鳥海山ー祓川コース（矢島口）より新山

2008年09月14日(日) [日帰り]

• GPS: 05:56
• 距離: 11.7km
• 登り: 1,297m
• 下り: 1,296m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:59
• 休憩: 0:57
• 合計: 5:56

12:06 祓川駐車場
12:09 12:09 祓川ヒュッテ
12:16 12:16 五合目祓川
12:34 12:34 六合目賽の河原
12:46 12:46 七合目御田
12:59 12:59 七ツ釜避難小屋
13:05 13:05 八合目七ツ釜
13:10 13:10 康新道分岐
14:21 14:21 康新道山頂分岐
14:26 14:33 七高山
15:05 15:55 鳥海山
16:11 16:11 七高山
16:15 16:15 康新道山頂分岐
17:10 17:10 康新道分岐
17:16 17:16 八合目七ツ釜
17:18 17:18 七ツ釜避難小屋
17:28 17:28 七合目御田
17:38 17:38 六合目賽の河原
17:54 17:54 五合目祓川
18:00 18:00 祓川ヒュッテ
18:02 祓川駐車場

　この鳥海山山行の前週，仕事で鳥海山の中腹まで行く機会があった。そのときは西側の象潟口の中腹の賽の河原付近までと，東側の百宅口の中腹までであった。仕事ついでに行ったことに触発され，まだ行ったことのないコースで鳥海山の頂上まで行ってみた。
　GPS記録と写真は残していたが，振り返ることなく7年たつ。改めて写真を見ると我ながら新鮮で楽しめる。象潟口から鳥海山に登る機会は何度かあるが，この矢島口はこのとき一回のみのまま現在に至っている。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/14 12:07

