飯豊山縦走 テント泊

2015年08月08日(土) 〜 2015年08月10日(月)

• GPS: 25:49
• 距離: 35.2km
• 登り: 2,918m
• 下り: 3,190m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:13
• 休憩: 0:59
• 合計: 8:12

7:00 祓川駐車場
7:20 7:21 祓川山荘
9:03 9:03 松平峠
9:55 9:57 疣岩分岐
10:09 10:10 疣岩山
10:51 10:53 三国岳
10:55 11:29 三国小屋
12:36 12:36 種蒔山
12:59 13:18 切合避難小屋
13:48 13:48 草履塚
14:14 14:14 御秘所
15:12 飯豊山避難小屋、本山小屋、飯豊山神社

2日目

• 山行: 8:04
• 休憩: 1:54
• 合計: 9:58

4:16 飯豊山避難小屋、本山小屋、飯豊山神社
4:34 5:00 飯豊山
5:17 5:19 駒形山
6:14 6:15 御西岳
6:21 6:23 御西岳避難小屋
7:42 8:03 大日岳
9:41 9:46 御西岳避難小屋
9:52 9:53 御西避難小屋水場
9:59 10:37 御西岳避難小屋
13:03 13:19 烏帽子岳
13:44 13:46 梅花皮岳
14:14 梅花皮小屋

3日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 0:17
• 合計: 6:25

4:25 梅花皮小屋
4:57 5:09 北股岳
5:57 5:58 門内岳
6:03 6:04 門内小屋
6:36 6:37 扇ノ地神
7:30 7:31 梶川峰
9:36 9:37 湯沢峰
10:50 飯豊山荘

天候

晴れ（時々ガス）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

8/7-8: 東北自動車道（途中、那須のホテルで仮眠）→ 磐越自動車道を経由して弥平四郎登山口まで。登山口に駐車し、下山後に車を回収。
8/11: 飯豊山荘(15:35)→小国町役場（小国町営バス:700円）、小国町役場前(17:47)→新潟駅（新潟交通高速バス：1950円) 新潟駅前のホテルに宿泊
8/12:新潟駅(5:17)→新津駅→野沢駅(JR:1400円）、野沢駅(8:00)→弥平四郎（オンデマンドバス：500円、前日までに予約が必要）、弥平四郎から登山口まで徒歩1時間。(4Km)

コース状況／危険箇所等

・弥平四郎登山口〜疣岩山：樹林帯の中はアブが多く、タイツの上からだったので大した事は無かったが、2ヶ所位刺された。樹林帯の抜けた後、砂地の急坂の所があり、滑り易そうだったので慎重に通過した。
・疣岩山〜飯豊山：稜線上は小ピークの繰り替えしで、砂地の滑り易そうな箇所があり慎重に通過。
・御西岳〜大日岳：山頂手前から急坂になっていて、途中で荷物をデポして登った。砂地の滑り易そうな箇所があり慎重に通過。
・梅花皮小屋〜北股岳：ブヨが多く、小屋で5-6箇所刺された。虫除けは必須だと思った。
・梶川尾根：何箇所か段差が高いところ、砂地の急斜面があり、慎重に通過した。また、滝見場の手前（下）でスズメバチが巣を作っているので、止まらずに通過する様にとの事。

