錦秋の里山：御嶽山を歩く

2014年11月30日(日) [日帰り]

• GPS: 02:41
• 距離: 5.0km
• 登り: 243m
• 下り: 245m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:33
• 休憩: 0:08
• 合計: 2:41

10:40 スタート地点
12:06 12:14 御嶽山
13:21 ゴール地点

天候

晴れ、のち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

金鑚神社（かなさなじんじゃ）の駐車場に車を駐めて、山を半周して戻りました。

コース状況／危険箇所等

標高が低い割に急な場所や、道が落ち葉等で分かりにくくなっている場所があります。車道歩きは、一部歩道がない場所があり、車に注意が必要。

その他周辺情報

秋葉神社コースに歩くと、濃厚な湯で温泉好きには有名な「白寿の湯」に行けます。
http://www.yugo.co.jp/spa/hakujyu/index.html

写真

11/30 10:55

金鑚神社入り口にある公園の駐車場には数台、少し上にも10台くらい置けそうな駐車場とトイレがあります

11/30 10:55

二重になっている立派な石鳥居を振り返ります

11/30 10:56

さっそく色付いたモミジが目に飛び込んできました

11/30 10:57

カラフルでいい感じ（＾＾）

11/30 10:59

前から見てみたかった国重文の多宝塔を見学します

11/30 11:00

こういう古い建物は北関東には少ないので貴重です

11/30 11:01

絵になりますね・・・

11/30 11:02

銀杏で黄色くなった参道を進みます

11/30 11:03

ご神木の銀杏の木の周りは真っ黄色（＾＾

11/30 11:04

ここは山がご神体なので本殿がなく、こちらは神楽殿

11/30 11:07

見事な銀杏とカエデ

11/30 11:07

天気が悪くなる予報ですが、来てよかった（＾＾

11/30 11:08

まともな地図もなく、ここで撮った案内図を頼りに進みます

11/30 11:09

まっすぐ進むと菖蒲園があるらしいですが、鏡岩が見たいので右を登ります

11/30 11:10

石仏や句碑、その他もろもろの石でできたものたちが立ち並んでいます

11/30 11:11

楽しげに見上げる恰幅のいいおぢさん、こんな人近くにいるよねぇ

11/30 11:12

苔むした親子蛙、ここですれ違った人が今日登山道で出会った最初で最後の人でした

11/30 11:14

弁慶伝説があるらしく、牛若丸の像も

11/30 11:15

うっ・・・、部分的に超リアルな狸（爆）

11/30 11:18

国指定の特別天然記念物：鏡岩は1億年前の断層のすべり面、数々の伝説があるらしいですが・・・

11/30 11:18

残念ながら柵工事のためシートで覆われていました（涙）

11/30 11:18

隙間からチラ見（＾＾；

11/30 11:20

四国八十八箇所巡りにちなんで、88体の石仏があったらしいですが、今はそのうち70数体が残っています

11/30 11:20

最後の階段を上がります

11/30 11:21

江戸時代に遠くは江戸からも寄進されたという石仏群

11/30 11:22

モミジの絨毯に囲まれ、楽しげ

11/30 11:22

いろいろな形の仏さまがいらっしゃいます

11/30 11:24

東屋のある広場を左手に回り込むと、弁慶穴という穴ぐらがありました

11/30 11:27

岩場の展望台に到着です

11/30 11:27

北と東の見晴らしが最高です

11/30 11:29

ご神体かと思いきや、修験者が修行を行った護摩壇なんだとか

11/30 11:31

北の方、残念ながら赤城や榛名は見えませんが、群馬県庁までは見渡せました

11/30 11:31

東の方、写真では分かりにくいですが、筑波山がうっすらと見えました

11/30 11:36

おもむろに麓のスーパーで買ったイチゴを取り出し、むさぼります

11/30 11:42

鏡岩って、こんなのだったのかなぁ・・・

11/30 11:43

天気は下り坂、みるみるうちに雲が増えていきます

11/30 11:46

西の方、鬼石の町並みや桜山、遠くに奥多野の山たち

11/30 11:46

錦秋ってこういうのをいうのかな・・・

11/30 11:47

里山の秋もいいですね・・・

11/30 11:55

いくらいても見飽きない展望台を後にします

11/30 11:59