鳥海山へ矢島口からの登頂を試みた。矢島口にある祓川ヒュッテ駐車場では熊出没情報がまず目に入る。

9/14 12:09

祓川ヒュッテ

9/14 12:09

祓川ヒュッテ周辺の案内図。外輪山の七高山まで3時間20分、鳥海山最高峰の新山まで3時間50分の歩程とある。

9/14 12:09

祓川ヒュッテの向こうは竜ヶ原湿原

9/14 12:09

竜ヶ原湿原

9/14 12:10

竜ヶ原湿原

9/14 12:10

竜ヶ原湿原のエゾオヤマリンドウ

9/14 12:11

エゾオヤマリンドウ（蝦夷御山竜胆）。リンドウ科リンドウ属の多年生植物。

9/14 12:11

エゾオヤマリンドウ

9/14 12:12

エゾオヤマリンドウ

9/14 12:12

エゾオヤマリンドウ

9/14 12:15

鳥海山の「山守り」村上浅吉翁を偲んでの碑。

9/14 12:16

「矢島口五合目祓川」。祓川神社のあたり。矢島口五合目。

9/14 12:18

竜ヶ原湿原を見下ろす。

9/14 12:34

「賽の河原」。矢島口六合目1354mとある。国土地理院の地形図では標高1370mあたりのように思える。

9/14 12:34

賽の河原。鳥海山の象潟口のコースにも途中「賽の河原」と呼ばれる地点がある。

9/14 12:34

シラネニンジン（白根人参）。セリ科シラネニンジン属の多年草。

9/14 12:34

シラネニンジン。別名：チシマニンジン（千島人参）。

9/14 12:35

矢島口コースの賽の河原に残る雪

9/14 12:36

矢島口コースの賽の河原に残る雪

9/14 12:36

9月になっても残る雪

9/14 12:38

矢島口コースの賽の河原を見下ろす。

9/14 12:40

「賽の河原上部」

9/14 12:46

「七合目御田」

9/14 12:46

御田の小湿原

9/14 12:46

御田の小湿原

9/14 12:59

「七ッ釜非難小屋」

9/14 13:00

「康ケルン（やすけるん）」。1951年から1988年まで祓川ヒュッテの初代管理人だった佐藤康（さとうやすし 1921-1992）さんを偲んで建てられた。

9/14 13:00

「康ケルン」。佐藤康さんは1958年より秋田大学山岳部員などの協力で康新道（やすしんどう）のコースづくりに着手された。
現在地1571mとある。

9/14 13:00

七ツ釜非難小屋付近より矢島の方向（北東方向）

9/14 13:00

七ツ釜非難小屋付近より矢島の方向。七ツ釜非難小屋付近で猿倉口からの登山道と合流する。

9/14 13:01

イワイチョウ（岩銀杏）。ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草。

9/14 13:01

イワイチョウ（岩銀杏）。本種のみでイワイチョウ属を形成する（1属1種）。

9/14 13:02

イワイチョウ（岩銀杏）。別名：ミズイチョウ（水銀杏）。

9/14 13:04

七ツ釜下部

9/14 13:04

七ツ釜非難小屋を振り返る。

9/14 13:05

「八合目七ツ釜」

9/14 13:10

「康新道分岐」。行も帰りも康新道（やすしんどう）を利用した。氷の薬師を通る旧道は大雪路と呼ばれているようだ。読み方は「おおゆきしろ」または「おおゆきじろ」。

9/14 13:41

康新道を北側に向かって開口する鳥海山の馬蹄形カルデラの縁まで登ってきた。馬蹄形カルデラ対岸の稲倉岳が見える。

9/14 13:41

稲倉岳

9/14 13:42

稲倉岳付近を望遠

9/14 13:45

康新道の標高1850m付近より山頂を望む。

9/14 13:45

康新道の標高1850m付近より鳥海山新山の北斜面

9/14 13:45

康新道の標高1850m付近より鳥海山新山の北斜面

9/14 13:52

康新道の標高1940m付近より稲倉岳

9/14 13:52

康新道の標高1940m付近より鳥海山新山の北斜面

9/14 13:52

康新道の標高1940m付近より鳥海山頂上を望む。

9/14 13:53

康新道は馬蹄形カルデラ壁の荒々しい岩の近くを通る。

9/14 13:53

右に鳥海山最高峰の新山が見える。

9/14 14:07

イワギキョウ（岩桔梗）。キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。

9/14 14:07

イワギキョウ

9/14 14:07

イワギキョウ

9/14 14:16

七高山の頂上方向を見上げる。

9/14 14:21

康新道山頂分岐が近い。旧道の大雪路と別れて登ってきた登山道がこのあたりで再び合流する。

9/14 14:21

「康新道山頂分岐」

9/14 14:22

康新道山頂分岐付近より鳥海山裾野の素晴らしい眺め

9/14 14:24

ホソバイワベンケイ（細葉岩弁慶）の草紅葉。

9/14 14:24

ホソバイワベンケイ（細葉岩弁慶）。ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。

9/14 14:24

ホソバイワベンケイ（細葉岩弁慶）。雌雄異株で日本固有種。

9/14 14:25

新山を囲む外輪山の一つのピークがまでもう少し。

9/14 14:25

外輪山のピークに到達し、新山溶岩ドームを望む。

9/14 14:25

1801年にできた鳥海山新山の溶岩ドーム

9/14 14:26

七高山の「国常立大神」の石碑。「くにのとこたちのおおかみ」と読むのだと思う。日本神話の根源神として一部神道・新宗教で重要視されており，『日本書紀』では初めて現れた神とされる。