その他周辺情報

下山後、飯豊温泉を利用（500円）、バスの時間まで4時間以上あり、２階の休憩所でまったりしました。

写真

8/8 7:17

弥平四郎登山口を出発し祓川山荘に到着。早くも汗だくに。

8/8 9:02

樹林帯の中を登ること2時間、ようやく展望が開けました。樹林帯の中はアブが多く、集中できず本当に大変でした。虫除けは必須だと思いました。

8/8 9:06

ちょっとやせ尾根。砂地で滑り易すそうだったので慎重に通過。

8/8 9:56

疣岩分岐に到着。ようやく稜線に出ました。ここまで来ればやれやれという感じですが、この先もアップダウンが続いていた。

8/8 10:13

ようやく遠くに山頂の姿が。この時点では、今日中には辿り着けないそうにないと思いました。

8/8 10:14

ニッコウキスゲ。稜線上は沢山のお花が咲いていて元気をもらえました。

8/8 10:17

小ピークのアップダウンが続きますが、なんだか楽しくなってきます。この感じ結構好きです。

8/8 10:34

三国岳への登り。

8/8 10:53

三国岳避難小屋に到着。多くの方が休憩されていました。お水は1.5ℓ持って来たのですが、残り半分くらい。念の為、小屋で少し購入。400円/500ml。

8/8 11:23

少しガスが掛かっていますが、小屋からも飯豊山が見えました。まだまだ遠そうです。

8/8 11:31

小ピークが続いています。あと何個あるんだろう、と思いながら歩いてました。

8/8 11:38

8/8 11:47

ハシゴ場。危険は無さそうでしたが慎重に通過。

8/8 12:05

オヤマリンドウ。この花は結構咲いていましたが、お目当てのイイデリンドウは、なかなか見つかりませんでした。

8/8 12:18

8/8 12:35

8/8 12:46

チングルマ。咲いている所もありましたが、羽毛になっている所が多かった。

8/8 13:00

切合小屋に到着。思っていたよりも早めに到着出来たので、本山小屋まで進むことにしました。

8/8 13:00

小屋の水場。冷たくておいしい。少しお水を補給。

8/8 13:25

小屋で長めの休憩をし、草履塚の方に歩いて来ました。この辺りは平らで歩き易かった。

8/8 13:29

雪渓の横の細い道。慎重に通過。

8/8 13:50

8/8 14:04

山頂への最後の登り。

8/8 14:08

姥権現。赤い服がかわいいと、この時は思いましたが、後から調べたら昔亡くなられた方をお祭しているとのこと。

8/8 14:10

下って来た草履塚を振り返って。

8/8 14:12

岩場に人が集まっていると思ったら、御秘所の鎖場で渋滞中でした。

8/8 14:18

左側は切れ落ちています。

8/8 14:20

御秘所の鎖場。集中していれば特に問題ない感じでした。

8/8 14:21

山頂がみえたー。疲れているけど、元気が出ます。

8/8 15:07

テント場に荷物をデポし本山小屋に。

8/8 15:17

小屋で受付後、飯豊山神社でお参りしました。

8/8 17:54

歩いて来た切合小屋からのルート。切合小屋も見えました。

8/8 17:56

テント場。この日は6張りくらい。稜線上の景色が抜群なテント場でした。

8/8 18:21

暫く外で景色に見惚れていると、日没の時間に。ガスが掛かり、巨大な太陽になっていました。

8/8 18:21

8/8 18:22

ちょっと自分撮り。

8/8 18:24

本山小屋の方も夕日で真っ赤になっていました。

8/8 18:27

こちらは、明日登る大日岳。本当にすばらしい展望でした。こんな景色を見ちゃうから、また登りたくなってしまう。

8/8 18:40

飯豊山に沈む夕日。

8/9 1:57

この日は6時間位グッスリ休めました。深夜2時前に外に出ると、満点の星空でした。

8/9 1:57

8/9 1:59

8/9 4:30

日の出の時間に合わせテント場を4時に出発。

8/9 4:34

飯豊山山頂に到着。景色を見ながら日の出の時間を待ちました。

8/9 4:36

8/9 4:52

8/9 4:55

朝日を浴びて山頂の標識と祠が真っ赤に染まりとても綺麗でした。

8/9 4:59

先ほど歩いて来た本山小屋の方も赤く染まっていました。

8/9 5:02

8/9 5:14

飯豊山を下ってくると、朝日が稜線から顔を出しました。

8/9 5:18

御西小屋に続く稜線。ほぼ平らな気持ちの良い稜線でした。その先には大日岳の姿がみえた。

8/9 5:18

遠くに磐梯山の姿が。（すれ違った方に教えて頂きました。）
噴火の跡との事ですがすごい形です。

8/9 5:19

8/9 5:29

オヤマリンドウ。時間が早いからでしょうか、未だ開いていませんでしたが、朝露がつき光沢が綺麗でした。

8/9 5:30

アキノキリンソウ

8/9 5:37

羽毛が朝日を浴びてとっても綺麗でした。

8/9 5:48

8/9 5:58

マツムシソウ。

8/9 6:02

この辺りもマツムシソウが群生していました。緑の中に紫色が点在していて綺麗でした。

8/9 6:05

下って来た飯豊山を振り返って。

8/9 6:17

大日岳への稜線を包み込むように、雲が左から流れてきていました。

8/9 6:21

御西小屋に到着。ここから大日岳までコースタイムで往復3時間半。少し距離があるので荷物はデポせず大日岳に向かいました。

8/9 6:48

分平ノ池

8/9 7:07

