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Yamareco

記録ID: 704027
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ハイキング
氷ノ山

兵庫県千種町 ちくさ高原~長義(なぎ)山

2015年08月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:37
距離
5.0km
登り
344m
下り
339m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:12
休憩
0:21
合計
2:33
9:14
43
スタート地点(駐車場)
9:57
9:59
52
ピーク1,081m
10:51
10:59
14
11:13
11:15
22
長義山登山口
11:37
11:46
1
ちくさ高原ゆり園
11:47
ゴール地点(駐車場)
夏の終わりと秋の訪れを感じるちくさ高原&長義山周遊コース
歩行距離5km、歩行時間2時間、歩行数8,300歩
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ちくさ高原(夏はゆり園、冬はゲレンデ)の駐車場が利用できます。
コース状況/
危険箇所等
 出発点のちくさ高原ゆり園が標高900m、今回のコースでもっとも標高が高い長義山でも1,105mですので、高度差がわずか200mほどです。長義山西南尾根の標高1,050m辺りからの傾斜がきつい高度差50mほどの直登を除き、楽にかつ安全に登山ができます。
 地形図上ではあるはずのちくさ高原スキー場ゲレンデから直接1,081mピークに向かう西北西に延びる道(ショートカットコース)を発見できませんでした。したがってゲレンデを地形図に描かれた細いほうの破線道通りに、いったん西南西に詰めていく必要があります。ゲレンデの最後の詰めだけはルートファインディングが必要となります<写真04と05参照>。
 1,081mピークから長義山までの尾根道は不明瞭ですが、要所々に道標がついており、また目印となるピンク色のテープが数多く木に巻かれていますので、それらを辿っていけば大丈夫です。逆にこれらの目印を見なくなったら、迷い道に入ったと解釈できます。
その他周辺情報  名水の多い宍粟(しそう)市ですが、今回のちくさ高原周辺地域だけでも“ラドンの泉(ちくさ高原ネイチャーランド内)”、“行者霊水(松の木公園内)”そして、今回いつのまにか設置されていた“名水こうち(名水こうち広場内)”と3か所もあります。名水こうち広場は千種川と河内川の分岐のすぐ南の千種川沿いにありました。「天然水」ののぼりがあり、ちくさ高原に向かう途上で必ず気づくほど目立っていました。ちなみにそれぞれの水は有料で、ラドン水は20リットル100円、行者霊水と名水は40リットル100円です。100円を投函すると、限界量まで水が出続けるのか否かはわかりません。
 千種川は昭和59年に日本名水100選に選ばれるほど、瀬戸内海流入河川の中で水がもっとも良質だと言われています。天然水を町おこしの一つにできるほど、水に恵まれた河川なのでしょう。
01ちくさ高原ゆり園&駐車場
駐車場はのべ1,500台収容できるようです。目の前に広がるゲレンデがゆり園ですが、遠目にはゆりの花が…(続きは<写真22>で)
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01ちくさ高原ゆり園&駐車場
駐車場はのべ1,500台収容できるようです。目の前に広がるゲレンデがゆり園ですが、遠目にはゆりの花が…(続きは<写真22>で)
02ちくさ高原の変わりもの
ゲレンデ(ゆり園)の北側の道を登っている最中で一つだけ色の異なる木を見つけました。突然変異で葉緑素がないのかもしれません。
02ちくさ高原の変わりもの
ゲレンデ(ゆり園)の北側の道を登っている最中で一つだけ色の異なる木を見つけました。突然変異で葉緑素がないのかもしれません。
03ダルが峰登山口
ちくさ高原の施設を抜けると、標高920m辺りで「ダルが峰(なる)登山口」と書かれた道標が出てきました。写真の右側に延びている道を進みます。終点で北側に移動すると草を刈った跡が出てくるので、ひたすらそれを辿っていきます。
