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大菩薩嶺(だいぼさつれい) / 大黒茂ノセリ/大黒茂ノ峰/大黒茂山/鍋頭山/神部山/萩原山

最終更新:Yamaotoko7

のびやかな稜線歩きと展望を楽しむ一座


大菩薩嶺は山梨県東部にある大菩薩連嶺の主峰で、標高は2057mです。日本百名山に選定されており、深田久弥の著書では「大菩薩岳」と記されます。
山名の由来は諸説あります。そのひとつは、源義光がこの地の峠越えができたことに感謝し、武運の神である八幡大菩薩の名を唱えたことに因みます。

たおやかな尾根歩きが魅力


 "大菩薩峠"
山頂から南東に位置する大菩薩峠は、中里介山の長編小説「大菩薩峠」の舞台で有名です。
かつてはやや山頂寄りの賽ノ河原が大菩薩峠でした。明治11年までは青梅街道の重要な場所で、難所でありながら生活物資が盛んに行き来していました。
現在は、好展望のハイキングスポットとして人気を博しています。


 "富士山と大菩薩湖"
大菩薩峠から雷岩へかけては、笹原が広がる緩やかな山稜で開けています。
眺望は抜群で、富士山と大菩薩湖、そして南アルプスの3000m級の峰々が見渡せます。
雷岩は神成岩とも言い、かつては雨乞の神事が行われていました。ごつごつとした露岩で、景色を楽しみながら休憩する登山者が多い場所です。そこから少し下った神部岩も、神が宿る岩とされます。

短い周回コースが人気


 "山頂"
上日川峠を起点としたルートは、歩行時間が比較的短く、登山デビューにおすすめです。ひと回りするコースが定番で、大菩薩峠、雷岩を経て山頂を踏んだ後、引き返して唐松尾根から下山します。
山頂は展望がなく、コメツガ原生林などの樹林に覆われています。
ひっそりとしていますが、百名山を目指すハイカーや三角点コレクターには見過ごせない場所です。


 "柳沢峠付近:ブナの黄葉"
一方で、柳沢峠より山頂へ向かうルートは、静かな雰囲気を味わうことができます。ブナの自然林による新緑や紅葉は美しく、気持ちの良い歩きです。
丸川峠から山頂へは、苔が広がる林床に癒されます。

通年見どころがいっぱい


 "神部岩付近:コウリンカの花畑"
山域は高山植物に恵まれており、稜線上にはお花畑が点在します。
初夏はツツジ、夏から秋にかけてはコウリンカ、ヤナギランやハコネギクなどを愛でることができます。


 "積雪時:雷岩付近"
冬季は上日川峠への県道が閉鎖されるため、大菩薩峠登山口からの入山が一般的です。
歩行時間は長くなりますが、山小屋に泊まることで無理のない山行が可能です。
樹氷や雪化粧の富士山は明媚で、多くの登山者を魅了します。

個性が光る山小屋


 "丸川荘:コーヒー"
山域には山小屋が点在しており、初心者でも安心して山行に臨めます。通年利用できますが、宿泊の際は予約が必要です。
丸川荘はランプの山小屋で、こだわりのコーヒーをいただくことができます。また、御主人が手作りする木彫りの小物は人気のお土産です。
ロッジ長兵衛は天窓付きの個室で、ゆったりと寛げます。
いずれも、冬季の営業は週末と年末年始のみです。


 "福ちゃん荘:岩魚の塩焼き"
福ちゃん荘は、岩魚の塩焼、ほうとうなどの地元グルメが堪能できます。冬季は予約時のみの営業です。
介山荘は、大菩薩峠にある見晴らしの良い小屋で、オリジナルグッズが好評です。

モデルコース


3時間45分/7.2km
上日川峠(34分)→福ちゃん荘(64分)→大菩薩峠(20分)→賽の河原(24分)→雷岩(9分)→大菩薩嶺(7分)→雷岩(45分)→福ちゃん荘(22分)→上日川峠
登山口 上日川峠
大菩薩峠登山口
柳沢峠
大菩薩峠赤沢登山口
基本情報
標高 2057m
場所 北緯35度44分55秒, 東経138度50分43秒
カシミール3D
(地図中心569号(2020.02)より転載)(junjapa追記)
・このピークの北東麓にある丹波山村では400年前くらいまで隣の小菅村や大月市の一部と共に「丹波山衆」と呼ばれ、武田家のの金山を守る金山衆(かなやましゅう)の里だった。その金山衆は北極星と北斗七星を神格化する”妙見信仰”をもっていてその周囲にある星々が降り落ちて金山になると信じていたらしい。妙見信仰は中国から伝わったもの。真言宗の寺には「妙見曼荼羅」と呼ばれるものがあるが、飛ぶ龍の上に菩薩が鎮座する姿で描かれている。これは菩薩=北極星、飛龍=北斗七星を指す。中国では天帝と乗り物だったり、天帝と七人の従者のように見たてたりしている。丹波山村には二つのピーク、大菩薩と飛龍山があるのは、その過去の歴史に関係がありそうだ。
山頂

山の解説 - [出典:Wikipedia]

大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県甲州市と北都留郡丹波山村に跨る標高2,057mの山。深田久弥の日本百名山には「大菩薩岳」の項で取り上げられている。なお、大菩薩峠は大菩薩嶺の南方約2kmに位置する尾根の鞍部にあたる(標高1,897m)
奥秩父山塊に位置し、大菩薩連嶺の主脈を構成している。多摩川と笛吹川の水分山でもある。
深田久弥や木暮理太郎などは、その著書に大菩薩岳(だいぼさつだけ)と表記している。
山名の「大菩薩」の由来には諸説あるが、『甲斐国志』によると後三年の役で東征した源義光(新羅三郎)が道に迷っていたところ、樵夫が現われてこの峠まで導いたところで消え去ったといわれ、そのとき義光が「八幡大菩薩」と唱えて神の加護に感謝したことに由来するという

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    容易なアクセスで人気が高い大菩薩嶺と、気持ちの良い笹原歩きが楽しい牛奥雁ヶ腹摺山に登るハイキングルート。 歩いていて気持ちの良い尾根道は富士山や南アルプス・道志山系の展望に優れています。
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    富士山の展望に優れた万人向けのハイキングコース。初心者同士でも十分に楽しめるので入門コースとしてもおすすめです。

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