撤退☆荒島岳 頂上目前でホワイトアウト
- GPS
- 06:28
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,099m
- 下り
- 1,099m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:30
勝原スキー場跡駐車場8:17-9:13リフト9:09-白山展望台9:55
-10:42佐開コース分岐下(アイゼン装着)10:52-11:08もちが壁-11:46中荒島岳
-11:55頂上下尾根12:05-12:14中荒島岳-12:30もちが壁-12:44佐開コース分岐下12:54
-13:29白山展望台13:34-14:10リフト跡(手前でアイゼン脱着)-14:43勝原スキー場跡駐車場
天候 | 2/20(前夜泊) 夜になって雨。夜半から夜明け前にかけて土砂降り。 2/21(登山日) 明け方から雨が上がり曇。山頂手前で吹雪のためホワイトアウト。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前夜泊にはちょっと辛いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
勝原スキー場跡〜リフト跡 旧ゲレンデ内はコンクリート敷きの直登。登りも下りも少々きついですね。 その上は石がごろごろの九十九折の登りです。石を踏むと大変そうです。 リフト跡〜餅が壁下 雪に覆われ歩きやすくなります。 ただ、下部はやや腐れ雪なので踏み抜きに要注意。 特に下りでは、踏み抜いた勢いで転倒までしました。 しゃくなげ平はショートカットするルートができています。 餅が壁〜中荒島岳 急坂というか壁の連続です。 雪がしっかりついているので、ピッケル・アイゼンがあれば楽しめます。 東側は雪庇が発達しているようなので、注意が必要です。 中荒島岳〜荒島岳 行きたかったよ〜。 登山ポストは勝原スキー場跡の駐車場のトイレ脇にあります。 トイレは、入り口に板が打ち付けられていていて使用できません。 |
その他周辺情報 | 勝原から車で西に20分くらい行った美山にミラクル亭があります。 泉質もよく飲泉も楽しめます。入浴料も510円とリーズナブルです。 東に20分行くと平成の湯、 北の渓沿いに小1時間行くと名湯鳩ヶ湯がありますが、この季節は厳しいかも。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
sugittyonnさん主催の能郷白山イグルー泊山行に、
トミーさん、モリーさん、相方の3名が参加する予定でしたが、
暖冬の雪不足に加えて雨の予報でイグルーは無理だろうと、
荒島岳前夜泊日帰りに変更になりました。
yosは「イグルー泊行きたい!!」と喚きながら、
以前から決まっていた同僚たちと霧氷号で三峰山に行く予定でした。
義理と人情を秤にかけりゃ義理が重たいのが世の常(^^;
でしたが、三峰山も雨の予報で中止になり、飛び入りさせていただきました。
飛び入りが入り5人乗りで少々窮屈になったsugittyonnさんの愛車で
名神・北陸道を駆けて、夕刻に大野市内に入るころには雨が降り始めました。
やや重い気分で勝原スキー場跡の駐車場に着きましたが、
トイレのドアが板でふさがれていて使用不能。
ここでのテン泊は諦めて、道の駅九頭竜に移動しました。
夜半から雨脚が強くなり4時ごろには唸る風と豪雨がテントを叩き、
山は諦め、どこを観光して帰るかなと思いながら短い眠りについたのですが、
夜が明けると、雲の切れ間から日が差しています。
再び降ったりまた上がったりする中で荷物を片付け、勝原スキー場跡へ。
誰も登ろうかやめた方がいいかなどと揺らいでいません。
迷っていた心根がちょっと恥ずかしい。
勝原スキー場跡では雪も霧氷も気配すらありませんでしたが、
リフト跡の手前あたりから雪道になり、
標高1000m越えるあたりから待望の霧氷が現れます。
シャクナゲ平はショートカットして先を急ぎ、餅が壁に取り付きます。
夏はどうということもない岩場だと思っていたのですが、
雪に覆われてしまうと、高くて切り立った壁のようです。
アイゼンとピッケル頼りですが、存分に楽しみます。
このあたりまで来ると、樹々を覆う霧氷が白く輝いて目を奪われます。
稜線に出ると風も強く、肌を刺す冷たさですがその分霧氷もさらに見事です。
その霧氷の向こうに荒島岳の山頂が見えたときは、思わず声が出ました。
前衛の中荒島岳から山頂を仰ぎ、逸る心でその先の尾根を登ります。
その途中で雪雲に巻かれ、まさかのホワイトアウト。。
しばらく待てば雪雲も通り過ぎるかと思ったのですが、
雨雲レーダーで見ると、
この後は日本海から次々雨雲が押し寄せるようなので、涙を呑んで撤退です。
無理をすれば行けないことはないのでしょうが、
吹雪でトレースが消されてしまうと、冗談でなく下界に戻れなくなるんでしょうね。
さすがはsugittyonnさん、リーダーとしての迅速で的確な判断でした。
前夜泊のわりに遅めの出発になったツケを、最後に払わされたみたいです。
雪の荒島岳の山頂に立てなかったのは残念ですが、
餅が壁をはじめいくつも雪の急斜面を楽しむことができ、
なにより、今年はもう会えないと思っていた霧氷も美しく、
素晴らしい山行になりました。
頚椎症で痛む左肩がテントの左端で寝たために冷えたのか一段と痛みが強く、
加えて、先週ずれた右顎もまだ痛みが残り、左手や左膝も相変わらずで、
体調の面では、正直なところ辛い山行でしたが、
自分が原因なので、文句言ってく先がありません(笑)
山は、やっぱり単純に楽しめるのが一番です。
記録係 ありがと〜ございましたァ〜
詳細な記録で感心しています
あと少しでの撤退は残念ですが
又今度 リベンジしましょう〜(^O^)/
お疲れさまでした。
車からテント、食料、何から何までお世話になりました。
今日(2/25)みたいな抜けるような青空の日に出直したいですね。
来季は、極力予定を開けておきますので、
星空のイグルー泊にお誘いください。
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