和歌山からお伊勢さん★伊勢南街道1（和歌山城→名手宿）

2015年06月06日(土) [日帰り]

• GPS: 07:35
• 距離: 29.7km
• 登り: 41m
• 下り: 3m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:57
• 休憩: 0:39
• 合計: 7:36

7:55 スタート地点・京橋
8:49 8:55 四ヶ郷の一里塚
9:20 9:20 八軒屋宿
10:12 10:25 布施屋駅付近・熊野街道追分
11:40 11:45 船戸駅・トイレ
12:15 12:15 岩出駅付近
13:40 13:50 東田中神社・コンビニ休憩
14:15 14:20 紀伊長田駅付近
14:40 14:40 粉河交差点
15:31 ゴール地点・名手宿本陣

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

　　
★スタート地点
南海本線 和歌山市駅 徒歩8分
JR阪和線 和歌山駅 徒歩10分
　
★ゴール地点
JR和歌山線 名手駅 徒歩5分
　

コース状況／危険箇所等

　
伊勢南街道は和歌山城京橋から松阪、伊勢神宮へ向かう道です。
大和街道や和歌山街道など別名が数多く存在していますが
当レコでは伊勢南街道と統一して書いていきます。

古代においては南海道の一部にあたり、
紀伊藩の参勤交代路としての役割もありました。
また、参詣道としても伊勢、高野山、西国三十三カ所、大峰山など、
街道沿いには数多くの信仰場があり巡礼道の側面もあります。

今回の行程は和歌山城京橋から名手宿まで。
紀ノ川沿いのほぼ平坦でわかりやすい道筋が多いですが
岩出付近からは河岸段丘になり多少アップダウンが出てきます。

八軒屋あたりでは紀ノ川の堤防上を進みますが
国道になっているので交通量が多く歩道がありません。
歩くには細心の注意が必要かと思います。

★飲食、トイレなど
　
道中にはコンビニや公園が多数あり特に問題はないと思います。
昼は紀伊小倉駅近くの売店でパンを購入しています。
また、船戸駅においてはトイレを借りています。
　
★見どころ

