春の親子3代葦毛湿原ハイク(三河ツアーExtra)
- GPS
- 00:53
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 28m
- 下り
- 32m
コースタイム
天候 | 快晴微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場は第1(完全舗装、キャパ数十台)・第2(砂利道、キャパ約20台)の2ヶ所、湿原へのハイキングコースは第2駐車場奥の溜池横が入口(水洗の公衆トイレあり) ・溜池から湿原中心部まではなだらかで幅広の歩きやすい路(湿原入口に休憩スペース・ベンチあり) ・湿原中心部は一部植生回復中、湿原エリア周回する木道のロープ外立入禁止(木道が一部狭く滑りやすい区間あり、荒天時等通行・スリップ注意) |
写真
感想
風薫る4月下旬の週末、齢90に近い歴史好きの老母を誘い、大学生のムスコもアテンド役に駆り出して、昨今大河ドラマで注目度爆上がりの三河日帰りツアーへ。早朝の新幹線で豊橋駅下車、レンタカー借り出し、約1時間かけて豊田市郊外の徳川家康公生誕の地・松平郷へ移動。まずは神君発祥地に因んで建立された東照宮へ参拝、「産湯の井戸」など史蹟も探訪の後、松平家の出自やその後の系譜を詳しく紹介した資料館(入館無料)をじっくり見学。園内の古民家風カフェ「天下茶屋」にて、家康公もお好みだったという長寿食・麦とろ定食に、戦国の3リーダー(信長、秀吉、家康公)の名前を巧みに詠み込んだ「織田が搗き、羽柴がこねし天下餅、座りしままに喰うは家康」の川柳が添えられたデザート・天下もちに舌鼓を打ちます。
午後は大河ドラマで大いに盛り上がる岡崎城へ移動、天守や大河ドラマ館の見学を目論みますが、お城の周りは観光客や車で溢れ、駐車場を求めて城外をグルグル彷徨う羽目に…。やっとの思いで地銀ATMの駐車場に車を入れ、城内の龍城神社に参拝したところで老母も疲労困憊。しばし休憩の後、この日最後のアトラクション・豊橋市外れの葦毛湿原へと車を飛ばします。実はこの日の当方の隠れたメインターゲットはこの「東海の尾瀬」の異名を持つ湿原で、何と田中澄江氏選定の「花の百名山」にもその名を連ねています。午後4時前、湿原入口の広い駐車場に車を入れますが、ここで休憩するものと思い込んでいた老母も、「季節毎に貴重な植物も群生する湿原まで片道徒歩10分」の案内に心を動かされ、溜池脇の遊歩道入口から急遽親子3代でのショートハイク開始。小生の山歩き用ストックを母に貸し出すと、「これ、とっても歩きやすい!」とすぐに「お気に入りリスト」入り。小生が斥候役を務めつつムスコがアテンド役に付き、幅広で勾配も緩く歩きやすい遊歩道を進むこと10分強、アッサリと案内看板の立ち並ぶ湿原入口に到着。少しは季節の花々も咲いているかも、と老母の手を引き、湿原を周回する木道に足を踏み入れますが、すぐ足許で可憐な花を咲かせるシャガの群落に気を取られ、木道の繋ぎ目のギャップの泥濘に母の靴がはまり込むアクシデント発生。片方の靴の中まで水が沁み込み、応急処置を施しますが、結局母はここであえなくリタイア。ムスコと二人で湿原を小回りする周回路を素早く一周、当地の名を冠した「ミカワバイケイソウ」など季節の花々を観賞後、母と合流し入口のベンチで休憩。帰路は往路を戻る母とムスコを一旦見送り、小生のみ南側のアクセス路をダッシュして出発点の駐車場まで戻り、湿原入口の溜池手前まで車でお迎えに参上。母の靴は泥んこになりましたが、これにて充実の三河日帰りツアーも大過なく全てのイベント終了です。
豊橋駅で営業所閉店間際に手際よくレンタカー返却、駅の売店で当地名物のひつまぶしなど美味しそうなお弁当にお酒、手土産を次々買い込み、帰路の新幹線車中で親子3代にて賑やかに打上げ兼ねたミニ酒盛り。コロナ禍明けの国内お手軽ツアーの悦楽を存分に楽しんで、長い1日を終えました。普段は最寄り駅近くに週1〜2回買い物に出かける程度の典型的「引きこもり独居老人」生活の母も、久々の国内長距離旅行に終日楽しそうで、自らのスマホで写したスナップ写真など眺めながら「良いところに連れて行ってくれた!」と感謝しきり。花百行脚という秘かなるチャレンジに母を巻き込んでしまった小生も、少々救われた気分になりました。これからもチャンスがあれば婆さん孝行兼ね、良い季節を選んで今回のような低ストレスの国内観光ツアーを企画・実行してみたく思います。 [※2023年4月23日、satonao1記す]
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