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03ダルが峰登山口
ちくさ高原の施設を抜けると、標高920m辺りで「ダルが峰(なる)登山口」と書かれた道標が出てきました。写真の右側に延びている道を進みます。終点で北側に移動すると草を刈った跡が出てくるので、ひたすらそれを辿っていきます。
04ゲレンデから登山道への分岐
ゲレンデを詰める直前の標高1,095m地点で、ゲレンデを北西に進路をとり登山道との合流点に向かいました。木にテープが巻かれているのと、少し大きな平たい岩が目印です。
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04ゲレンデから登山道への分岐
ゲレンデを詰める直前の標高1,095m地点で、ゲレンデを北西に進路をとり登山道との合流点に向かいました。木にテープが巻かれているのと、少し大きな平たい岩が目印です。
05登山道からゲレンデへの分岐
登山道に出てくると、「ちくさスキー場」と書かれた道標が出てきます。この山道を南下すると、ダルガ峰(なる)、北上すると長義山方面に向かいます。周辺は水がたまっていることがありますが、今回は大丈夫でした。
05登山道からゲレンデへの分岐
登山道に出てくると、「ちくさスキー場」と書かれた道標が出てきます。この山道を南下すると、ダルガ峰(なる)、北上すると長義山方面に向かいます。周辺は水がたまっていることがありますが、今回は大丈夫でした。
06キオン
茎の先に柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになっています。花弁のように見える舌状花は5つなので、アキノキリンソウと見分けがつきます。咲き始めで、この周辺にだけつぼみのついた株がいくつも生えていました。
06キオン
茎の先に柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになっています。花弁のように見える舌状花は5つなので、アキノキリンソウと見分けがつきます。咲き始めで、この周辺にだけつぼみのついた株がいくつも生えていました。
07ヤマジノホトトギス
毛の生えた花柄を出し、白くて紫色の斑点のある花を1輪つけていました。 ホトトギスとよく似ていますが、6枚の花びらは水平に開き、花の真ん中には花粉をつけた雄しべが6本あります。 この小さな1株だけでした。
07ヤマジノホトトギス
毛の生えた花柄を出し、白くて紫色の斑点のある花を1輪つけていました。 ホトトギスとよく似ていますが、6枚の花びらは水平に開き、花の真ん中には花粉をつけた雄しべが6本あります。 この小さな1株だけでした。
08ピーク1,081m分岐
地形図上ではここからダルガ峰林道、あるいは吉野川に下る山道があるはずなのですが、それらしき道はありませんでした。迷うことなく標識に従って長義山に向かいます。
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08ピーク1,081m分岐
地形図上ではここからダルガ峰林道、あるいは吉野川に下る山道があるはずなのですが、それらしき道はありませんでした。迷うことなく標識に従って長義山に向かいます。
09腰掛け木
岩場が少なく、地面も湿っている所が多いので、休憩するところがなかなかないコースなのですが、このように時折屈折した木がベンチ代わりとなります(^^)/。
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09腰掛け木
岩場が少なく、地面も湿っている所が多いので、休憩するところがなかなかないコースなのですが、このように時折屈折した木がベンチ代わりとなります(^^)/。
10テングタケ科のキノコ
なぜかこのキノコは撮影するのにピントが合いませんでした(ただ撮影技術がないだけですが…)。キノコの周りの木々にはピントが合うのに(*_*;。
10テングタケ科のキノコ
なぜかこのキノコは撮影するのにピントが合いませんでした(ただ撮影技術がないだけですが…)。キノコの周りの木々にはピントが合うのに(*_*;。
11生活跡?
昔、ここに井戸のようなものが設置されていたのかもしれません。この辺りを探索すると、さらにそうした生活跡の遺跡が出てくるのかもしれません。
11生活跡?
昔、ここに井戸のようなものが設置されていたのかもしれません。この辺りを探索すると、さらにそうした生活跡の遺跡が出てくるのかもしれません。
