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記録ID: 62930
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山滑走
道東・知床

知床岳

2007年02月05日(月) [日帰り]
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GPS
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距離
17.3km
登り
1,244m
下り
1,246m

コースタイム

相泊(5:25) - カモイウンベ川二俣(C170m)(7:05) - 知床岳(10:50〜11:50) - カモイウンベ川河口(14:25) - 相泊(15:00)
天候 曇後晴
過去天気図(気象庁) 2007年02月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
カモイウンベ川左岸台地の取り付きは、暗闇だと分かりにくい。事前に偵察した方が良いだろう。

カモイウンベ川二俣はスノーブリッジを渡る。

P1062へ突き上げる谷の上部は傾斜が強く、雪は氷結している。

C900mから上部は、全体に雪が氷結している。
クナシリ島が朝日に浮かぶ。
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クナシリ島が朝日に浮かぶ。
300m付近で主稜線が見えてくる。
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300m付近で主稜線が見えてくる。
P1062に向けてつめた谷の上部は、積雪少なく、雪は氷結していた。
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P1062に向けてつめた谷の上部は、積雪少なく、雪は氷結していた。
山頂から知床半島先端部を望む。
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山頂から知床半島先端部を望む。
硫黄岳も見えてきた。
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硫黄岳も見えてきた。
下山時、山頂を振り返る。
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下山時、山頂を振り返る。
C1050mの台地から硫黄岳方面。
C1050mの台地から硫黄岳方面。
P1062へ突き上げる谷。写真では傾斜が緩く見えるが……。
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P1062へ突き上げる谷。写真では傾斜が緩く見えるが……。
海岸まで降りてきた。
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海岸まで降りてきた。

感想

知床岳は知床半島の末端にある山として、それだけで魅力は充分であろう。だが厳冬期となれば、気象条件、アプローチは、かなり困難である。昨年も登頂を試みているが、悪天と強風のため未遂に終わっていた。今年こそはの思いで再び訪れた。昨日は、羅臼の町中でも歩くのが困難なほどの吹雪であったが、今日は晴れて穏やかになるとの予報だ。

少ない好天を生かすため、日帰りで登頂を目指す。まだ夜が明けないうちに相泊を出発。懐電の明かりを頼りに、波打ち際を進む。

海岸からのアプローチは、スキーを使った山行では、かなり珍しいのではないだろうか。

暗い中、カモイウンベ川左岸台地へ上がる所も問題なく通過。台地を行く途中で夜が明けた。

標高170mカモイウンベ川二俣から、中間尾根を登っている辺りで、正面に主稜線が見えてくる。だんだん雲が多くなってきているのが気がかりだ。

雪は昨年より少なく、表面が堅い。滑降にはあまり適さないが、ラッセルは楽で行程も捗る。

474m標高点辺りで尾根をはずれ、真西へ向う。昨年は、そのまま主稜線の鞍部にでたが、今回は1062m標高点に突き上げる谷にルートをとる。この雪の状態では、雪崩の心配はないと判断。谷の上部はアイスバーン状で、クトーが役に立った。

C1000mを越えると傾斜は緩み、台地状となる。今は雲が頭上を覆い、雲低すれすれ。「また敗退」の思いを抱きながら、予報に望みをかけて山頂を目指す。

雲に視界を奪われ、紛らわしいピークに騙されながらも、夏にコタキ川を遡って訪れたときの記憶を頼りに、なんとか頂上に立つ。

雲の中で展望は無し……が、にわかに雲が切れ、頭上に青空が広がってきた。あっという間に雲が去り、360度の展望。感動のあまり寒さも忘れ、山頂に1時間も滞在してしまった。

下りは山頂から滑り出す。ほとんど傾斜の無い台地の部分も、アイスバーン状でスピードが出る。

谷に入ってからは、転倒したら即滑落だ。横滑りを交えた斜滑降で慎重に高度を落とす。標高700mで傾斜、雪ともに緩み、滑降を楽しみながら往路を戻る。


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