【鳴神山】アカヤシオの花見とカッコソウ、ヒトツバエゾスミレ

2024年04月20日(土) [日帰り]

• GPS: 04:09
• 距離: 6.3km
• 登り: 636m
• 下り: 632m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:25
• 休憩: 0:36
• 合計: 4:01

6:11 駒形登山口
6:43 6:46 赤芝登山口
7:16 7:17 椚田峠
7:21 7:32 カッコソウ移植地
7:35 7:36 椚田峠
8:14 8:14 鳴神山
8:22 8:31 鳴神山 仁田山岳
8:41 8:47 鳴神山 桐生岳
8:50 8:52 雷神岳神社
8:55 8:56 肩の広場
9:17 9:17 水場
9:47 9:48 第一石門
10:10 10:11 駒形登山口
10:12 ゴール地点

※ログはスマホアプリのヤマレコmapで取得しています
※時間については、馬鹿みたいに撮影しまくりで全然歩いていないので、あまり参考にはなさらずに。普通に歩けばこんなにかからないと思います。

天候

天気晴朗なれども風強し

アクセス

利用交通機関：

自家用車

朝6時の段階で駐車スペースは満車で、路駐の車が出ていました
◾️登山口駐車場について
・スペースは、手前の川沿いに6台程度
　奥の登山口前に3台程度
・docomoもau(povo)も電波を拾えませんでした
　登山届の電子申請は予め行なっておきましょう
・トイレも自動販売機もありません
　事前に済ませておきましょう

コース状況／危険箇所等

よく踏まれており案内標識もあり危険と感じるところはありませんでした

その他周辺情報

道の駅　赤城の恵に併設の「あいのやまの湯」で汗を流しました。
鳴神山からは離れています。
時間も早かったので、ひとっ風呂浴びてから赤城山にドライブをしようかと思い、いつもはロードバイクで赤城山ヒルクライムをする際のベースにしているこちらに伺いました。食事もこちらで。
結局、汗を流して食事をしてほっこりしたら、ドライブはもういいかとそのまま帰路に着いてしまいました。

◾️あいのやまの湯
https://ainoyamanoyu.jp

写真

4/20 6:04

朝6時の時点で既に少ない駐車スペースは満車、路駐組が出ていました。

4/20 6:08

登山口
しかし、周回ルートが取れるようなので、正面の道を進まず左へ。時計回りの周回ルートを選択。

4/20 6:08

案内地図

4/20 6:09

バスもあるようです

4/20 6:14

しばらくは林道歩き

4/20 6:22

植林帯は。。。皆伐？

4/20 6:28

車もいずれ土に還る（？）

4/20 6:30

かつては釣り堀だったらしい建物

4/20 6:31

この滑車のようなものはどのような役割を果たしたのか興味津津

4/20 6:33

何でも無い林道歩きが続きますが、

4/20 6:49

新緑に日が当たって気持ちが良いです

4/20 6:56

ここからようやく登山道

4/20 6:55

鳴神山は初めての山
楽しみです

4/20 6:56

マウンテンバイクだけではなく、トレランも禁止なのですね。
まぁ、私は腰痛持ちなので走りませんけれど。

4/20 6:57

カッコウソウが有名なようですが、私の今日のお目当てはアカヤシオ

4/20 6:57

しばらくは植林帯

4/20 7:06

ほどなく広葉樹林に

4/20 7:13

地面があまりにモノトーンで草がいっさい生えていないと思えば、害獣である鹿に全て食い荒らされたようです。
大切なコアジサイが絶滅しないようにネットで保護されています。

4/20 7:15

ほどなく峠

4/20 7:15

椚田峠

4/20 7:16

登山口で案内をされていた方に、カッコソウが咲き始めていると伺いましたので、せっかくなので反対側に少し下ったところの保護区（？）へ

4/20 7:27

葉っぱが少し変わったサクラソウといった感じでしょうか。
まだ、花数は少なく、管理をされている方によると来週あたりが見頃ではないかとのこと。

4/20 7:28

カッコソウ
漢字で書くと勝紅草

4/20 7:20

実は、カッコソウよりも惹かれたのがこちらのスミレ。
ヒトツバエゾスミレという種らしいです。
何やら内から滲み出る品のようなものを感じました。
特に、白花はその名もナルカミスミレと呼ぶらしいですが、これは少し紫がかっているから普通の（？）ヒトツバエゾスミレかな？

