二子山-武川岳縦走【新緑の奥武蔵をゆく】

2016年05月29日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.2km
• 登り: 1,069m
• 下り: 1,045m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:41
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:25

8:55 芦ヶ久保駅
10:33 10:40 二子山雌岳
11:45 12:15 焼山
13:10 13:10 蔦岩山
13:38 13:45 武川岳
14:05 14:05 前武川岳
14:50 14:50 天狗岩
16:20 名郷

天候

晴れのち曇り。ほとんど薄曇りだった。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【往路】
池袋駅 07:05 =西武池袋・秩父線 快速三峰口ゆき= 08:38 芦ケ久保駅
【復路】
名郷バス停 17:24=国際興業バス(ヤマノススメラッピングバス)=17:37 さわらびの湯バス停で降りるが、さわらびの湯はすでに閉まっていた。
河又・名栗湖入口バス停 18:33=国際興業バス=19:17 飯能駅バス停
飯能駅 20:06 =西武池袋線 特急ちちぶ= 20:47 池袋駅

コース状況／危険箇所等

・芦ケ久保登山口に登山ポストあり。
・芦ケ久保登山口から二子山までは標識が多く、道もよく整備されている。
・二子山山頂直下には長い鎖場・急登がある。
・二子山より先は標識が少ないが、踏み跡がしっかりしている。
・焼山山頂直下にも岩場・急登がある。
・武川岳南尾根では天狗岩より下が急斜面の連続。特に天狗岩周辺の足場が悪い。
・砂利の斜面を直登する箇所が多かった。雨天時は滑りやすくなる可能性がある。
・チャートの岩場は濡れると滑りやすいので、雨天時は注意が必要。

その他周辺情報

・飯能にあるさわらびの湯は夕方6時に閉まる。5時半以降は受け付けていない。下山時に利用する場合は営業時間に注意が必要。

写真

5/29 8:40

芦ヶ久保駅に到着！

5/29 8:53

駅から出発する。駅には同業者がたくさん。

5/29 8:58

登山ポストに登山届けを提出。横の看板は安易な登山を戒める内容だった。

5/29 9:01

線路の下のトンネルを潜る。探検気分でウキウキする。

5/29 9:05

線路を越えると、すぐに登山道が始まる。

5/29 9:08

植林された斜面をトラバースする。

5/29 9:10

チャートの巨岩が現れた。

5/29 9:17

沢沿いの斜面を奥に進む。

5/29 9:20

登山者に注意喚起する看板。

5/29 9:24

沢の奥に入ると天然林が現れる。

5/29 9:27

無謀な登山で遭難する人が多いのだろうか。またしても注意喚起の看板。

5/29 9:27

やっと沢を超える。

5/29 9:31

またしても注意喚起の看板。

5/29 9:49

樹間の急斜面を登坂する。意外と滑りにくい。

5/29 9:57

さわやかな新緑の森。

5/29 10:02

白い可憐な花がちらほら。

5/29 10:07

こっちにも白い花。

5/29 10:10

急登を終えて、二子山の稜線に到達。

5/29 10:10

道が少し平らになった。

5/29 10:15

再び白い花。

5/29 10:15

iPhoneで接写は難しい...

