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Yamareco

記録ID: 633669
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ハイキング
奥秩父

大菩薩嶺・黒川鶏冠山・黒川金山

2015年05月10日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
26.3km
登り
1,809m
下り
1,786m

コースタイム

日帰り
山行
9:10
休憩
0:20
合計
9:30
4:30
50
5:20
5:20
60
大黒茂谷出合
6:20
6:20
35
大黒茂谷右岸へ
6:55
6:55
25
泉水十文字
7:20
7:20
55
8:15
8:15
5
8:20
8:20
60
9:20
9:20
20
9:40
9:40
40
10:20
10:20
20
10:40
10:40
20
11:50
11:50
30
12:20
12:20
20
12:40
12:40
80
14:00
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
泉水横手山林道の三条新橋ゲート前駐車スペース(無料、トイレ無し、10台前後のスペース)。
東京方面から来た場合、近場のトイレは道の駅たばやまになります。
コース状況/
危険箇所等
三条新橋-大黒茂谷出合 : 泉水横手山林道歩きです(ゲートより4km弱舗装)。

大黒茂谷出合-丸川峠 : 国土地理院地図には表示ありますが、昭文社の地図には表記されていないルート。
「大黒茂」の表示(ゲートから4kmの表示を少し越えた所)の数十mほど先に、泉水谷を渡って大黒茂谷方面へ行く木橋が見えてきます(道標は無し)。木橋を渡った辺りが沢登りコース入口のようですが、自分は沢登りの経験が無いため、そのまま土(というよりも堆積した落葉ですね)の道をぐんぐんと登って行き、谷川から遠ざかって行きます。ずっと一本道ですが、再び谷川が接近してきたあたりで、T字路にぶつかります。右の道は尾根を巻いて泉水十文字に行くものと思いますが、道なりに左に。そのすぐ先に左下に下りる道と右上に登る道に分かれます。念の為、左に下りてみましたが、大黒茂谷を渡る橋に出たため(老朽化しています)、引き返して右方向へ。
その先、自然林が檜の植林に変わったあたりの先に、大黒茂谷の右岸に渡る木橋が。国土地理院地図ではずっと左岸を登るように見えるため、不安を覚えながらも、道なりに橋を渡ります。美しい苔の道を苔を踏まないように登って行きますが、どんどん大谷茂谷から離れて行きます。いくらなんでもこれはおかしいと、一旦、木橋まで引き返して他の道を探しましたが見つかりません。時間もあるし、どうにかなるだろうと、改めて右岸の道を登って行くと、ぐっと右旋回。無事に大谷茂谷にまた戻って、左岸に。しばらく等高線に沿って進むと、五差路の交差点。標識はありませんが、ここが泉水十文字と思われます。
ここを左にしばらく進むと、丸川峠から牛首谷に下りる道に合流します。

丸川峠-大菩薩嶺-黒川鶏冠山 : 表示等のしっかりした整備された道です。

黒川鶏冠山周辺 : ここは迷いました。ここで目指していたのは3か所。(1)見晴台(標高1716m)、(2)黒川山(同1710m)、(3)鶏冠山(???)。鶏冠山(黒川山)という道標まで辿り着いた後、見晴台は表示があるので簡単に分かります。では黒川山は? 道標から見晴台へ向かう右上の小高い丘に登ると、そこに黒川山三等三角点の表示がありました。では、鶏冠山は? 道標の南東側の小高い所に赤マークが見えていたので進んでみるも、何もありません。一方、道標には「鶏冠神社」の表示。鶏冠神社というのが一体どこにあるのか地図を見ても分かりません。また、黒川金山の表示もありません。ハンノキ尾根経由で落合まで下りて行く道だろうと、「鶏冠神社」方面に下って行くと、ありました、別の道標が。こちらには「黒川金山」の表示も。「鶏冠神社」というのが多分鶏冠山だろうと進んで行くと岩場の山。一番高そうな所に登って見ると山頂には何も無し。その奥にも赤マークが見えたので、少し標高は低いと思いながらも足を進めると、鶏冠神社がありました。その脇に、「鶏冠山 1716m 山梨百名山」の標識が。でも、標高1716mは見晴台であって、そこに比べると鶏冠山はやや低め。何が何だか分かりませんが、ここからも大菩薩嶺が見事に見えています。道標に「鶏冠神社」だけではなく、「鶏冠山」と「黒川金山」も入れておいて戴ければありがたいですね(よく見ると、「鶏冠山」については手書きされていました)。

