記録ID: 781568
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ハイキング
近畿
比叡山（裳立山~悲田谷~大宮谷林道~神宮寺~八王子山）
2015年12月20日(日) [日帰り]
gmt66
その他2人
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:23
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 787m
- 下り
- 767m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
※ 比叡山高校の山上グランド~裳立山・紀貫之の墳墓コースの分岐まで、トレランコースにもなっていますが、後半は傾斜が強く滑り易い箇所が続きますので、下りよりも登りでの利用が賢明です。 ※ 悲田谷（ひでんだに）or（肥前谷） 本坂道の途中から、東方向に谷を降りて行きます。降り口付近は少し急ですが、あとは植林されたV字谷を、大宮谷林道に向って下って行きます。静かな谷でルートの左右に5~6ケ所、小さな墓石の並んだ墓所がありました。小川と合流し、アーチ橋をくぐるとそこは大宮谷林道です。 ※ 大宮谷林道・丸太橋~神宮寺 立派な丸太橋を渡ると、目の前は高さ10m程の崖が立ちはだかり、一瞬目を疑います。周りを見ても道は見当たらず、正面の崖に向ってのみ、道らしきものが見えます。予想もしていないルートのようです。崖の上に登ると左手は神宮寺山の斜面、右手は大宮川への深い崖の間を歩くトラバースでした。進むにつれて、だんだんと道は細くなり、滑りやすい急勾配のアップ・ダウンの連続となりました。右手は急峻な崖が続き、一人でしたらあきらめて引き返すところでした。メンバー3名で声を掛け合い、神宮寺の社殿が見えたときには、ほっとしました。 このルート3名の感想は、「二度と歩きたくない。歩かない。」で一致しました。 |
写真
朱の鳥居前の分岐まで、登ってきました。正面の石階段は、本坂の登山道入口です。ここは、左方向の「ケーブルのりば」に向います。
しばらく歩くと、比叡山高校の入口に着きました。ここで右折して、この坂を登って行きます。
少し坂を登ると、日吉東照宮への分岐があります。ここは右方向に進みます。
坂を登り詰めると、比叡山高校の野球グランドに着きます。このまま直進します
正面の建物と野球グランドフェンス間の、狭い隙間を通らせていただきます。
野球グランドの様子です。ライト側のフェンス沿いに歩いています。
痩せ尾根も通ります。右手の下方から、大宮川の大きなせせらぎの音が聞こえて来ます。
蟻が滝・蓬莱峡方面への分岐まで、登ってきました。ここは、蟻が滝・蓬莱峡方面への「下の分岐」で、このルートを登って行くと、もう一か所「上の分岐」があります。
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12/20 10:55
蟻が滝・蓬莱峡方面への分岐まで、登ってきました。ここは、蟻が滝・蓬莱峡方面への「下の分岐」で、このルートを登って行くと、もう一か所「上の分岐」があります。
帰りに折れ曲がっていた「通行禁止」表示を、拡げて延ばしておきました。
トラロープ右手の立木に「�癲�13 延暦寺」の表示がありました。
その上に「石舞台」の標識があり行ってみましたが、雑木が茂り、何も見えませんでした。
無動寺谷道「紀貫之墳墓へ九町の碑」分岐からの登山道と、合流しました。
振り返って見ています。右方向は無動寺谷道へ、正面奥は登ってきた道、手前はこれから登る裳立山方面です。
無動寺谷道「紀貫之墳墓へ五町の碑」分岐への降り口です、尾根の先端を急勾配で下って行きます。
残っている展望台に登りましたが、樹木が育って景色を見ることが出来ませんでした。
ドイツ人 「ブルノ・ペッオールド権大僧正の墳墓」200mと、あります。緩い坂道を登って、左に曲がると大きな石塔が見えます。
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12/20 12:13
ドイツ人 「ブルノ・ペッオールド権大僧正の墳墓」200mと、あります。緩い坂道を登って、左に曲がると大きな石塔が見えます。
写真では小さく見えますが、近ずくと大きくて頑丈、厳つくて圧倒されます。ご夫妻で御眠りになっています。
