錦秋の高妻山、下山後は蕎麦。。。
cskuwa
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,329m
- 下り
- 1,328m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:20
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
飛行機
4日は午前5時出発を目標に、蕎麦屋さんすぐ下の駐車場を利用しました。この駐車場、場内の案内看板に書いてないため、駐車禁止と思い込みそうですが、ホテル戸隠のオーナーによると蕎麦屋さんで下山後蕎麦を食べればOKだそうです。大抵の人は道路下の無料駐車場から歩いているようです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
一不動を経由するコースは、景色も良く歩きやすい。鎖場なども特に問題なし。頂上直下の急登の始まりの岩には鎖が欲しいと思われるところがあった。 下りは弥勒尾根新道を利用したが、こちらはバカ下りで楽しいところが全く無かった。笹が刈り取ったようなところで、滑りやすく注意が必要なところがある。 |
| その他周辺情報 | 戸隠神社中社から奥に入ったところに戸隠神告げ温泉がある。６００円。みやげもここで買える |
写真
土佐市上空から太平洋を望む。横浪スカイライン、そして右奥彼方に足摺岬
すぐに徒渉が始まる。最終的には、大小14回の徒渉をして一不同にたどり着く。雨が降ったりでもしなければ、登山靴のままで問題なし
1
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
常備薬
ロールペーパー
時計
タオル
ストック
カメラ
ポール
|
|---|
感想
高妻山への登山は、何となく足が重くてまだまだ先になるところであったが、9月末に爆弾低気圧がやって来て他の山行が実現できなくなったので、急遽平成27年10月4日（日）に挑戦することを決めたのだった。
足が重くなった最大の理由は、今年の4月まで山と渓谷に連載されていた「夏子の百名山奮闘記」に最も登りたくない百名山3つのなかに高妻山が挙げられていたことにある。この記事は昨年の10月号に出ていたのだが、それがどこか引っかかって高妻山を敬遠していたような感じ。それによると、九勢至から十阿弥陀までの長い急登を前にすると目がくらんだようなことが書いてあった。覚悟していかねば。。。
4日の午後の便で松山空港出発。
先週、先々週に続いて東京駅の新幹線ホームに立つ。先々週は気分良く妙高山へ登れたものの、先週は飯豊山を勇気ある撤退。今度こそは、今年最後の登山となるかもしれないので、頑張って登るぞ、という思いだった。
飛行機は松山空港と飛び立つと高知上空を通過して太平洋上へ。海側の席だったので、高知県須崎の横浪スカイラインや足摺岬方面まできれいによく見えた。東京駅には中途半端な時間だったためか、北陸新幹線のいい便がなく、30分程待合室でホットドックを食べながら待つ。
新幹線は「かがやき」で、と思っていたが、「はくたか」となってしまい、大宮の次は長野、と思いきや、高崎に停車し軽井沢から先も各駅停車のようなものだった。車両は「かがやき」と同じだったのだが。
「はくたか」の席は、3列シートの通路側だったが、ここで出鼻をくじかれるような事件が発生。
どちみち忘れてしまいそうな話だが、羽田から浜松町までの移動でモノレールに国際線ターミナルから中国人の10人くらいの女性グループが乗車してきた。旅先なので賑やかにしていたが、なんとそのグループと「はくたか」でも席が近くになってしまった。しかも、そのうちの1人が1席離れた窓側に座り2席分を占拠、隣近所の友人に大きな声で話をするは、前を5回も6回も当然のことのように出たり入ったりするわで、こっちは大迷惑。常識がわからないのだろうから注意をしたいくらいだった。高崎で真ん中のB席に男性が乗ってきてやっと落ち着いたが、思いっきり暗い気分になってしまった。
愚痴はそれくらいにして、長野に着くとまずは蕎麦。
シルバーウィークに来たときは、善光寺口を出て右の戸隠蕎麦で食べたので、今回は左の油屋さんでいただく。天ざる蕎麦が1480円。おいしいのはおいしいが、やっぱり自分には蕎麦を味わう資格がないようで、おいしさのちがいがわからない。むしろ、つゆによって大きく差が出るくらいのことなのだ。まだまだ修行が必要なのでしょう。
宿はホテル戸隠で、食事無し。
したがって、蕎麦が晩ご飯となる。レンタカーはいつものトヨタレンタカーで、今回はまる一日借りて7千円くらい。ビッツだが納得の価格。どうせ、片道20kmくらいしか走らないしね。それくらい戸隠は長野から近いところだった。
長野市を出発して戸隠スキー場にあるホテル戸隠に向かうが、その途中でおにぎりやポカリスエットなどを仕入れる予定だった。しかし、走るに連れ嫌な予感、コンビニがルート上に一軒もない。何もないところのような雰囲気で戸隠の宿街に到着。ホテルも看板に照明がついていなくて、ナビでその前まで行っているのに気づかずに引き返したりして、行ったり来たりしながら到着。時間にはまだまだ余裕があった。
チェックインをして「コンビニはありますか？」と聞くと、この辺りにはないので信濃町までいかなければならないという答え。30分くらいかかるらしい。しかし、今宵のビールや登山の食糧も仕入れなければならないので、意を決して車を飛ばす。7＆11がR18沿いにあった。戸隠へ行くときは、コンビニに注意である。