東屋のところに戻ると、ここにもたくさんの石仏たち

11/30 11:59

明るい日差しに囲まれ心が和みます

11/30 12:01

所々に真っ赤なモミジ

11/30 12:01

登山道も真っ赤

11/30 12:03

日差しを透ける赤が燃えるようです

11/30 12:03

針葉樹林帯にも、どこか遠くを見つめる石仏

11/30 12:06

黒光りする木の実→アメリカイヌホオズキ、というヤツみたいです

11/30 12:08

虎ロープを登り詰めると・・・

11/30 12:09

銀杏の絨毯が敷き詰められた御嶽山の山頂

11/30 12:09

一面真っ黄色

11/30 12:10

ここには古い城跡があったのだとか

11/30 12:11

お手製の標識があちこちに設置されています

11/30 12:12

眺望はありませんが、ここも長居したくなる空間でした

11/30 12:23

雑木林を進み、不動沢へ下ります

11/30 12:24

雑木の紅葉もきれいですね

11/30 12:25

自慢げに光り輝いています

11/30 12:36

落ち葉で分かりにくい道を、どうにか不動沢まで下りてきました

11/30 12:41

かわいらしい滝、みたいなところがあるなぁ・・・と思って写真を撮ったら、

11/30 12:44

不動の滝、という名前が付いていました（＾＾；

11/30 12:45

無人となった民家の軒先に下りてきました

11/30 12:46

人がいなくなっても、花は咲き、実ります

11/30 12:46

と風流なことを考えていたら、お隣の家のわんこに怒られました（汗）

11/30 12:51

こちらは家が壊され更地にされた庭に咲く冬桜、ほかにも健気な花たちが楽しげに咲き誇っていました

11/30 12:52

こちらは人の住む家の庭に咲いていた皇帝ダリア、花のすくなくなるこの時期に存在感がありますね

11/30 12:57

そしてこの季節はやはりサザンカ

11/30 13:01

カラスウリ、見るのは何年ぶりだろうか・・・

11/30 13:09

金鑚神社の大鳥居を過ぎ、神社の別当寺、天台宗別格本山の大光普照寺に立ち寄ります

11/30 13:09

カラフルで立派な彫り物がありました

11/30 13:09

埼玉北部は彫刻の立派な寺社仏閣が多く、見応えがあります

11/30 13:15

手入れされているとはいえ、やはり今日のベスト紅葉はこれかなぁ・・・

11/30 13:16

本堂裏手の山には狂い咲きのツツジ

11/30 13:16

紅葉に魅せられ経蔵かと思って近づいたら、薬師堂でした

11/30 13:17

鐘楼の周りも紅葉がきれいです

11/30 13:19

曇ってきましたが、晴れていればきっときれいな赤いモミジの道

11/30 13:23

白いサザンカが咲いていました

11/30 13:50

藤岡まで戻り、最近よく立ち寄る手打ちラーメン大龍でチャーシュー麺を食べました

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

yamaonse

好天の三連休は用事で山に行けず、悶々として迎えた今週末は土曜日から本降りの雨。いったん晴れたものの午後からまた天気が悪くなる予報の日曜日、お手軽に紅葉が楽しめる御嶽山（みたけやま）343mに行ってみました。

午前中の日差しを浴びた里山は、麓からも黄色く光り輝いて見えます。ここも全国にある同名の山と同様、修験者が修行した岩場もあり、低山ながらも眺望も楽しめます。麓の金鑚神社は武蔵国二の宮と呼ばれた格式のある場所でもあります。

モミジのきれいな神社の駐車場に車を駐め、まずは国重文の多宝塔を見学。北関東にも古いお寺や神社は他にもありますが、多宝塔は珍しく、立ち姿の美しさにも魅せられました。モミジ目当てのカメラマンや、参拝の人たちが多く訪れていました。

この神社は山自体がご神体で本殿を持たない、珍しい造り。拝殿脇を抜けるとすぐに登山道となり、面白い石像たちや、人生訓のような句碑をひとつひとつ読みながら階段を上ると、あっという間に稜線に辿り着きました。

標高の割に見晴らしのいい岩場はかっての行場だったところ。下り坂の天気で遠望は効きませんが、ずっといたいような気持ちのいい場所です。付近には明治以前の神仏混淆の名残りで、かわいらしい石仏たちが気持ちよさそうに並んでいました。

石仏群からしばらく登り返すと御嶽山の山頂。木立に囲まれ眺望のない山頂も、銀杏で黄色い絨毯が敷き詰められた状態、スポットライトが当たったかのような空間は、こちらも長居したくなるような気持ちの良さでした。