比叡山鉄道（坂本ケーブル）の裳立山駅前に来ました。通常、この駅にはケーブルカーは停まりません。乗車するときは、前もって駅備え付けのインターホーンで、連絡するよう案内書きがされています。
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12/20 12:23
比叡山鉄道（坂本ケーブル）の裳立山駅前に来ました。通常、この駅にはケーブルカーは停まりません。乗車するときは、前もって駅備え付けのインターホーンで、連絡するよう案内書きがされています。
裳立山駅から山上の延暦寺駅まで約200m程、ケーブル線沿いの細い急峻な痩せ尾根を、ジグザグに登って行きます。
比叡山鉄道延暦寺駅です。黄色い壁面がよく目立ちます。赤い郵便ポストは、一日一回の回集です。
駅前広場の東側からの眺めです。蓬莱山の山頂は白くなっています。
快晴に無風、しかも温かく、云うことありません。空気がよく澄んで伊吹山はもちろん鈴鹿の山々、遠く白山も見えました。
昼食の後は、東塔山内を通らせていただいて、本坂の下山口に向います。
御廟の手前に「�癲�2 延暦寺」の表示がありました。最初は右側が山手のトラバース、尾根に出ると、どんどん下って行きます。
1
12/20 13:36
御廟の手前に「�癲�2 延暦寺」の表示がありました。最初は右側が山手のトラバース、尾根に出ると、どんどん下って行きます。
慈覚大師御廟です。ここで行き止りになっています。帰りは下った分だけ登らなくてはなりません。
本坂に戻って、次の目的地の悲田坂（ひでんざか）or肥前坂分岐まで、下ってきました。
入口には、本坂と間違って入りこまないように、トラロープが張られています。
トラロープをくぐって入ると、直進（木の枝で通せんぼ表示＝進入禁止）と、右下への分岐があります。
直進してみました。しばらく歩くと尾根上の墓所に出ました。東谷の墓所です。ここで引き返します。
先程の分岐まで戻って来ました。小さく「�癲�3 延暦寺」の表示があります。ここから悲田谷を下って行きます。
この様な道を下って行きます。ルートの左右に小さなお墓の集まった墓所が、何箇所かあります。
出た所の標識です。「�癲�9 比叡山延暦寺」の表示もあります。
丸太橋を渡ると崖の斜面が迫っています。周りを見渡しましたが、ここ以外に登る箇所はありません。登って見ます。
急坂を登った所の様子です。このような道ならばと安心と思ったのも、つかの間です。
神宮寺山(447m）の南側を巻くトラバースで、進行方向の右側は、大宮川までの急峻な崖が続いています。途中にこのような岩が見られました。
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12/20 14:38
神宮寺山(447m）の南側を巻くトラバースで、進行方向の右側は、大宮川までの急峻な崖が続いています。途中にこのような岩が見られました。
小さな谷を巻くたびに道は細くなり、滑り易い急なアップ・ダウン連続となりました。画面は、出っ張った谷の先に登る前の様子です。近づきすぎた為にうまく撮れませんでした。 小さな谷が連続し、凸 谷先の尾根を巻くのに2~3m登り、凹 谷奥を回るのにまた2~3m下るといった様子でした。
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12/20 14:40
小さな谷を巻くたびに道は細くなり、滑り易い急なアップ・ダウン連続となりました。画面は、出っ張った谷の先に登る前の様子です。近づきすぎた為にうまく撮れませんでした。 小さな谷が連続し、凸 谷先の尾根を巻くのに2~3m登り、凹 谷奥を回るのにまた2~3m下るといった様子でした。
画面では、どこが道かわかりますか？このような斜面のところも、通って来ました。
前方に社殿が見えた時は、「ほっーと」ひと安心しました。この付近に神宮寺という寺院があったと聞いていましたが、正確な場所は分かりませんでした。直感で、あれが神宮寺だと確信しました。
12/20 14:48
前方に社殿が見えた時は、「ほっーと」ひと安心しました。この付近に神宮寺という寺院があったと聞いていましたが、正確な場所は分かりませんでした。直感で、あれが神宮寺だと確信しました。
近づくと、「神宮寺」と彫られた大きな石碑があり、真新しい社殿が建っていました。
すぐ前の分岐に出ると、正面に案内標識がありました。ここは、T字路になっています。左、横川行者道。右、神宮寺道。手前、飯室行者道。