黒川金山跡-三条新橋 : 昭文社地図の破線ルート。道標・マークとも少ないもののほぼ一本道。途中、一ヶ所分岐あり。古い道標が倒れていますが、ここは右下に下って行きます。
尚、今回とは逆ルートの三条新橋から金山・黒川鶏冠山へ向かう入口にも道標はありません。駐車スペース脇に西方向に入って行く未舗装林道が入口です。
ゲートから4km強。
大黒茂谷出合到着。
ゲートから4km強。
大黒茂谷出合到着。
木橋を渡って大黒茂谷へ。
木橋を渡って大黒茂谷へ。
谷底から離れて、落ち葉の多い山道をサクサクと登って行きます。
谷底から離れて、落ち葉の多い山道をサクサクと登って行きます。
再び谷底に近付いた辺りで、左下と右上に分岐。道なりとしては右上ですが、念の為、左下に下りてみます。
再び谷底に近付いた辺りで、左下と右上に分岐。道なりとしては右上ですが、念の為、左下に下りてみます。
地図にはありませんが、大黒茂谷の右岸に渡り、大菩薩嶺の北峰へと向かう道の様です。引き返して、右上の道を進みます。
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地図にはありませんが、大黒茂谷の右岸に渡り、大菩薩嶺の北峰へと向かう道の様です。引き返して、右上の道を進みます。
大黒茂谷を右岸へと渡ります。
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大黒茂谷を右岸へと渡ります。
苔生した岩岩が。
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苔生した岩岩が。
谷から大きくそれて心配しましたが、再び谷に戻って、左岸へと再び。
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谷から大きくそれて心配しましたが、再び谷に戻って、左岸へと再び。
名前は分かりませんが、この辺りに紫の花が咲いていました。⇒ハシリドコロでした。mi88nさん、ありがとうございました。
名前は分かりませんが、この辺りに紫の花が咲いていました。⇒ハシリドコロでした。mi88nさん、ありがとうございました。
泉水十文字の五差路に到着。
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泉水十文字の五差路に到着。
丸川峠の丸川荘。富士山が見えてきます。
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丸川峠の丸川荘。富士山が見えてきます。
大菩薩嶺到着。
登る途中で富士山・南アルプスの好展望地があることを期待しましたが、北側の巻き道を通るため駄目。
大菩薩嶺到着。
登る途中で富士山・南アルプスの好展望地があることを期待しましたが、北側の巻き道を通るため駄目。
雷岩に下りてみると、富士の絶景が。
大菩薩嶺までの登りで感じていたフラストレーションが一気に解消。
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雷岩に下りてみると、富士の絶景が。
大菩薩嶺までの登りで感じていたフラストレーションが一気に解消。
甲府盆地の向うに南アルプスも。
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甲府盆地の向うに南アルプスも。
丸川峠を経由し、六本木峠通過。
丸川峠を経由し、六本木峠通過。
横手山峠通過。
鶏冠山(黒川山)標識到着。
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鶏冠山(黒川山)標識到着。
見晴台からの大菩薩嶺と右奥に富士。
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見晴台からの大菩薩嶺と右奥に富士。
奥秩父の山並みも。
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奥秩父の山並みも。
黒川山には三等三角点が。
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黒川山には三等三角点が。
鶏冠神社へ向かって下ってくると四差路が。
まずは鶏冠神社へと向かいます。
鶏冠神社へ向かって下ってくると四差路が。
まずは鶏冠神社へと向かいます。
鶏冠神社のある鶏冠山に。
鶏冠神社のある鶏冠山に。
黒川金山上側の道標から循環歩道に入って行きます。
黒川金山上側の道標から循環歩道に入って行きます。
5分ほど歩くと坑道跡に。
この先は通行止めになっています。
5分ほど歩くと坑道跡に。
この先は通行止めになっています。
大岩を割って、食い込ませる木の根。
すごす生命力。
すごぎます。
大岩を割って、食い込ませる木の根。
すごす生命力。
すごぎます。
黒川金山下側の循環歩道に下りてきましたが、こちらは入口から通行止め。
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黒川金山下側の循環歩道に下りてきましたが、こちらは入口から通行止め。
この辺りも岩についた苔が綺麗です。
この辺りも岩についた苔が綺麗です。
黒川金山からしばらく下ると、道の脇に朽ちた道標が倒れています。
黒川金山からしばらく下ると、道の脇に朽ちた道標が倒れています。
どうも、この分岐の道しるべになっていたようです。左は藤尾部落に向かう模様。右下に下って行きます。
どうも、この分岐の道しるべになっていたようです。左は藤尾部落に向かう模様。右下に下って行きます。
せせらぎの音が強くなったと思ったら、名前も無い滝が。
せせらぎの音が強くなったと思ったら、名前も無い滝が。
そのすぐ下に木橋があり、そこを渡ると廃道になった林道に。
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そのすぐ下に木橋があり、そこを渡ると廃道になった林道に。
この林道はあちこちで崩壊しており、注意して足を進めます。
この林道はあちこちで崩壊しており、注意して足を進めます。
駐車スペース脇より戻ってきたました。
駐車スペース脇より戻ってきたました。
今夜の締めは、愛媛県の逸品「媛一会(ひめいちえ)純米吟醸無濾過」にて。これまた絶品。山歩きの後は一段と酒の旨みが体に沁み込みます。
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今夜の締めは、愛媛県の逸品「媛一会(ひめいちえ)純米吟醸無濾過」にて。これまた絶品。山歩きの後は一段と酒の旨みが体に沁み込みます。

