無名谷、鳴谷、目附谷、紅滝、カブト谷【谷を繋いで加賀禅定道へ】

2023年11月05日(日) [日帰り]

• GPS: 09:40
• 距離: 17.7km
• 登り: 1,769m
• 下り: 1,605m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:29
• 休憩: 0:11
• 合計: 9:40

3:51 大杉谷林道奥ゲート
4:40 4:40 無名沢取りつき
5:50 6:00 鳴谷源頭
7:05 7:05 目附谷合流
7:45 7:45 紅滝
8:15 8:15 カブト谷出合
10:50 10:50 登山道に合流
11:06 11:06 天池
11:20 11:20 百四丈滝展望台
11:30 11:30 美女坂の頭
11:50 11:50 奥長倉山
11:54 11:54 奥長倉避難小屋
12:23 12:24 口長倉山
12:47 12:47 しかり場分岐
13:21 13:21 檜倉
13:30 13:30 林道登山口
13:31 ゴール地点

天候

概ね晴れ

アクセス

大杉谷林道ゲート前は2台ほど駐車可能、加賀禅林道登山口は数台可能。

コース状況／危険箇所等

ガチのバリエーションルート

写真

11/5 4:39

無名沢に暗闇入渓、ゲートから40分かかりました。

11/5 5:33

標高差300mの源頭部に到着、暗闇の藪漕ぎが始まる。

11/5 5:40

下降する鳴谷の源頭はこんな感じ…、周りは見えんし。

11/5 6:06

明るいと核心でも大丈夫。

11/5 6:35

化石がありそうな地層もあるで。

11/5 6:41

イワナが泳いでました。

11/5 6:58

つぶれたタープとテントが一張り…、この時期にこのエリアは変人しか入らない。事故か残置か…。

11/5 7:05

目附谷に合流。

11/5 7:15

こんな感じの遡行が続く。

11/5 7:17

はるか遠い稜線。

11/5 7:27

沢らしくなってきた。

11/5 7:42

一本橋もあるで。

11/5 7:42

早くも紅滝が見えてきた。

11/5 7:43

落差は20mほどだろうか。

11/5 7:43

滝の右岸側から巻けそう。

11/5 7:47

滝手前で泳ぐイワナ。

11/5 7:47

ちっぽけな僕。

11/5 7:59

懸垂下降をすることなく滝上に。

11/5 8:01

滝上方面。

11/5 8:06

カブト谷出合を目指す。

11/5 8:14

出合到着、腰まで浸かれば突破できるけどさすがにアカン。高巻く。

11/5 8:34

怪しい所をすべて巻いてカブト谷に降り立ったが地図にない滝が現れた。

11/5 8:44

2段滝で紅滝より落差がある感じ。

11/5 8:55

紅巻より過酷だった藪。

11/5 8:55

やっと降り立つ。

11/5 8:59

まだまだ遠い稜線。

11/5 9:02

新しい熊の糞があるし…。

11/5 9:07

源流らしくなってきた。

11/5 9:10

さっきより近くなってきた稜線。

11/5 9:18

楽しくなってきた。

11/5 9:57

振り返ると鳴谷山と下降してきた鳴谷が見えていた。

11/5 10:09

最後の湧水で水筒を満タン、11月なのに暑すぎ。

11/5 10:15

昨年の大雨で流失したガレだろう。

11/5 10:29

快適が終わり沢筋の笹と格闘する。

11/5 10:33

振り返れば絶景だが。

11/5 10:35

これが現実。

11/5 10:38

やっと抜けた。

11/5 10:40

天池がすぐそこ。

11/5 10:42

しかしまた藪漕ぎ。

11/5 10:48

登山道に合流、四塚山が美しい。

11/5 10:50

昨年滑った沢が見えていた。

11/5 10:55

笈と大笠。

11/5 10:56

今日もご褒美はこれ。

11/5 11:01

登りが微妙にキツイ…。

11/5 11:06

天池と室跡。

11/5 11:08

百四丈滝が見えていた。

11/5 11:09

疲れが吹っ飛ぶ絶景。

11/5 11:52

奥長倉避難小屋が見えてきた。

11/5 12:57

下部は落ち葉のじゅうたん。

11/5 13:30

下ザーン。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

登攀道具一式。

感想

katatoshi

今日はまだ行ったことがない秘境の紅滝を目指す。11月なのにあり得ない高温で藪も水も少ないから行くしかないだろう。問題は明るい時間が短くて記録がないからナイターが心配だった。しかしナイターもあるかもの準備をして相棒を連れて行くで。

下山する一里野で車をデポ、そして大杉谷林道のゲートまで行く。この計画は車が2台ないと遂行できません。ゲートからガシガシ歩く、11月とはとても思えない暖かい夜、40分で無名沢に到着し遡行開始。暗いので慎重に登って行く。
水は源頭近くまであり快適な遡行でした、そして源頭から鞍部の藪を漕いで鳴谷の源頭に着いた。ここで休憩し白んでくるのを待った、計算通り。
さあ目附谷へ下降だ。途中で明るくなってくれたからもうよっちゃん。ちょうど核心がありサックっと懸垂下降して通過した。
以前下降した沢と合流すると更に安心、水の少ない沢にイワナ達が逃げていく、魚影が濃い。

サクサクと下降していき目附谷合流手前であり得ないテントが一張り…、そしてつぶれたタープも…。この時期にこのエリアにテン泊はおかしい…、この時期は僕たち変人しか入らないだろう。人の気配がないから残置？遭難？事故？さすがにテントを覗くことは出来なかった…。気を取り直して目附谷を遡行していく。
さあ秘境の紅滝とご対面、圧巻ではないけど滅多に見れないから価値があるで。右岸からサックっと巻いて滝上に行きカブト谷出合を目指す。
出合は大きな淵になっており腰まで水に浸かれば行けるけど、いくら暖かいと言ってもこの時期濡れれば寒いで。潔く巻く、怪しい所も含めて大巻をした。怪しかったかそうでないかは分からなかったけどしんどかった。

この先も怪しい地形だ、早速地図に載っていない紅滝より大きな滝が出てきた。この巻は激藪で時間がかかる、時刻は9時前…この先同じような滝が出てくるとナイターかも…頭によぎっていた。
心配は無用だった、新しい熊の糞にはビビるけど、この先は快適でドンドン高度が上がっていく。楽しい登攀もあり絶景も…。残り100mは藪漕ぎだったけどマシだったからよかった。そして加賀禅定道に合流、安心安全の登山道です。四塚山と清浄ヶ原がとても美しい、今シーズン滑った沢も見えていて感慨深げに観察した。
後は普通の下山で下ザーン。

クルマに優しくない大杉谷林道に再び行き車を回収して解散、お疲れ様でした。
さて、鳴谷で見たテントが気になる、帰り道に白山警察署によって状況を説明した。休日なので当直の警官しかいなくて遭難や行方不明者の情報は持ち合わしていなく明日以降になるらしい。タープは長期間放置された感じで普通では考えられないしテントも人の気配はない。事故でない事を願っています。