水平歩道（阿曾原温泉小屋ピストン）

2023年10月02日(月) 〜 2023年10月03日(火)

• GPS: 25:09
• 距離: 34.1km
• 登り: 8,265m
• 下り: 8,261m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:07
• 合計: 5:13

9:44 欅平駅
10:44 10:44 水平歩道始・終点
11:29 11:31 蜆谷
12:07 12:07 志合谷
12:47 12:48 大太鼓
13:17 13:21 オリオ谷
13:26 13:26 折尾ノ大滝
14:57 阿曽原温泉小屋

2日目

• 山行: 4:59
• 休憩: 0:28
• 合計: 5:27

5:24 阿曽原温泉小屋
6:50 6:53 折尾ノ大滝
7:01 7:04 オリオ谷
7:30 7:30 大太鼓
8:10 8:25 志合谷
9:02 9:02 蜆谷
9:47 9:47 水平歩道始・終点
10:43 10:50 欅平駅
10:51 ゴール地点

GPSの日付が間違っています。
ログの乱れは、志合谷のトンネルを通過したためです。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

■駐車場
　黒部峡谷鉄道駐車場　一泊二日で1500円
　朝6:00頃に料金を徴収にきます。
■黒部峡谷鉄道：
往路：宇奈月駅8:17発　欅平駅 9:33着
復路：欅平駅　11:04発 　宇奈月駅：12:23着

コース状況／危険箇所等

良く整備され歩き易い道でした。
道幅は、30cmから100cm。
　正に黒部にけがなしでした。

その他周辺情報

■登山後の温泉
　夢どころ宇奈月　510円
　宇奈月駅から歩いて数分。
　駐車場に車を停めて行ったほうが夢どころ宇奈月の駐車場を探すより楽かも。

写真

宇奈月駅前の駐車場から
朝6:00過ぎに係員の方が料金を徴収

一泊二日で1500円。
宿泊する車は、端のほうへ駐車してくださいとのことです。

8:17発は7:40分から発券。
出来れば事前予約が良いと思います。
登山の方は、体が冷えないようにと窓付き車両を
進められました。
1980円＋530円
窓付きは、暖かいけど窓が邪魔になり、写真が撮りずらい。

モンベルカード提示で貰える粗品。
粗品が多いに役立ちました。
水平歩道歩行中、タオルを落とし、阿曾原温泉に使用するタオルが無いことに気づき大慌て。小屋にはタオルの販売が無く困っていたところ、粗品に気づき安心して温泉にはいることができました。

欅平からパノラマ展望台まで約300mの急登を1時間かけて登ります。準備運動にしてはハードでした。

ここから水平歩道の始まりです。
最初は普通の登山道。

だんだんと谷が深くなり登山道直下数百m下まで何もありません。

蜆谷のトンネル。
ここは、短いのでヘッドライトは必要ありません。
頭上の高さも十分あり、私は、ヘルメットなしで歩行しました。

有名な大太鼓。
凄い景観です。
志合谷から折尾の大滝の間にあります。
往路は逆光だったので復路で撮影した写真です。

次は、志合谷のトンネル。
ここはとっても長く、ヘッドライトなし、ヘルメットなしでは
歩行は無理。
トンネル内は、水深10cmから15cmのところがあります。
トレランシューズでは、足がびちょびちょ必須です。

約5時間水平歩道を歩いて、今夜のお宿阿曾原温泉小屋。
ここからの下りがきつかった。

テント、温泉料あわせて2000円を支払い、テント設置。
テントは高熱隧道の横坑となり。

阿曽原温泉露天風呂。
男性は奇数時刻。
20:00以降朝まで混浴。
私は、15:00時からの時間帯と早朝4:00過ぎに入湯。
早朝4:00は山側には北斗七星の柄杓部分、小屋側にはオリオン座と月が見え、最高な湯でした。

露天風呂隣には高熱隧道入口。
露天風呂の湯はここから引いていました。
ブルーシートを開けて中に入ると露天風呂状態。

こちらはテン場の横坑。
立ち入り禁止なので中には入れません。

平日、紅葉前でテン場はこんな状態。
これからの週末は大変な事になるそうです。
テン場のトイレは紙がありません。
必ず用意して持っていきましょう。

ソロ、水平歩道独占状態なので、唯一これが自撮りの1枚。

下山後黒部市から見た劔、立山。
黒部の一部を歩きましたが、急峻以外の言葉が見つかりませんでした。

下山後に食べた富山湾のお寿司。
回転寿司のランチBセット。
寿司11巻にアサリの味噌汁付き。

行きに食べて漁期の紅スワイガニ。
食べた時間が遅かったのか、一杯おまけをしてもらい、
昼食兼夕食になってしまいました。

感想

haya634

かなり遅い夏休み。
毎年ヤマレコユーザの noriderさんと行く北アルプス。
今年は、私の夏休みが10月にずれ込んでしまい同行できませんでした。

私のテン泊装備は夏Ver.
この装備では、初霜、初氷、初霜柱の便りが届きはじめた北アルプス稜線は無理と思い、高熱隧道の舞台、欅平から水平歩道を歩き阿曽原温泉小屋の露天風呂に入る山旅としました。

水平歩道の歩幅は、30cmから100cm程、とっても整備された歩き易い道でしたが、常に緊張感を保って歩かなければならい道でした。
ちょっと木道で足を滑らせたなら、数百メートル下の黒部川に真っ逆さまに落ちること間違いなし。
2日間とも快晴だったので水平歩道は、最高の景色を見せてくれました。

阿曽原温泉小屋は満室だったのでテント泊。
テント泊＋入湯料で2,000円。
ビールは頭が痛くなるくらい冷えた500ccの缶ビールが800円。
露天風呂は、テン場から約10分程度下った場所にあり、解放感たっぷりのお風呂でした。
お風呂の脇には高熱隧道の横坑があり、その中からお風呂の湯を引いていました。

横坑にはブルーシートがかけられていますが、中を覗くことができ、覗くと硫黄の匂いと高湿度、高温が感じ取れ高熱隧道の舞台はここなんだと実感しました。

高熱隧道　吉村昭先生著の小説を読んでからお邪魔したので、戦前、電力が懸念される中、国策として推し進められた仙人谷ダム（黒部第3発電所）開発を行った地を訪れた今回の山旅は、とっても感慨深かったです。

紅葉はまだまだ、これからです。
小屋の人曰く、次回は絶対山小屋に泊まり、黒部の話を聞いて、有名な大仏カレー
を食べてくださいと言われ、阿曽原を後にしました。

コメント

norider

いい旅できましたね。
美味しいものたらふくで。
来年はピストンじゃなく行きましょう！