大日岳の直下まで来ました。ここからは急斜面みたいなので、もう少し登った所でザックをデポして山頂に向かいました。

8/9 7:28

歩いて来た御西小屋からの稜線。飯豊山は雲の中でした。

8/9 7:44

大日岳山頂に到着。すこしガスが掛かっている方角もありましたが、素晴らしい展望でした。来られて本当に良かった。

8/9 7:45

これから歩く梅花皮岳への稜線。稜線に繋がる尾根の形がとってもすばらしい。

8/9 7:45

新発田市や新潟市の市街でしょうか。平野部が見えました。

8/9 7:48

牛首山の方面。

8/9 8:06

下ってくるとガスが晴れ、歩いて来た飯豊山が頭を出しました。

8/9 8:31

下って来た大日岳を振り返って。

8/9 8:56

トリカブト。大日岳への稜線でも沢山のお花が見られました。

8/9 8:58

ツリガネニンジン

8/9 9:08

分平ノ池の近くでイイデリンドウが見られました。今回はこれを楽しみにして来たので大満足。（すれ違った方に教えて頂きました。）

8/9 9:11

この後、梅花皮岳までの稜線でも所々見られれました。こんなに小さな花だとは思わず、ここまでの所でも見落としていたかも。

8/9 9:28

ハクサンコザクラ。御西小屋の下の所で咲いていました。

8/9 9:31

ミヤマリンドウ？

8/9 9:39

御西小屋に戻って来て、昼食にしました。水場は小屋から少し下った所にあり、冷たくて美味しかった。

8/9 10:34

イブキトラノオ？

8/9 10:45

御西小屋で約1時間休憩後、梅花皮小屋に向け出発。

8/9 10:52

歩いて来た飯豊山を振り返って。

8/9 11:04

烏帽子岳でいいのかな？　太い尾根筋がかっこいい。

8/9 11:19

天狗の庭に到着。

8/9 11:27

ミヤマキンポウゲ

8/9 11:34

8/9 11:36

烏帽子岳。疲れて来たので、ここの登りはちょっと大変でした。

8/9 11:52

御手洗ノ池に到着。

8/9 12:14

8/9 12:53

ミヤマキンポウゲの群生で一面真っ黄色。

8/9 13:03

ゼェゼェいって、なんとか烏帽子岳に到着。結構疲れてきてペースダウン。

8/9 13:27

一旦下って梅花皮岳への登りに。鞍部に梅花皮小屋が見えたので、正直なところ、巻いてくれたらなーと思いました。

8/9 13:45

梅花皮岳に到着。

8/9 13:49

梅花皮小屋への下り。あともうちょっと。

8/9 14:08

余裕があれば門内小屋まで行こうかと思っていたのですが、時間的にも体力的にも、今日はここまでとなりました。

8/9 16:21

梅花皮小屋のテント場からの展望。ここも展望が抜群。本当に良い場所にあるなーと思いました。

8/9 16:23

北股岳。明日は朝一からココの登りです。

8/9 18:54

夕暮れ。日没は山の裏側で見れませんでしたが、夕焼けが綺麗でした。

8/10 4:35

翌朝。4時半にテント場を出発。朝焼けが始まっていました。

8/10 4:39

8/10 5:00

北股岳に到着。なんとか日の出の時間に間に合いました。

8/10 5:02

朝焼けに包まれ、ここからの展望も素晴らしかった。

8/10 5:03

8/10 5:03

鳥居とケルンも朝日を浴びて綺麗でした。

8/10 5:11

これから向かう門内岳への稜線。朝日を浴びて稜線がとっても綺麗でした。

8/10 5:28

8/10 5:59

門内岳に到着。山頂の祠でお参りして先に進みました。

8/10 5:59

8/10 6:37

梶川尾根への分岐。道標が倒れていましたが、矢印の方向はあっていました。誰か向きを直しているのかな。

8/10 6:49

歩いて来た北股岳を振り返って。谷が深く、谷へと続く尾根筋の形が本当にカッコいい。

8/10 7:00

出だし暫くはゆるい斜面ですが、途中急な所もありました。

8/10 7:57

小さく飯豊山荘がみえた。まだまだ遠そう。

8/10 8:11

五郎清水。ちょっと下る必要がありましたが、冷たくて美味しかった。ここだけではなく、あちこち冷たい水が湧いているのが非常に有り難かった。

8/10 8:51

湯沢峰に到着。ここからも石転び沢の雪渓が見られました。良く見ると一人登られている模様。ここを登るって、すごいと思います。

8/10 10:14

飯豊山荘が見えました。あと少し見たいですが、高度計を見たらまだ400m近くあり、ちょっとガックリ。

8/10 10:52

飯豊山荘に到着。後半2時間位はかなり足に来ましたが、なんとか無事に下山できました。この後は楽しみにしていた温泉に入れて大満足でした。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

kodero

お盆休みを利用し以前から訪れてみたかった飯豊山に登りました。
稜線に出るまでは急なところがあり、ちょっと大変でしたが、稜線に出てからは沢山のお花が咲いていて、楽しませてくれました。
今回は特にイイデリンドウが見たかったので、探しながら歩いていたのですが、2日目にすれ違った方に教えて頂き、ようやく見る事が出来、大満足でした。

来る前には、お盆休みで混んでいてると思っていたのですが、全然人が歩いていなくて、ちょっとビックリしましたが、静かな稜線歩きを満喫できたのもとっても良かった。テント場が満杯だったらどうしよう、と思っていたのですが、全然心配要りませんでした。

ここは沢山のルートがあるみたいなので、いつかまた別ルートでも登ってみたい。