焼岳 中堀沢
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
当初白馬案もあったが、寡雪な今年は人が集中するだろうし、スティープな斜面を狙うにも天気はイマイチだろう、と焼岳に決めた。釜トンゲートで荷物をデポし、車を坂巻温泉にとめる。数台の車とテントをしまう登山者がいた。
トンネルを抜けると早くも朝陽の当たる焼岳が見えた。これからドンドン雪は腐っていく。適当な場所から川へ下りて、飛び石で渡渉。ドボンで即敗退と考えるとかなり慎重になった。下堀沢の末端から中堀沢との間の尾根に取り付く。樹林帯の中、時には狭い沢をジグりながら高度を稼ぐ。森林限界を越えると焼岳がひときわ近く見える。まだ快晴だが、穂高連峰や霞沢には既に雲がかかっている。
下堀の側面には大きなグライドクラック。雨の影響は山の全体に及んでいて、硬い下地に20〜30cmくらいの新雪が積もっている。が、風の影響は無く、抜群の安定性。そのまま下堀を詰めて問題ないだろう、と判断する。火口は風があり、火山ガスも溜まらない感じ。当然硫黄臭いけれど、許容範囲だ。
いつもは行きにくい南峰を往復し、中堀沢へのドロップポイントを探す頃には吹雪に。滑り出すと沢に溜まった湿雪が流れ出し、結構なスラフが流れて行った。最近出た山スキー百山には最大傾斜47度とあったが、沢の側面を使えるので、それほどの斜度感はない。適度な緊張と滑走の快適さを感じながら一気に下りた。
急斜面を終え、火山特有のハーフパイプ・中堀沢を下る。雪が良く溜まり、いいパウダー滑走が始まる。快適さと楽しさではここが一番だった。林道に出て橋を渡り、しばしのクロカン後に釜トン。出口にデポしたスニーカーに履き替え、荷物を置いて車の回収に走った。
結局、焼岳では他に一人の登山者もおらず、自分たちの山行ができ、最高に充実した。自らの判断で登る、これがやっぱり楽しい。今回は快適な旅館泊まりとなったが、時間もあるので、平湯、新穂高を軽くパトロールしたのだが、雪が少ない。。。雨でかなりやられたようで里山は壊滅的。四ツ岳なども考えていたが、渡渉点が微妙だなぁ、と諦めた(後にJUNDrさんのレコで確認した)。
さぁ、明日はどこへ行こう、、、とりあえずモツ鍋でも食べて考えましょうか。
動画です↓
当日、私も焼岳滑りました
中の湯ルートで、りんどう平から貴殿のハイク確認出来ました
貴殿の尾根ルートですが、藪や樹間の様子を、教えて頂けたら幸いです
ちなみに、下堀沢下部は、石と氷の地雷地でした
返信遅れました!
中の湯方面見てましたが、気がつきませんでした。
我々が通ったルートには特に気になる程の藪はありませんでした。
去る月曜日の雪と今日までの融雪で今もだいたい同じような状況と推測します。
ありがとうございます。
今シーズンは、焼岳に行く予定はないので、来シーズン訪れてみたいと思います。
残り少ないシーズンですが、楽しんでください
投稿楽しみにしてます。
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