超遅めの夏休みは、キリマンジャロ☆の頂き(5895m)へ
- GPS
- 128:00
- 距離
- 66.1km
- 登り
- 3,972m
- 下り
- 3,951m
天候 | 晴れと雨(この時期タンザニアは小雨季です)そして、雪・みぞれ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
マラング・ゲートからキボ・ハットまではハイキングです。 キボ・ハットから上は登山です。そして超寒いです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
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感想
年末、正月、GW… と普段休みが少ないことは我慢・我慢・我慢…
そして、やっとやってきた夏休み?(おととしから始めた、一年に一回の贅沢なまとまった休み)
で今年はどこに行こうか、ずっと迷っていました…
正直、ボリビアやペルーへ行こうとずっと考えて計画していました。
でも、塩の鏡が見れる次期には、ボリビアにいけそうな感じではなく、
どこに行こうか迷いに迷い… なんとなくキリマンジャロに決定☆
(本当に深い理由はないんです…)
今回、地○の歩き方を見ると、キリマンジャロは、ガイドやポーター、コックを連れて、登山しなければならず、
個人でガイド等を頼むのであれば、国内の旅行会社ツアーと料金はそんなに変わらないって書いてあり、
また『キリマンジャロ登山 振り込め詐欺に注意』なることも書かれていた為、英語力にそんなに自信のない私は、
ツアー会社の企画ツアーに参加することとなりました。
(実際、現地で個人で来られている日本人に数人に出会い、ちょい後悔…)
山行日程;
一日目;マラング・ゲート 〜 マンダラ・ハット
二日目;マンダラハット 〜 ホロンボ・ハット
三日目;高度順応日(ホロンボ・ハット ⇔ ゼブラロック)
四日目;ホロンボ・ハット 〜 キボ・ハット
五日目;キボ・ハット 〜 Mt,of キリマンジャロ(ウフルピーク5895mへ) 〜 キボ・ハット 〜 ホロンボ・ハット
六日目;ホロンボ・ハット 〜 マンダラ・ハット 〜 マラング・ゲート
よく、webを見ていると、キリマンジャロは富士山に登れれば、登れる!!なんて書いてあることもよくあるが、
現地に行くと意味がよくわかる。
現地のポーター達や欧米の方などがジーンズにスニーカースタイルで登ってくるのを見かけた。
登山道はきっちり整備されており、迷うこともなく、歩きやすい(マラングゲートからキボハットは特に)
が…それは、天候次第だと思う。
私たちは3日目にゼブラロックを見に出かけた(高度順応日)とき、雨とみぞれに遭遇。
雪のように少し積もっている場所もあった。
キボ・ハットから頂上を目指すのは、だいたい深夜出発が多く、朝方は頂上付近でマイナス10〜12℃くらいになった。
私は、登山は安全に山を楽しんでこそ!! のものだと思うので、しっかりと装備を整えて登ることをおすすめしたい。
・参考までに、私は頂上アタックのとき、メリノウール(中厚)、Tシャツ、フリース(pata・R2)、インシュレーション(中綿)ジャケット(pata・ナノエアフーディ)、冬期用ゴアテックスの装備で
寒くもなくちょうどよかった。 もちろん厳冬期用のアルパインブーツ等は必要ないが、それなりの冬の低中級の山を登れる登山靴をおすすめする)
・あと、薬(ダイアモックス)もおすすめする。 私は、キボ・ハット(4700m)に到着したときでも、血中酸素濃度等も異常なく、自分は高山病にかからないんだと、タカをくくっていた…、
そして、頂上へのアタックの時、仮眠から目覚めると頭痛、そして軽い吐き気、と 手の痺れ… 血中酸素濃度を測ると64%とあまりよくない状況だった。まさに高山病だ!!
それでも、ここまで来たのでどうしても登りたく、気持ちだけで登った。 頭痛は高度を上げるにつれ、ひどくなり、割れるように痛くなった。そして、下痢・おう吐…
高山病がこんなにツラいとは… 想像以上のツラさだった。 仲良くなったガイドもひっきりなしに『Are you ok?』と尋ねてくる。 そのたびに『大丈夫だ!!、登れる』と答えていた。
正直、ギルマンズ・ポイント(5685m)への登りの途中と、ギルマンズ・ポイントからウフル・ピーク(5895m)までの途中の記憶が半分ほど無い…
ハードドランカーのように、上半身グラングランで、片脇をガイドに支えられながら登った… もし、オキシメーター(血中酸素濃度を測る機械)があれば、70%台(まあ、数字が全てではないが…)であったに違いない… 脈の打ち方も変だった。
そんなこんなでもなんとか登頂。頂上で写真を撮り、途中まで下ってくると、少しずつ良くなっていく。
ホロンボ・ハットへ向かう途中には、完全に頭痛等はなくなっていた(普通に戻っていた)
こんな経験から、ダイアモックスをおすすめするが、薬なので副作用や他の薬との飲み合わせ等の兼ね合いもあるので、医者に相談の上、自己責任でお願いします。
こんな感じで、いろいろいい経験ができたし、たくさんの出会いがあったし、楽しい 登山となりました。
来年こそは、ボリビアに行こう☆
コメント
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soramameさん お久しぶりです。
行く時は行く! おめでとうございます。
普段休めないのに、行く時は、ズバッと思いっきり。
さすがですね。
真似は絶対出来ないので羨ましいです。
お忙しいでしょうけども、 あと 2,3ヶ月したら、乗鞍のシーズンになるので
厳冬のピークからの景色、眺めに行きましょう。
こんばんは
槍穂の厳冬期に行ける年齢は過ぎてしまっているので
行くのは残雪期でお願いします。
眺める山はいけますが(笑
行くのは、厳冬期は南ハ阿弥陀の北陵から位でどうでしょう?
板が無いと丸腰なオヤジです。
それにしても 高度障害を自覚している自分には
程遠いし、気さくな様子、宮使えの身と違う心配り
流石です。
おはようございます
溜まった仕事を馬車馬のごとく、せっせこ片づけております
阿弥陀岳北陵 いいっすね〜
バリエーションルート 楽しみです
行きやしょう
STsnow様
ご無沙汰しております。
そーなんです 3ヶ月前から職員やら、高齢者の親まで巻き込んで、この日〜この日は休むから…って、スケジュールを組み、毎年無理矢理休みを取っていますのです
いやー、タンザニアの方、いい方ばっかりで、友達もたくさんできたし、料理もいけたし。大好きな感じですね☆
ただ、冬のJapan Alps が待ってくれているので、帰ってきましたが(笑)
乗鞍いいっすね〜 行きましょう!!
もしくは冬の槍か穂高行きましょう!! バックカントリー無しで(笑)
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