなくケータイのアラーム音を2分おきに鳴らし、自ら唸り声と咳払いを発しつつ前進。これには3匹ほど進行方向に現れた野生の鹿たちが驚き、 跳ぶように逃げていきました…。
　思ったよりあっさりと尾根道に出た後、コース中随一の展望ポイント、鉄塔台地から周囲の里山を眺め、最後の一登りで程なく静寂の竜門岳山頂到着。樹林帯で展望はないものの、歴史を感じさせる古い祠、そして地元の老若男女に愛される山であることを感じさせる複数のステキな山名標識に、しばし心が和みます。
　文字通り「朝飯前」のハイキングのため、帰路はトレランよろしく約20分で登山口到着。朝方の主要道路混雑に巻き込まれながら、京都にてレンタカー返却、途中駅で汗臭いトレパンとシャツを背広に着替え、何食わぬ顔で学会会場へ向かいました…。

　今回は通りすがりのビジネスマンが山奥に迷い込んだ感じの、明け方の妖しいハイキングとなりましたが、先日の越後・米山同様、こうした地元で愛されている里山に登る際は、山口神社まで縦走したり、吉野や多武峰観光と組み合わせるなど歴史と伝統をしっかり味わう形で、余裕を持ってツアーを組むべきと反省した次第です。もちろん、いつも平日・休日と放ったらかし状態の家族も連れてこなければ…。