飯盛山〜高祖山 ≪九州百名山≫
- GPS
- 04:29
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 738m
- 下り
- 736m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
終点:JR筑肥線九大学研都市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された道で危険個所無し |
写真
感想
3月に博多駅に繋がった地下鉄七隈線に乗った。終点の橋本駅で降り、福岡市西区の市街地を歩きだした。飯盛の集落からは飯盛山の美しい山容が望め、飯盛山の山襞に近づき石段を登ると飯盛神社があった。人家が途切れ林道を上がって行くと石段の上には、より立派な飯盛神社中宮が鎮座していた。社殿裏手から始まる登山道に入り丸太階段の道を登りだした。少し進むと中宮社跡と標識のある平地に出た。現在の立派な中宮ができるまで存在した斎地のようだ。大岩が重なるエリアがあり飯盛山の姿が捉えられた。登山道は幾つもあり、大岩を過ぎてすぐ登山道が舗装された林道となり面食らった。
林道から指導標に従って登山道に入り急坂を登って飯盛山(382m)山頂に達した。嘗ては上宮があったようで石碑が立てられていた。平日にも関わらず登山者が多く、流石は福岡市近郊の山だ。女性の登山者と話していると、4等三角点「飯盛山」を探すのを忘れてしまった。西への縦走路に踏み出し日向山(355m)に到ると展望がよく高祖山(420m’)や脊振山(1,055m)が望めた。北西方向に進むと登山道は稜線のコブを避け巻き道ばかりなので意識して稜線通しに行くとそれらしい踏み跡やテープが付けられていた。「分岐」の標識が出てくると叶岳への道が北に分岐した。「高祖山登山道」との標識もあるしっかりした道で少し入って高地山(419m)に挨拶に行った。2等三角点「東ノ原」があり、脊振山系の井原山などの展望があったが霞んで見通しが悪い。
分岐へ引き返すと単独行の欧米人が登って来た。この先高祖山への稜線にある小ピークは、358mの標高点を含めて全て巻いているが可能な限り稜線を辿って進んだ。しかし密かに期待していた山名のあるピークはなかった。高祖山(たかすやま420m’)へは、北側に巻き込んで登山道があるが稜線道を歩いていた流れで東側斜面を直登した。高祖山の標高は南西隅にある標高点から416mとされているが等高線420mの上にある。
高祖山山頂は高祖城の上ノ城のあったところで人工的に平にされた形跡が濃い。丁度お昼になり昼食を摂っているとどんどん登山者が増えてきた。山頂からの展望は良いが霞んで遠望が利かないのが惜しい。北への縦走路を下り出すところはかき揚げた土塁の切れ目から下る感じで城跡感が滲み出ていた。直ぐ西側のピークは下ノ城跡で郭の跡を色濃く感じさせてくれた。「鐘撞展望台→」の指導標に従って進むと鐘撞山(314m)に到り、展望台に相応しい眺めがあった。今日歩いて来た高祖山や高地山さらにその先の叶岳(341m)も望むことができた。3等三角点「高尾」がベンチの間に殆んど頭だけを出して埋もれていた。此処からは九大学研都市駅に向けての下山、急な斜面にロープが付けられ稜線から谷へと導かれ女原(みょうばる)の人里に下りてきた。
道沿いにある一ノ宮神社は躑躅が満開で素晴らしい。徳永の高速道路の高架の手前にこんもりした丘が見えるので寄って見ると若八幡宮が鎮座する丘だったが若八幡宮古墳で4世紀後半に造られた前方後円墳で保存状態はよくなかった。高速道路を越えて駅に近づくと公園化された古墳が目に入った。山ノ鼻古墳で木はなく遊歩道で上部まで上がれる。九大学研都市駅に達し登山を終えた。
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