福田頭(毛無山)(福田上集会所から反時計回りに周回)【西中国山地、広島県】
- GPS
- 03:41
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 786m
- 下り
- 784m
コースタイム
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 3:39
福田上集会所 1020 ― 次の登山口標記(畦道口) 1029 ― 林道堺谷小峠線に合流 1033 ― 林道登山口 1047 ― 一ノ滝分岐 1057/一ノ滝往復/1101 ― 二ノ滝 1111 ― 三ノ滝 1115 ― 渡渉 1127 ― 水場 1135 ― 大波峠 1143 ― 1161mピーク 1150/雨具準備/1156 ― 福田頭 1212/1216 ― 展望所 1224 ― 兎舞台頭 1229 ― ブナ樹林帯 1235 ― 比婆山展望所 1242 ― 昇竜の滝入口 1301/滝の見えるところまで往復/1306 ― 下山口 1312 ― 小休止 1314/1323 ― 福田上集会所 1358
●行動時間 3:38
天候 | 小雨、曇り、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・中国道「庄原IC」から国道432号に出て、これを北上。比和町木屋原の信号交差点を右折し、「かさべるで」「総合運動公園」の案内を参照しながら進む。県道58号さらには市道になるが、最後は「かさべる」等の左折案内には従わず直進すると、集会所がすぐに現れる。「福田頭登山口」との案内もあるので、よく見ているとわかる ・集会所前は登山者用の駐車場と書かれているが、数台分しかないので、溢れた場合には総合運動公園に駐めると良いとのこと ・なお、林道を進んだ滝入口には駐車適地はなかった。下山口付近には駐車余地はある (2023.10現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○福田上集会所〜林道から滝入口の登山口 ・車道、畦道、林道を歩く。集会所と畦道口、林道から山道への入口ろ合計3箇所に「登山口」との標記がある ○林道登山口〜三ノ滝 ・三の滝までは急坂の土の道。道は細いが踏み跡は明瞭 ・コース中には、滝や峠などに地点名称標があるが、それ以外の標示はない。赤やピンクのテープがしばしば設置されており、それが目安になる ○三ノ滝〜大波峠 ・緩い谷筋の林の中を上っていく ○大波峠〜福田頭〜兎舞台頭 ・最初がやや急で、1200mを越えると緩やかな頂稜歩きとなる ・本来は見通しの利くところも多いのであろうが、今日はガスの中で何も見えなかった ○兎舞台頭〜昇竜の滝〜下山口 ・急な尾根を下降していく。他の区間もそうだが、落ち葉が多く、スリップしやすい ・昇竜の滝へは谷筋を少々上ることになるが、倒木多数。歩けるには歩けるが、今日のように湿った中で行くと、腐朽木を踏み抜きヒヤリとした ○下山口〜集会所 ・ずっと市道歩き。特段の見どころもない (いずれの記述も2023.10現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○福田上集会所 ・飲食店、コンビニエンスストアは、付近には全くない。「かさべるで」に「しごんぼ」という食事処がある。昼と夕方に営業している ・コンビニエンスストアは、庄原市街あるいは庄原インター付近が最後になる ●日帰り温泉 ・県道58号を国道432号向けに進むと「比和温泉」がある (いずれの記述も2023.10現在) |
写真
感想
庄原市北部の旧比和町にある福田頭を目指した。
県北東に位置する深山の中にあって、その並びからはやや南に離れている独立峰だ。広島県にある標高1,200m以上の峰は殆どが県境付近に位置している。吉和冠山、臥龍山それに十方山も県境線上にはないが、福田頭よりはそれに近い。
そんな珍しさに加えて、高さもあり立派な山容もありながら広島百名山にもなっていない。新しい「ひろしま百山」には居並んではいるものの、地味さは否めない。登山道開削は平成7年とのこと、ひょっとしたらそんな歴史の新しさのせいかもしれない。
登山口となる福田上の集会所には福田頭登山口を案内する標示が複数ある。地元では大切にされているようだ。
登山口からしばらく上るとそれぞれに雰囲気の異なる滝が続く。か細い流れが造り出す姿は美しい。あまり厳しさのない坂道を上っていくと大波峠に到着。そこからは頂稜となるが、こちらもさしたる急坂もなく上り詰め山頂へと立った。
山頂部はガスの中だ。今日の天気予報には見事に裏切られた。“晴れ”のはずだったが終始ポツリポツリとゼロミリ降雨が続いている。山頂部のガスを見て、先ほどから雨具に身を包んだ。人間はそれでもいいが、カメラのレンズはすぐさま曇ってしまう。
ガスのために眺めも得られない山頂をあとにする。兎舞台頭というメルヘンチックな名前の小ピークから一気の下降に移る。概ね降りきったところには昇竜の滝。行きにも帰りにも滝がある。
降りきって市道に到着。「下山口」とあるのが面白い。登山口側には、集会所に始まり、三度も登山口があったのだが、こちらはこちらで下山口とのことだ。おそらく勾配の具合を考え、反時計回りを順路としてほしい意図なのであろう。
市道を歩き始めると陽が出てきた。皮肉なものだ。山中は小雨、降りたら晴れ。天気予報も山の上までは責任範囲ではないというつもりであろう。
帰り道、振り返って山を見る。手前から眺めるとたいそう堂々とした山だ。地元集落の名を冠しているだけのことはある。福田の人たちからするとまさにシンボルなのであろう。
今日は、山中ではあまり時間を楽しむことはできなかったが、福田頭という不遇ながらも立派な山を発見できたことに満足した。
いい山であった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する