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Yamareco

記録ID: 6638493
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

ときがわ町:観音山〜正法寺から四国霊場八十八ヶ所巡拝碑周回〜ムラサキツツジ満開のころ

2024年04月10日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:36
距離
2.1km
登り
186m
下り
186m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:13
休憩
0:08
合計
1:21
14:56
14
15:10
15:11
31
15:42
15:43
13
15:56
15:59
5
大日如来
16:04
16:07
10
不動明王雨濡岩
16:17
ゴール地点(正法寺)
天候 快晴:無風
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
巌殿山正法寺(臨済宗妙心寺派、〒355-0364埼玉県比企郡ときがわ町大字西平849/TEL0493-67-0035)の駐車場をお寺さんの許可をいただき、止めさせていただきました。
コース状況/
危険箇所等
正法寺裏側から始まる[四国八十八ヶ所登山道]は、狭いつづら折りで、ほとんど人が歩いていないため、枯れ枝や落ち葉も多く滑落注意。一部ルートが分りにくいところありました。霊山院方面から降りるルートでは、正法寺直前に道が崩落したようなところがありました。
正法寺門前。六地蔵尊がお出迎え。
2024年04月10日 15:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:49
正法寺門前。六地蔵尊がお出迎え。
正法寺西の霊園の間を少し上ったところ。「四国八十八ヶ所登山道」の標識は右方向です。本堂の裏を東に進むと登り口があります。
2024年04月10日 15:48撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:48
正法寺西の霊園の間を少し上ったところ。「四国八十八ヶ所登山道」の標識は右方向です。本堂の裏を東に進むと登り口があります。
ここは正法寺本堂の東側からの、八十八ヶ所への登り口。
2024年04月10日 14:41撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 14:41
ここは正法寺本堂の東側からの、八十八ヶ所への登り口。
登り口は右ですが、左を向いたところ。小さな社には弘法大師空海の像がありました。
2024年04月10日 14:42撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 14:42
登り口は右ですが、左を向いたところ。小さな社には弘法大師空海の像がありました。
八十八ヶ所への登り口です。たくさんの歴史を刻んだ石碑がズラリ。わくわくちょっと興奮してしまいます。
2024年04月10日 14:42撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 14:42
八十八ヶ所への登り口です。たくさんの歴史を刻んだ石碑がズラリ。わくわくちょっと興奮してしまいます。
最初に目についた巡拝碑。「四国第四番、阿波国黒岩山大日寺、本尊大日如来、施主島田長吉」と読み取れました(合っているかな?)。発起人ではない方のお名前です。。
2024年04月10日 14:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 14:44
最初に目についた巡拝碑。「四国第四番、阿波国黒岩山大日寺、本尊大日如来、施主島田長吉」と読み取れました(合っているかな?)。発起人ではない方のお名前です。。
第七番でしょうか? 「阿波国光明山十楽寺、本尊阿弥陀如来〜」と彫ってあるよう。
2024年04月10日 14:46撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:46
第七番でしょうか? 「阿波国光明山十楽寺、本尊阿弥陀如来〜」と彫ってあるよう。
わずかに「虚空〜〜」と彫ってあるような。だとしたら「第十二番、摩盧山焼山寺、本尊虚空蔵菩薩〜??」
2024年04月10日 14:48撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:48
わずかに「虚空〜〜」と彫ってあるような。だとしたら「第十二番、摩盧山焼山寺、本尊虚空蔵菩薩〜??」
「第十三番、〜大栗山大日寺、本尊觀世音菩薩〜???」
2024年04月10日 14:49撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:49
「第十三番、〜大栗山大日寺、本尊觀世音菩薩〜???」
おそらくだが、「十四」と読めるかも。だとしたら、「第十四番、盛寿山常楽寺、本尊弥勒菩薩〜??」では。
2024年04月10日 14:49撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:49
おそらくだが、「十四」と読めるかも。だとしたら、「第十四番、盛寿山常楽寺、本尊弥勒菩薩〜??」では。
「第十六番? 阿波国光耀山観音寺、本尊千手観世音〜〜」
2024年04月10日 14:51撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:51
「第十六番? 阿波国光耀山観音寺、本尊千手観世音〜〜」
快晴の午後の煌きで振り返ると絶景。尖った山は、飯盛山?
2024年04月10日 14:51撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:51
