マッターホルン〜ソルベイ小屋まで、厳しさ痛感、初の途中撤退
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,562m
- 下り
- 1,556m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
7月17日 シャモニー(電車乗り継ぎ)⇒スイスツェルマット、スイストランスファチケット使用、ホテル泊 7月18日、19日マッターホルン登山 ツェルマット⇔シュヴァルツゼー、ロープウェイ(旅行代金に含まれていた) 往復49スイスフラン、スイスパスを持っているとここから半額になる 7月20日 ゴルナーグラートハイキング ツェルマット⇒ゴルナーグラート、登山電車(スイスパス使用20.5スイスフラン) リッフェルアルプ⇒ツェルマット、登山電車(スイスパス使用10スイスフラン) 7月21日 ツェルマット(電車乗り継ぎ)⇒ジュネーブ空港、スイストランスファチケット使用 ジュネーブ⇒ドバイ(エミレーツ航空利用) 7月22日 ドバイ(エミレーツ航空)⇒成田空港⇒夜行バス(車中泊) 7月23日 早朝、松本着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヘルンリ小屋から先は岩稜が続きます ソルベイ小屋から先は、凍結、積雪があった模様 アイゼンは装着する必要があったかも・・・ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
ヘッドランプ
常備薬
時計
サングラス
ヘルメット
アイゼン
ハーネス
|
---|---|
備考 | コンパクトデジカメ |
感想
モンブラン登山から中2日でマッターホルン登山へ
フランスシャモニーよりスイスツェルマットまで、ツアーリーダさんと電車で移動
今年はマッターホルン初登頂から150周年記念の年ということで、ツェルマットの町が盛り上がっていました
夜には演奏等のイベントが行われていました、マッターホルンもライトアップ(一時的な点灯?)されておりました
マッターホルン方面の天気予報はあまり良くなくて、アタック日付近の予報では、雨か雪なんて話もあったので、せめて小屋まで行って間近でマッターホルンを眺められたらいいなぁと、モンブランも登頂出来たし、そんな気持ちでいたら、予報も好転し、予定通りの日にアタックとなりました
ヘルンリ小屋まではそれ程時間がかからないので、お昼にホテルを出発して、ロープウェイに乗ってシュヴァルツゼーへ
そこから歩き始めます
歩行中ツアーリーダさんから歩行スピードのチェックを受けつつヘルンリ小屋へ
マッターホルンへはもう一人行く予定でしたが、体調不良で断念され
小屋までは一緒に来て、ツアーリーダーさんと下山してしまい、小屋内に日本人は自分一人となってしまったのですごく心細かったです
ただ、ビバークで明日マッターホルンを目指す日本人の方々がいたので、雑談出来たのは良かったです
夕食時にガイドさんと合流し、夕食をいただきましたが、何とか片言の英語と気遣いもあり楽しく過ごすことが出来ました
アタック日は、ほとんど登頂するグループがいなくて(3グループ位?)焦らされることもなくアタック出来そうな好条件
暑くも寒くもなくいい感じ・・・
ヘッドランプを点けて登り始めるが、なかなか足場、手掛かりもわかりにくく少々戸惑う
ガイドさんの後を必死に追い、ソルベイ小屋まで来ることが出来ました
途中からビバークしていた日本人の方達とも一緒で、ガイドさんからの一言を通訳して貰ったところ
『君はスピード、スタミナは問題ない、ただ、もうちょっとのクライミングの技術と雪山用の靴じゃなくクライミング用のソフトブーツが必要だと・・・』
ああそうなんだぁと思っていたら、そのまま強制下山になってしまって・・・
一応、ソルベイ小屋まで2時間という時間制限もあり、スイス人ガイドだとスパっと下山なりますが、この程度なら頂上は行けたのでは?と下山後のツアーリーダーの話もありましたが、やはり技術的な問題が大きかったのかなぁと・・・
自分自身のクライミング力の無さは、少し自覚もしていたし、正直モンブラン登頂などの疲れも確かにあった
初めての途中撤退、今まで同行者の問題で富士山8合目で撤退したことはあったし、他の人に下山しましょうと言ったことはあったけど、自分の問題で下山をするのは初めてで・・・体は全然元気だったし、もちろん下山する悔しさはあったけれど・・・
でも、高速での岩稜登りに必死に付いて行き、今の自分自身の持てる力は出し切れたのではないかと思います
モンブランに行った時と同じ靴で行ったが、確かに重いし、雪山以外にほとんど歩いたこともなく、岩登りなどしたことはなかった
普段使っている靴も革靴ですし、アイゼンが付くか微妙だし、飛行機の重量制限に引っかかって2足も持って来れる状況じゃなかったし、
しかも最近は、登山としての岩登りは好きだけど、ゲレンデなどでクライミングをやる機会も無かったし・・・
行く前に久々にちょこっとボルダリングをやって来た程度じゃダメだったなぁと、モンブランと一緒に登れたらいいなぁというのは非常に甘い考えだったと反省
もし、再アタックするチャンスがあれば、ちゃんと技術を磨いて行けたらと思います
翌日は、スイス随一の展望台と言われるゴルナーグラートへ行き、マッターホルンを見ながらハイキングをしました
逆さマッターホルンを見ることも出来、とても満足できました
新たな目標も出来、充実した日々を過ごすことが出来て良かったです
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kuriboさん、こんにちは
モンブラン&マッターホルン お疲れさまでした。
海外遠征、うらやましいです。
そのために一所懸命働いてきた成果ですからね。
靴とかアイゼンとか飛行機で重量制限がかかったり、
言葉の壁もあったりと、目に見えないところで苦労が伴いますね。
心細い部分も多くあるのかと思います
なかなか簡単なことではないと思いますが、
ぜひとも再チャレンジしてください
再チャレンジ協力します(^_^)よ
お疲れ様でした。
無事の帰国何よりです。
ありがとうございます、murao3さん
登頂出来なかったのは確かに悔しいし、残念ではありますが、確かにもう一度訪れるチャンスが出来たとも言えますね
何年か後に再チャレンジ出来るように頑張っていけたらと思います
ありがとうございます、Black Widowさん
再チャレンジの際は、またご迷惑をお掛けすると思いますが、よろしくお願いします
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する