桜島（シーカヤックで桜島を1周して湯之平展望所に登る）

2016年04月09日(土) 〜 2016年04月10日(日)

• GPS: 19:49
• 距離: 78.5km
• 登り: 428m
• 下り: 574m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:09
• 休憩: 1:21
• 合計: 11:30

6:30 国分海水浴場
8:00 8:15 新島
9:30 9:40 牛根漁港
10:10 10:20 早崎
11:00 11:05 地獄段
13:10 13:30 神瀬
14:10 14:20 桜島港
15:38 15:49 湯之平展望所
18:00 桜島レインボービーチ

2日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 2:20
• 合計: 7:40

8:00 桜島レインボービーチ
11:00 13:20 新島
15:40 国分海水浴場

天候

9日曇りのち雨　10日雨のち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

錦江湾の鹿児島市−桜島間の海峡は潮流と風が強い

その他周辺情報

桜島渡船場周辺には食事をするところ、食料を買い出せる店舗あり

写真

4/9 5:57

昨年の10月に漕いで、錦江湾のゲレンデが素晴らしかったので、次回は桜島を1周してから山まで登りたいと温めていた計画を実行に移しました。

4/9 6:09

国分海水浴場の駐車場からカヤックをカートで移動

4/9 6:30

そのカートをカヤックに収納して準備完了！

4/9 6:42

午前6時半すぎ国分海水浴場から、最初の目的地新島へ出発

4/9 7:11

曇り空でベタ凪、順調にパドルを進める

4/9 7:12

12年使ったベクターが壊れたので、今回新しくGPS腕時計アンビット3を新調、ガーミンと2台で記録を録っていく

4/9 7:42

1時間ほど漕ぐとかすんで見えなかった桜島が見えてきた。
左手の新島もクッキリ見える

4/9 7:54

半年ぶりの新島、3年ほど前に無人島化しています。

4/9 8:09

午前8時頃、新島上陸、桜島の存在感は圧巻です。
無人島と言っても釣り人が何人かいました。

4/9 8:13

新島は今回の桜島1周の結びの起点にするつもりなので、すぐに牛根港へ向けて再出発

4/9 8:17

さらば新島

4/9 8:35

早朝の霧がただよい幻想的な錦江湾を進む

4/9 9:06

1時間ほどで牛根港

4/9 9:09

舟屋のような場所があったので近づいてみる

4/9 9:10

養殖のエサを船に積む機械かな

4/9 9:14

牛根の最深部へ進む

4/9 9:25

ご存じのとおり桜島は陸続きになっております。

4/9 9:26

ということでカヤックが水上を進めるのはここまで

4/9 9:30

上陸できそうな場所を探します。

4/9 9:32

小さなスロープを見つけて上陸

4/9 9:36

国分でカヤックに収納したカートを取り出します。

4/9 9:43

ここからカヤックは陸路を移動します。

4/9 9:45

最初の坂がキツイが、今思えばこんな坂は可愛いものだった。

4/9 9:47

車道に出ると車が舞い上げる火山灰がすごい！

4/9 9:57

歩道をカヤック引いて行く、車の通りは少なかったけど、車が通るたびに火山灰が舞い上がりうんざりする

4/9 10:00

歩く人も少ないのだろう、歩道が雑草だらけになっている箇所が20mほどあった。

4/9 10:09

この信号を渡ったら海！

4/9 10:11

海が見えた〜・・・んっ？ちょっと遠くないか・・・

4/9 10:20

カヤックを置いて周辺を探索・・・

4/9 10:21

やはりこの階段しか下りれるところがない(´Д｀)
グーグルマップで周辺をリサーチしていたのだが、マップは平面的で、このビル三階建てくらいの落差は予想していなかった