快晴の午後の煌きで振り返ると絶景。尖った山は、飯盛山?
「第十八番、母養山恩山寺十八、本尊薬師如来〜〜」。
2024年04月10日 14:52撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:52
「第十八番、母養山恩山寺十八、本尊薬師如来〜〜」。
急斜面にちらほらとムラサキツツジ。
2024年04月10日 14:52撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:52
急斜面にちらほらとムラサキツツジ。
何番でしょうか? 上に不動明王の神剣が彫られている? 「大聖不動明王」と彫ってあります。しかし順番では、「第十九番、 橋池山立江寺、 延命地蔵菩薩〜〜」のはずなんですが、どうして不動明王なのでしょうか?
2024年04月10日 14:54撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:54
何番でしょうか? 上に不動明王の神剣が彫られている? 「大聖不動明王」と彫ってあります。しかし順番では、「第十九番、 橋池山立江寺、 延命地蔵菩薩〜〜」のはずなんですが、どうして不動明王なのでしょうか?
ムラサキツツジと育代山の谷間?
2024年04月10日 14:57撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 14:57
ムラサキツツジと育代山の谷間?
「第二十番、阿波国霊鷲山鶴林寺、本尊地蔵菩薩?〜〜」
2024年04月10日 14:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 14:59
「第二十番、阿波国霊鷲山鶴林寺、本尊地蔵菩薩?〜〜」
山に馴染んでいる小さな巡拝碑。
2024年04月10日 15:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:01
山に馴染んでいる小さな巡拝碑。
「第三十六番、土佐国独鈷山青龍寺、大聖不動明王〜〜」
2024年04月10日 15:03撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:03
「第三十六番、土佐国独鈷山青龍寺、大聖不動明王〜〜」
四十三番に見えます。だとしたら、「第四十三番、源光山明石寺、千手観音菩薩〜??」のはず。
2024年04月10日 15:04撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:04
四十三番に見えます。だとしたら、「第四十三番、源光山明石寺、千手観音菩薩〜??」のはず。
「第四十九番、伊与国西林山浄土寺、本尊釈迦如来〜〜」
2024年04月10日 15:06撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:06
「第四十九番、伊与国西林山浄土寺、本尊釈迦如来〜〜」
穏やかなところもあります。
2024年04月10日 15:07撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:07
穏やかなところもあります。
「第六十一番、伊予国栴檀山香園寺、本尊大日如来〜〜」
2024年04月10日 15:08撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:08
「第六十一番、伊予国栴檀山香園寺、本尊大日如来〜〜」
けっこうな岩場になりました。「第六十二番、天養山宝寿寺、観世音菩薩〜〜」のはずです。
2024年04月10日 15:09撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:09
けっこうな岩場になりました。「第六十二番、天養山宝寿寺、観世音菩薩〜〜」のはずです。
頂上が近くなりました。大きな岩を巻いて登ります。
2024年04月10日 15:10撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:10
頂上が近くなりました。大きな岩を巻いて登ります。
磐座ノ上に菱形のかっこい巡拝碑。「本尊千手観世音」と読み取れます。だとしたら、第八十一番、讃岐国綾松山白峯寺か、第八十二番、讃岐国青峰山根香寺かのどちらかと推測。
2024年04月10日 15:11撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:11
磐座ノ上に菱形のかっこい巡拝碑。「本尊千手観世音」と読み取れます。だとしたら、第八十一番、讃岐国綾松山白峯寺か、第八十二番、讃岐国青峰山根香寺かのどちらかと推測。
観音山の頂上(標高253m)。垂直な石碑が天を貫くように立っています。「讃岐国象頭山金比羅大神」と彫ってありました。金比羅宮は八十八ヶ所の番外ですが、「善通寺を打ち終えると金刀比羅宮に御詣りすることは遍路者の定になっていた。(中略)社務所に願い出れば,御朱印を授けてもらうことができる」というのが風習です。つまり、霊場八十八ヶ所の最終点となるわけです。
2024年04月10日 15:13撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:13
観音山の頂上(標高253m)。垂直な石碑が天を貫くように立っています。「讃岐国象頭山金比羅大神」と彫ってありました。金比羅宮は八十八ヶ所の番外ですが、「善通寺を打ち終えると金刀比羅宮に御詣りすることは遍路者の定になっていた。(中略)社務所に願い出れば,御朱印を授けてもらうことができる」というのが風習です。つまり、霊場八十八ヶ所の最終点となるわけです。
霊山院〜どんぐり山ルートの尾根道に出たところで。標識が倒れていました。直してほしいです。
2024年04月10日 15:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:21