4/20 7:30

ここも鹿の食害から守るため、生息地の周囲がネットで囲まれていました。

4/20 7:36

戻って鳴神山を目指しますが、鹿の食害のせいか、光が入る場所でも下草が全く生えておらず土が露出。いずれ土が流出して山が荒れるのでしょうね。既に荒れているとも言えますが。。

4/20 7:48

高度を上げ始めると、本日のお目当てのアカヤシオがちらほらとモノトーンの中で目を引き始めます。

4/20 7:50

しかしこの稜線は結構な強風。
花が飛ばされそうです。

4/20 7:53

ところどころ展望地にはベンチが用意されています

4/20 7:54

ショッキングピンクよりは優しいピンクが光を浴びます

4/20 7:57

既に落花も

4/20 7:58

しかし本当に草が全て食い荒らされていますね。

4/20 8:00

モノトーンなのでかえってアカヤシオが映えますけれど

4/20 8:04

昨年がシロヤシオ以下のツツジ系が当たり年だったので、今年は裏年と聞いていました。確かに八汐と言うには花のつき具合は寂しいですが、そこそこ花はついています。

4/20 8:06

でも風が強くて花がはためいているので、花の撮影なのにシャッタースピード優先で撮影。ピントを合わせるのも一苦労です。

4/20 8:07

祠
かつては修験の山だったのでしょうか？祠が多い。

4/20 8:10

馬鹿みたいに写真を撮るので、全然前に進めませんが、時間は十分余裕があるので、気が済むまでレンズを向けます。

4/20 8:10

ところどころで眺望は開けます

4/20 8:14

これは東京方面。
しかし、黄砂が酷くて視程は浅い。

4/20 8:14

快晴なのに、すぐ近くの赤城山ですら霞んでいます。
黄砂め。

4/20 8:16

牛歩の歩みで山頂に近づく

4/20 8:17

その色のおかげで存在感は強いせいもありますが。
これで当たり年だったらさぞ華やかなのでしょうね。

4/20 8:21

鳴神山神社
双耳峰になっていて、こちらは仁田山岳

4/20 8:23

そうそう、テープでぐるぐる巻きにされている木が多いので何かと思えば。

4/20 8:23

これも鹿の食害対策なのだとか。
樹皮を食べられたらアカヤシオも絶滅してしまいますしね。
それにしても日本全国で害獣シカの食害は深刻です。

4/20 8:27

青空とピンク

4/20 8:29

モノトーンの中で光を浴びるピンク

4/20 8:29

フィルムカメラだったら、こんなことはあり得ないだろうなと思うほど、無駄に同じような写真を撮りまくります。
まぁ、今日の目的はこの花見ですので。。

4/20 8:33

分岐
双耳峰の鞍部です。

4/20 8:33

カッコウソウ群生地の内、一つに×がついているのは、既に鹿の食害で絶滅したということでしょうか。。

4/20 8:35

山頂着
双耳峰のこちらは桐生岳

4/20 8:38

眺望は良好

4/20 8:38

こんなに見えるらしい。。黄砂で霞んでいなければ。。。

4/20 8:39

山頂は比較的広くてベンチも用意されており、休憩適地です。

4/20 8:40

鳴神さんのお使いは狼？

4/20 8:42

霞む山並み

4/20 8:44

目的のアカヤシオは十分堪能しました。

4/20 8:45

風は強かったものの天候に恵まれ、最盛の花期に訪れることができてよかった。

4/20 8:49

少し降って雷神岳神社
雷神を「らいじん」ではなく「なるかみ」と読むそうです。
なので「なるかみたけ」神社が正しい呼称

4/20 8:50

立派な石の鳥居

4/20 8:50

例大祭、例祭りがあるらしい

4/20 8:53

狐だともう少し鼻が尖っているので、やはり狼ですよね。
秩父の三峯神社と何か繋がりがあるのかな？
あちらも狼が眷属でした。

4/20 8:51

すぐ下に小舎が建てられています。

4/20 8:52

