霊仙山。見どころいっぱいカルスト台地

2024年05月11日(土) [日帰り]

• GPS: 08:42
• 距離: 22.4km
• 登り: 1,372m
• 下り: 1,367m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:14
• 休憩: 0:20
• 合計: 8:34

8:41 JR柏原駅
8:49 8:49 霊仙山登山道入口
8:59 8:59 養鶏場分岐(柏原道)
9:13 9:13 柏原ルート登山道案内板
9:36 9:36 柏原道一合目
9:54 9:54 柏原道新二合目・二本杉
10:05 10:05 柏原道旧二合目
10:16 10:16 柏原道三合目
10:24 10:25 柏原道四合目・避難小屋
10:53 10:53 柏原道六合目
10:58 10:58 920ｍピーク
11:07 11:07 柏原道・旧七合目
11:11 11:11 ママコ穴
11:33 11:33 柏原道・新八合目・四丁横崖
11:57 11:57 霊仙山避難小屋
12:06 12:07 経塚山 九合目
12:20 12:20 霊仙山三角点最高点分岐
12:26 12:28 霊仙山
12:32 12:32 霊仙山三角点最高点分岐
12:41 12:41 霊仙山最高点
12:51 12:58 南霊山
13:16 13:22 霊仙山最高点
13:32 13:32 経塚山 九合目
14:35 14:35 霊仙山避難小屋
14:50 14:51 柏原道・新八合目・四丁横崖
15:08 15:08 ママコ穴
15:11 15:11 柏原道・旧七合目
15:16 15:16 920ｍピーク
15:25 15:26 柏原道六合目
15:48 15:48 柏原道四合目・避難小屋
15:54 15:54 柏原道三合目
16:05 16:06 柏原道旧二合目
16:14 16:14 柏原道新二合目・二本杉
16:29 16:29 柏原道一合目
16:44 16:44 柏原ルート登山道案内板
16:57 16:57 養鶏場分岐(柏原道)
17:07 17:07 霊仙山登山道入口
17:15 JR柏原駅

