知床岳 流氷見ながらの大滑走
- GPS
- 08:30
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,249m
- 下り
- 1,251m
コースタイム
- 山行
- 8:29
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 8:31
天候 | 晴れ、標高800mからホワイトアウト、山頂付近は暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
相泊漁港付近に駐車する。本日は我々以外誰もいない。天候は、駐車場では快晴で風も無いが上空の雲の動きは速い。山頂には雲がかかっている。
羅臼町から相泊までのドライブ中は、朝陽を浴びながら流氷が見れた。それだけでも世界遺産の知床を満喫した気分になれる。
駐車場からは、シートラして長靴でスタートする。カモイウンベ川まで雪が途切れていると思っていたが、まだ雪は繋がっていた。スノーブリッジも健在。最初の取付き箇所も笹が少し露出する程度で雪はあった。
前半は林間コースで傾斜も緩く、ひたすら距離を稼ぐ。標高300m位から斜度が出てきて明確な尾根ラインを通常は進んでいく。だが本日はこの辺から風が強く、冷たい吹き降ろしの風が体温を奪うので、山頂はあきらめモードとなる。折角なので少しでも高度を上げれるよう尾根から右寄りのオープン斜面をクランポンで登ってみる。風を防ぐことができ、南面ゆえ太陽の日差しで温かい。しかし、ある程度登ると滑落しそうな急斜面、モードチェンジ不可の領域となってきたので尾根にルートを戻し、シートラしてアイゼン+ピッケルで登る。すぐ上空の雲は、流れが速いが風は下の時より弱く感じられる。標高800m位から雲の中に入り視界も悪くなるが、強風に煽られても体温はそれほど奪われない。もう少し、もう少し行って見ようと言いながら標高1000mを超え知床台地のハイマツ地帯に入る。ここまで来ると山頂を狙いたくなる。
視界は30mもあるだろうか。ハイマツが無い箇所は、白一面で平衡感覚が無くなる。コンパスとGPSを頼りに黙々と進む。山頂付近に来ると風速は、20m程度と思われる。GPSで火口付近に立っているはわかっていたが突然目の前の地面が無くなり慌ててコースを修正。火口のような断崖に沿ってアップダウンを繰り返し山頂到達。
相方のスマホは寒さで電源ダウン。私のスマホで記念写真を手早く済ませ即下山開始。標高1050m位で視界が晴れてきて知床台地を見渡せた。沢型への入口はとても急斜面なので尾根沿いで少し高度を落とし、途中から沢型に入る。ここからは風も無くなり北方領土の山々や流氷を見ながら雄大な知床の斜面を気持ちよく滑走することができた。
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