感想

30年以上前から黒川金山跡を一度は訪れたいとは思っていましたが、アクセスが悪いため、実現に至らず。先週、武田物を読んでいたところ、その思いが無性に強くなり、早速出かけてきました。この1年の山行により、深山分け入ることに対する抵抗感が減ってきたのも一因か。折角なので、その筋には知られている(と思う)沢登りコースの大黒茂谷(自分は沢には入りません)と大菩薩嶺も組み合わせてみました。

これまで自分の中で大菩薩嶺の山容イメージがありませんでしたが、黒川鶏冠山から見て、初めて大菩薩嶺がこのような秀麗な山であることを発見したことが今回の最大収穫です。残念ながら、黒川金山は当面周回道通行止めのため、周辺の雰囲気しか楽しめませんでしたので。

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コメント

おはようございます
黒川鶏冠山、ヤマレコでも初めて登られる方は結構迷っておられますね。
そもそも見晴台への道を分ける三角点下の東京都水道局の『鶏冠山(黒川山)』の標識と鶏冠山ではなく鶏冠神社との表記が諸悪の原因かと。
鶏冠山(黒川山)』の標識であの上の三角点で持って黒川鶏冠山登頂とされている方がいらっしゃいますね。
今回は無事、黒川山も鶏冠山も到達することができて何よりでした。

大黒茂谷、初めて知りました。
新緑や紅葉時期はよさそうですね。
嫁同伴だとハードルは高そうですが、チェックさせていただきます。
2015/5/11 8:14
match1128さんへ
黒川鶏冠山の標識はおっしゃる通りですね。行けば分かるだろうとあまり事前勉強をしなかったのが失敗の原因でした。帰って老眼鏡でじっくりと地図を見たところ、それぞれのポイントと道の関係が正しく表記されていましたので、「道標がしっかりしているはず」と頼りすぎたのが良くなかったのかもしれません。
それにしても奥秩父の苔むした岩々は素晴らしく、はまってしまいそうです。
2015/5/12 9:10
毎回すごいですね!
pokepikaさん、こんにちは!

毎回毎回、20km超えのウォークにすげ〜なと感心しております 結構ないいタイムで歩かれてますね そしてうらやましくもあります 指をくわえながらレコを拝見させていただきました。
大菩薩から黒川鶏冠山までの尾根は気持ちよさそうですね。小生もいつかは歩いてみたいです

紫のお花は、「ハシリドコロ」ですね 毒草みたいで、食べると錯乱して走り回っちゃうみたいです
2015/5/11 8:19
mi88nさん、ありがとうございます。
なるほど、ハシリドコロですか。別名、キチガイイモ、キチガイナスビ、オニヒルグサヤ。何かすごい名前の百貨店。触らなくてよかった
いつも mi88nさんのレコで色々な花のお名前を拝見させてもらっていますが、自分で見るまでなかなか覚えられなくて。今後とも、ご指導下さい。
2015/5/12 9:17
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