★大千軒岳 旧道登山口〜千軒平〜山頂〜新道登山口 歩くエコツアー
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 511m
- 下り
- 418m
天候 | 晴れ、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス | 函館市内ホテルより専用車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
松前から登山口までの林道往復は、北海道の原野を実感できるドライバー泣かせの悪路でした。特に旧道登山口と新道登山口の区間は、 車高が高くないと、車が壊れます。 マイクロバスは無理です。車高の高いワゴン以下が適しています。 自家用車でないとダメージの大きなアクセスです。 松前地区のタクシー会社はこの林道への営業は行わないとも聞いています。 |
感想
大千軒岳は花の百名山、日本三百名山と同時に北海道最古の一等三角点、キリシタン殉死の地でもあって訪れる登山者などが多い山で年々登山者が増加しています。
最初はブナ林に響き渡るエゾハルゼミの合唱の中、ヒグマの糞がお出迎え。
今年の花暦は早いのでササバギンラン、ニシキゴロモ、コケイラン、オクエゾサイシン、ヒメタケシマラン、ギンリョウソウ、ヒメアオキなどが足下に咲きだし、稜線のその先のお花が気になってきます。
笹やミネザクラの枝を避ける煩わしい登路ですが、カラマツソウ、エゾグンナイフウロ、ゴザンタチバナ、エゾオオサクラソウ、フギレオオバキスミレ、オオバタケシマラン、コツマトリソウ、ヒメゴヨウイチゴ、ノウゴウイチゴ、ベニバナイチゴ、ムカゴトラノオ、ミヤマスミレ、オクエゾサイシン、ハクサンチドリ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、ハクサンボウフウなどや木々にはミヤマナナカマド、アカミノイヌツゲの花、ギョウジャニンニクの蕾が目立っていました。
登山口から千軒平十字架に着いたのが2時間35分後。霧で冷たい風の中でしたが ハエも蚊もいないのでゆっくりランチが食べられました。
千軒清水に立ち寄り、冷たい水を飲んで登り返し、山頂を経て登山口まで2時間でした。
千軒平から山頂へつらなる「お花ロード」、ミヤマオダマキ、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマアズマギク、大千軒が南限のタカネオミナエシ、クロミノイワゼキショウ、ミヤマキンバイ、シラネアオイ、ムカゴトラノオ、ハクサンチドリなどが咲き乱れていました。
このコースは「学術自然保護地区」に指定されており下草狩りはしておらず、樹木の伐採も禁止で無論、植物・昆虫採取は許可が必要です。
ここは歩きづらいですがそのぶんゆっくりと花遍路ができます。
山頂からの新道お花畑には少し終わりかけでしたがシラネアオイも風でそよいでいて、カラマツソウ、オオサクラソウ、大きなオオカサモチが存在感をしめしていました。
今年はクロミノイワゼキショウ、タカネオミナエシ(チシマキンレイカ)などが多く咲き乱れ、盗掘が多かったキバナシャクナゲの株も増えてきているのも確認でき、例年と違う千軒平の花見を堪能できました。
コメント
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