4/9 10:32

地獄段を、カヤック23kg＋キャンプ道具の約40kgを担いで必死で下す

4/9 10:42

最後はカヤックから荷物を出して30分ほどかかりやっと海まで到着

4/9 10:58

カヤックに荷物を収納して再出発、1時間ほどかかったかな
ここで膝から下をブヨから刺されているのに気づく、半ズボンだったからかなり刺された。1週間くらい痒いんだよね

4/9 11:08

落差を見返す14〜5mあるだろう、逆まわりだったら絶対に他の場所を探しただろう。
気が張ってきるのだろうか、ブヨに刺されたあとはあまり痒みを感じない

4/9 11:10

しばらくはのんびり漕ぐ、カヤック下ろすのに疲れた(´Д｀)

4/9 11:28

気を取り直し溶岩の海岸を進む

4/9 11:35

すると音も無く桜島噴火！迫力だなあ( ゜Д゜)

4/9 11:46

そんな噴火は日常茶飯事でカモメは気にしていないようだ

4/9 11:48

しばらくすると向かい風が吹いてきてスピードが落ちる

4/9 12:14

風に負けないよう足を踏ん張っていたら右足に異変！ラダー（舵）の右側のワイヤーが切れた(´Д｀)
ラダーは、風や潮流の影響があってもカヤックをコントロールできるようにするもの、なくても進めるが、パドルやカヤックを傾けたりしてコントロールしなければならないので、風や潮流の影響があると、船足が遅くなる
なにより足が踏ん張れなくなったのがツライ

4/9 12:28

沖小島

4/9 12:42

今日登る湯之平展望所も見えた。

4/9 13:07

神瀬に寄り道していく

4/9 13:12

壊れたラダーを確認、工具があれば修理できそうなので、キャンプ地で合流する、鹿児島のMさんにペンチをお願いする。

4/9 13:16

神瀬にはヒジキを取りにきた漁師の方たちが沢山いました。

4/9 13:21

桜島2回目の噴火

4/9 13:29

午後1時半、神瀬をあとにする
ここで気づいたのは、漁船の船名がみんな女性の名前になっていること、その中で第2○○丸って・・・女性の名前なんでちょっと複雑(≧▽≦)

4/9 13:54

今日のキャンプ地レインボー桜島が見えてきました。

4/9 13:54

雨かと思ったら、先ほどの噴火の火山灰が降ってきた。

4/9 13:58

レインボービーチは潮が引いて入れなかったので、堤防のトンネルを抜けて

4/9 14:01

桜島港に入港

4/9 14:12

桜島上陸

4/9 14:34

ここからは、現在行ける桜島で一番高い場所の湯之平展望所へ歩く

4/9 15:21

1時間ほど歩くと、海が見えてきた。

4/9 15:22

カヤックにスニーカーも持ってきたのですが、取り出すのが面倒でサンダルのままできました。

4/9 15:29

また噴火、車が通るたびに火山灰が舞い上がり、空からも火山灰が降ってくる、体中真っ白になって歩いた。

4/9 15:36

午後3時半すぎ湯之平展望所に到着

4/9 15:44

サンダルは火山灰で指が擦れるのでお勧めしません

4/9 15:47

近くの春田山にも展望所があるようですが、行けないそうなので、ここが現在桜島最高地点です。

4/9 16:20

下りは違う道を歩きます。
車が通るたびに火山灰が舞い上がるのでしんどい

4/9 16:24

歩道の脇にイノシシが掘った跡が・・・

4/9 16:42

沖小島と神瀬が見えた。

4/9 17:11

午後5時すぎ国道に出ました。

4/9 17:52

カヤックを置いた場所は、すっかり潮が満ちておりました。

4/9 18:17

レインボービーチまで漕いで、鹿児島のカヤッカーMさんとYさんに合流、Mさんにお借りした工具と針金でラダーを応急修理

4/9 20:42

その後、三人でワインとアヒージョで酒盛りヽ(^o^)丿
朝3時に食事をしてから、行動食のクッキー以外は食べていなかった。
知らないうちに寝てしまったのですが、楽しい時間を過ごせました。