天候

おおむね晴れ。一日中風強し、ただ冷たくはなかった

アクセス

利用交通機関：

電車

行き：品川6:00発新幹線→名古屋から東海道線、柏原8:30頃着
帰り：柏原17:20発→名古屋着。新幹線東京着20:16

コース状況／危険箇所等

柏原駅からの往復。
おおむね良好、ちょっと荒れてる沢沿いや狭い斜面道があったりもしたが。

写真

5/11 5:58

新幹線の車内を。ほぼ満席

5/11 6:39

車内から富士山を

5/11 8:39

東海道線柏原駅に到着。
見れば反対ホームに休憩舎あり。この建物内で着替えさせてもらった

5/11 8:40

着替え後改札へ向かう。そのときに見えた伊吹山、いきなりきれいでした

5/11 8:44

最初からお世話になった柏原駅を出発

5/11 8:45

かつての中山道の宿場町を横切る。そんな雰囲気ありです

5/11 8:52

どうやらここが登山道入り口。
醒ヶ井駅へ下りようとも思ったが榑ケ畑林道は通り抜け不可ということで同じ道を戻ってこよう

5/11 8:57

青空が広がるも進行方向には雲がかかっていた。
鈴鹿の山脈に厚い雲が流れている様子が電車内からもずっと見えていた

5/11 8:59

最初は林道

5/11 9:30

コゴメウツギの蕾

5/11 9:39

沢沿いの道。水がきれいです

5/11 9:40

【一合目】に到着。駅から一時間ほど

5/11 9:41

一合目あたりにはタニギキョウがたくさん

5/11 9:49

登山道脇にはずっとシダやワラビが。でもちょっと細っている模様

5/11 16:18

【二合目】に到着、二本杉はシンボルだね（帰路撮影）

5/11 10:09

新緑がとてもきれいになってきました。

5/11 10:19

【三合目】に到着

5/11 10:21

このあたりで、視界が開けた場所があった

5/11 10:30

【四合目】には満開なズミの花

5/11 10:32

その後、アセビの木々の新芽の中を抜けていきます。
新芽の赤が色彩を豊かにしていた

5/11 10:41

【五合目】に到着すると再び沢が流れていた。湿地帯ような場所も

5/11 10:43

満開のズミの白い花が目を引く

5/11 10:48

その先で展望が広がる

5/11 10:52

斜面林の常緑樹は杉の植林でしょうか、整然としたように見える並びがなかなかいい

5/11 10:55

こちらは濃い緑と明るい緑の好対照

5/11 10:55

【六合目】に到着すると

5/11 10:59

近景の向こうに伊吹山

5/11 11:03

伊吹と金糞

5/11 11:09

【七合目】を通過すると……何やらいい雰囲気

5/11 11:12

新緑全開だね

5/11 11:26

ニリンソウは道々たくさん

5/11 11:26

ついに木々のない山肌が見えてきた。きっと山頂付近でしょう。
小屋が見えた

5/11 11:28

再び緑の森に入り、進む。
山奥というより里山の雰囲気

5/11 11:31

琵琶湖も見えた。少し霞んでいるのは残念だが、そうそう鮮明には見えないはず

5/11 11:35

登山道の石や岩が白くなってきた

5/11 11:36

【八合目】にやっと到着。
タチイヌノフグリ

5/11 11:39

マムシグサの群生。道々ずいぶん咲いていた

5/11 11:45

ここで樹林を抜けたようです。
乾いた土の斜面を登って行く

5/11 11:46

展望が一気に開けました

5/11 11:47

緑の草付き斜面を登っていく。
広々と開放的になった

5/11 11:49

振り返れば新緑の森と、斜面に岩がゴロゴロ

5/11 11:54

ずいぶんと下に俯いていたので、コミヤマスミレでしょうか

5/11 11:54

どうやらそんな風です

5/11 11:55

小屋に近づいてきました。人がいます。
登って来たこの登山道は敬遠されているのか、降りてくる人に会ったのはこれまでわずか一人でした

5/11 11:56

霊仙山への視界が広がった

5/11 11:56

風が強く、いったん小屋に入ります。誰もいない。
ここで夏用のジャケットを着る

5/11 12:01

ちょっと落ち着いたので先へ進みます。
あれが目指す九合目でしょう。

5/11 12:02

いやー、すばらしい展望が広がりました

5/11 12:03

脇の苔の様子もとってもきれいです

5/11 12:04

カレンフェルトだね

5/11 12:07

群れて咲いていたミミナグサ。けっこう愛らしい

5/11 12:08

そうして九合目、経塚山に到着です。
ここからは人がたくさんいました

5/11 12:10

霊仙山の山頂へ向け進みます。
見るかぎり、もうすぐそこです

5/11 12:10

経塚山から下りる人たち。団体さんの等間隔が目を引いたので

5/11 12:11

苔の表情がとってもきれいで

5/11 12:12

白い石灰岩の表情もすばらしい

5/11 12:13

琵琶湖方面

5/11 12:18

同じ方向でも山の斜面で見え方に変化が

