御殿山〜石尊山・信州街道最終回 室田〜高崎

2024年02月27日(火) [日帰り]

• GPS: 05:22
• 距離: 20.6km
• 登り: 625m
• 下り: 715m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:42
• 休憩: 0:17
• 合計: 5:59

8:23 運動公園駐車場
8:58 9:13 御殿山
10:07 10:09 石尊山
10:46 10:46 運動公園駐車場
11:21 11:21 榛名高校入口バス停
11:39 11:39 エコール入口バス停
14:22 高崎市下豊岡バス停

＊運動公園駐車場と榛名高校入口バス停の間は車移動の為、実際の歩行時間は5時間7分

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

写真

2/27 8:24

安中榛名駅舎の向こうに御荷鉾山、オドケ山

2/27 8:26

妙義山
碓氷峠を越えて吹き降ろす雪と強風に巻かれて、消え入りそう

2/27 8:42

文字の消えかけた標識の下の道に入るのに、うっかり行き過ぎました('_')

2/27 8:43

竹林
強風がざわざわと葉を揺らせ、時折奇妙な音を立て、ちょっと驚きます

2/27 8:44

古くなっていますが標識完備

2/27 8:49

もう桜が咲いていました(*_*)

2/27 8:49

どうやら下からくる車道があるらしく、ここが駐車場のよう。四十七士石像見学者の為の駐車場なのでしょう

2/27 8:49

駐車場の向かいからが本当の登山道で、それまで歩いていたのは廃道になって久しい車道でした

2/27 8:52

疑似木段整備
瀬戸内アルプスで滑ったのが思い出され、やや慎重に(^_^;)

2/27 8:53

断崖に沿う道

2/27 8:54

ここは岩戸観音堂跡

2/27 8:54

洞窟に石仏

2/27 8:56

少し離れ、石祠

2/27 8:58

四十七士石像

2/27 8:59

右下に一列に並ぶ四十七士の墓石が並んでいます。その上にのしかかるような岩屋根に威圧感を感じます

2/27 9:05

御殿山頂上

2/27 9:05

南方面の景色が開け、足元はオーバーハングする崖の上

2/27 9:12

四十七士石像まで帰還

2/27 9:18

駐車場に帰還
今年初めての桜に心和みます

2/27 9:24

水仙も咲き始めていました

2/27 9:31

風が強いものの、東方面は青空

2/27 9:34

蝋梅と花桃のコラボ(^^♪

2/27 9:36

春の訪れの嬉しさに言葉は要りません

2/27 9:38

花盛りの梅の向こうに雪風の吹き付けている妙義山

2/27 9:44

心地よい陽だまりの道

2/27 9:58

榛名山方面
榛名山のどの山が見えているのか分からず残念！それに尾根上は強風で、いたたまれませんでした(:_;)