12/20 14:52
すぐ前の分岐に出ると、正面に案内標識がありました。ここは、T字路になっています。左、横川行者道。右、神宮寺道。手前、飯室行者道。
右手方向（南方向）に進路を変え、整備された道を登って行きます。どうやら、八王子山の西側を巻く巻道に入ったようです。
巻道からの八王子山山頂への登山口です。通り過ぎてしまい、メンバーに登山口のあったことを教えてもらい、ここまで引き返してきました。
12/20 15:05
巻道からの八王子山山頂への登山口です。通り過ぎてしまい、メンバーに登山口のあったことを教えてもらい、ここまで引き返してきました。
山頂表示のケルンの周りを回って見ます。（南西方向）�＼沼Δ隆�道から、山頂へ登ってきた道です。
（北西方向）�∩芦鵝∋劃困�ら横川方面に向かった尾根道への、下り口です。
牛尾宮・三宮への登山道を、降りてみます。ジグザグに斜面を降りて行きます。
牛尾宮・三宮の裏手に、出て来ました。この岩を回って、降りて行きます。
これから、段差の大きな石段を下って、日吉大社の東本宮横に降ります。右側の緑の三角ポットの脇道は、八王子山の西側を巻いて神宮寺、三石岳、横川に向う道の入口です。
12/20 15:25
これから、段差の大きな石段を下って、日吉大社の東本宮横に降ります。右側の緑の三角ポットの脇道は、八王子山の西側を巻いて神宮寺、三石岳、横川に向う道の入口です。
参道は石段から、砂利道に変り、つづら折れに降りて行きます。石ころの大きな砂利道なので、何度も転びそうにになりました。やっと東本宮横の階段まで、降りてきました。
12/20 15:50
参道は石段から、砂利道に変り、つづら折れに降りて行きます。石ころの大きな砂利道なので、何度も転びそうにになりました。やっと東本宮横の階段まで、降りてきました。
日吉神社の境内を歩いて、西本宮前の料亭「日吉山荘」の入口まで来ました。昔、何度か利用させていただきました。
料亭前に「飛竜の瀧」があります。この滝の奥も、子供の頃は素晴らしい渓谷でした。今はどうなっているのでしょうか？
境内の走井元三大師堂です。行者さんが回峰行をされているとき、熱心な信者さんがこの前で並び、数珠を受けられるそうです。
撮影機器：
感想
朝起きてみると、快晴に無風こんなに恵まれた良い日は、滅多にありません。さっそく山友メンバーを誘って、京阪・坂本駅~比叡山高校の山上グランド~蟻が滝分岐~裳立山~比叡山鉄道（坂本ケーブル）延暦寺駅~本坂~悲田坂（肥前坂）~大宮谷林道~神宮寺~八王子山~日吉大社のコースで比叡山東麓を歩いてきました。気温も高めで久しぶりに大汗をかきました。
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写真１１５[100]の神宮寺奥総社の行先札のうち、飯室行者道の札が外されていましたが、神宮寺奥総社の向かって左側を進んでいくとどこに到達するかと思い進んでみました。アップ主の方の逆を通ったことになります。最後には大宮谷林道脇の大宮川丸太橋に到達するのですが、経路の7割程度は鎖場ならぬタイガーロープが張ってありました。確かにきついトラバース道でロープにつかまらざるを得ませんでした。大宮川から神宮寺奥総社へ向かうのもしんどいと思いました。
こんばんは、ご連絡くださいましてありがとうございました。2015年の12月20日、今から3年半前に歩いたルートですが、この区間は二つある「比叡山千日回峰行者道」（※ 無動寺を起点とした「無動寺回峰道」と、飯室谷・不動堂を起点とした「飯室谷回峰道」の2ルートがあります。）の内、「飯室谷回峰道」にあたります。「千日回峰行」を二度「満行」された、故「酒井雄哉大行満阿闍梨」が、飯室谷で修行された際に通られた回峰道です。また、「第一回比叡山インターナショナルトレイルラン」大会では、横川から「三石岳」の東側中腹経由で、このルートを通りましたが、第二回大会からは、夜間になっても安全で走り易い「大宮谷林道」ルートに変更されました。
私も先日（2019年5月5日）、久し振りに「八王子山〜神宮寺跡」を訪ねた際、このルートの一部を歩いてみました。通常、人の立ち入る場所ではありませんが、ルート沿いに新しいトラロープガ張られており、「行者道」として整備保存されていることを見て、大変うれしく思いました。
本日は、誠にありがとうございました。
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