井川大橋-大日峠-口坂本-俵沢

2010年04月03日(土) [日帰り]

• GPS: 08:32
• 距離: 33.2km
• 登り: 835m
• 下り: 1,380m

コースタイム

井川大橋 0815-18
林道小河内線795独標(あつら沢橋) 0914-20
林道分岐(銀葉沢登山口)0941-50
大日歩道出合 1023
大日峠(旧) 1104-27
十六番観音跡 1154
口坂本･大日古道看板 1222
口坂本温泉上路側帯 1228-36
上落合BS 1335-44
玉川公衆トイレ(奥池ヶ谷)1448-58
玉川橋 1552
玉機橋 1636
俵沢BS 1650-52

天候

晴れ時々曇り

コース状況／危険箇所等

危険個所はなし
(大日古道については「NPO大日倶楽部」等で検索してみてください)

写真

井川大橋

井川大橋上から井川湖と上河内

井川峠へのコース入口。先の状況は不明

井川湖と上河内方面が時折見える

渡船場へ下りの道標。

大日古道の観音跡標柱

杉林から雑木林へ、さらには高原状になる

残っている数少ない観音像

車道を横切る

大無間山方面

ピクニック広場にて古道案内板

お茶壺屋敷近くから南ア南部方面

水呑茶屋跡の泉

十六番観音あとが中間点

口坂本

上落合。14:20発のバスが誘惑している。

玉川橋が見えてきた。あと5km

玉機橋から安倍川

俵沢到着はバス定刻2分前

感想

kamuishiri

日本横断ルートで静岡県内に残った井川大橋-俵峰(俵沢)間をつなぐのに、
当初は、井川大橋-井川峠-大代-有東木-青笹-真富士山-俵峰とする予定だった。
この場合、夜行バス利用+タクシー利用の山行が2回必要であるが
車道歩きは約13kmと比較的短かい上に2回に分散されるので、良案と考えていた。
しかし、昭文社の地図にも実線で記載され、問題ないと考えていた
井川大橋-井川峠間のルートが一部廃道化しつつあるという情報を発見。
また、ぐずぐずしているうちに、春になり、あちこち、行きたい別のコースが
目に付きだして、早く済ませてしまいたくなったということもあり、
車道歩きは長いが一度で済むこのコースに変更した。

車で行くと挫折した場合のリスクがあるので、夜行バス-大井川鉄道-タクシーを
乗り継いで8:15に井川大橋着。対岸に渡って右折後最初の人家の茶畑に、問題の
井川峠への歩道の入口表示がある。
(地形図あるいは昭文社マップの場所には相当するような歩道は見あたらず)
最終人家先に駐車可能なスペースあり。途中一部未舗装路もあるが、約30分で
林道小河内線に出て、しばらくはほぼ水平道。概ね杉檜であるが雑木の所もあり、
樹間から井川湖、上河内が時折見える。
井川大橋から実働一時間半で地形図上の林道分岐。湖岸へ降りていく車道は
やや荒廃気味に見えた。ここには謎の建物と「銀葉沢コース」
(銀葉沢=846独標の沢)という登りの歩道と標識があった。
さらに30分程で、渡船場40分の標識、大日峠1.9km･自然の家0.5kmの静清庵自然歩道の
標識(竜爪山俵峰間でお世話になった)がある。
左折して大日峠へ向かうと、x番観音跡という真新しい標柱が100m位おきに連続する。
これは、この3/31に第一期工事が終了した「大日古道」復元作業によるものであり、
東西共に麓を一番、大日峠を三十三番として、井川湖から口坂本までつながっている。
90歳の和尚様が手書きしたという標柱を写真に撮っていくことにする。

じきに高原状になって、大無間山や南アルプス南部の山々の展望が良くなる。
ピクニック広場を過ぎると大日如来之碑のある旧大日峠。変形十字路状になって
おり、左が大日峠駐車場、右がお茶壺屋敷･大日三角点経由富士見峠
(お茶壺屋敷の先にも口坂本へ下る道標あり)で、一見表示のない中央が大日古道
(数歩先に33番観音跡の標柱あり)。
大日三角点を目指して少し進んでみたが、なかなか着かず、時間も予定より
遅れ気味であったため引き返した。
少し休んで口坂本へ下る。鹿よけの扉を2箇所過ぎる。やや荒けずりに感じる
部分もある。大日古道は、以前からある歩道と重複する部分と、今回新規に
復元した部分があり、この辺は後者に当たるものと想像した。
観音跡標柱の他、蛍光ピンクの目印が頼りになる。
水呑茶屋跡、中間地点の16番観音跡を過ぎ、15番の下で富士見峠へ至る地形図上の
歩道を分岐。まもなく車道に出る。すぐ下に蛍光ピンクの目印が見えたので
そちらへ入るが、このあたりで古道を離れ、以前からある歩道に入ったらしい。
そのため、途中300m程の車道歩き(出入口は標識有)が入った上に、折角撮ってきた
標柱の写真の14番〜6番が抜けてしまった。
(口坂本の民家近くでも間違って、1番も抜けた)
大日峠から丁度一時間で口坂本の大日古道看板着。
遅れは取り戻したが、ここから俵沢までの20kmの車道歩きが今日の核心部である。
畑薙井川間で世話になった500mおきの距離標とストップウォッチモードの
時計でペースを計り、時折の桜や、道ばたのスミレ等で気を紛らわせる。
2月6日に状況確認のために車で途中まで入った時は夕方だったせいもあり、陰鬱に感じて
歩きたくないと思った道だが、案外開けており、天気も良く気持ちが良い。
しかし、やはり車道歩きはつらい。当初5.5km/hほどだったペースは、長妻田あたり
から5km/hを切るようになった。

玉川橋は15:51で俵沢まで4.9km。俵沢発16:52の次のバスは17:25で、時間的には
どちらでも良いのだが、後者は上落合16:55発のもので、何かアクシデントが
あって遅れた場合でも上落合まで歩けばこれに乗れる(上落合以東で断念の場合も)
という、保険として考えていた便なので、なんだかあまり乗りたくない。
よって、休みも取らず、最後の力を振り絞ってペースを維持。
川風の冷たくなってきた玉機橋を渡り、16:50に俵沢バス停着。疲れた。

コメント

Tom2

貴重な情報！！ありがとうございます･･･
はじめまして･･･

２０年ほど前に、仕事で一時期井川村の借家に住んでいました。
時折、車で井川まで行くのですが、次回は「大日古道」を
歩いてみたいと考えています。