名手宿には本陣の建物が残っています。
無料で見学ができます（16：00まで）

★参考資料
歴史の道調査報告書　など
　　

写真

6/6 7:59

和歌山の街道の起点は京橋です。

6/6 8:01

ぶらくり丁。和歌山市街地では丁と町が混在しています。たしか丁は武家関係の屋敷が多かった場所で町は商人が多かった場所だったと思います。

6/6 8:03

可愛いバス停。期間限定でバスと電車がタイアップしているそうです。

6/6 8:07

北へ進みます。しばらくは紀州街道と同じ道筋です。

6/6 8:14

ここを右へ。

6/6 8:15

枡形のようになっています。

6/6 8:17

バイパス道路のトンネルの下をくぐって左に曲がります。

6/6 8:18

嘉家作丁の交差点で右へ。

6/6 8:22

懸け造という独特な家々。和歌山市街は空襲にあっているので古い建物は珍しいだけに貴重なものです。

6/6 8:23

1633年の紀ノ川大水害後に築造された堤防上を進んでいきます。かつての道の北側は紀ノ川が流れていて松並木になっていました。

6/6 8:30

地蔵の辻。和歌山市街地からの別の道が交わっているので多くの人で賑わっていた場所です。ここには有名な地蔵がありましたがJRの高架下に移設されています。

6/6 8:36

国道24号沿いを進みます。阪和線の高架が見えます。

6/6 8:49

四ヶ郷の一里塚。対になって残っています。

6/6 9:11

阪和自動車道の高架付近。旧道入口です。左斜め方向へ。

6/6 9:13

狭い路地のような旧道。

6/6 9:17

この追分は左へ。道標が立っています。

6/6 9:18

根来寺への道案内的なことが書かれています。

6/6 9:19

八軒屋宿。

6/6 9:21

紀ノ川の堤防上へ。

6/6 9:26

国道を進みます。左の橋は田井ノ瀬橋。ここには大坂への紀州街道の舟渡し場の一つがありました。

6/6 9:32

堤防上の国道を進みます。歩道がないので注意。

6/6 9:44

千旦の交差点で右に折れます。

6/6 9:46

道なり進みます。この辺りの道筋は旧紀ノ川の自然堤防を利用したものになっています。

6/6 10:05

田植えのシーズン。

6/6 10:12

布施屋駅付近。この付近で熊野街道と交差します。また大坂への紀州街道の舟渡し場の一つが左手にありました。

6/6 10:13

道は周辺より一段高い場所にあって旧堤防であることがわかります。

6/6 10:30

まるで水田が鏡のようです。

6/6 10:42

馬次の集落。名前の通り継立場があったそうです。

6/6 10:52

馬次は宿場に近い役割があったの立派な古い家が点在しています。

6/6 10:55

気が付けば紫陽花の季節。

6/6 11:01

この売店で昼食をGet。

6/6 11:04

この付近に一里塚があったようですが面影はありません。

6/6 11:23

付近一帯は松並木が続いていたそうです。

6/6 11:27

一本松が植わっていた場所。堤防にあがります。右へ。

6/6 11:31

岩出橋付近。街道は直進です。ただし旧船着場付近には橋がないので再び戻って岩出橋で向こう岸に渡ることになります。

6/6 11:37

伊勢神宮の常夜灯と古い家々。船戸の渡し場です。

6/6 11:38

船戸の渡し。ちょうど真向いに旧道があります。ちなみに渡しを渡らずに紀ノ川右岸を進むルートもあったそうですが一般的ではなかったようです。

6/6 11:43

船戸駅では自由にトイレを借りることが出来ます。

6/6 11:56

岩出橋を渡って右へ。

6/6 11:59

ここを左に曲がって階段でおります。

6/6 11:59

旧道が復活します。左手には番所があったそうです。

6/6 12:01

岩出は宿場町に指定され紀州藩主の別館も置かれていました。

6/6 12:09

つき当たりを左へ。

6/6 12:09

角には道路元標。

6/6 12:11

ここを右へ。この辺りは宿場町だけあって複雑な道筋になっています。

6/6 12:12

JRの踏切を渡ります。

6/6 12:14

ここを右へ。真っ直ぐ行くと岩出駅です。

6/6 12:16

川の手前を左へ。

6/6 12:17

橋を右へ。この付近は河川改修によって道筋が一部消滅しています。

6/6 12:22

旧道復活。

6/6 12:24

立派な道標。粉河、高野、伊勢の文字が見えます。

6/6 12:30

橋を渡って左へ。

6/6 12:32

岡田嶋と呼ばれる地域。かつては紀ノ川の氾濫原でした。またこの付近に一里塚があったそうです。

6/6 12:37

ここを左へ。

6/6 12:38

右へ。

6/6 12:39

左へ。井阪の河岸段丘地帯へと進んでいきます。

6/6 12:41

右へ。

6/6 12:42

若干のアップダウンが出てきました。

6/6 12:44

左へ。

6/6 12:44

道なりに右へ。

6/6 12:51

元は条里制の時代の遺構なのでしょう。大きく弧を描く道筋があります。

6/6 12:57

右へ。県道に出ます。

6/6 12:58

左手は西田中神社。この先には東田中神社もあります。

6/6 13:08

右は斜め方向へ。

6/6 13:10

橋を渡って右へ。

6/6 13:16

田植えのシーズンは適度に曇っていたほうが写真的に面白いですね。

6/6 13:18

左へ。

6/6 13:20

用水路沿いを進みます。

6/6 13:21

再び県道に合流。

6/6 13:26

左斜め方向へ。

6/6 13:26

岩出あたりからは小さい案内標識が所々に立っていてわかりやすいです。表示は大和街道になっています。

6/6 13:31

この付近は紀ノ川の渡し場があった影響なのか若干の賑わいを感じる家並みが続いていました。

6/6 13:37

寺の前を右へ。

6/6 13:39

再び県道と合流します。

6/6 13:40

すぐに左へ。

6/6 13:44

東田中神社前。ここには一里塚がありました。また右に行くと紀ノ川の渡しがありました。

6/6 13:53

国道と交差します。向こう側へ。

6/6 13:57

旧道風情。

6/6 14:02

ここは右へ。

6/6 14:11

左横に長田観音が見えてきました。

6/6 14:12

左へ。

6/6 14:14

ここを右へ。真っ直ぐ進めば長田観音です。

6/6 14:15

角には立派な道標があります。右、いせ、こうや。左は長田観音と粉河寺への近道のことが書かれています。

6/6 14:17

お堂の中のお地蔵さんにも道しるべ的なものが書かれています。

6/6 14:19

この付近にも条里制の遺構が見られます。

6/6 14:22

国道と交差します。

6/6 14:26

アスファルトの下は石畳だったのでしょうか。

6/6 14:27

松井の集落は元の粉河集落でした。

6/6 14:30

移設されてきた道標。この先にあったものですが粉河寺と伊勢の文字があります。

6/6 14:34

ここを右へ。左にいけば粉河寺。ここには寺を遥拝するお堂があったそうです。

6/6 14:34

左へ。

6/6 14:36

川沿いに進みます。

6/6 14:39

本来はここを直進ですが川で分断されています。左へ進んで迂回します。

6/6 14:40

迂回中・粉河交差点付近。

6/6 14:42

旧道復活。

6/6 14:44

ここを左へ。農園になっているので入らないほうがいいかもしれません。

6/6 14:45

路盤は残っているようです。

6/6 14:46

国道とは段差になっているのでここから登ります。

6/6 14:46

郵便局手前を左へ。

6/6 14:47

すぐに右へ。旧道が復活します。

6/6 14:56

左から淡路街道が合流します。追分になっています。

6/6 14:57

常夜灯と自然石の道標と。

6/6 14:58

旧道風情。

6/6 15:07

高野辻。右に曲がると高野山です。

6/6 15:07

伊勢、槇尾山、高野山の文字が見えます。

6/6 15:09

JRの踏切を渡ります。

6/6 15:10

ここを右へ。

6/6 15:12

線路沿いを進みます。

6/6 15:20

川を渡ります。かつては斜めに道があったようです。

6/6 15:21

ちょうど、「みんな」の文字あたりに旧道があります。

6/6 15:24

名手宿。

6/6 15:28

かつては賑わっていたことでしょう。

6/6 15:30

名手宿本陣前。

6/6 15:34

本陣は見学することができます。16時まで。

撮影機器：

EOS M CANON

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) カメラ(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　
和歌山県北部の街道歩きがひと段落したので
ようやく伊勢南街道を歩きはじめることができました。

今回は楽な区間ではあるのですが
この先には高見峠など険しい区間が多く待ち構えているので
今から資料などの下調べが楽しくて仕方ありません。

それにしても紀ノ川沿いの街道ということで
川の地形がモロに街道の道筋になっていて面白味があり
河岸段丘のアップダウンも、またいい感じでした。

なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。　　
http://borabora.seesaa.net/article/434220485.html