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Yamareco

記録ID: 790888
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

厳冬期槍ヶ岳 ワンディ 今日は暴風

2016年01月04日(月) [日帰り]
 - 拍手
YSHR その他3人
GPS
--:--
距離
24.1km
登り
2,083m
下り
2,080m

コースタイム

日帰り
山行
10:57
休憩
0:49
合計
11:46
0:01
219
3:40
4:00
0
4:00
4:00
175
6:55
7:10
40
7:50
7:55
0
7:55
7:55
106
9:41
9:50
117
11:47
ゴール地点
0.00 1110m 新穂高発
1.20 1540m 白出沢
2.40 1750m 滝谷
3.40 1990m 槍平小屋
4.00 1990m 槍平小屋発
6.55 3010m 飛騨乗り越し
7.15 3100m 槍ガ岳山荘着
7.50 3180m 槍ガ岳山頂
7.55 3180m 槍ガ岳山頂発
8.15 3010m 飛騨乗り越し
9.41 1990m 槍平着
11.12 1540m 白出小屋着
11.47 1110m 新穂高着
天候 晴れのちガス 稜線は暴風
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
新穂からの林道は雪はずっと繋がっている. ただし雪は少なめ
河原歩きは出来ない、夏道を行く
予約できる山小屋
槍平小屋
暗闇の飛騨沢を登る
2016年01月04日 06:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
1/4 6:40
暗闇の飛騨沢を登る
飛騨乗越で御来光
2016年01月04日 07:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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飛騨乗越で御来光
槍沢側で退避 稜線は暴風
2016年01月04日 07:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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槍沢側で退避 稜線は暴風
厳冬期朝焼けに染まる槍が撮れた
2016年01月04日 07:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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1/4 7:11
厳冬期朝焼けに染まる槍が撮れた
槍沢も激しい雪煙が舞う
2016年01月04日 07:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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槍沢も激しい雪煙が舞う
肩の小屋まで槍沢側をトラバース
2016年01月04日 07:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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肩の小屋まで槍沢側をトラバース
ダブルアックスを交えて崖のトラバース
2016年01月04日 07:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ダブルアックスを交えて崖のトラバース
仲間たち
2016年01月04日 07:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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仲間たち
槍へ 行くしかない
2016年01月04日 07:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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槍へ 行くしかない
際どい登りで肩の小屋へ
2016年01月04日 07:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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際どい登りで肩の小屋へ
雪煙が舞い 槍もおぼろげ
2016年01月04日 07:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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雪煙が舞い 槍もおぼろげ
肩の小屋手前で岩陰で退避
2016年01月04日 07:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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肩の小屋手前で岩陰で退避
気を取り直して槍へ
2016年01月04日 07:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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気を取り直して槍へ
激しい雪煙でさぶもおぼろ
2016年01月04日 07:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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激しい雪煙でさぶもおぼろ
肩の小屋へ 小屋陰も風が舞い休めなかった
2016年01月04日 07:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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肩の小屋へ 小屋陰も風が舞い休めなかった
槍最終アタック
2016年01月04日 07:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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槍最終アタック
笠方面も嵐の予感
2016年01月04日 07:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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笠方面も嵐の予感
一瞬晴れて肩の小屋が見えた
2016年01月04日 07:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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一瞬晴れて肩の小屋が見えた
槍中腹から肩の小屋見下ろし
2016年01月04日 07:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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槍中腹から肩の小屋見下ろし
この写真を最後に下はガスとなった
2016年01月04日 07:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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この写真を最後に下はガスとなった
YSHRゴールへ最後の梯子
2016年01月04日 08:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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YSHRゴールへ最後の梯子
真ん中YSHRも一枚
2016年01月04日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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真ん中YSHRも一枚
山頂にて 左から大魔人 パクミン さぶ
2016年01月04日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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山頂にて 左から大魔人 パクミン さぶ
下山開始、もう視界は悪し
2016年01月04日 08:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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下山開始、もう視界は悪し
槍の最上部梯子
2016年01月04日 08:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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槍の最上部梯子
肩の小屋からの下りもダブルアックスで
2016年01月04日 08:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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肩の小屋からの下りもダブルアックスで
ようやくデポまで戻って来た
2016年01月04日 08:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ようやくデポまで戻って来た
飛騨沢滑降へ
2016年01月04日 09:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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飛騨沢滑降へ
槍平小屋も雪は少ない
2016年01月04日 09:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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槍平小屋も雪は少ない
撮影機器:

感想

ちろり庵を出て家族と別れ一人平湯の森で越後山行の記録整理を行った.一日休養して越後の疲れを撮る.今日はパクの越後遠征の習熟度を試すべく厳冬期槍ヶ岳ワンディに挑戦である.初北アルプスが厳冬期槍とは少し厳しいかも知れないが大魔人と僕が前と後を固めれば何とかなるだろう.白馬の暴れん坊も厳冬期槍は初めてだ.暴れん坊対決も楽しみだ

出発は深夜0時いつもと同じ、僕は午後4時に平湯の森を出て新穂へ向かう.新穂で車中泊をして夜10時半に目を覚ます.23時を過ぎ仲間が集まった.大魔人号にパクミン、白馬からさぶが仕事を終え寝ないで駆けつける.寝てる場合ではない.

深夜0時に四人で出発、林道から雪は続きすぐに板は履けた.2カ所程沢水で雪は切れたが快適にスキー歩行可能だった.今日もハイペースだ.白出を過ぎていつもは川に下りるが雪不足で却下、仕方なしに夏道トレースを使う.帰りのスキーは難儀だ.少しでも帰りに楽出来る様に自分たちで所々トレースを作る.

滝谷を過ぎ自分たちで何とかうまいトレースを伸ばす.河原には下りれなかった.無事槍平小屋、3時間40分と厳冬期最速ペースだった。冬期小屋に入ると就寝中の登山者が5-6名、音を立てない様に静かに休息して地獄セットに身を固めた.

小屋を出て.極寒の飛騨沢へ、登山者のトレースは使わず自分たちでラッセルし効率的なルート取りをする.暗闇の飛騨沢に月明かりで照らされた稜線が不気味だ.今日は暴風予想であったが稜線上は唸りが聞こえる.ガンガン飛騨沢を登り詰め2900mを超えると激しい風、風を背にしているのでまだましだったが前からだと絶対歩けない暴風だった.

飛騨乗越までスキーで歩けたが激しい風で休憩なんて出来ない,体ごと吹き飛ばされそうだ.これはいかんと槍沢側に10mほど下り辛うじて風を避けれた.地獄ゴーグルの出番だがさぶは雪が降らないと持って来なかったらしい,まだまだ考えが甘いさぶ、今日使わないで一体いつ使う?

いつもならスキーを背負い肩の小屋まで行ってそこから滑るがこの状況で板を担げば危険極まりないのでここでデポ、肩の小屋のコースは夏の稜線を避け槍沢側の崖をダブルアックスで進む事にする.これなら風は避けられる.さぶはかなりビビりが入っているが僕が先頭でルート工作して無事肩の小屋に着いた。

小屋の陰でも休められないくらい風が舞っている.槍の基部から山頂まではどんな強風時でも風を避けられる事は知っているのでもう大丈夫だろう.穂先までの岩陵帯は雪不足で鎖も出てて楽勝だった.山頂も風は大した事は無く無事記念写真を撮って早々に下りた.

肩の小屋まで気を抜かずダブルアックスで慎重に下る.小屋まで下りるとまた暴風、激しい,早く地獄から逃げたい.槍沢のスキーデポまでホワイトアウトで視界はきかなくなったが、何度もこの時期に来て地形は把握しているので問題ない.さあデポが見えた.

板を履けばもう恐いものはない,飛騨沢に登り上げると風に向かって一気に下る.パクはモタモタしているが待ちながら高度を落とす.2800mまで下るともう風は大丈夫だ.飛騨沢の雪質はモナカ三昧だったがテール滑りを交えて槍平まで一気に下りた.

後は登りで付けた自分たちのトレースを利用しながら夏道沿いに下った.でかいでかいザックのパーティが2組登って来ていてすれ違う.白出からは快適な高速道路を下りわずか30分だった.新穂の車が見えた.ゴーール.12時間は切れました.

個人的には今日の槍より鳥甲山のほうが時間もかかり厳しかった.パクを待つ事30分、無事全員帰還して今日も大満足.完全燃焼.

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3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
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