霊山院〜どんぐり山ルートの尾根道に出たところで。標識が倒れていました。直してほしいです。
歩きやすい尾根道の分岐です。
2024年04月10日 15:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
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歩きやすい尾根道の分岐です。
尾根道の分岐。
2024年04月10日 15:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:24
尾根道の分岐。
霊山院〜正法寺の標識。
2024年04月10日 15:25撮影 by  iPhone 7, Apple
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霊山院〜正法寺の標識。
前の写真の標識の反対側です。わかりやすいです。
2024年04月10日 15:25撮影 by  iPhone 7, Apple
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前の写真の標識の反対側です。わかりやすいです。
正法寺〜霊山院ルートの途中の明解な標識。
2024年04月10日 15:27撮影 by  iPhone 7, Apple
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正法寺〜霊山院ルートの途中の明解な標識。
正法寺が下に見えてきました。このあと道が部分崩落したか、あやふやになりました。
2024年04月10日 15:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:39
正法寺が下に見えてきました。このあと道が部分崩落したか、あやふやになりました。
正法寺の裏側です。
2024年04月10日 15:42撮影 by  iPhone 7, Apple
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正法寺の裏側です。
正法寺の裏庭には、歴史を感じさせる古い石像がたくさんありました。
2024年04月10日 15:43撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:43
正法寺の裏庭には、歴史を感じさせる古い石像がたくさんありました。
ミニ周回して下山後、弘法大師に御礼を忘れました。
2024年04月10日 15:43撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:43
ミニ周回して下山後、弘法大師に御礼を忘れました。
弘法大師空海の座像です。
2024年04月10日 15:44撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:44
弘法大師空海の座像です。
大師のお堂の横にある、閑栖和尚が認めたと記された、八十八霊場巡拝碑の解説でした。
2024年04月10日 15:45撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:45
大師のお堂の横にある、閑栖和尚が認めたと記された、八十八霊場巡拝碑の解説でした。
お堂を左に見て、八十八ヶ所の入り口を振り返ってところです。
2024年04月10日 15:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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お堂を左に見て、八十八ヶ所の入り口を振り返ってところです。
正法寺本堂の午後の陽射し。
2024年04月10日 15:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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正法寺本堂の午後の陽射し。
桜がそろそろちりかけている正法寺の霊園です。
2024年04月10日 15:47撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:47
桜がそろそろちりかけている正法寺の霊園です。
まだ日が高いので、ムラサキツツジを見ながら、大日如来へと寄り道することにしました。
2024年04月10日 15:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:51
まだ日が高いので、ムラサキツツジを見ながら、大日如来へと寄り道することにしました。
ムラサキツツシ? ミツバツツジ?
2024年04月10日 15:51撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:51
ムラサキツツシ? ミツバツツジ?
ツツジの花の色合いは、光の加減もあり、むずかしいですね。
2024年04月10日 15:51撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:51
ツツジの花の色合いは、光の加減もあり、むずかしいですね。
山の桜もほのかで美しかったです。
2024年04月10日 15:53撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:53
山の桜もほのかで美しかったです。
大日如来への入り口です。
2024年04月10日 15:54撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 15:54
大日如来への入り口です。
数十メートルほど奥に登ると、目の前に垂直な巨岩がありました。
