ネパール ゴサインクンドトレッキング
yamaken22
- GPS
- 176:00
- 距離
- 58.4km
- 登り
- 5,963m
- 下り
- 6,093m
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12月26日 7：20ホテル出発→7：55バンコク国際空港着、チェックイン→8：10入国審査→8：20セイフティーチェック→11：10ボーディング→11：50TG319便離陸→13：30カトマンドゥ国際空港着陸→14：05タクシーに乗りホテルへ向かう→14：30サムサラリゾートホテル着→17：40ガイドの家へ行き夕食をご馳走になる→19：40ホテルに戻り就寝
12月27日 9：08ホテル出発→12：15昼食（ダルバート）→15：00チェックポスト着→15：10ドゥンチェのホテル着
12月28日 7：35ドゥンチェ出発（1965�叩法�10：30デウラリ（2620�叩法�12：30ディムサ（3140�叩法�12：50アーミーキャンプ（チェックポスト）〜13：30シンゴンパ着（3250�叩�
12月29日 7：33シンゴンパ出発〜10：20ラウレヴィナ（3900�叩法�12：30パス（4165�叩法�13：37ゴサインクンド着（4350�叩�
12月30日 7：37ゴサインクンド出発〜9：00ラウリヴィナヤクパス（4610�炭嚢眦�達地点）〜11：00フェディ（3630�叩法�14：18ゴプテ（3430�叩肪�
12月31日 7：50ゴプテ出発〜10：20タレパニ（3510�叩法�12：26マンゲンゴットの下のロッジ（3085�叩法船泪鵐殴鵐乾奪箸両紊離蹈奪検�3220�叩法�15：50クトゥムサン着（2470�叩�
1月1日 7：50クトゥムサン出発〜9：15グルバイジャン（2130�叩法�11：00茶屋（2470�叩法�11：30チプリン（2165�叩法�13：40パティバンジャン（1830�叩法�14：50チソパニ着（2165�叩�
1月2日 7：38チソパニ出発〜7：40チェックポスト〜8：20パス〜10：40スンダリジャルの公園事務所〜11：00スンダリジャル着（1460�叩法�12：00スンダリジャル出発→13：20カトマンドゥのサムサラリゾートホテル着→18：00ガイドの家で夕食→20：00ホテルに戻り就寝
1月3日
10：30ホテル出発→11：05カトマンドゥ国際空港着・チェックイン→11：20出国審査→13：18セイフティーチェック→13：30ボーディング→14：20TG320便離陸→18：36バンコク国際空港着陸→22：15ボーディング→23：05TG640便離陸→
1月4日 →6：08 成田空港着
| 天候 | 晴れ→大雪→曇り→晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2009年12月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
コース概念図 http://www.lirung.com/map/map_lan/Langtang_Map.html 12月27日 カトマンドゥで定宿としているサムサラリゾートホテルはできて4年目のまだ新しいホテルだ。このホテルを3年連続で利用しており、すでにオーナーのおじさんにも顔を覚えられてしまった。簡単なバイキング形式の朝食後、ガイドとともにホテルを出発。今回チャーターした車はトヨタのピックアップハイラックスであった。今日のカトマンドゥは曇りでしばらくすると霧が出てきた。車やバスが渋滞しなかなか進むことができない。途中のバザールでポーターと合流。昨年のランタントレッキングでお世話になった同じポーターだ。彼がいるととたんに雰囲気が明るくなる。昨年と同じダートルートを車は進む。途中のドライブインのようなところでダルバートの昼食。カレー味のジャガイモは美味であった。その後、車はひたすらダートを走り、15時すぎにはドゥンチェに到着。