建立の発起人という方がいらっしゃったので中を覗かせていただきました。俵屋宗達のような雷神様が祀られています。

4/20 8:54

すぐ先で分岐
このまま桐生駅の方に下っていく道、東側の大滝登山口への道、そして、私が車を停めている駒形登山口の分岐です。

4/20 8:56

少し下がったところに井戸がありますが、水が汲めるかどうかは未確認。

4/20 8:58

しかしまぁ、本当に、ネットで守られているところ以外は全く草が残されていない。。

4/20 9:04

ただ、木々の新緑が輝いて生命力で空間を満たしてくれます

4/20 9:06

光浴びる新緑は良いですね。

4/20 9:06

心が浮き立つようです

4/20 9:08

可愛らしい新芽

4/20 9:09

目覚めたばかり

4/20 9:10

往路の林道経由よりはこちらの方が気持ちが良いですね。
でもピストンはつまらないし、下山時に林道を長々と歩くよりは、今回の時計回りが私は好みかな。

4/20 9:17

水場（？）
湧水では無いと思うので、飲むとすれば煮沸するのが無難かな？

4/20 9:18

山桜は最後の花びらを宙に舞わせていました。

4/20 9:39

ニリンソウ。。かな？

4/20 9:44

一輪だけど。
イチリンソウとは葉が違うような。。

4/20 9:50

道の脇にミツバツツジも一株だけ光を浴びていました

4/20 9:57

川沿いの歩きやすい気持ちの良い道です。

4/20 9:59

ふむふむ

4/20 10:01

最初はブナの新芽だと思って写真を撮っていたのですが、

4/20 10:02

花がブナとは随分と違う。
チドリノキではないかと教えていただきました。

4/20 10:06

橋が見えてコンクリート舗装の道になれば

4/20 10:09

ほどなく登山口

4/20 10:11

山が笑ってらっしゃいます
春山淡冶而如笑、夏山蒼翠而如滴、秋山明浄而如妝、冬山惨淡而如睡

4/20 10:11

縦列駐車いっぱい。溢れています。
多くの方とすれ違いましたが、まばらでしたので、この車の多さに驚きました。私と同じように時計回りの人が大勢いらっしゃったのかな？
いずれにせよ、心地よい春の低山散策ができて大満足

4/20 13:22

昼食はあいのやまの湯のレストラン　椿家さんで「麦豚とキノコのくわ焼き丼御膳」を　美味しかったです。

4/20 13:39

締め（？）は、道の駅のソフトクリーム
この時期の低山のユルフワハイクは本当に楽しい
気持ちの良い一日でした

撮影機器：

Z 7II ボディ ニコン

iPhone 14 Pro 128GB SoftBank Apple

感想

山遊子（さんゆうし）

先週は地元の里山でミツバツツジを楽しんで、今日はアカヤシオの花見でした。
元々は、この時期よく訪れる丹沢の檜洞丸でキクザキイチゲと山桜、豆桜、新緑を楽しむ予定でした。ただ、いつも下降路で使う用木沢出合～犬超路が通行止めとなっていました。このルートは、この通行止め区間の下部の山桜も目的の一つなので見送り。この通行止めを確認した段階（金曜の仕事上がり後）で、行き先難民になってしまいました。。
棒ノ嶺の山桜も満開を迎えていそうで惹かれましたが、大混雑が予想されたので見送り。
そんな中、ヤマレコで他の皆さんのレコをザッピング（？）する中で、鳴神山のアカヤシオの写真が目に止まった次第です。
木の花としては、私が別格で好きなのがシロヤシオ。
ツツジ系では、その次にミツバツツジ、ヤマツツジと来て、アカヤシオは好きな順位では高くはないのですが。。
ツツジ系では名所である赤城山もまだ開花はしていない模様。
そんな中で鳴神山は見頃を迎えているようですし、行ったことがない山、そして名前が何やら格好良い山ということで行き先が決まりました。

風が強くて花を撮るのにシャッタースピードとピントを合わせるのに苦労した他は、大満足の春山ハイクとなりました。

やはりこの時期の低山散策は気持ちが良いですね。