ついに山口県へ！★西国街道19（厚東駅→厚狭駅）

2016年02月06日(土) [日帰り]

• GPS: 03:57
• 距離: 14.9km
• 登り: 128m
• 下り: 120m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:46
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:56

9:20 スタート地点・厚東駅付近
10:20 10:20 吉見峠
10:45 10:55 船木宿
12:05 12:05 逢坂の石畳
13:16 ゴール地点・厚狭駅付近

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

　
★スタート地点
JR山陽本線 厚東駅徒歩5分

★ゴール地点
JR山陽新幹線、JR山陽本線 厚狭駅徒歩3分
　

コース状況／危険箇所等

　
西国街道は京都の東寺口から山口県の下関への街道です。
江戸と長崎を結ぶ幹線道路の一角であり
西国大名が参勤交代で多く利用したことから
五街道に次ぐ重要な脇街道に位置づけられています。

19回目の今回は厚東駅から厚狭駅まで。
注意すべき箇所は以下の3か所。

・吉見峠手前の藪道（道の先には橋がない）
・逢坂の石畳手前の草道（かなりぬかるんでいる）
・国道2号の交通量の多さ（歩道がない箇所あり）

全体的には距離が短く歩きやすい道です。

★トイレ、飲食関係

船木宿の本陣跡に立つ公民館にはトイレがあります。
厚狭駅手前の鴨神社付近には飲食店があり、
駅には麺類の食事処があります。

★参考文献
　
太陽コレクション山陽道
歴史の道調査報告書
1892年　1/20,000地形図
その他、本、古地図、サイトなど。　
　　　

写真

2/6 9:21

国道沿いを進みます。交通量が多いので注意。

2/6 9:24

側道に旧道のような道筋。この先で再び合流しますが旧道かどうかは半信半疑です。

2/6 9:29

こういう場所もあるので悩ましいところ。

2/6 9:31

旧道入口。右へ。

2/6 9:32

左へ。

2/6 9:33

草道を上っていきます。

2/6 9:34

吉見市。

2/6 9:34

ここから先は民家が立っていて消滅しています。左に曲がって国道に下ります。

2/6 9:35

この角には立派な石柱がありました。旧道で間違いないでしょう。

2/6 9:39

旧道入口。右側にはファミマがあります。

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なかなか良い雰囲気の旧道です。

2/6 9:43

見晴らし良好！

2/6 9:48

ここは右に進みましたが左まっすぐに進む道筋も非常に怪しいです。

2/6 9:53

草道を進んでいきます。

2/6 9:55

道の傍らに古い石積み。

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獣除けの電線があるので注意して進みます。

2/6 9:57

国道の対岸を進んでいきます。

2/6 9:59

やがて廃道状態に。ここから対岸への橋はありません。

2/6 9:59

廃道を進むと徒渡りできる場所があったので対岸へ。国道と合流します。

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国道の向こう側に旧道の痕跡があります。交通量が多いので横断には注意しましょう。

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旧道の痕跡。

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その先にあった旧道と思われる痕跡の跡。

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反対側から入ってみましたが結構な竹藪で調査断念しました。