ランタンが正面に眺められるホテルに宿泊した。 12月28日 いよいよ本格的なトレッキングが始まる。ルートは川沿いのコースをゆっくりと登っていく。川を離れると傾斜のきついルートと変わる。ルートを登りきるとデウラリ着。ここからはランタンやゴネシマールの展望が美しい。このコースにトレッカーはほとんどなく、とても静かなトレッキングが楽しめる。さらに傾斜のきついルートをゆっくりと登っていく。ディムサのロッジは閉鎖されており展望もない。すぐにアーミーキャンプとなり、チェック。ノートにサインをさせられたが、日本人の名前も多く見られた。13時30分、本日の宿泊地であるシンゴンパに到着。3250�辰涼賄世砲△蠅覆�らこのロッジのトイレは水洗であったことには感動した。このあと近くのチーズファクトリーへ行き、ヤクのチーズを購入。硬く少し癖のある味だ。夕日が美しく、シンゴンパが真っ赤に染まった景色は忘れられない。 12月29日 本日は4000�単曚┐箸覆觚靴靴ぅ肇譽奪�ングだ。左足に痛みを感じ、なかなか思うように歩が進まない。だましだまし歩く。10時40分、ラウレヴィナの展望台に到着。ランタン、ゴネシマールの山々が手に取るようだ。写真を100枚以上撮影する。しかし、ここからは標高も高く、また傾斜もきつい登りとなり最も辛いルートとなる。足元のみを見ながら一歩一歩進むと、いつのまにか4165�辰離僖垢謀�着した。ここからの展望もまた最高であった。しばらく行くと最初の池（クンド）が現れる。トラバース気味に小さな登り下りを繰り返しながら、13時37分にゴサインクンドに到着した。ゴサインクンドの池（湖）は全面凍結しており見るからに寒そうだ。ロッジでティーを飲みながら見たゴサインクンドの夕日は一生忘れることができない。本日は4350�鍛賄世任僚蒜颪箸覆襦�4000�辰鯆兇┐觸蒜颪�20年ぶりとなり、高度障害を心配したが、喉の渇きを覚える程度で頭痛などの症状はまったくなかった。 12月30日 ゴサインクンドの湖の脇を通り、今日は4610�辰虜嚢眞賄世鯆眠瓩垢襦Ｅ个蠅呂笋呂蠅�つい。ゆっくりと一歩ずつ歩を進めていく。9時丁度に最高地点のラウリヴィナヤクパスに到着した。ゴネシマールの山々がさらに美しい。今日も素晴らしい天気だ。ここでも写真を100枚以上撮影し、ルートは下りにかかる。もう登りはない。やっと苦しみから解放されると思うと足取りも軽くなる。しかし、これはとんだ誤解であってこれからさらに厳しいルートが待っているとは到底想像もしなかった。11時にフェディで昼食をとる。こんな山中に電話があったのには驚いた。ここまでくれば今日の宿泊予定地であるゴプテはすぐそこだ。できれば今日中にその先のタレパニまで行ってしまうつもりであったが、これが甘かった。ルートは地図上ではトラバースなのだが、実際には尾根を登ったり下ったりの繰り返しが何十回も続く。行けども行けどもロッジらしいものはまったく姿を見せない。ポーターもイライラしているようだ。フェディからなんと2時間30分をかけてやっとゴプテに到着。疲労も重なり、今日中にタレパニへ行くことは諦め、予定通りゴプテに泊まる。20時頃から小雪が舞い始める。 12月31日 朝5時にトイレに起きるが、外は一面の雪景色だ。膝程度までの積雪となっている。この地点でこれほどの積雪であるならば、おそらくゴサインクンドの積雪は1�丹幣紊任△蹐Α�もし、この積雪が一日早かったら自分はゴサインクンドからここまで下山できず、ドゥンチェに引き返すことになっていたであろう。今回の幸運には神に感謝した。しかし、トレッカーのいないこのコースを進むには膝上の雪をラッセルしていかなければならない。しかも本日は今回のトレッキングでもっとも長距離のルートだ。意を決してゴプテを出発。今日も尾根を登り、そして谷を下るという繰り返しのコースにうんざりする。生憎の悪天候のため展望も一切無い。今日も修行僧のような面持ちで歩を進める。10時20分、タレパニに到着。ビスケットとティーでお腹を満たして出発。