本仁田山
- GPS
- 03:02
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 386m
- 下り
- 687m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:30
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
「先輩、明日雨ですが行きますか。」
「行く。かみさんも参加する。」
晴れた日にだけ山を歩く鉄則が崩れ、どんよりした雲の下先輩が5時45分に迎えに来た。
関越の途中で雨が降り始めた。
ガラガラの鳩ノ巣の駐車場に着いたと思ったが、なんと八割がた車で埋まっている。
こんな雨の中皆さんは何を考えているのだろう。
富士山ナンバーもいる。
トイレのひさしの前でレインスパッツとレインハット、レインスーツを着込む。
何を気取っているのか雨合羽である。
目の前の朽ちた青い橋を渡る。
対岸のロープを越えたところで踏み抜きそうになる。
あとはひたすら昇り。
先週の大ブナ尾根の登りでふくらはぎが痛くなったのが、あっという間に再発する。
痛い痛い。
先輩も痛い痛いと喚いている。
先輩の奥様だけが飄々の歩いている。まるで平地を歩くように。
それでもまじめに1時間に10分の休憩で高度を上げる。
暑い。
雨が小降りなので雨合羽の上を脱ぐ。
3度目の休憩をしようとしたら、そこが山頂でした。
花折戸尾根は私の持っている山と高原地図2010では赤破線ですが、大半を雑木林の中を歩くとても良い道です。
山頂では若いカップルか、兄妹か、婚前旅行か、別れる前の最後の山行かでとても楽しそう。
崩壊寸前の四阿の下で甲斐甲斐しく料理をこさえている。
私たちの姿を認めるとさっと場所を空けてくれる。
そなー。年寄りは雨に打たれてコンビニおにぎりをほおばります。
これが予想外に旨い。
奥様がフライドチキンも調達していたのでそれも戴く。
まだ冷たくなっていずこれも旨い。
若者が再三四阿へ招待してくれたがこれを固辞していざ下山。
途中左手にモノレールを発見。
乗って帰りたいと先輩と二人で駄々をこねる。
奥様が呆れている。
「もう、飽きた。」と先輩がのたまう。
同感。
3年前読売新道を降りたとき、心底下るのに飽きてビバークしようかとかみさんに提案したが却下された。
「先輩、山にジャグワーを乗ってくるのは間違いですよ。」
「また俺を馬鹿にするのか。」
「そうじゃなくって、やはり乗ってくるのは流星号でしょう。」
「流星号、流星号、応答せよ。」
先輩とハモッてしまいました。
昭和30年代には手首のマイクに向かって「流星号、流星号、応答せよ。」と命令をすれば流星号はすぐに飛んできてくれたのです。
まー、もののけ姫の山犬でもいいですが。
1時間歩いたところで暑くて雨合羽の上を脱いたら、奥様が下も脱ごうかしら。
でもそしたら転んだ時ズボンが汚れてしまうから、やめようと言うので
空かさず私がズボンを汚すのと雨合羽を破くのとどちらがいいですかと問うと
先輩が「そうだ。この雨合羽二人分で10万円近くしたんだぞ。しかも俺のお小遣いで。」
3人とも雨具を全部脱いで快適に歩き始める。
やっと舗装道に出た。
駐車場に直接出るかと思ったが、何故か、踏切に出てしまった。
ならばとそのまま「やまばと」に乱入。
シフォンケーキとコーヒーセットを頼む。
旨い。
帰りも先輩のジャグワーで送り届けてもらった。
やまばとも奢ってもらった。
いかんいかん。
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