下山は同じ道を帰るのはつまらないので、不動沢コースを選択。落ち葉で分かりづらい道を注意深く下りると、あっという間に麓の集落に着きました。車を駐めた場所までは楽しい里歩き、こちらも距離にするとあっという間です。

この山は低いながらも歴史があり、見所もある山。コースもいくつかあるので、これからの寒い季節、八高線の駅や鬼石のバス停を起点にして歩いたり、温泉で温まったりするとホッとするひとときが過ごせるかも。今日はいい癒しになりました（＾＾）

コメント

ayamoekano

yamaonseさん、こんばんは！
この国道462号は何回も通たことがあります。
そこから「御嶽山」なる山頂に行けるのですね。

なかなかの岩場の展望ではありませんか？
紅葉も良い感じですね！

初めて知った山、興味深く拝見させて頂きました。

yamaonse

Re: yamaonseさん、こんばんは！
群馬県央部在住者が鬼石を経由して長瀞や秩父へ行こうとすると、大抵はこの御嶽山近くを通ることになります。札所巡り等々で通い慣れた道すがらなのに、一度も登ったことの無かった山。今日は紅葉で光り輝くさまに魅せられ、山頂まで足を伸ばしました。

眺望もよく、寺社仏閣の見所も多いこの山、のんびり歩くには穴場かも。付近には、藤岡の庚申山や、鬼石の桜山等々、冬も行ける標高の低い里山がたくさんあって、これからの季節はオススメです（＾＾）

ELK66

山頂の雰囲気がいいですね。
yamaonseさん、こんばんは。

山頂の展望台の雰囲気が素晴らしいですね。
こんな里山があるとは知りませんでした。
登山道も石仏や句碑が至るところに配置されていて
いい雰囲気ですね。

ぜひとも行ってみたくなりました。

最近、皇帝ダリアを覚えました。
今まで気がつかなかったけど、あちこちに植わっています。
名前に相応しい、堂々として気品のある花ですね。

yamaonse

Re: 山頂の雰囲気がいいですね。
こんな低い山なのに、東側に突き出した岩場があって、見晴らしが最高でした。
紅葉はそろそろ終わりかもしれませんが、これくらいの高さの山は冬場も里雪さえ
降らなければＯＫなので、真冬にも重宝しそうです。

だたし、これだけだと距離的には短いので、
１．近くの稲沢・河内ハイキングコースなどを繋いで歩く
２．児玉市街地へ向かい、絹関連遺産の競進社（白楊高校）や史跡を見学
３．鬼石の桜山もセットにして、一日二山登ってしまう
４．山はこれだけだと決め込んで、白寿の湯で超濃厚湯三昧としけ込む

などと拡張すると、充実の一日が送れるかも・・・

皇帝ダリアは花の少ない時期に存在感のある花ですよね。
霜にあたるとすぐダメになるらしいので、あと数日が見頃かもしれません。
堂々としてる割に弱いところがかわいかったりしますね（＾＾）

點

皇帝ダリア
yamaonseさん　おはようございます

この間の桜山で皇帝ダリア、カラスウリ、サザンカとツバキの見分け方おばさんズ教わりました。
カラスウリは忘れました

藤岡の手打ちラーメン大龍さん行った事はありませんが知っています。
最近行ってませんが新町の蕎麦屋むそう庵さんがお気に入りの一軒です。

yamaonse

Re: 皇帝ダリア
こんばんわ。ten-no-kiさんが鬼石市街地から桜山のリンゴ園辺りを歩いている頃、自分は川を挟んで反対側の御嶽山を歩いていました。ニアミスですね（＾＾）

皇帝ダリアはここ数年で一気にブレイクしました。ここ数日寒さが厳しく、当地でもそろそろ見頃は終わりそうな感じです。カラスウリは子どもの頃、よく家の北側にある屋敷森の木々に絡みついているのを目にしました。サザンカと椿は自分も誤解していましたが、花弁が開いていて晩秋から初冬に咲くのがサザンカ、冬から春に咲いて花ごと落ちるのが椿、っていうことみたいですね。

そして、大龍は藤岡ならではの太麺、近くに庚申山というぐんま百名山の里山があります。新町のお蕎麦やさんは知りませんでした。近くはよく通るので、今度行ってみます（＾＾）→と思ったら、昨年末で閉店してしまったとのこと。残念です（涙）