雪は常に膝上であり、所々でルートを見失いながら進む。12時30にロッジの前を通過。ここがマンゲンゴットの下のロッジであった。ここから上のロッジまでの登りも辛かった。13時30分、やっと上のロッジに到着。雪のためここで停滞している西欧人のトレッカーが多くいた。また、赤ちゃんを背負ってここまで登ってきた西欧人の夫婦にはびっくりした。ここからはひたすら下りのルートだ。途中、ククリ（現地人のナイフ）を携えたおじさんが登ってくる。足元は何と素足にサンダルであったことにはまたびっくりしてしまった。15時50分、本日の宿泊地であるクトゥムサンに到着する。今日は雪の中、長時間のトレッキングとなりとても疲れた。夕食後に飲んだビールの味も一生忘れられないものになった。 1月1日 元旦をネパールの山中で迎えるのもこれで4年連続となる。今日は雪もほとんどなくなり、日本の秋山を歩いている雰囲気だ。9時16分にはグルバンジャンに到着。ここは大きな街道沿いの村となっており、ロッジや店がたくさん連なっている。子どもたちも道端で遊んでいる。これから学校に登校する子どももたくさんいる。今日は元旦だ。しかしネパールでは元旦も学校に行くのだ。途中、バレーボールをしている男の子がいた。ボールを見ると日本製のモルテンのバレーボールであった。もう厳しい登りもないと思っていたが、チョコチョコ登りが出てきて疲労は増すばかりだ。11時30分、チプリンに到着する。ここもヒマラーヤの山々が眺められる美しいところだ。花も多く咲き、のどかな場所であった。チプリンからルートは急降下となる。しかし、これを同じだけ登り返さなければならないと思うとうんざりする。途中、やはり学校帰りの多くのネパールの子どもたちとすれ違う。日本の子どもとは明らかに顔の表情は違う。生き生きとした彼らの目の輝きを見ると、日本の死んだ目をしている子どもたちの将来とわが国の未来にため息をついてしまう。チソパニへの長い登り坂もうんざり、やっとのことで15時少し前にチソパニへ到着。一番立派なホテルギャラクシーの最上階に部屋をとった。このあと、ヒマラーヤの美しい展望をつまみにビールを３本もあけてしまった。こんな贅沢なシチュエーションを与えてくれたヒマラーヤの神々に感謝する。 1月2日 7時38分にチソパニを出発、今日が最後のトレッキングとなる。山々を眺められるのもこれが最後だ。今日も少しきつい登りを行くが、マナスルの勇姿を常に見ながら進む。途中で高校生くらいのネパールの女の子がスンダリジャルまでの同行を求めてきた。やはり山中を女の子一人が歩くのは不安があるのだろう。しかも彼女も素足にサンダルであった。最終日なので足取りも軽く、ひたすらルートを下る。10時40分に公園事務所に到着し、最後のチェックを受ける。ここはネパールの上高地のようなところで、多くの観光客が散歩を楽しんでいる。11時にスンダリジャルに到着。今回のトレッキングのすべてを終えた。 |
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感想
昨年のランタントレッキングを終え、すぐに今回のゴサインクンドトレッキングの準備を行った。ガソリンの価格が安くなった春先に航空券を予約した。今回は総額28万円程度（航空運賃18万円、ネパールでのホテルおよびトレッキング代８万円、タイでの滞在費２万円）でこのトレッキングをすることができた。また、天候にも何とか恵まれ、ランタン、ゴネシマール、マナスル、アンナプルナなどのヒマラーヤの山々を常に眺めながらのトレッキングは最高の思い出となった。4000�辰鯆兇┐訝賄世任僚蒜颪砲鷲坩造發△辰燭�、高度順化が順調に進み、何の問題もなく過ごすことができた。また、コース全体にトレッカーが少なく、静かなトレッキングが行えたことも大変良かったと思う。来年（今年の末）は中央ネパールのゴルカ地方へのトレッキングを計画している。
《トレッキング中の食事》
12月28日 朝 チベッタンブレッド 玉子焼き
