九重・坊がツル 観月会の宴 立中山



- GPS
- 13:55
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 1,676m
- 下り
- 1,581m
コースタイム
5:00自宅発ー7:00長者原ー9:00坊がツル10:20-12:00立中山ー12:40法華院山荘で温泉・宴会14:30-14:40坊がツル
2日目(11月21日)
9:00坊がツルー9:10法華院山荘9:30-12:00長者原
天候 | 2日とも本当に素晴らしい快晴 年に数日、あるかないかのすばらしい2日間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨が池コースが整備され非常によくなっていた。 一方で三俣山雨が池コースの立ち入り禁止の看板が立っていたのが残念。鉾立峠への道も木道が整備され歩きやすかった。 |
写真
感想
予定外の2日間、完全OFF。
もう紅葉も終わり晩秋のさびしい山ですが、季節的には大好きな時期なので、3年連続の「坊がツル泊」となります。私の九重の原点の場所であり季節でもあります。
予定は、大戸越から風穴へのショートカットコース、そして風穴から大船へのコースを歩くつもりです。この2つのコースを歩けば、牧ノ戸より東の九重山域一般コースは、すべて歩いたことになります。
大戸越から風穴のルートは、ふだん使わない道です。「廃道化している。」との表示もあり、坊がツルに泊まって黒岳に行く時は便利ですが、それ以外は「ついでに…。」という可能性がない道です。しかも廃道化して通れない場合、エスケープルートもないので、引き返すと大変な遠回りになります(登り返しが大変)。おまけに携帯も圏外の場所で、バリエーションルートにならない道です。この道を歩くことが目的で、今回のように「この道を歩くことだけが重要!」と決めて予定を組みました。
前日になって急に三男も一緒に行くことになり、おかげでザックは少し軽くなりました。久しぶりに一緒に歩く坊がツルです。
予定は3時起きでしたが、三男なかなか目が覚めず結局家を5時スタート、日の出と共に長者原7時登山開始、となりました。犬の平治号の銅像が見送ってくれます。
快調に歩きましたが、登山道整備中らしく、今まで雨の日に特に歩きにくかった場所がすべて整備されていました。雪の日や雨の日に苦労した場所がきちんと整備されています。大変なお金が投入されていると思いますが、もし工事中なら作業している人に感謝の言葉を、と思うほどでした。石一個、ここに人力で運び上げるのには大変な労力です、大変な作業です、逆に言えば手抜きしようと思えばどれだけでもできます。道の状況をよく理解して作業がなされています。雪でアイスバーン化している時、20kgを超えるザックを担ぐと、ちょっとした斜面も大変なハードルに感じることがあります。ここは、九重でも2番目に人気のあるルートですからこれくらい贅沢も良いことだと思います。雨が池越の木道も整備されています。一時期流されてそのままになっていたのでホッとします。ただ残念だったのは、雨が池越から三俣山へ直登するルートが「立ち入り禁止」になっていました。メインルートを整備する一方で、今や人気の星生新道等も含め、「マイナールートは禁止」、となってしまうと寂しい気もします。国土地理院の地図に載っていないような道は、次第に「立ち入り禁止」(環境省・林野庁)となってしまうのでしょうか…。
いよいよ坊がツル、朝日が輝いています。
今回は二人なので、たくさん話もして周囲にご迷惑をおかけする(?)かもしれないので、みんなから少し離れた場所でありながら、炊事棟からは近い場所にテント設営しました。
終わると、さて、「大戸越へ行くっぞ!。」出発。途中、三男がとてもきつそうな(やる気のなさそうな)ので、自分の予定より「三年ぶりの一緒の坊がツル、三男の気持ちに合わせよう!。」と予定変更、一度テントに戻り、まず昼食のパスタを作って腹ごしらえ、ゆっくり考えよう。どうしようか、一番最適なコースは「坊がツルから三俣山直登コース!」、眺めもいいし、感動が味わえる一番レクレーション的だな〜、「え〜と登り1時間ちょっと、スガモリ越経由で3時間半、ゆっくりすると4時間かな。」の一言に「う〜ん…。」(ダメかあ〜)「3時間の平治岳にするか?(ここは前に登ったことあるだろ…)。」(大船は自分が最近よく行っているので最初から提案せず)。あれこれ一緒に考えている間に、自分も戦闘態勢の気持ちがポッキリ折れて「三男にすべて合わせよう!」と超お気楽山行に計画変更、「それじゃ〜立中山しかないなあ〜。」と一緒に歩く(何にもなしじゃ〜いかんだろ!)。途中に法華院山荘があるのでタオルと着替え、お昼の宴会用つまみをザックに入れて出発。
