仙ノ倉山北尾根 敗退 シッケイの頭まで

2024年03月23日(土) 〜 2024年03月24日(日)

• GPS: 19:52
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,137m
• 下り: 1,199m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:32

9:11 スタート地点
14:43 群大ヒュッテ

2日目

• 山行: 13:22
• 休憩: 1:06
• 合計: 14:28

2:57 群大ヒュッテ
3:01 3:01 平標新道入口
10:48 11:08 シッケイの頭手前
14:14 14:15 平標新道入口
14:23 15:08 群大ヒュッテ
17:25 ゴール地点

天候

初日　みぞれ　2日目　晴れ　無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

毛渡橋付近に3台くらい駐車できます。

コース状況／危険箇所等

同ルート下降の場合は、アックス2本あった方が安心です。懸垂下降も、ブッシュを掘り出せば可能です。

写真

タカマタギ方面へのトレースを分けてからは、ノントレースの林道ラッセル。

途中、沢の水で雪が積もっていないところでは、大喜びで水の中を歩く。沈まない喜び。

まだまだ続く、林道ラッセルにゲンナリでした。

今宵の宿は、群大ヒュッテ前に幕営としました。

多分、小屋場ノ頭について視界が開けて、嬉しくて撮影したのだと思います。

雪稜好きには、たまらない稜線

今月初めに訪れた足拍子岳が、土樽駅をはさんだ対岸に見えます。尖った山容がカッコイイ

対岸の万太郎山も、いい面構え

タカマタギ方面も楽しそう

シッケイの頭手前の大雪原。ここまでで引き返すことにしました。

気の抜けない下降が続きました。

下山を決め込んだので、快晴無風状態で全く寒くもなく、独り占めの景色に囲まれて、のんびりとくつろぎました。至福のひと時だった

装備

備考

アプローチの林道ラッセルを考えると、スノーシューの方が良かったかも。今回の様に同ルート下降の場合は、雪壁の下降があるので、アックス２本にすれば良かった。

感想

spectra

南岸低気圧が通過し、べっとりと雪をまとった山々が非常に美しかったです。林道から水分を含んだラッセルに苦しみながら進み、群大ヒュッテに着いたときはヘトヘトでした。当初の予定では、初日は稜線上に幕営し、2日目に平標まで抜ける予定でしたが、初日に群大ヒュッテまでしかたどり着けませんでした。そのため、アタック装備で往復することにしました。1500メートル付近までは、脛から膝程度の水分を含んだ非常に重いラッセルが続き、そこから先はクラストした斜面が出始めたのでアイゼンに切り替えました。結局、シッケイの頭手前までしか行けず、自分の不甲斐なさ、悔しさ、山に対する感謝の気持ち、安全に下山する使命感など、様々な思いが頭を駆け巡りました。テント撤収後の林道歩きも、往路のトレースがあったものの、再びズブズブと沈み込み、非常に消耗しました。再チャレンジをいつかしたいと思いました。