昼 ララスープ（インスタントラーメン）
夜 マッシュルームチョウメン（焼きそば） ベジタブルスープ
12月29日 朝 チベッタンブレッド 玉子焼き
昼 ララスープ フライドポテト
夜 ニンニクスープ ライス（日本から持参したハヤシライスのレトルト）
12月30日 朝 チベッタンブレッド 玉子焼き
昼 ララスープ
夜 ニンニクスープ ライス（クリームシチューのレトルト）
12月31日 朝 チベッタンブレッド チーズオムレツ
昼 ララスープ
夜 ベジタブルスープ ライス（マーボー豆腐のレトルト）
1月1日 朝 チベッタンブレッド ベジタブルオムレツ
昼 ベジタブルララスープ
夜 ライス（牛丼とキーマカレーのレトルト）
1月2日 朝 チベッタンブレッド オムレツ
昼 フライドライス 鶏の照り焼き
今回は日本からレトルト食品を持参し、夕食はライスにかけて食べるという毎日であった。ライスは170ルピー（212円）程度なので節約にもなった。また山中でのビールは大瓶で350ルピー（438円）であった。一番高いのはネパール人の日常の食事であるダルバードだ。しかし、これは最初だけ美味なのだがしばらくすると鼻についてしまい食欲を失う。今回、レトルト食品を持参したのは正解であった。
《カトマンドゥでの物価》
・ミネラルウォーター（1�函法 �20ルピー（25円）
・イラムティー ファーストクラス １�繊�2500ルピー（3125円）
・ビスケット 20〜50ルピー（50円前後）
《その他の情報》
・入国ヴィザは空港で取得した方がはるかに安い（25ドル）。しかし、列が2列しかなく、しかもサインをしてくれるは入国官は１人しかいないのでゆっくりしていると長蛇の列となり１時間以上かかることもある。飛行機から一番に降り、走ってヴィザなしの列に並んだ方が良い。特にネパールでは後部からもタラップを使って降りられるので、なるべく後方の座席を予約し、すぐに降りることをお勧めする。
http://treks.com.np/visa/visa-app.doc
・カトマンドゥの空港内の換金所はレートが悪い。タメルなどの換金所に行ってから換金した方が良い。
・帰国の際の空港税（出国税）1695ルピーは無くなった。（チケット代金に含まれる）
・カトマンドゥの空港を出国する際のセイフティーチェックは荷物のすべてを見られる（ザックの雨蓋の中や財布の中身までチェックされる）。当然時間もかかり、１時間以上並ぶことになる。早めに列に並ぶとともに、機内に持ち込む荷物はなるべく少なくした方が良い。
・タメルにはここ２年間で何件かのスーパーマーケットができた。安くお土産などを調達したい場合は利用する価値がある。但し、店員は愛想が悪い。万引き防止のガードマンのような人も店内にはたくさん配置され、客を見る目が厳しい。
・私の定宿としているサムサラリゾートホテルはタメルの中心街にあり、とても便利で部屋も綺麗である。また、これがネパールでは重要なのだが、いつでもお湯のシャワーが出る。ネットから予約するととても安く宿泊することができたりする。唯一の難点はエレベーターがないので、最上階の部屋になるときつい。ボディシャンプーや歯ブラシはないので、日本から持参するかスーパーマーケットで購入する。一定の時間になると電気は切られてしまう。（9時から15、16時くらい。日によって異なる。） http://www.kathmanduhotel-link.com/Samsara_Resort_Hotel
・この時期のネパールのオレンジはみずみずしくてとても美味。また恐ろしく安く、へたすると山ほど購入できてしまう。トレッキングをする際はオレンジを大量にポーターに持たせると良い。日本には持ち込めないので注意が必要。
・ネパールトレッキングの情報については下記のサイトを参照のこと。
http://www.lirung.com/index.html
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