約40分で到着、下山の途中、法華院山荘に直接温泉へ、その後、生ビール、ビーフジャーキーやチーズ系おつまみ、昨年からマイブーム「スナックエンドウ」をつまみながら三男はジュースで乾杯、澄み切った秋空の山々に乾杯!、しばらくするとベンチが日陰になって寒いので、室内に場所を移し乾杯!、でもやっぱり秋空の下で、と日向の石の上で三次会。やっと至福の宴会も落ち着いて、野営場へ。
テントのすぐ横に最高のリクライニング岩があって南向きに昼寝…。最高、暑いくらいの日差しに時間を忘れる…、いいでしょう。
日没が4時で日陰になると一気に冷え込むので夕食準備開始。パパッと食べて、服を着込み、湯煎した「あったかいおでん」と残ったつまみで2次会で飲みなおして、いよいよ周囲は真っ暗で寒さも厳しい。東の空から大きな大きな満月が登ってきた。本当にいい月夜でした。今夜はこの時期には珍しく総勢30〜40人がテント泊です。何と小さな子供連れの方もいます。あちこちで宴会の声が聞こえて来ます。
そんなに寒い夜ではなかったのですが、明け方はさすがに冷え込みー6度程度でした。
朝は、霜がすごく、外に出していたMSRのドラゴンフライは霜だらけ、でもさすがガソリンストーブ、一度点火すると一気に過熱します、ここがガスストーブと違います、冬は頼りになります。紅茶を飲み、いつもの簡単美味しい「力(ちから・餅入)ラーメン」を食べて、最後のコーヒーで朝食完了、あ、そうそう下山後用のゆで卵を2個作りました。氷と霜でバリバリになったテントをパッキング、やっと朝日が坊がツルに射して急に暖かくなりました。
ちょうどここに来た時間に出発、「ありがとうございました。」と、この場所に別れを告げ帰路はスガモリ越経由で長者原へ。道々、ずっと話しながらゆっくり秋の山を歩きます。
下山は12時、長者原は観光客でごった返しています。急いで温泉へ。九重で一番好きな赤川温泉へ、さらにその後は一番人気の阿蘇高菜メシの店へ。午後2時着予定で、普通はこの時間帯なので「待ち時間なし」だけど「売り切れ閉店」という心配が…。1度そんなことがあって、相当ショックでした。やっと店の前にたどり着くと店の前は大行列…、「今日はすごいな〜。」と感心しても、待つ根性はありません。次の店に直行、ここも少し行列ができていましたが、しばらく待ちました。あまりの空腹にフラフラしながらやっと高菜メシをいただきました。総合力では最初の店ですが、ここは「高菜メシ」と「ホルモン煮込み」と「ご汁」が勝っています。阿蘇の高菜メシの人気NO.1を争っている2店ですが、この2つの店以外は食べる気がしません。先週の超高速帰還の山行から、今回は三男と一緒、さらに最高の天気と季節に恵まれたの至れり尽くせりの二日間でした。
(追記)
坊がツルは、「冬は白、春は黒(野焼きで)、夏は青、秋は赤」とよく言われるが春夏秋冬、全く別の表情がホントに素晴らしい。
「早春のまっ黒」http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-60077.html
「春の緑」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-63068.html
「夏の青と黄」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-72294.html
「冬の白」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-92305.html
もご参考に。坊がツルはいい所ですね。
コメント
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こんばんわ、westupさん。
この時期にして総勢30〜40人がテン泊ですか〜
予定の登山はされなかったようですが、息子さんとなら無理されなくて良かったんじゃないでしょうか。
それにしても坊がつるは冷え込みますね、−6°ですか・・、私も宝満山(900mくらい)でテン泊してましたが、さすがに盆地だけあって違いますね。
それと雨が池越から三俣山へ直登するルートは「立ち入り禁止」ですか・・、来春、今年できなかった坊がつる周遊登山をしようと思っていたのですが・・、崩れましたかね。
先週、星生山に登った時、「立ち入り禁止」の標識が立っていたので「何かトラブルでもあったのかな?
この時期の坊がツルは、自分の「九重登山の原点
最近はイカ釣りに忙しく8月初旬を最後に山には行ってませんが、こんな山登りテント設営がしたいです。
次回のリクエストでテントが入った風景も是非お願いします!!
高菜めしのホルモン煮込みはほんと美味しいですね
テントはアライテントの「トレックライズ0(ゼロ) DXフライ」
テントたくさんありました・・・
会社で見る急ぐあまりにぱぱっっと斜め見になりがち反省です。
しかし息子さんもご一緒に−6度に付き合うとは「素晴らしい!」の一言です
お互い気を遣いながら
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