5/29 10:17

新緑の斜面を登る。

5/29 10:25

二子山雌岳山頂直下のロープ場。今回のルートでここが一番大変だった！

5/29 10:32

二子山雌岳山頂に到着。何もない静かな山頂。

5/29 10:44

雌岳山頂直下にはチャートの大露頭があった。

5/29 10:50

つづいて二子山雄岳山頂に到着。山頂の三角点を撮影。雌岳から10分と離れていない。

5/29 10:52

二子山雄岳山頂の様子。

5/29 10:53

樹間からは秩父盆地を望む。

5/29 10:53

目の前には武甲山の姿が。

5/29 10:54

採石場で大きく削られているものの、武甲山のドッシリとした存在感がスゴい。

5/29 11:08

二子山雄岳の山頂をあとにする。

5/29 11:12

登山道には紫色の小さな花びらが散らばっていた。藤の花か？

5/29 11:23

稜線を挟んで人工林と天然林が分布する。

5/29 11:28

ヨーガイ入登山道との分岐を通過。

5/29 11:34

燃えるような新緑。

5/29 11:36

新緑の中をまたもや急登する。

5/29 11:41

焼山直下の岩場を急登する。ここも辛かった。

5/29 11:43

振り返ると二子山の姿が...！

5/29 11:44

焼山に到着。

5/29 11:44

焼山の目の前にも武甲山の姿があった。

5/29 12:20

昼食休憩の後、再び人工林の中を進む。

5/29 12:23

林道が見えてきた。

5/29 12:30

登山道は一旦林道に合流する。

5/29 12:32

数百mほど林道を歩く。意外と急斜面。

5/29 12:33

白い小さな花。iPhoneだと花の輪郭がぶれてしまう。

5/29 12:37

再び登山道に入る。

5/29 12:41

登山道に入っていきなり急登。

5/29 13:03

樹間から見えた山影。奥多摩の蕎麦粒山？

5/29 13:05

樹間から望む武川岳のなだらかな山容。本日はあそこまで歩く。

5/29 13:07

再びチャートの巨岩。あとで調べたらここが蔦岩山だったらしい。

5/29 13:11

新緑にアクセントを添えるヤマツツジの花。

5/29 13:32

武川岳山頂に向けて最後のひと登り。

5/29 13:37

広い稜線に出た。

5/29 13:38

そこが武川岳山頂だった。

5/29 13:39

広く静かな武川岳の山頂。

5/29 13:39

遠くには蕨山が見える。

5/29 13:51

天然林と人工林の間を下る。

5/29 14:04

小さな鞍部に出た。

5/29 14:06

前武川岳に到着。

5/29 14:07

見落としそうな前武川岳山頂の標識。

5/29 14:21

獣害を防ぐためか、ネットが張ってあった。

5/29 14:26

植林された斜面を進む。

5/29 14:54

天狗岩に到着。チャートからうってかわって石灰岩。

5/29 14:56

石灰岩の巨岩がゴロゴロ。

5/29 15:01

石灰岩の間を急降下する。滑落して石灰岩に頭をぶつけてしまわないか、ヒヤヒヤした。

5/29 15:06

私が通ってきたのは女坂だったらしい。あんな急斜面でも女坂とは！

5/29 15:12

石灰岩がゴロゴロしている急斜面をひたすら降りつづける。

5/29 15:17

採石場の上に出た。

5/29 15:29

再び人工林を急降下する。

5/29 15:43

斜面をトラバースする。はて、地図とは違ってるような。

5/29 15:44

登山道の荒廃で、新しく道がつけ直されたらしい。

5/29 15:52

登山道の最後に階段を下りる。

5/29 15:52

林道にでた。

5/29 16:01

林道と登山道に入ったり出たりしながら、名郷集落に向かう。

5/29 16:19

名郷バス停に到着。4時のバスにギリギリ間に合わなかった。

5/29 17:27

1時間後にバスが到着...って、ヤマノススメのラッピングバスかよ！？

5/29 17:28

車内のいたるところにキャラクターの姿が。登山と萌えの不思議な融合。

撮影機器：

iPhone 6s Plus Apple

装備

個人装備

パラソルハット(1) 長袖シャツ(1) トレッキング・グローブ(1) タオル(1) ポケットティッシュ(5) レインウェア上下(1) サングラスと眼鏡入れ(1) 高機能腕時計(1) トレッキングブーツ(1) トレッキングポール(1) コンパス(1) ライター(1) ハイドレーション(1) ヘッドランプ(1) ヘッドランプ用予備電池(3) ヴィクトリノックス(1) iPhone(1) 筆記具(2) 2.5万分の1 地形図(1) 登山地図(1) 地図ケース(1) 熊避けのスズ(2) ゴミ袋(1) スポーツドリンク(1) 水(1) 主食(おにぎり)(5) 非常食(3) セミロングスパッツ(1) ウィスキー小瓶(1) 水ボトル1ℓ(1)

感想

Hetareman

この週末は奥秩父を攻めるつもりだったが、土曜日に早起きできなかったので、今回は奥秩父を諦めた。そこで、以前に計画した二子山-武川岳縦走に挑戦することにした。奥武蔵は低山であるため、夏場に行くのは避けたかった。このタイミングがギリギリと判断した。

今回はひとつ挑戦したことがあった。それは登山中にトレッキング・ポールを一切使用しない、というものだ。普段はポールに頼りっきりになっているため、正しい歩き方ができているかどうか不安だった。今回は自分の脚力だけで歩けるかどうか確認した。
その結果、山行後に腰が少々痛むものの、ポールなしでも自分の脚力のみで歩けることが分かった。岩場が多かったので、結果的にポールなしで良かったのかも知れない。今度はもっと長距離・大きな標高差で挑戦しようと思う。

この山域にはクマが出没すると聞いていたので、クマ鈴をつけていった。しかし、爪痕や糞などのクマの痕跡は確認できなかった。

以下、地質のお話。

二子山〜武川岳の稜線はほとんどがチャートからできていた。チャートは雨が降るとかなり滑りやすくなるので、今回は雨が降らずに幸運だった。
一方、武川岳南尾根の天狗岩より下は石灰岩が露出していた。ここでは石灰岩の間を急降下する場所が多かった。滑落したら、頭を石灰岩に叩き付けて死んでしまうのではないか...そう考えると、目から汗が噴き出した。