行道山から織姫神社
- GPS
- 05:30
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 644m
- 下り
- 695m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バス(行き): 足利市生活路線バス「あしバス アッシー」足利市駅〜行道山 |
写真
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
御朱印帳
飲料
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感想
どのガイドブックを見ても、低山は春か秋がシーズンとされている中で、行道山は、”冬のひだまり”が一押しと聞いて、はるばる栃木の安蘇山地まで出向きました。
久しぶりに晴天の週末。東武線・足利市駅前は、熟年ハイカー20人程のパーティーが楽しそうに集っています。老熟した熱気ムンムンに満ちた足利市生活路線バス”アッシー”に揺られ、行道山バス停へ。我等3人は一団から脱出するかのように先行し、行道山浄因寺へと沢沿いの車道を登ります。
駐車場に着き、杉木立の参道を登っていくと浄因寺です。道すがら、たくさんの石仏が目を楽しませてくれます。浄因寺は行基上人が713年に開山した名刹で、室町時代には学問の道場として多くの修行僧が集い、「関東の高野山」とも称されたほど。かの弘法大師空海が訪れたという伝説もあります。巨岩の上に立つ別亭「清心亭」へは、山道から「天高橋(てんこうきょう)」で渡ります。この景色は江戸期の浮世絵師・葛飾北斎が、「足利行道山くものかけはし」として作品に残しています。由緒ある名跡の面影とは裏腹に、何故か人っ気のない境内は雑然とあるがままで、屋根瓦には落ち葉が積もり、荒涼感が漂っていました。
山腹を登り、見晴らしのよい尾根へ出ると、石仏群が現れ、奥には可愛らしい寝釈迦像が居られ、何とも癒されます。コースに戻って、稜線の峠に出、更に登ると行道山(石尊山)山頂です。東屋やテーブル、方位盤があり、眺めも良好。薄っすらと赤城山が見えました。
下って登り返すと大岩山(剣ヶ峰)です。ハイカーとよくすれ違うようになりました。ソロハイカー、外人さんのカップル、老夫婦、トレイルランニング走者など...。風もなく、ひだまりでちょうどいいハイキング日和。お昼も近くなり、眺めのよい箇所に設けられたテーブルで、お弁当を広げて楽しんでいるグループも増えてきました。なるほど、「冬のひだまりが一押し」とはこういうことなのか・・・。残念ながらお弁当を持たない我等は通過するのみです...。
日本三大毘沙門のひとつ大岩毘沙門天へ。参道の石段を下りて仁王門をくぐります。目指す両崖山までは小さなアップダウンを繰り返します。そして足利城址でもある両崖山へ。山頂には天満宮の祠と木曽御嶽神社や三日月神社、大黒様の像などがあります。足利市街が一望できました。
ここからは、露岩が多く歩きにくい尾根道を下ります。織姫公園を抜けて織姫神社へ。参内に一際目立つ大きな丸い枝葉の御神木がありました。その傍の社務所で御朱印をいただき、長い石段を下ります。石段の途中にある有名な手打ち蕎麦屋の〔蕎遊庵〕は、13時半ともなるとさすがに順番待ちはありませんでしたが、その時は3人の胃袋が上質で量少なめのグルメランチは求めておらず、そのまま市街地へ。
空腹を抱えて彷徨い、足利学校前の〔麦とろ 銀丸本店〕に落ち着きました。寺子屋膳は、名人蕎麦と麦とろ飯がセットになった膳で、精進揚げや煮物、サラダも付いてボリューミー。しかも麦飯は何杯でもおかわり自由。こうなると俄然張り切るO島部長は、ひとりで麦飯を3杯もおかわりして恵比須顔。
食後は悠悠と歩いて鑁阿寺に道草。お参りし、ご本尊・大日如来の御朱印をいただきました。
〔感想〕
東京からは少し遠いのが難だが、古刹・名刹、眺めの良い展望スペース、整備されたコースとテーブル&ベンチの配慮、下山後の観光名所やグルメエリアなど道草箇所も多く、充実感は、高尾山や宝登山などの行楽登山の人気スポットと比べてもまったく遜色ない。
箇所ごとのお地蔵さまの表情の違いだけでも楽しめる(写真参照)。
もっと人気があってもいいのではないだろうか...。
とにかく、次回はお弁当持参で。第一・第二ベンチでランチするのに、今回のコースタイムはちょうど参考になると思う。
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