ホテル戸隠はスキーロッジという感じの作りで、楽天トラベルで素泊まり6300円のところポイント100円引きで6200円。現地支払いで、前払いだったので支払うと300円の暖房費が必要で、結局6500円になった。暖房が入っていたわけでもないが、風呂の掛け流し代だったのだろうか？まあ、ゆっくりと休めたのは良かった。
4日は午前4時起床。
即席のお味噌汁とおにぎり2個。前回、妙高山へ登ったときシャリバテっぽかったので、今回はパン朝食はやめてお米にした。それを無理矢理食べて出発。体調は良好。このホテルのご主人に教えてもらった蕎麦屋の直ぐしたの駐車場へ車を駐める。
すでに多くの登山者が次から次へと歩き始めていて、登山靴に履き替え出発の準備をする。結局、歩き始めは目標の午前5時を10分ほど過ぎやや焦らなくても良いのに焦る。歩き始めても、ゆっくり行けば良いのになだらかな牧場でもあるので早足になる。辺りはまだ暗い。
牧場を直線的に登っていくと、大きな木がサークルで囲われているところに突き当たった。このサークルの右を行くか左を行くか、迷ったが左を行った。朝の踏み跡もそちらのようであった。五地蔵山は右、という看板があったので迷わずそれに従って進む。牧場にそって結局五地蔵山の登山口へたどり着いたのだが、実はそれはおかしいということに気づいた。
地図では牧場からほぼ直線に一不動を目指して登山道はついているのだが、あまりにも直角に曲がってからが長すぎた。自分の山と高原地図は2009年のもので弥勒新道が表現されておらず、実際は一不動ではなくて五地蔵山の弥勒尾根へ向かって進んでいたのだった。
そのまま五地蔵山へ行って高妻山へ登るというルートを選択することも考えたが、当初は一不動・二釈迦。。。と順番に登りたかったので、ここで普通はしない一大決心で引き返すことにした。時間はロスすることになったが、全体的にもゆとりがあるコース配分なので、計画通りにあるくことにしたのだ。
一不動までは徒渉を大小14回繰り返したが、水の量によって回数が違うかも知れない。歩きやすい登山道だったが、次第に急な道となり鎖場などもあった。一端は見過ごして通り過ぎた氷清水の水場で800ccくらい補給。全部で2.3Lくらいで最後まで持った。
一不動からは展望の良い尾根歩き。
登ったり降りたりはするが、紅葉もとてもきれいで、順番に祭られている祠が歩くことの励みになった。前方や後方を歩いている登山者を見通せるのもなかなかいいものだ。九勢至から最後の十阿弥陀までは胸突き八丁の急登で、そそり立つ壁という感じ。
なつこの日本百名山奮登記第16山（山と渓谷2014.10月号）では、日本百名山の中で二度と登りたくない山ベスト3に高妻山が入る原因は、この最後の1ピッチが過酷すぎたことにあるようだ。ちなみに、残りの2山は笠ヶ岳と剱岳だそうだ。
山頂到着は牧場での行ったり来たりなどの影響もありほぼ予定通りの10時半過ぎとなった。歩いてきたコースや時間などまずまず満足できるものだった。
山頂では多くの人が食事をしており、交代でカメラのシャッターの切り合いっこなどをする。ガスが出たり晴れたりで、シャッターチャンスを待っている人もいた。
11時半まで昼食を取ったり写真を撮ったりして、秋の風景を楽しみ山頂を跡に。足の調子がやや悪くなり、左足のふくらはぎを気にしながらの下山となる。いつもは大腿四頭筋に疲れがやってくるのだが、今回はふくらはぎか。ゆっくりと歩くことでカバーは出来たが下山に時間が掛かってしまった。
最後は、蕎麦で締めくくる。
牧場入口に2軒の蕎麦屋さんがあり、ホテル戸隠のご主人が勧めた白樺食堂で食べる。そのすぐ横に車を駐めていたこともあり、そのことを食堂の人に尋ねると、「そばを食べてもらえばいいですよ！」と半分冗談のように言われた。田中陽希さんの本も見せてもらい、彼もやっぱりここで蕎麦を食べたのだと確信。
蕎麦は、盛りそばを食べたが、味が関東風でしょう油が濃いという印象。蕎麦は最高のものなのだろうが、なかなか蕎麦の違いがわからない。もっともっとあちこちで食べてみなくては。。。
時間があれば戸隠神社の奥社や中社などにも立ち寄りたかったが、疲れを取るために戸隠神告げ温泉へ行き、長野駅を目指した。
長野から午後6:11発名古屋行き「しなの」に乗車。
松本からはよく乗るのだが、長野から乗るのは初めて。松本まで意外と時間が掛かるし、結局名古屋へ着いたのは午後9:24。すごく時間がかかりすぎる。東京までは北陸新幹線で半分の時間で行ける！！
東京回りで帰りたい、ところだが、JR料金が長野から8200円。名古屋までだと6000円台なので、やっぱりこっちか。しかも、松山までの飛行機代も合わせると6000円くらいの違いとなるので、東京経由は我慢するのが正解と自分に言い聞かせた。
名古屋空港での松山行きの地位は、飛行機が飛んでいるところとしては最低のようで、いつもバスでの搭乗となる。ボーディングブリッジのないターミナルから遙かはなれたエプロンにボンバルディアは駐機していた。
以前、松山ー千歳線が飛んでいたときも、千歳空港のすごい外れに飛行機は駐められてバスで移動していたような気がする。日本の僻地から移動するということは、それくらい肩身が狭く、おまけみたいに扱われていることを改めて知ることとなった旅だった。
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