5/11 12:21

立ち上がる岩々

5/11 12:22

まさにカルスト台地だね

5/11 12:23

あそこが山頂のようです

5/11 12:24

伊吹山を岩の上に望む

5/11 12:30

真っ白い岩がびっしり

5/11 12:28

山頂に到着。若い女性が撮りましょうかと言うので、強風にめげず撮ってもらいました。トレラン風で黄色いジャケットの優しげな人でした。ありがとう

5/11 12:32

どうやら鈴鹿の山々のようです

5/11 12:43

そのあと霊仙山最高地点なる場所にやってきた

5/11 12:44

向こうには琵琶湖の南の平地が

5/11 12:45

それでは、もう少し先へ進みます。
とっても見ごたえのある新緑の山並みが現れた

5/11 12:45

カレンフェルトの大きな断崖が目の前に。大迫力

5/11 12:48

その脇を進みます。
このあたりが南霊山でしょうか

5/11 12:52

まとまりのある新緑の斜面がとってもまばゆい

5/11 12:52

カレンフェルトの中を歩く登山道。
風が強くなかったら気持ちのよい歩きだろうね

5/11 12:59

どうやらあの先で平坦部は終わりのよう。
ということでこのあたりで引き返すことに

5/11 13:00

霊仙山を仰ぐ

5/11 13:02

圧巻の白い斜面

5/11 13:07

大迫力の崖を反対方向から

5/11 13:15

ハクサンハタザオが群生していた。このちょっとした群生は何ヶ所かにあった

5/11 13:31

ちょっと近道をして

5/11 13:38

今度は向こうの尾根、琵琶湖側No稜線を目指す

5/11 13:38

伊吹山と、もう何度も

5/11 13:40

屹立する石灰岩

5/11 13:42

空を映す池がとってもきれい

そうしてヤマシャクヤクの群生地に。
いやー、ずいぶんと広範囲です

斜面にびっしり

大ぶりな花ですがこれだけ揃うとなかなかきれいです

こうしてみると落ち着いた感じが濃い

透き通るような清楚感

ピンクがかっていたもの

5/11 14:01

霊仙山方面を見ながら歩きます

5/11 14:04

すると中腹上部を駆け抜けていく鹿の群れが。
木がないので、広大な原を行く演出のようでもあった。しばし集団で佇んだのち、山を越えていった

5/11 14:07

さて白い山肌を見ながら帰ります

5/11 14:14

また苔の中を縫って

5/11 14:29

立ち上がって見える岩もそろそろ見納め。
ということで帰路へと

5/11 14:27

何の綿毛でしょうか

5/11 14:37

苔の胞子

5/11 14:50

ヒメハギ。この色は明るい

5/11 14:53

春というのに実生のモミジ

5/11 14:54

ミツバツチグリでしょうか

5/11 14:55

ミミナグサは道脇に点在

5/11 14:56

ノミノフスマも道々たくさん

5/11 14:58

タニギキョウもいっぱい咲いていた

5/11 15:10

（ムラサキサギゴケ？ではなかった）
後で調べたら、やっぱりトキワハゼでした

5/11 15:13

広大な新緑もそろそろ見納め

5/11 15:36

ズミの花から覗く若緑

5/11 16:04

モミジの新緑を見上げる。
緑の色合いがいいね

5/11 16:02

三つ葉のモミジ系と思っていたが、どうやらシロモジのようです。この葉の木がずっと続いていたが、浅緑の新緑は明るくきれいでした

5/11 16:43

林道に出て、タニウツギと藤。このあたりも藤に悩まされているのでしょうか

5/11 17:18

その後、無事駅に到着。
帰りは小さい構内に誰もいなかったので、急いで着替えさせてもらった。すっきりさっぱり

撮影機器：

EOS M6 ボディ CANON

装備

個人装備

ザック（S/G） シューズ（S/L） 登山タイツ（U黒 New） ハーフパンツ（N） 半袖シャツ（W） 夏帽子（N） 手袋 手ぬぐい 飲料：500ml×4

感想

self

　カルスト地形の霊仙山へ。花の百名山ゆえカレンフェルトのみを見るのではちょっと物足りなかろうと、他の見どころを探して、それを知ったのはけっこう以前。コロナ禍があったりしてなかなか行けなかったが、今回やっとヤマシャクヤクの群生が見ごろの頃に行くことができた。
　霊仙カルストは実際目にしてやはりすばらしく、岩や苔、草付きの変化に富んだ山並みには何度も目を見張った。また周りの山々もちょうど新緑の見ごろの時期で若緑が目にまぶしい。さて肝心のヤマシャクヤクはと到着すると、群生地は予想通りに広大で、波打つ葉の海に白い球が浮かんでいるように見える様が鮮やか。ちょうど見ごろと言ってよく、きれいな個体が多く白い玉の中には何やら秘蔵されている、そんなイメージで花の中を覗かせるのだ。透き通るようにきれいな花もあり、赤みがかったものもありと、見歩くのが楽しい。
　帰りの長めの道々も、可憐な花が多く咲いていて最後まで見どころ多い登山となった。もう一回り山体が大きければや、もう少し背が高ければはきっと無用な望みだろう。