Traverse of Lyskamm スイス−イタリア稜線歩き

2015年09月08日(火) 〜 2015年09月09日(水)

• GPS: 14:51
• 距離: 30.7km
• 登り: 2,483m
• 下り: 3,478m

コースタイム

1日目

• 山行: 12:48
• 休憩: 1:41
• 合計: 14:29

1:38 Klein Matterhorn
4:16 4:20 Castor summit 4223m
5:32 22:46 SELLA hut (Italy)
1:31 1:38 Lyskamm west summit 4479m
2:26 2:31 Lyskamm east summit 4527m
3:12 3:40 ridge end
5:40 5:55 glacier end
6:20 7:02 Monte Rosa Hutte
9:21 Rotenboden

天候

超快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機

【アクセス】
スタート地点は、"Matterhorn glacier paradise(Klein Matterhorn)"。Zermattからケーブルカー、ロープウェイで約40分。片道CHF65。
終了地点は、Gornergrat登山鉄道のRotenboden駅。Zermattまで片道CHF38。

コース状況／危険箇所等

【コース状況】
　カストールは取り付きから急傾斜だが、雪・氷のみなので簡単。
　リスカムトラバースは岩場はわずかだが、細いリッヂ歩きがかなりの距離続くので緊張感がある。
　氷河歩きは、クレバスの上のスノーブリッジをソッと渡ったり、ジャンプで飛び越えたり。トレースを辿っていくとスノーブリッジが崩壊していて引き返したり、巨大なクレバスの中の崩れかけのスノーブリッジを渡ったり、結構恐怖。
　モンテローザヒュッテ〜Rotenbodenの氷河トレッキングルートが大幅に変わり、氷河区間が1/3程度に減少し、代わりにモレーン地帯を通るようになっていた。温暖化の影響なのかな？

　2日目はとにかくロングルートかつ稜線とクレバス地帯の緊張感がキツイ。

その他周辺情報

【アルパインガイド】
　ZERMATT ALPIN CENTERのサイトから予約。詳細はメールでやりとりし、現地到着後にALPIN CENTERで支払い。

　Traverse of Lyskamm プライベートガイド　：　CHF 1,650
　※グループ（2 or 3人）の場合、値段はもっと安い。
　SELLA hut 宿泊&食事　　：　129.40ユーロ

http://www.alpincenter-zermatt.ch/welcome.html

写真

今日も素晴らしい天気

Klein Matterhornからスタート

前日と同じルート

前日登ったPollux

Castorへの取り付き手前

CastorとPolluxの間でクランポンを装着していたら、Polluxから落石があり慌てた。

雪と氷のみだけど、結構急

Castor summit

モンテローザがカッコイイ

後続

リッヂを先に進む

SELLA hutに宿泊

ここはItaly！

ヘッドライトで出発

朝焼け

あちこちでこうやって小さなクレバスが顔出してる

リッヂ歩き開始

氷河は踊る

本当に美しい

Lyskamm west summit

マッターぽくないマッター

east summitへ向けて

岩場も少し

Lyskamm east summit

後ろを振り返ったら、結構怖いとこ歩いてたんだ

リッヂ終了で大休止

リスカムとモンテローザの間の氷河を下る

リスカムを見上げる

クレバス地帯に突入

スノーブリッジが崩れていて引き返したり

やっとクレバス地帯脱出

モンテローザヒュッテ

ここから見るリスカムはデカイ

最後に少しだけ氷河歩き

よくこんなとこ彷徨ってたなぁ

Finish

感想

yhr7

　今回のメインイベント。リスカムトラバース。2年前にモンテローザに登った時に、横でものすごい存在感を放っていてずっと気になっていたリスカム。前回もお世話になったZERMATT ALPIN CENTERのHPで調べていたら、カストール〜リスカムのロングルートがあったので、これに登ることにした。
　5月に決め打ちで日程を押さえたにも関わらず、結果的に完璧すぎる日程で前日のPolluxと合わせて3日間完璧すぎる天気だった。一週前は雪が降り続き、1日前は晴れたものの暴風で、登山終了翌日は曇り。ガイドや他のクライマーからも「いつ計画したんだ？」とか「完璧な日程だ」と言われたくらい。ルートのコンディションも良く、さらに9月なので山小屋もさほど混んではおらず、最高のタイミングだった。当然景色は文句の付けようがなく素晴らしく、本当に良い登山だった。