2024年04月10日 15:56撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:56
数十メートルほど奥に登ると、目の前に垂直な巨岩がありました。
近づくと、石仏が岩の間に安置されていました。
2024年04月10日 15:56撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:56
近づくと、石仏が岩の間に安置されていました。
大日如来は、北向きでした。ナゼ? 北向き?
2024年04月10日 15:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:57
大日如来は、北向きでした。ナゼ? 北向き?
大日如来象は、高さが数十センチほど。素朴な石像、いつごろのものなのでしょうか。情報がありません。
2024年04月10日 15:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 15:57
大日如来象は、高さが数十センチほど。素朴な石像、いつごろのものなのでしょうか。情報がありません。
大日如来への分け道から戻り、少し先に行くと、「不動明王雨濡岩」(あめだれいわ)という案内。
2024年04月10日 16:00撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:00
大日如来への分け道から戻り、少し先に行くと、「不動明王雨濡岩」(あめだれいわ)という案内。
ここにも案内があったので、ムラサキツツジの枝をたくし上げて潜り、小さな谷間に入りました。
2024年04月10日 16:02撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:02
ここにも案内があったので、ムラサキツツジの枝をたくし上げて潜り、小さな谷間に入りました。
左にせせらぎを見ながら少し進むと、が右に西向きで小さなお堂。「不動明王」が祀られています。
2024年04月10日 16:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 16:04
左にせせらぎを見ながら少し進むと、が右に西向きで小さなお堂。「不動明王」が祀られています。
この御不動尊の横には、かつて堰堤ができる前に、不動滝という滝場があったことが伺えます。修行場だったのですね。
2024年04月10日 16:04撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:04
この御不動尊の横には、かつて堰堤ができる前に、不動滝という滝場があったことが伺えます。修行場だったのですね。
御不動尊の小堂の向かいは、巨大な垂直の厳しい岩場が広がっていました。うっすらと濡れています。心地よい波動があるはずです。
2024年04月10日 16:05撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:05
御不動尊の小堂の向かいは、巨大な垂直の厳しい岩場が広がっていました。うっすらと濡れています。心地よい波動があるはずです。
岩で囲まれたこのあたりは、いわゆるパワースポットです。
2024年04月10日 16:05撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:05
岩で囲まれたこのあたりは、いわゆるパワースポットです。
この先は堰堤で道はここまで。このあたりが「雨濡岩」なんでしょう。
2024年04月10日 16:06撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:06
この先は堰堤で道はここまで。このあたりが「雨濡岩」なんでしょう。
雨濡岩の下に、取水口のような装置がありました。山水をここから採取しているようでした。
2024年04月10日 16:06撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:06
雨濡岩の下に、取水口のような装置がありました。山水をここから採取しているようでした。
雨濡岩は写真ではおさえきれない大きさでした。
2024年04月10日 16:07撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:07
雨濡岩は写真ではおさえきれない大きさでした。
正法寺に戻る山間の道です。
2024年04月10日 16:09撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:09
正法寺に戻る山間の道です。
ムラサキツツジの美しいこと。
2024年04月10日 16:09撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:09
ムラサキツツジの美しいこと。
ムラサキツツジの美しいこと。その2
2024年04月10日 16:10撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:10
ムラサキツツジの美しいこと。その2
ムラサキツツジの美しいこと。その3
2024年04月10日 16:10撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:10
ムラサキツツジの美しいこと。その3
ムラサキツツジの美しいこと。その4
2024年04月10日 16:10撮影 by  iPhone 7, Apple
4/10 16:10
ムラサキツツジの美しいこと。その4
スタート地点の正法寺駐車場に戻ってきました。
2024年04月10日 16:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/10 16:16
スタート地点の正法寺駐車場に戻ってきました。
撮影機器:

感想

♣正法寺と観音山

 Nima さんの2023年12月09日レポ「ときがわ町どんぐり山〜観音山そして四国八十八巡り-今年最後の紅葉🍁狩り」https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6259813.html で、観音山に四国八十八巡りというものがあることを知りました。どこかと見てみると、正法寺(しょうぼうじ)という禅寺のところでした。
 「これは?」と感じたのは、「四国八十八巡り」という情報でした。正法寺は、二、三度訪れたことがあり、そのすぐ近くに、こんな面白そうなところがあるなんて、知りませんでした。急にワクワクして、その現場を、私も歩いてみたくなっていたところ、正法寺の閑栖和尚のお話を聞ける機会があり、その後に、観音山の八十八巡りへの登り口を教えていただきました。

 山の話から逸れますが、正法寺の閑栖和尚は91歳、小柄ですが俊敏でものすごく元気なお方でした。そのお話振りは、落語家のよう。抹香臭い話は皆無、次から次へと話題がぞろぞろ……「S」の付く話題まで出てきます。思わず引き込まれ、あっと言う間に3時間超。昼にかかってしまい、寺庭様には昼食のご迷惑をかけてしまいました。感謝。

 こうして時間が15時に迫りました。山歩きでは危険なタイミングではありましたが、ご案内いただいた正法寺の裏側の階段からの道順を辿り、閑栖和尚にはコロナ禍で巡拝路の清掃が疎かになっていて、危険かもしれないというご忠告を頂きましたが、我がままなわくわく感(私エゴイストですねぇ)に負けて、登ってきました。
 ヤマレコ地図では、サクッと周回できるルートがあるので、遅速な私でも、小一時間もあれば、戻ってこられると、やや山を舐めました。結果として、無事に下山できましたので、閑栖和尚にはご心配をかけましたが、正法寺の釈迦如来や観音山の諸精霊が見守ってくれたお蔭だと思います。ありがとうございます。

♣妄想暴走

 じつは、この日、ときがわ町の正法寺に行くにあたり、1か月ほど前に北鎌倉を散策したとき訪れた、建長寺の鬼門方位奥の小高い山(勝上嶽)にある、半僧坊大権現の絵姿が描かれた半紙が気に入っていただいてきました。とても可愛い天狗さん的絵姿です。毎日ちょこっとお祈りをします。
 何か願い事をするときは「オンナンノウチリチリソワカ」?(で合ってるかな?)とお唱えします。この日の朝も、半僧坊大権現に、正法寺と八十八ヶ所に無事行ってこれるよう、お手配を頼みました。
 ひょっとしたら、とてもスムーズに運んだので、私のお願いごとを半僧坊さんが叶えてくれたのではないかと、独り妄想しています。
 というのは、鎌倉半僧坊は臨済宗の大本山建長寺の鎮守です。
 巌殿山正法寺も、建長寺に引けをとらないほどの歴史がある、臨済宗妙心寺派の寺院です。共に禅宗ですから……、半僧坊さんも、やりやすいのではないかと……(私は、こういう妄想をしょっちゅうしています。ほんとうにありえるのだと思いこんでいるのです。昨年8月の早池峰山の下山では、頭から転落したあとに、早池峰神社で座敷童子をリアルに見てしまったし……妄想暴走)。
 因みに、ときがわ町の正法寺の所在地は、埼玉県比企郡ときがわ町大字西平849です。埼玉県には、正法寺が近くにもう一寺あります。板東第十番岩殿観音正法寺(埼玉県東松山市岩殿1229)です。物見山のところにあるその正法寺は、真言宗の寺院です。観音霊場が共にあるのはなぜなのか? じつは深い関係が両寺にはあるようですが……。

♣霊山院と正法寺のミニ歴史(間違い注意)