9/14 14:26

隣の外輪山のピークの一つ

9/14 14:26

外輪山と新山溶岩ドームの間から稲倉岳

9/14 14:27

1974年の噴火口はこのあたり

9/14 14:27

七高山の前後にはいくつかピークがあるが写真が本当の七高山のピーク（最高点）。

9/14 14:27

東側の外輪山より新山溶岩ドーム

9/14 14:28

七高山のピーク（2229m）。1801年に新山ができるまでは七高山が鳥海山の最高所であった。

9/14 14:28

七高山のピーク

9/14 14:28

「龍田大神」と書いてあるように見える。

9/14 14:28

黒御影石でできた「山の心の標」。この時点ではかなり新しい。

9/14 14:28

七高山より新山溶岩ドーム

9/14 14:36

新山山頂へはいったん外輪山から新山との間の谷に下りる。

9/14 14:41

新山溶岩ドームと七高山などの外輪山の間に残る雪

9/14 14:41

外輪山との間の谷間から新山溶岩ドームを見上げる。

9/14 14:41

外輪山と新山溶岩ドームの間の谷

9/14 14:43

外輪山と新山溶岩ドームの間の谷より七高山

9/14 14:43

外輪山と新山溶岩ドームの間の谷より新山溶岩ドームを見上げる。

9/14 14:44

外輪山と新山溶岩ドームの間の谷より新山溶岩ドームを見上げる。まずは写真の残雪のあたりに行ってみた。

9/14 14:45

雪解け水

9/14 14:45

9月になってもこの年は残雪が多い。

9/14 14:47

七高山

9/14 14:47

七高山より少し南側の外輪山ピーク

9/14 14:47

さらに少し南側の外輪山ピーク

9/14 14:51

残雪のあたりから溶岩ドームに登りにくかったのでいったん御室に近づいてみる。大物忌神社のある御室の裏側。

9/14 14:51

御室の裏のほうで新山へのルートが見つかった。

9/14 14:51

新山の岩山へと登る。

9/14 14:53

「世界人類が平和でありますように」。白光真宏会のピースポールに書かれている言葉がここにも。

9/14 14:55

溶岩ドームの岩山を登る。

9/14 14:55

東側の外輪山の壁

9/14 14:58

空に向かってそそり立つ岩

9/14 15:01

新山頂上の岩に人影が見える。

9/14 15:03

七高山。東側の外輪山。

9/14 15:05

新山頂上の岩塊

9/14 15:06

新山溶岩ドーム頂上付近の岩塊

9/14 15:06

新山頂上の岩塊

9/14 15:06

新山溶岩ドーム頂上付近の岩塊

9/14 15:06

新山溶岩ドーム頂上付近の岩塊

9/14 15:06

東側の外輪山の壁

9/14 15:31

鳥海山新山頂上の賽銭箱

9/14 15:31

新山頂上より東側の七高山

9/14 15:31

新山頂上より周囲の岩塊

9/14 15:31

新山頂上より周囲の岩塊

9/14 15:35

鳥海山新山頂上の賽銭箱

9/14 16:00

写真画面端にヘリコプター

9/14 16:20

下山も康新道へ。馬蹄形カルデラの東壁の上に出てきた。馬蹄形カルデラ内の溶岩流地形とその向こうに稲倉岳。

9/14 16:21

稲倉岳とその向こうに象潟，日本海。

9/14 16:42

下山道より山頂を振り返る。右奥が新山溶岩ドーム。

9/14 16:42

下山道より山頂を振り返る。右奥が新山溶岩ドーム。

9/14 16:42

下山道より山頂を振り返る。

9/14 16:43

象潟方面，日本海を見下ろす。

9/14 16:43

日が傾いてきた。

9/14 16:43

新山溶岩ドーム

9/14 16:47

これから下って行く方向に馬蹄形カルデラのカルデラ壁

9/14 16:47

馬蹄形カルデラの東側カルデラ壁

9/14 16:47

カルデラ壁の断面が見える。

9/14 16:55

頂上方向を振り返る。

9/14 16:55

頂上方向を振り返る。

9/14 16:55

頂上方向を振り返る。

9/14 16:55

象潟，日本海の方向。

9/14 16:56

薄雲の向こうにもうすぐ沈む太陽

9/14 16:57

頂上もだいぶん遠くなってきた。

9/14 16:57

薄雲がかかる鳥海山頂上

9/14 17:10

「康新道分岐」

9/14 17:10

「康新道分岐」

9/14 17:14

七ッ釜と呼ばれるうちの一つか

9/14 17:16

「八合目七ツ釜」

9/14 17:19

康ケルン

9/14 17:22

七ッ釜避難小屋から下の下山道。遠くに祓川ヒュッテも見える。

9/14 17:28

七合目御田

9/14 17:28

七合目御田

9/14 17:28

御田の小湿原と残雪

9/14 17:29

御田の小湿原

9/14 17:34

「賽の河原上部」

9/14 17:38

「賽の河原」

9/14 17:41

「賽の河原手前」

9/14 17:52

竜ヶ原湿原を見下ろせる場所まで下りてきた。完全に湯暮れ時。

9/14 17:52

竜ヶ原湿原を見下ろす。

9/14 17:52

竜ヶ原湿原を見下ろす。

9/14 17:52

祓川ヒュッテ

9/14 17:54

月が輝き出した。

9/14 17:56

竜ヶ原湿原まで下りてきた。

9/14 17:56

竜ヶ原湿原と祓川ヒュッテ

9/14 17:56

竜ヶ原湿原

9/14 17:57

竜ヶ原湿原

9/14 17:58

竜ヶ原湿原

9/14 17:58

竜ヶ原湿原より鳥海山頂

9/14 17:59

竜ヶ原湿原より鳥海山頂

9/14 17:59

竜ヶ原湿原より鳥海山頂

9/14 18:01

祓川ヒュッテ周辺の案内図。祓川ヒュッテに帰り着いた。

撮影機器：

LUMIX DMC-FX01 パナソニック

FOMA N705iμ NEC

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 GPS 携帯 タオル カメラ

感想

Ssakana

　鳥海山の頂上付近の御室で16:00頃までいたが、付近にまだ若い女の人を一人見かけた。私がこれから下りる祓川コースであれば暗くなる前に下りられそうだが、鉾立コースなどの他のコースをこれから下りるのであれば、確実に暗くなりそう。後になってヘッドランプを貸してあげればよかったとも思ったが、小屋泊まりのつもりだったのかもしれない。