4/10 7:59

夜中から雨になり、朝8時にはレインボービーチを出発

4/10 8:10

YさんとMさんともここでお別れしました。
わざわざ時間を取って会いに来て頂きありがとうございました。

4/10 9:30

前回もそうでしたが、レインボービーチを出た狭い海峡は潮流と風が強い、今回も苦戦しながらここを抜ける

4/10 10:14

海峡を抜けると穏やかになる、10kmくらい漕いだところで、応急修理したラダーの針金がまた切れてしまった(´Д｀)

4/10 11:00

午前11時、ふたたび新島に到着
これで桜島をキレイに1周完了

4/10 11:11

上陸して公民館の軒先で雨宿りをしていると、なにやら船からブロックを運ぶ人達が

4/10 11:29

声を掛けてお尋ねすると、島の中央にある神社の周りにブロックの囲いをするために運んでいるとのこと

4/10 11:33

こちらがその神社で、100年は持つ神社にしたいと熱心でした。
私も航海の安全を祈念してきました。

4/10 11:34

作業をしている方たちは、ボランティアの方たちで、中には元島民の方もいらして、島の昔話を聞かせてくれました。

4/10 11:35

神社の隣には学校跡があります。

4/10 11:41

ボランティアスタッフの方に昼食を進められ、時間になるまで島内を散策することにする。

4/10 11:47

島の東側は、居住区はなく草刈りをしなければすぐに通行不可になるだろう
今日もボランティアの方が草刈りをしていました。

4/10 11:51

島の南側にあるビーチ、約1.7km先に桜島があります。

4/10 11:57

新島最高峰から見た海、GPSでは標高40mを差していました。
一番上には貯水タンクがあり、無人島化した今でも水と電気が供給されています。

4/10 12:07

島を1周して公民館に戻ってきました。

4/10 12:15

公民館で、ボランティアの方からハヤシライスを頂きました。
新島を子供達の研修施設にしたいと活動されている人達で、新島の草刈りや神社建設の活動をしているそうです。
公民館のトイレと水が使えるので、こんど子供を連れて遊びに行きたいです。

4/10 13:13

食事を頂いたので、ブロック運びを少しお手伝いして、午後1時過ぎに新島を出発

4/10 13:19

さらば新島
ボランティアスタッフの方が見送って頂きました。

4/10 13:31

国分へ向けて漕ぐ、午前中の雨も上がり、風も収まりました。

4/10 15:25

午後3時半、国分海水浴場到着、大潮の干潮なのでかなり引いている

4/10 15:31

切れた針金、二重か三重に巻いていたら、もう少し持ちこたえたかも

4/10 15:37

カートを出してカヤックを引っ張っていく

4/10 15:40

さらば桜島

4/10 16:17

今回の移動距離は79km

4/10 16:17

船と道具を水洗いして撤収
こんどはどこへ行こうか(^^)

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX30 SONY

AQUOS PHONE EX SH-04E docomo シャープ

装備

個人装備

シーカヤック

感想

縄文とうちゃん

昨年の10月に周った錦江湾がとてもよかったので、今回は桜島を1周して湯之平展望所まで登ってみようと一念発起。
国分まで車でカヤックを運び、国分海水浴場よりカヤックでスタート、桜島を時計回りに漕ぎ、桜島が地続きになっている牛根からは、カヤックをカートに乗せて陸路を人力移動、早崎から再び海を桜島港まで漕いで桜島へ上陸、そこから徒歩で現在登れる桜島最高点の湯之平展望所へ、夜は鹿児島のローカルカヤッカーのYさんとMさんが、カヤックで駆けつけてくれて楽しい酒盛りになりました。
翌、復路で立ち寄った新島では、無人島になった生まれ故郷を、子供達の体験施設にしたいと活動されている方たちと出会い、食事までご馳走になりました。
次回は子供を連れて、また訪れたいです。