 それはさておき、ときがわ町の正法寺は、都幾山の麓にあります。そこから上に数百メートルほど登った都幾山の中腹に、栄朝(寶治元年1247年寂)が慈光寺の塔頭として建久8年(1197)創建した「霊山院(りょうぜんいん)」という関東で一番古い禅寺があります。正法寺はその後(12??年)に、最初にその末寺として創建されたと伝えられています。その当時は、天台宗だったか、さらに真言宗でもあったようです。その縁で、いま東側にある観音山の八十八霊場への登り口に、弘法大師像が祀られたお堂があり、またすぐ近くには、北向きの大日如来像もあります。しかし鎌倉時代、おそらく本山の霊山院が臨済宗になって以降、一、二度火災もあったようですが、臨済宗の正法寺としていまに至っているようです。その歴史的経緯についての私の理解には、間違いがあることをお断りしますが、とまれ、いまの正法寺はかつての霊山院の末寺となってからの歴史を受け継いでいることに変わりはないと思います。
 因みに、霊山院の末寺は、正法寺の次には新柵山中腹の全長寺(1240年)、弓立山の麓の皎円寺(1242年)があり、ともに臨済宗妙心寺派(明治5年から)です。

♣四国八十八ヶ所巡拝路とムラサキツツジ(ミツバツツジ)

 都幾山の南面の連なりにあるピークが、観音山です。登ってみて、低山ですが、けっこう険しい岩山でした。四国八十八ヶ所巡拝ができる石碑が、狭い急斜面にほどよい(数メートル)間隔で建てられているのは、山の木々と混じって違和感がありません。じつに自然で、よくもこんなところに建立したものだと、先人の想いと信仰心の強さに、心静まる感がありました。
 観音山のルートの入り口は、正法寺の裏側にありますが、弘法大師像が安置された小さなお堂の横に、こんな縁起が書かれておりました。
   *
四国霊場巡拝碑略記
 明治三十三年(一八九七)、当山三十三世宗晋願主、発起人当所大島庄三郎、大島勝五郎、峰岸茂三郎、内田國吉、内田喜その五名、更に賛助者一二一名により造立されたものである。この山は観音山とし呼ばれる険しい岩山であるが、八十八の碑は当山の貴重な遺産である。四月には実生(みしょう)の三つ葉つつじが全山を覆ってくれる。碑は多くの方々の巡拝をお待ちしている。合掌
   当山三十五世隆元誌
   *
 これは、先程お話を聞かせていただき、順路の入り口をご案内くださった、閑栖和尚が認めたものでした。ありがとうございます。
 巡拝路は、少し急でとにかく狭い道でした。かなり険しい斜面に数メートル間隔で巡拝碑には、大日如来〜〜番のように番号が振られているようでした。その巡拝碑の大きさは、高さ数十センチから1メートル数十センチほど。木曽御嶽山には、巨大な人霊碑がドドドンズラリと壮観ですが、そのような威圧感はなく、親しみやすい、自然の山に溶け込んでいるような親和性がありました。そんな巡礼碑が、小刻みにつづら折りで上に上にと続いていました。しかし、人が滅多に歩かないコースのようで、枯れ枝や落ち葉が散乱して、狭いので道を踏み外したら滑落リスクがあります。ストックを持ってきてよかったです。

