【能登作戦・一歩目】宝達山から能登に祈りを捧げる【戊29.3】
narodniki
体力度について
- GPS
- 04:26
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 736m
- 下り
- 724m
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| 天候 | 予想していた以上に晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復路：JR七尾線宝達駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
麓のこぶしの路登山口駐車場から山道。麓では堰堤造成工事が行われており、今後登山口の場所など変わるかもしれない。 標高450m辺りから雪が現れ、徐々に積雪量が増す。ただ、多くの人が歩いているので雪は踏み固められてそれほど歩きにくくはない。 宝達山展望台から、こぶしの路と舗装路（もちろん今の時期は積雪している）が併走するが、多くの人は楽な舗装路の方を歩き、こぶしの路の踏み跡は激減、当然歩きにくくなる。 宝達山からの下りに使った舗装路はだんだんと乾いてくるが、上の方では日陰で凍結している場合もあるので要注意。 |
写真
所用のため北陸を訪れたところ、晴れ間が期待できたので、急遽能登の一端を歩いてみることにする。カメラはスマホのみで画質はあまり期待できない。
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正面は宝達志水町とかほく市の境の辺り。天気予報では曇り基調だったので足を伸ばすことに不安もあったが、この青い空と青い海を見られただけで十分報われた。
皆さん楽をしたいらしく、こぶしの路の踏み跡は極端に減少する。併走する積雪舗装路を楽々と上っていく人がいるのを感じながら雪と格闘。
県道75号線は展望が開けているので、歩いていて爽快な気持ちになる。喉が渇いたので水分補給しようとしたが、ペット飲料が無い。雪と格闘中に落としてしまったようだ。
宝達志水町にトトロ絡みのモニュメントがあるというので立ち寄る。杉の落葉で造ってあるようだ。トトロは解体されたようだが、猫バスは残っている。
感想
金沢の雑踏と狂騒
能登の閑散と静寂
真に被災地、被災者のためになる支援とは何だろうか？
「真っ白な雪道に春風香る」
宝達山へ向け真っ白な雪に覆われた山道を歩きながら、春の長閑な日差しを感じる。
「わたしは なつかしい あの街を 思い出す」
輪島までまだ鉄道が通じていた頃、家族旅行で輪島を訪れ、キリコの置物を親に買ってもらって暫くの間大事にしていた。
「叶えたい夢もあった 変わりたい自分もいた」
置物の記憶しかない輪島の輪郭を再度はっきりさせようと思うこと暫し。アクセスの問題もあり先延ばしにしているうちに、かくいう事態に立ち至ってしまった。
「今はただなつかしい あの人を思い出す」
私も最近、近しい人を亡くしたので、在りし日に思いを致すことがあるが、時期の近接している能登半島地震の被災者のことがいつもオーバーラップする。
何しろ、1，2か月前には生きてすぐ傍にいたわけだから、心に突然ぽっかり空いた穴を埋めるまでには、それこそ「なつかしい」と言える日が来るまでは、とても長期間を要することだろう。
「誰かの歌が聞こえる 誰かを励ましてる 誰かの笑顔が見える 悲しみの向こう側に」
被災者同士が励まし合う姿、杉良太郎氏など遠方から支援に駆けつける方々の姿を見ると、胸が熱くなる。
被災地の方々には決して独りではないと、凍り付いた心が雪とともに融け、顔も緩み綻ぶようになってほしい。
「花は咲く いつか生まれる君に 花は咲く わたしは何を残しただろう」
朝方はまだちょっと寒いかなと思ったものの、風もさほど冷たくなく、そして何より、ドンヨリドヨンド灰色の世界となる北陸の冬の分厚い雲が破られて日が差し、青空が広がっていったのは望外の喜びだった。
同様に、被災された方々にも光明が差すことを心より願う。
私自身ができることは微力だが、天皇陛下の被災地に寄せさせたもう大御心を範とし、同様に心を寄せ続けていきたい。
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