2/27 10:00

風さえなければ本当に快適な散歩道でしょう

2/27 10:04

本日唯一の急坂
雪がここだけ消え残っていました

2/27 10:07

石尊山頂上は杉林の中で、薄寒い感じ

2/27 10:08

足元に安中榛名駅、彼方に御荷鉾山

2/27 10:12

石尊山
標高＝571.01 m
四等三角点

2/27 10:17

振り返った木段
急斜面に取り付けられており、歩きやすくて有り難いです

2/27 10:20

妙義山

2/27 10:22

登山口
なんだか見覚えがあるような…

2/27 10:39

春うらら♪

2/27 10:45

運動公園向かいの公園

2/27 11:00

妙義山方面もすっきり見えてきました

2/27 11:01

安中榛名駅の右後ろに石尊山。下室田まで車で10分程の距離。予定より早く周回でき、いよいよ最後の信州街道歩きに向けて車で移動

2/27 11:23

榛名高校入口バス停
今日の歩行開始地点

2/27 11:25

烏川下流

2/27 11:26

橋の袂から振り返った室田方面

2/27 11:28

宿場の面影を残してくれている民家も減り続けるのは致し方ないことなのでしょう

2/27 12:02

榛名山の山群

2/27 12:12

郷見神社
由緒のありそうな神社ですね。昔はこの辺りの集落名は「郷見」だったのか？

2/27 12:39

花盛り

2/27 12:42

里見川に沿う現在の国道406号線はまっすぐでも、川は結構曲がりくねっています

2/27 12:52

先人たちが畑越しに見た榛名山の風景そのままなのかも

2/27 13:03

街道跡のようですが、草の茫々と茂るのにちょっと気が引け、迂回

2/27 13:06

正面に欅の古木が見えるので、当たらずとも遠からずの迂回でしょう

2/27 13:08

お堂

2/27 13:10

旧道と合流
迂回して良かったかも(^_^;)

2/27 13:22

また神社が見えてきました

2/27 13:23

諏訪神社

2/27 13:24

残念ながら自分には読めません

2/27 13:26

これは道祖神
古の道を歩いていると実感できます

2/27 13:37

また406号線を外れて旧道へ

2/27 13:38

お地蔵さまが古の道の気配

2/27 13:41

大送電鉄塔が気持ちを現在に呼び戻します

2/27 13:43

こんな緩やかなカーブが心地良いですが、大分足が疲れてきました

2/27 13:56

またもや406号線を外れます

2/27 14:02

清水坂
鉄道（信越本線）に阻まれ、引き返しましたが、この案内板が見られて幸運でした

2/27 14:07

国道406号線で陸橋を渡ります

2/27 14:07

左に赤城山の広い裾野

2/27 14:08

高崎市は晴れでも、北部の山々は雪

2/27 14:11

鉄道に阻まれなければここで国道と合流したと思います

2/27 14:15

道標
「くさつみち」と読めました。車の忙しげに行きかうY
字型交差点の先端にぽつねんと立っていました。決して華やかな結末を求めてここまで歩いてきた訳ではありませんけれど、旅を終え、裏寂しさに心は複雑

2/27 14:17

下豊岡バス停
予定より一本早いバスに乗れそう（この路線は一時間に一本の運行）

2/27 14:17

振り返った街道分岐点
かつての面影は知る由もありませんが、右が草津道、左が中山道。歴史を一つの石が残しているのみ。

感想

kyom4

大笹街道の起点の須坂市福島宿を出発したのは2021年11月末日。
冬を目前にし、菅平越えを思うと、どうなることやらとおぼつかなく
随分中断を繰り返しながら、漸く高崎に到着する日を迎えました。
大笹街道は大笹宿から先、信州街道と名を変え、
草津温泉からの街道に合流し、高崎市で中山道に至ります。
なのでタイトルも途中で、信州街道と変えました。

時間的に考え、街道沿いに登れそうな山がある時は、
寄り道も気分転換になり、また楽しいものですから、
今回は御殿山から石尊山へ周回してみました。
丁寧に木段のついた急坂を下って登山口に着くと、
あれっ？見覚えがあるような、と思い出し、
帰宅後調べると、なんと群馬百名山で登っていたのでしたが、
もはや、その頃の記憶がなく、記憶力の衰えを切に感じます。

街道歩きがずっとブームのようですが、五街道と違い
大笹街道は、道跡のはっきりしない箇所（消されてしまった？）
があり、菅平では、適当に歩いている部分があり、心残りです。
厳寒期の菅平を行く旅人に吹き付ける強風を思いやる度、
自分的に、この街道を歩いた価値があると思えてきます。

信州街道と名を変え、国道406号線に併合されると
道跡の殆どが国道の下になり、高崎市周辺の田園地帯で
時折真っ直ぐな国道を離れて、旧道に入った時
神社の欅や、道祖神に、僅かに残された街道の面影を見るのみでした。

車が行きかい、道端など見る余裕もなさそうなうY字型交差点に
道標「くさつみち」は所在なげに立っているように見えました。
決して華やかな結末を求めて歩いてきた訳ではないものの、
旅を終え、裏寂しさに心は複雑で、振り返った街道分岐点に
かつての賑わいなど知る由もなく、右が草津道、左が中山道と、
歴史をたった一つの石が残しているのみなのに言葉もなく、
室田に向かう定期バスを待つばかりでした。