 かなり荒れているルートでしたが、この季節、至るところで、ピンクなのかパープルなのかツツジの花の華やぎが、心地よい風にほのかに香るようにちらちらと視界に入り、楽しめました。
 因みに、正法寺のツツジは、一般的には「ミツバツツジ」かもしれませんが、より「ムラサキツツジ」と言う方が正しいということを、寺庭さまから教えられたように思います。花に疎い私ですが、午後、15時を回ってましたが、陽射しは煌々と輝き、最良の季節、最良の日に歩けたことの幸せを、分かち合いたい気分になれました(なっちゃって、半妄想をまたやっちまいました)。
 これから季節はどんどん芽吹き新緑が広がっていきます。そうなると、このルートでは、道の見分けがつけにくいところが出てきそうです。今回でも、ルートを辿ってある巡拝碑に突き当たりましたが、さてその先にルートが見つかりません。裏側に無理矢理登って、小枝をかき分け、どこかに道はないものか捜してみましたが、見つかりません。ヤマレコのアプリを開き、地図を確認すると、数メートル手前に右に折れる道があるはずでした。
 「あっ」ありました。迷い子にならなくてひと安心です。そこには、順路の目印がほしいですね。
 こうして一つ一つ、ゆっくりと写真をとりながら登って行くと、トラロープと岩場が現れ、少し登ったところが標高253mの観音山の頂上でした。垂直の石碑には、「金刀比羅大神」と彫られていて、かっこいいです。そしてこの頂上が、四国八十八ヶ所巡拝碑の到達点でした。この先は、少し下りとなり、都幾山への道となります。そしてここで、ムラサキツツジともお別れです。
 それにしても、こんな険しい岩山に、よくもこんなにたくさんの巡拝碑を建てたものです。明治時代の造営ですが、このルートは、眺望もよくハラハラドキドキ感も楽しめて、巡拝碑をコンパクトに楽しめ、心が清まるすばらしい山道でした。せっかくの霊場八十八ヶ所巡拝碑ルート、登らないなんてもったいないです。ぜひたくさんの人に登っていただきたいと思いました。必ずストック持参で……安全のために……。

♣霊山院から正法寺へのルート

 観音山頂上から少し下ると、そこは都幾山の領域に入り、歩きやすい低山の山道の登りとなります。そしてすぐに、どんぐり山への尾根道に合流しました。
 合流地点に案内板がありましたが、倒れていて直してほしいです。
 左に折れて、霊山院の方向に上がっていくと、やがて「正法寺」と書かれた案内板が目につき、それに従って左に下って行きました。これぞまさに、「Uターン」です。
 歩きやすい道でした。が、やがて急なガレ場が出てきました。ここはストックがないと危ないです。後で調べてみると、水平140mで65mの高低差があります。勾配46%、25度です。ザレの急登なので下りは足場注意です。
 そしてようやく正法寺が見えてくるところ、ルートが分からなくなりました。道が少し崩落したかのようで、慎重に降ります。すぐそこに見えているので不安はありませんでしたが……。
 正法寺に降りてきました。これで正法寺から観音山の四国八十八ヶ所巡拝碑を巡って戻ったことになます。このミニ周回ルートは、標高差もそこそこで距離も短いので、小一時間ほどですが、初心者には、観音山か少し荒れているのでちょっときついですね。しかし、慣れている登山者には、観音山の四国八十八ヶ所巡拝碑ルートは、スリルも眺望もある、とても愉しいコースです。みんなが歩けば、ルートはずっと歩きやすくなると思いました。

♣大日如来(北向き)と不動明王雨濡岩

 正法寺周辺には、すぐ近くに観光スボットが二つあります。
 一つが大日如来の石像です。
 南側の道を西に向かって登っていきます。しばらく行くと、案内がありました。左に小山に分け入って行くと、すぐに眼前に巨岩が上にズドンと聳えているのが見え、そこに、高さ数十センチほどの、素朴な大日如来の石像が安置されていました。
 特徴は、何と北向きです。ほぼ真北に向いて、巨岩を背にしていました。なぜ北向きなのか? 前々回、私はこの観音山の南に聳える新柵山(あらざくさん)に登って降りて、椚平にある大日様を捜してみつけました。
 縦の割れ目の巨岩の隙間に安置されたその大日如来の石像は、高さ20センチくらいの可愛らしいものでしたが、北向きだったのです。なぜ北を向いて設置さているのでしょうか? 大日如来は、北向きに設置するのが原則なのでしょうか? 
 そんな疑問を覚えつつ、分け道から戻り、少しだけ西に行くと、「不動明王〜〜」という案内がありました。
 「これは行ってみなければ……」
 好奇心がくつぐられます。するとまた、案内が目につきました。そこには、美しいミツバツツジが満開でした。その下をくぐり、谷間になっているせせらぎを左に見て道を北に進むと、左側が垂直の巨大な岩が聳え、右に小さな祠があっタ「不動明王」の社でした。お不動様の御真言を何度か唱えました。道は、堰堤があって行き止まりです。堰堤ができる前には、ここにお滝場があったと聞いたような気がします。
 ところで堰堤から流れ出る水流のせせらぎは、圧倒的な巨岩が垂直に聳える壮観でした。確かに巨岩は、しんなりと濡れて、ひんやりと心地よい波動が満ちているかのようです。パワースポットそのものです。
 
