東山のヤブッチを抜けて高ボッチ山 渋描き隊長 長野でヤブと戦う
- GPS
- 05:40
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 661m
- 下り
- 664m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:40
天候 | 曇り☁ のち 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旧塩尻峠〜高ボッチ山:登山道標識なし 東山周辺:ヤブあり。特に東山山頂から荷直峠方面は通行不可 ★荷直峠で地元の方から助言あり:今年は例年より熊が多く出没している。鹿より熊の方が多く目撃されているので、注意するようにとのこと 危険でないところも危険!(by hamburg) 低山でもヘルメットを被りましょう!(低山でもヘルメット着用推進本部) |
その他周辺情報 | 高ボッチ高原 塩尻市観光協会HP https://tokimeguri.jp/guide/takabotchi/ |
写真
感想
3年振りにkyubeiから山のお誘いがあり、以前より計画していた高ボッチ山に行きました。
高ボッチ山の山頂に行くだけであれば、山頂脇の駐車場に車を停めれば10分で山頂に行けます。しかし、それでは味気無いので旧塩尻峠から高ボッチ山を往復することにしました。途中の東山周辺はヤブの所が多く、久しぶりの藪漕ぎとなりました。特に東山山頂から荷直峠方面に下る道は進むことが出来ず、林道に迂回しました。
高ボッチ高原は、近くの美ヶ原高原・霧ヶ峰高原・車山高原等に比べると知名度は低いようですが、素晴らしい高原でした。次回行く際には、360度の大展望が見えること願います。
長野県公式観光サイト GoNAGANOには「北アルプス、八ヶ岳連峰、諏訪湖、富士山など、山頂から360度の眺望が素晴らしい高原です。6月はレンゲツツジの花畑が見ごろとなり、6月から10月までは牛が放牧されたり、牧歌的な風景が広がります」と紹介されています。
hamburg
渋描き隊長
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3年近く渋柿隊長との探索が中断していましたが、このほど実現しました。諸事情があってのことですが、こうして健やかに山行きができることは何よりです。
今回は旧塩尻峠から高ぼっち山を目指すと隊長から聞かされましたが、中山道が交差する旧塩尻峠は中々行く機会がなく興味がそそられました。また、高ぼっちという地名も気になります。
旧塩尻峠は松本盆地と諏訪盆地との分水嶺であり中山道もここを越えています。今は別ルートに国道20号線が走りそこも塩尻峠(塩嶺峠とも)と呼ばれています。今回、渋柿隊長の愛車は明治天皇も立たれたこの峠に駐車し、ここから高ぼっち山を目指しました。
旧塩尻峠から高ぼっち山までは登山道があるはずですが、敢えてここを通るハイカーも少ないと見えて所々中断してます。そのため、新たに切り開かれた林道を歩くことにもなりましたが、高度1500m近い山林は下界の猛暑を忘れさせる涼やかな日蔭を提供してくれました。
高ぼっち山は広々とした高原の中に少しばかり盛り上がった山頂がありました。高原には巨人ダイタラボッチ伝説を示す案内板もありました。
「ぼっち」という地名に興味があったのは、私の家の古い菩提寺が奥多摩にありますが、その寺が存在する所の字が「井戸ぼっち」といいます。承応3年(1654)の検地帳にも井戸ほっちと記載されています。この「ぼっち」とはある地形だと認識してましたので高ぼっち山は特徴ある地形ではないかと想像していた訳です。『奥多摩町誌』には小さな堆積物のことを「ぼっち」と言うとありますが、堆積物というか盛り上がった地形をいうのではないでしょうか。また、ある辞書には小さなつまみをぼっちというともあります。
高ぼっち山もこんな地形から地元で呼び習わしていたのかもしれません。また付近には荷直(になおし)峠とか東山とか粋な地名もあって中山道近くの要所だったことが窺えます。渋柿隊長との同行は古き日本の風景を蘇らせ、楽しませてくれることは3年前と変わらない山歩きでした。
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