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記録ID: 6541687
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山滑走
白山

【白山周辺】白峰の裏山 大頽山スキー

2024年03月10日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.8km
登り
548m
下り
551m

コースタイム

日帰り
山行
5:30
休憩
0:00
合計
5:30
6:00
150
駐車地
8:30
8:30
40
9:10
9:10
50
10:00
10:00
90
11:30
駐車地
地図の軌跡は手書きです。大頽山まではヤブを避けながら適当にスペースをつないで登ったので,あまり正確でない可能性大です。すみません。
天候 雪ときどき晴れ間
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
明谷川出合に掛かる明谷橋のたもとの路肩スペースに駐車
コース状況/
危険箇所等
・ 積雪は取り付きで1m,山頂付近で2mほど? 積雪不足で,全体的にかなり藪が出ており,狭いスペースを何とかつなぐようなスキーとなる。あと1mほど積雪があればもう少しすっきりするのではないかと思う。
・ 明谷川右岸の林道を辿り,取りつき斜面の目の前にある小橋を渡ってアプローチした。左岸にも林道のようなものが見えたので,左岸からもアプローチできるかもしれない。
夜が明けても雪が降り続く白峰。除雪が間に合っておらず,除雪車の邪魔にならなさそうな路肩スペースに半ばムリヤリ車を突っ込んだ。
夜が明けても雪が降り続く白峰。除雪が間に合っておらず,除雪車の邪魔にならなさそうな路肩スペースに半ばムリヤリ車を突っ込んだ。
明谷川右岸に沿う林道を歩いてアプローチ。明谷川はシャーベット状に凍り付いている。
明谷川右岸に沿う林道を歩いてアプローチ。明谷川はシャーベット状に凍り付いている。
これが航空写真で見つけたオープン斜面?だが…
下部は確かにオープン(=植林の伐採跡)なものの,上部は普通に木が生えてるな…
これが航空写真で見つけたオープン斜面?だが…
下部は確かにオープン(=植林の伐採跡)なものの,上部は普通に木が生えてるな…
うむむ,かなり密。
うむむ,かなり密。
しかも思った以上にラッセルが深い。急斜面で膝を越えるくらい。裏山だと思ってナメてたら,こりゃ結構苦労させられそうだぞ…
しかも思った以上にラッセルが深い。急斜面で膝を越えるくらい。裏山だと思ってナメてたら,こりゃ結構苦労させられそうだぞ…
しかし,どんなヤブでも薄い箇所はあるもので,そうしたスペースをつなぎながら何とか登っていく。
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しかし,どんなヤブでも薄い箇所はあるもので,そうしたスペースをつなぎながら何とか登っていく。
うん,これなら滑降もなんとかなりそう。
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うん,これなら滑降もなんとかなりそう。
山頂の少しだけ南側に登り上げた。
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山頂の少しだけ南側に登り上げた。
大頽山山頂。
山頂は意外に小広い。
山頂は意外に小広い。
せっかくなので,おまえ山にも行ってみよう。というか,あちらのほうが眺めがいいらしいし。
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せっかくなので,おまえ山にも行ってみよう。というか,あちらのほうが眺めがいいらしいし。
大頽山とおまえ山の間の細尾根は,立派なマツ(キタゴヨウ?)が林立していて,なかなかのもの。たぶん天然ものだろう。
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大頽山とおまえ山の間の細尾根は,立派なマツ(キタゴヨウ?)が林立していて,なかなかのもの。たぶん天然ものだろう。
それなりのブナや,
それなりのブナや,
それなりのミズナラもある。
それなりのミズナラもある。
おまえ山から東尾根をちょっとだけ降りると,鉄塔が立っていて,そこが白峰集落を望む展望ポイント。そうそう,この雪景色の街並みを見たかったのよ。
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おまえ山から東尾根をちょっとだけ降りると,鉄塔が立っていて,そこが白峰集落を望む展望ポイント。そうそう,この雪景色の街並みを見たかったのよ。
白峰の家々の屋根に,しんしんと雪はふりつむ
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白峰の家々の屋根に,しんしんと雪はふりつむ
晴れていれば白山の大展望のはずだが,まあ今日は無理よね
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晴れていれば白山の大展望のはずだが,まあ今日は無理よね
旧白峰スキー場
砂御前山…のはず
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砂御前山…のはず
展望を楽しんだ後は,大頽山に戻って滑降準備。
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展望を楽しんだ後は,大頽山に戻って滑降準備。
さあ,行きましょう。このへんはまだ大丈夫。
さあ,行きましょう。このへんはまだ大丈夫。
問題はこのへんから
問題はこのへんから
藪が濃く,どこでも滑れるわけではないので,登りの自分のトレースを忠実に追っていく。
藪が濃く,どこでも滑れるわけではないので,登りの自分のトレースを忠実に追っていく。
狭いスペースを何とかつないで滑っていく。雪質が良いのが救い
狭いスペースを何とかつないで滑っていく。雪質が良いのが救い
ヤブ地帯を何とか抜け,最後はお楽しみのスッキリ斜面
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ヤブ地帯を何とか抜け,最後はお楽しみのスッキリ斜面
ここは文句なしに楽しい
ここは文句なしに楽しい
明谷川へ最後のダウンヒル
明谷川へ最後のダウンヒル
滑ってきた斜面を見上げる。もうちょい積雪があれば,切り株や段差も埋まって,すっきりするんだけどねー
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滑ってきた斜面を見上げる。もうちょい積雪があれば,切り株や段差も埋まって,すっきりするんだけどねー
小橋を渡って帰る
小橋を渡って帰る
帰路,発電所までは除雪が入ることが判明。こんな林道の奥まで…お疲れ様です。
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帰路,発電所までは除雪が入ることが判明。こんな林道の奥まで…お疲れ様です。
明谷橋のたもとの素朴なお地蔵さん。明谷の奥に集落があった頃のものだろうか。
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明谷橋のたもとの素朴なお地蔵さん。明谷の奥に集落があった頃のものだろうか。