♣反省

 この季節、ちょうどこの快晴の日、登山開始が15時近くになってしまい、山を舐めてはいけないことを承知で、未知の八十八ヶ所巡拝碑の模擬お遍路ルートを探ることができました。無事に下山できたとき、偶然か、閑栖和尚様が散歩から戻られ、私のまだ生きている姿を確認され、安心されたご様子でした。ご心配をおかけしましたこと、お詫びいたします。正法寺の仏陀諸尊諸精霊に感謝します。見守ってくださり、ありがとうございました。
 因みに「閑栖」は「かんせい」と読み、隠居した禅僧のことです。
 それから正法寺には、ときがわ町デマンドタクシーの停留所がありますので、電話予約等で500円で利用できます(予約には、事前登録が必要です)。
 ともかく、四国八十八ヶ所巡拝碑のある観音山ルート、なかなかの心踊る山行コースでした。

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コメント

eikoboさん、こんにちは&初めまして!

感想欄に私のレコがきっかけと書かれていたのでコメントさせて頂きました!私はたまたま偶然見つけたのですが、都幾川で「四国八十八巡り」が出来るなんて中々面白いですよね😄!

都幾川は慈光寺さんを始め、大変歴史のある土地柄なので eikoboさんのように歴史に精通されているとさらに趣が異なるのでしょうが、私はまだ勉強不足なので実のところその凄さがよく分かっていません。その辺は私の山友さんの godohanさんが非常に詳しいので人任せにしてしまっていますぅ😅💦

都幾川の界隈は大抵歩いていますが、ここの「大日如来様」と「お不動様」はまだお目にかかれていませんので後日行かせて頂きたいと思っております。詳しいご情報大変助かります!

それにしても、ご住職のお話を3時間超も拝聴できるとは中々貴重なご経験でしたね。まだ私はご住職とはお目にかかれていないので、次回お邪魔する時にはご挨拶出来ればと思います😄

出立は遅くなってしまいましたが、お怪我も無く無事に歩けて何よりでした。大変お疲れ様でした。

それでは〜😊
2024/4/11 18:08
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Nimaさん、初めまして。さっそくコメントをいただきまして、ありがとうございます。とても嬉しいです。
またこの度は、Nimaさんの山行ルボで知ることができた、八十八ヶ所巡りのお蔭で、貴重な山歩きができました。
それからもう一つ、Nimaさんのルポの書き方は、とてもわかりやすくしかも適切な情報が盛られていて、とても参考になります。文章表現も上手ですね。それも参考にさせていただいております。

ところで正法寺でお話をお聞きしたのは、現在の住職様ではなく、引退された前のご住職様です。お名前は、児玉隆元様で、禅宗の呼び方で、引退された方を、「閑栖」(かんせい)というそうです。ルポでは、閑栖和尚とさせていただきました。因みに、禅宗なりの言い方ですが、住職の奥さんのことを「寺庭」(じてい)と呼ぶそうです。
この日、お話をいただいたのは閑栖和尚で、91歳という年齢が信じられないほどの元気で話し好きな方でした。
お話が始まると、止まりません。話題が豊富で説教臭いものはありません。落語家さんのようでした。気さくな方なので、どなたでもお話をいただけると思います。

また、花見等のたくさんの情報、ありがとうございます。いろいろと参考にさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

なお、私は、74歳のジジイで、登山を始めて数年です。低山でも遅速で苦労をしています。どうかご指導ください。

Nimaさんはウクレレがお得意なんですね。優しい音色と調べには癒されました。ありがとうございます。
これからの、ますますのご活躍、期待をしております。感謝
2024/4/12 2:45
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