12自然の苔庭
この一角だけがなぜかたくさんの苔が繁茂していました。自然の庭園を観賞しているようで趣がありました。
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12自然の苔庭
この一角だけがなぜかたくさんの苔が繁茂していました。自然の庭園を観賞しているようで趣がありました。
13キシメジ科のキノコ
表面の色は淡い黄色、中央部は褐色を帯びた濃い色をしています。表面にヌメリがありました。天然のエノキタケに似ているのですが・・・
13キシメジ科のキノコ
表面の色は淡い黄色、中央部は褐色を帯びた濃い色をしています。表面にヌメリがありました。天然のエノキタケに似ているのですが・・・
14長義山ピーク
宍粟(しそう)50名山の一つです。シンプルなピークで、景観も望めません。ベンチ代わりになる平たい石があるので、静寂な空間で少し飲食しながらくつろぐには程よい所です。
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14長義山ピーク
宍粟(しそう)50名山の一つです。シンプルなピークで、景観も望めません。ベンチ代わりになる平たい石があるので、静寂な空間で少し飲食しながらくつろぐには程よい所です。
15長義山から兵庫&鳥取境稜線
長義山を少し下ると急に視界が広がります。手前には長義山の下り、向こう側には三室山方面に向かう、鳥取県と兵庫県の県境の稜線が見えています。
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15長義山から兵庫&鳥取境稜線
長義山を少し下ると急に視界が広がります。手前には長義山の下り、向こう側には三室山方面に向かう、鳥取県と兵庫県の県境の稜線が見えています。
16峰越峠
この道標を見て勘違いする人が後を絶ちません。長義山への登頂ルートは右側の「峰越峠登山口」で、転がった倒木をまたぐとピンク色のテープがあります。「長義山」と書いてある方向(写真の林間との境にある道)に進むとヤブコギを強いられます。長義山登山口への道はススキに覆われていましたが、踏み跡はしっかり見えました。
16峰越峠
この道標を見て勘違いする人が後を絶ちません。長義山への登頂ルートは右側の「峰越峠登山口」で、転がった倒木をまたぐとピンク色のテープがあります。「長義山」と書いてある方向(写真の林間との境にある道)に進むとヤブコギを強いられます。長義山登山口への道はススキに覆われていましたが、踏み跡はしっかり見えました。
17長義山登山口付近のススキ
かすかにススキの花が咲いていました。絵になるススキの緑の葉、白い雲、青い空…秋の訪れを感じさせてくれます。
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17長義山登山口付近のススキ
かすかにススキの花が咲いていました。絵になるススキの緑の葉、白い雲、青い空…秋の訪れを感じさせてくれます。
18長義山登山口
峰越峠<写真16>から「長義山」と書かれた道標に従って南東に車道まで下ると、「長義山登山口」の道標がありました。ここからわずか十数分で長義山ピークに達することができます。
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18長義山登山口
峰越峠<写真16>から「長義山」と書かれた道標に従って南東に車道まで下ると、「長義山登山口」の道標がありました。ここからわずか十数分で長義山ピークに達することができます。
19アカバナ
葉の付け根の内側部分から花が単生しています。花弁は4個あり、先端が2裂になっています。周辺の斜面はほとんどススキに覆われていました。
19アカバナ
葉の付け根の内側部分から花が単生しています。花弁は4個あり、先端が2裂になっています。周辺の斜面はほとんどススキに覆われていました。
20ノリウツギ
花は枯れてからも茶色くなって翌年まで残ります。そのため、娘を嫁に出すときに「ノリウツギの花が無くなるまで帰るな」と言って送り出す地域があると言われています。水が流れている溝に生えていました。
20ノリウツギ
花は枯れてからも茶色くなって翌年まで残ります。そのため、娘を嫁に出すときに「ノリウツギの花が無くなるまで帰るな」と言って送り出す地域があると言われています。水が流れている溝に生えていました。