感想

 大頽山(おおなだれやま)と,おまえ山。白峰集落のド裏山である。…そんなとこ,本当に滑れるの?
 大丈夫です,楽しく滑れます。ヤブ山を愛する熱い心さえあれば!(=翻訳:ヤブが濃いので,一般向きではありません。)
 
 さて,どうして急に大頽山かというと,ネットで地理院地図の航空写真をぼんやり眺めていたら,大頽山の東面に,草地らしきオープン斜面のようなものを見つけ,気になり始めてしまったからだった。もしこのオープン斜面?が実在するなら,この間の降雪で,いい感じのスロープに仕上がっているかもしれない。こんな白峰の裏山でスキーができるとしたら,それはそれで面白そうだ。日曜は早く切り上げないといけないし,丁度ええやん。ということで,大頽山。
 問題のオープン斜面?は,下部は確かにオープンなものの,上部は普通に樹木が密に生えており,要するに単なる見間違え,期待外れであった。おそらく,一昔前の焼畑(白山麓ではよく見られた)の跡地なのだろう,灌木とヤブの密度は高く,それを覆い隠すには残念ながら積雪が1mほど足りない。気楽な裏山気分から一転,意外に苦労させられそうな光景にひるんだが,「大頽山で敗退した男」の汚名だけはカンベンである。がんばって登ろう…。
 しかし,どんなに濃いヤブでもヤブが薄い箇所はあるもので,スペースをつないで何とか登って,白峰集落の雪景色まで楽しんで,何とかノンストップで滑って下ってくることもできた。終わってみれば楽しい半日だった。雪が少ない今年でさえ何とかなってしまったのから,雪が多いシーズンであれば,もっと楽しめるのではないだろうか。お隣の有形山みたいに,白峰の隠れた裏山スキースポットとして,静かな人気を集める日が来るかも。来ないかも。

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