笹と格闘 大平から安倍東稜 青笹山〜第2真富士山
- GPS
- 07:44
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,927m
- 下り
- 1,933m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大平近くは1車線の狭い個所があるが交通量は少ないので大丈夫と思います。 大平のしばらく上からダートの道が2Km近くでゲート。車高の低い軽自動車で底を擦らないかヒヤヒヤものでしたがなんとかゲートに到着。ゲート付近に3〜4台駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ゲート〜大平山 鉄塔を通り過ぎてから直接1162.5m峰に尾根越しに登るはずであるが道なりに歩いていたらピークをトラバース気味に巻いてしまった。途中から強引にピークに別の尾根を登りました。 ・1162.5m〜大平山 ルートはしっかりしていますが上部は笹が覆いかぶさり苦労します。大平山頂近くの平坦部で青笹山方面からの雪上に複数のトレースが初めて出てきたので直接青笹方面に行けるかと思い進むが途中で消える。仕方がないので縦走路の尾根まで背丈以上の密集した笹を強引に分け登る。本日、一番のアルバイトであった。 ・青笹山〜第2真富士山 浅間原付近は背丈以上の笹が覆い被さり苦労させられるが注意して歩けばルートを見失うことはないかと思う。 ・浅間原〜大平 鉄塔(136,2−105、137、2−106)を目指して下るが物凄い急峻な道で、道も細くて頼りない。初心者は入らないでください。鉄塔2−106から下はしっかりした道になる。林道近くで土砂崩れが2カ所あり、堆積物の通過に要注意。 |
写真
感想
安倍東稜の山のピークは登っているが尾根はあまり歩いていない。そこで最近は東稜の尾根歩きをしてみようと考えた。そこで2月11日に続いて東稜へ。「安倍山系 上」(松浦理博著)を見ると興津川沿いの大平から青笹山に登れることが判った。芝川から国道52号線で行けば1時間前後で行けるので青笹山から第2真富士山までの尾根歩きを計画し出掛ける。「安倍山系」は公共交通機関の利用を前提に書かれているので林道の車通過可否や駐車スペースの情報は無い。しかし林道途中にゲートが有るということはそこまでは車で行けるし駐車スペースも有るはずだと考えて出発。
林道から青笹山登山口を登り、鉄塔を通り過ぎてから道なりに進んでいたら「安倍山系」 に記載されている「標高1000mの水平道を横切る」がなく1162.5mのピークを巻くような道に入ってしまった。道はそれなりにしっかりした道なのでそのまま進んだが大小屋沢(?)からの踏み跡とぶつかり、間違えたことが判明。そのまま強引に1162.5mに向かって尾根筋を登る。
1162.5m付近になると赤のマーキングテープが目についたが大小屋沢からのルートに乗ったようだ。1162.5mから上はルートもしっかりしているが上部は笹がウザイ。
大平山近くで青笹山方面からの数人のトレースが初めて雪面に残っていたので直接行けるのかなとそちらに進むがトレースは消える。縦走路まで10m位なので強引に尾根に登るが密集した笹に遮られ、最後の5m進むのに5分近く要してしまった。今日、1番のアルバイトであった。
尾根に出て青笹山へ向かうが深くても10cmの積雪に一人の新しいトレースがあった。青笹山からの富士山、南アは何回見ても素晴らしい。大平山、浅間原へは気持ちの良い尾根歩きであるが浅間原を過ぎると笹地獄が始まる。ルートは判別できるが背丈以上の笹にうんざりする。
湯ノ岳まで来たときは疲れも出始めたので引き返そうかなとも考えた。しかし第2真富士山からの富士山をまた見たくなり先に進む。第2真富士山に着いた時は残念ながら富士山は薄雲でぼんやりとしか見えなかった。
浅間原から大平への下りも、朝の大平山へのルートミスを考えると不安になる。この下りは鉄塔を目安に歩けば良いので少しは気が楽である。しかし上部はこころもとない急峻な踏み跡で、雪がついていたり、雨の時はかなり危険な感じである。幸い、雪は無くスリップの心配は無いので下る。途中で持病の左膝が痛みはじめ、この足場の悪い急なルートで本格的に痛み始めたら動くことも出来なくなると、左膝をかばいながらなんとか下りきる。今朝起きても膝は大丈夫だったのでヤレヤレである。
しかし今回のルートは、笹で2度と歩きたくないコースだと思っている。
コメント
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『安倍山系』の紹介ありがとうございます。
>林道の車通過可否や駐車スペースの情報は無い。
本音としては,「○に△台ぐらい駐車可」と書きたかったです。車道や林道の広くなった所を紹介して,後になって地権者の類から文句をつけられたらどう仕様も無いので控えました。
浅間原からの下りは,私の調査時は危険な感じはしませんでした。道が付け替えられているかもしれませんし,雪の有無で感じ方の違いがあるかもしれません。
こちらこそご無沙汰しています。
林道や駐車情報は意識的に書かれていないと推察していましたが、正式な駐車場や車の往来の多い林道ならばともかく本には書けませんもんね。
山梨百名山も去年完了しましたので「安倍山系」の御やっかいになりながら安倍川領域を少し歩いてみようと考えています。
浅間原からの下りは雪解けの後で、少し軟弱になり、崩れやすくなっていたのかもしれません。
何年か前に同じルートで登ったことがありますが・・・心配していた駐車スペースには私の車だけで拍子抜け。
登り始めは気持ち良く登って途中の登山道も快適でした。
所が・・・稜線が近づいたころから猛烈な笹地獄で参りました。
背丈以上の笹が朝露で濡れていて青笹の山頂に着いた時は全身濡れ鼠。
駐車スペースが空いていたわけがわかりました。
それ以後大平から登ったことは一度もありません。
藪好き(?)な賢パパさんでも敬遠して再訪しないほどですから、藪嫌いな私は2度と行きません。ただし青笹山はまた行くとは思いますが・・・
今回も車は私だけで、途中も誰にも会いませんでした。静かな山歩きは大好きなんですがネ・・・
fujinohideさん こんにちは(^^)/ 私達も以前 徳間峠から砂子山〜青笹〜大平山を周回する計画をたてたのですが、山の先輩方からコースの崩壊と笹の激藪の情報を得て、いまだ実現に至っておりません。やっぱりスゴイ笹地獄だったんですね。。私じゃ無理だったかも💦 主人は「俺たちもは鉈持って行ってみっか!」と、お馬鹿なことを言っておりますが…(~_~;) いつか実行することになったらレコ参考にさせて頂きます。
それにしてもfujinohideさんは健脚でいらっしゃいますね〜!凄い!(◎o◎)
左膝悪化しなくて良かったです。私も右膝の腸脛靭帯炎が時々再発することがあり、下り時にはいつもヒヤヒヤしながら歩いているんですょ(^.^)
haiziさん、ありがとうございます。
徳間峠から田代峠経由で青笹山のコースも考えたのですが、青笹山と第二真富士山の尾根をつなげることを今回は優先しました。
あの笹地獄だとダニのシーズンには近づきたくありませんので今のうちにと歩いた次第です。
膝は過去に4回程、痛めていますので歩きながらヤバイと思いましたがなんとかもってくれました。歳で疲れてくると膝が痛み始めるようですので、あまり無理はしないようにしています。
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