21後山方面を望む
ちくさ高原から後山~船木山~鍋ヶ谷山方面の稜線を望むことができました。
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21後山方面を望む
ちくさ高原から後山~船木山~鍋ヶ谷山方面の稜線を望むことができました。
22ちくさ高原ゆり園入口
今日が最終日です。ゆりの花がもうほとんど終わっていましたので、入場料無料(通常大人1,000円)でした。
22ちくさ高原ゆり園入口
今日が最終日です。ゆりの花がもうほとんど終わっていましたので、入場料無料(通常大人1,000円)でした。
23ちくさ高原ゆり園白ゆり
白色のゆりの花言葉は「純潔」「威厳」「無垢」「甘美」「無邪気」「清浄」です。旬を過ぎ、ややくすんでいました。花弁の一部が茶色くなったり散ったりしているものがほとんどでした。
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23ちくさ高原ゆり園白ゆり
白色のゆりの花言葉は「純潔」「威厳」「無垢」「甘美」「無邪気」「清浄」です。旬を過ぎ、ややくすんでいました。花弁の一部が茶色くなったり散ったりしているものがほとんどでした。
24自然愛は不滅です!
黄色と白色のゆりでハートをかたどっていました。ちなみに、ゆり全体の花言葉は「威厳」「純潔」「無垢」「純粋」です。
24自然愛は不滅です!
黄色と白色のゆりでハートをかたどっていました。ちなみに、ゆり全体の花言葉は「威厳」「純潔」「無垢」「純粋」です。
25黄色いユリ
黄色いゆりの花言葉は「陽気」「飾らぬ美」「偽り」「不安」です。この株はなかなかいい咲きっぷりでした。これもほとんど散っていましたが、2、3株つぼみがありました。
25黄色いユリ
黄色いゆりの花言葉は「陽気」「飾らぬ美」「偽り」「不安」です。この株はなかなかいい咲きっぷりでした。これもほとんど散っていましたが、2、3株つぼみがありました。
26ピンク色のユリ
ピンク色のゆりの花言葉は「思わせぶり」「虚栄心」です。人間界と同じか?これは比較的多く花が残っていました。
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26ピンク色のユリ
ピンク色のゆりの花言葉は「思わせぶり」「虚栄心」です。人間界と同じか?これは比較的多く花が残っていました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス ファスナー付クリアーファイル 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 この日は県南部(住んでいる地域)の最高気温が35度になるという予報(実際には32度でした)が出ていましたので、県南部の山に登る勇気がありませんでした(*_*;。また、県北部でも低い山や登山口が低い位置にある山もNGでした。
 ちなみに、本日のちくさ高原は最高気温が15時ぐらいで31度!これは午前中に登山を終えないとえらいことになります(+_+)。まだまだ残暑が続く夏だなあと感じました。
 ところが、いざ登山を開始しようとすると、駐車場の周りにたくさんのキリギリスが鳴いていました。ヒガシキリギリスかニシキリギリスかはよく分かりませんでした。もちろん夏にも鳴く虫ですが、季節の変わり目を感じさせるほど、にぎやかに鳴いていました。また長義山の麓ではススキの花が一部咲いているなど、秋の気配を感じる場面もいくつかありました。
 そして、いったん稜線に出ると、ほとんどが日陰道となります。そのおかげで、気温が高い割には体感気温が低く感じられ、けっこう涼しく快適な登山となりました。北アルプスの山行から1週間以上も経っていたので、軽めにと思いゆっくり歩いたせいもあって、秋を感じさせる生き物を見つけやすかったように思います。
 結局はまだ暑い夏の日の登山にも関わらず、気持ち的には初秋を感じさせるような不思議な登山となりました。

 ちくさ高原ゆり園は今日が営業最終日でした。7月下旬頃には150万輪のゆりの花が咲くといわれているゆり園も、本日は入口近辺にわずかに残っているだけでした。そのおかげで?入場料は無料でした!(^^)!。次はゆりが全盛期の頃に訪れてみたいものです。

 

 

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