2/6 10:14

右に工業団地がありますが昔の道筋は右に向かって弧を描くような感じだったそうです。

2/6 10:15

この付近のイメージ図。

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吉見峠の手前。この付近には歩道がありません。

2/6 10:21

吉見峠。

2/6 10:25

峠の先には食堂があって広くなってる場所がありますがおそらくは旧道の痕跡でしょう。

2/6 10:29

旧道入口。左へ。

2/6 10:33

どんどん下っていきます。

2/6 10:34

宇部興産道路を潜った先に一里塚跡。

2/6 10:39

岡崎八幡宮の大きな鳥居。

2/6 10:40

船木宿。昔から重要な場所で江戸時代初期から石炭が採掘されていました。宝暦の大火で150戸が焼失という出来事もありました。

2/6 10:41

群の中心地だったものの鉄道が宇部を通ったことで求心力が低下し厚狭に中心が移っていきます。

2/6 10:43

「お茶屋」「代官所」跡。奥に見える公民館ではトイレを借りることができます。

2/6 11:01

この右手に博物館があり船木宿の展示を見ることができます。船木は本宿だったので駅馬15頭と人足十数人が用意されていました。

2/6 11:09

大木森住吉宮。船木の名前の由来の場所で神功皇后が軍船を作るためにここの楠を切られたとのこと。

2/6 11:11

宮前には大きな常夜灯があります。

2/6 11:14

茶屋交差点。右側の国道に合流します。

2/6 11:15

有帆川を船木大橋で渡る説と川の手前で左に折れる説があります。船木大橋は近代のものなのでこのまま橋を渡るのは少し不自然です（今回は両方歩いています）

2/6 11:16

古い文献には布目橋の記述があるので奥に見える大正時代の布目橋の少し手前が向こう側への渡り場だっと思われます。

2/6 11:17

では、川沿いの道を進みます。ここで右折すると大正時代の布目橋に出ます。

2/6 11:18

かなり小さい橋です。対岸に出て国道に合流します。

2/6 11:28

歩道が右側に設置されています。

2/6 11:33

旧道入口。

2/6 11:37

立派な切通しの向こうで国道に合流します。左へ。

2/6 11:45

銭ケ原交差点の先の旧道の痕跡。草道になっています。

2/6 11:45

この先で国道に合流します。

2/6 11:55

旧道入口。左へ。

2/6 11:56

すぐに右に曲がって草道を進みます。

2/6 11:57

雨が降った後なので湿地帯のような道筋です。ドロドロになります。

2/6 12:00

国道を斜めに横断します。

2/6 12:04

旧道入口。この付近は逢坂という地域。

2/6 12:04

千林尼の托鉢による浄財で作られた石畳。

2/6 12:09

旧道入口。このスロープを上ります。

2/6 12:10

草道を進みます。

2/6 12:10

良い雰囲気。

2/6 12:11

途中に分岐点があります。左へ。

2/6 12:13

国道（旧道）に合流します。右へ。この合流部分の元々の道は消滅していますが右斜めへと弧を描くような道があったようです。

2/6 12:19

大きく掘り下げられてしまった西見峠。

2/6 12:22

左へ。

2/6 12:26

冬の街道。真昼でも当たり前ですが寒いです。

2/6 12:30

埴生田堤沿いに進みます。左手の山は、物見山。

2/6 12:32

右手は工場の駐車場の敷地になっていますが昔の道は右斜め方向にあったものと思われます。

2/6 12:33

厚狭の集落が見えてきました。

2/6 12:37

鴨神社の大きな鳥居。

2/6 12:51

静かな家並みが続きます。

2/6 12:52

この先で橋の工事が行われていました。元々の旧道の橋があった場所に新たに架けられているようです。

2/6 12:54

渡し場は橋の少し下流側にあったものと思われます。右にある仮設橋で向こう側へ。

2/6 13:00

反対側よりの眺め。ちょうど寺の手前あたりに何かしらの渡し施設があったようです。

2/6 13:02

旧道は右へ。

2/6 13:04

線路によって消滅しています。川沿いの道で迂回します。

2/6 13:11

線路の向こう側。左斜め方向の旧道へ。

2/6 13:14

厚狭駅新幹線口近く。条里制の名残の区割りを見ることができます。

2/6 13:17

厚狭駅前でゴールとしました。旧道は左車線部分。右車線は拡幅されたようです。

撮影機器：

EOS M CANON

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) カメラ(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　
今回は短めの距離になりました。

・大阪からの入りになること
・冬なので日が明るい時間が短いこと
・厚狭から先の駅は小月までないこと

計画的にいけば問題なかったかもしれませんが
山口県内は交通が不便な場所が多いので
より綿密な計画が必要だなと思いました。

ゴールした後は電車で長府へ。
翌日も通る町なのですが見どころがある町なので
一足先に散策しにいっています。

長かった西国街道歩きも残り1日になりました。

なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。
http://borabora.seesaa.net/article/439587485.html