谷川岳 日帰り オジサンツアー
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 684m
- 下り
- 871m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 6:00
天候 | 晴れ 午後よりやや曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 肩の小屋付近に若干残雪あり |
その他周辺情報 | 下山後 宝川温泉に入浴 |
写真
感想
いつも私たちオジサン登山部に適切な(日本でも有数な)アドバイスをいただけるYさん、Yさんを私たちは「大師匠」と崇めています。
その大師匠が「下山後の宴会目的で谷川岳に行く」しかも「今(6月5日まで)行かないとロープウェイが一時休業になってしまう」との情報をいただきました。
「山頂からの大展望」「標高差500メートルの楽ちんルート」と誘惑めいた?言葉に純心なオジサンである(ワケない!)私は、「そうだ!谷川岳に行こう!」とやや強引にナベちゃんも誘い決行に踏み切りました。
登山3日前からの鼻水、のどの痛み、悪寒(一言で言うと風邪)といまいちな体調を薬漬けで抑え込み、ちょっぴり不安を抱えたスタートとなりました。
(ロープウエイ土合口〜天神平〜リフト天神峠)
ゴンドラを降り立った天神平からは、いきなり谷川岳の端正な山容が目に飛び込んできます。その迫力はつい1週間前に望んだ甲斐駒ケ岳に通じるものがあり、両山の間に1000mの高度差があるなど感じられません。
更にリフトで上がった天神峠から見る山容は、ナベちゃんと「もうこれで帰っても十分!」といきなりの撮影タイム没頭に陥った程でした。
ふとリフト方向を振り向くと、ちょうど時を同じくして天神峠に上がってきた大師匠が手を振っているではありませんか! 続いて大師匠のパーティ3名も到着し、峠の中での挨拶タイムとなりました。
この6名、車に例えるなら、レーシングマシン、スポーツカー、普通乗用車、軽自動車の混合編隊であり、一緒に行動する事はそれだけで大クラッシュの発生が懸念される為、みなさん三々五々自分のペースでスタートしていきました。(ちなみにレーシングマシン=大師匠、私たち2人=普通乗用車 と言ったところでしょうか?)
(天神峠〜熊穴沢避難小屋)
ほぼフラットな稜線のルートを、次第に近づいてくる谷川岳を仰ぎながら快適に進んでいきます。 日差しは暖かく、温度調節に立ち止まった私たちを、数分後にスタートしたレーシングマシン(大師匠)が「暑いでしょう!」の一言と共に、瞬時に視界から消え去っていきました。
(熊穴沢避難小屋〜肩の小屋)
ここから標高差500mの直登とも言える本格的急坂が始まります。所々ロープにつかまり、段差のある岩をまたぎつつ、足休めの箇所が少ないなかなかハードなルートです。 前週に標高差900m登ったと言う気の緩みか? 風邪が抜け切れていない不調のせいか? とにかく息が切れて立ち止まる場面が数回(>_<)、無意識のうちにオーバーペースになっていた自分に気づき、ナベちゃんに先行させてもらい、ようやく呼吸が整いました。 雪渓の涼しい空気に触れ、頭もスッキリした直後に片の小屋に到着です。
肩の小屋からは、仙ノ倉山〜平標山に延びる谷川連峰の稜線がのびやかに繋がっています。 更にその奥には、独特なフラットな山頂を持つ苗場山がくっきりと横たわっており、新調のズームレンズを通し苗場山頂の小屋も望む事ができました。
(片の小屋〜トマの耳〜オキの耳)
ツインピークを持つ山頂へそれぞれ10分程の穏やかな登りです。いずれも多くの人でにぎわっており、山頂標識では撮影待ちの列までできています。
この人気の理由がすぐ分かりました。 山容の所でも書きましたが、山頂からの360°大展望は2000mに満たない山の景色ではなく、3000mクラスに劣る要素はなにもありません。 見渡すと、浅間山、巻機山、越後三山、燧ケ岳、至仏山、上州武尊、数々の名山が一望できる山頂です。
オキの耳に到着すると、すでに周回ラップ(?)を終えクールダウン(?)まで終えたマシン(大師匠)がのんびりとたたずんでいました。
「お待たせしました〜」「1時間近く待ったのでは?」の問いかけに、大師匠はすでに昼食(ラーメン)&コーヒーも終了済とのコト!
「ラップタイム(訂正!)登り時間は何分でした?」と聞いてみたところ、大師匠の
口からは「休みなし、1時間10分」の回答が返ってきました。
「わ〜!すごい1時間も早い!」(口から出た言葉)、「化け物!人間とは思えない!」(心に浮かんだ言葉) 人間(私)は(心に浮かんだ言葉)と「口に出す言葉」と同時に2ヶ国?語を話す特技を持っている事が分かった瞬間でした(*_*)
そうこうしているうちに、軽自動車チームもしっかりした足取りでオキに耳に到着
(軽自動車を侮ってはいけません) 大絶景の山頂で、6人が一つになり軽妙な会話が弾みます。 集合写真を何枚も撮り笑顔が絶えません。 これが自然(山)が持っているパワーなのだと実感しました。
(オキの耳〜トマの耳〜肩の小屋〜熊穴沢避難小屋〜天神平)
下りはナベちゃんとゆっくり高山に咲く花を楽しみながら、のんびりと来た道を下ります。 谷川岳は、可憐な可愛らしい花の宝庫でした。かつて言われた「魔の山」とは程遠い優しい一面を持っていました。
想定以上にスローな約2時間のペースで天神平に到着となりました。
天神平では、到着後昼寝を終えた大師匠が、再び出迎えてくれました。
オキの耳での会話が再現されます。
「ラップタイム(訂正!)下り時間は何分でした?」の問いかけに、大師匠からは「50分で着いた!」の回答が返ってきました。
「わ〜すごい!」(口からでた言葉)=(心に浮かんだ言葉)
今度は口と心がみごとに同期していました! これも自然(山)のパワーのなせる業なのでしょうね!
(まとめ)
谷川岳、さすがに百名山にふさわしい感動を与えてくれます。
更に、一緒に同行した人たちの魅力も感じられて楽しい1日でした。
お疲れさまでした。お天気もよくて、よかったですね。それにしても、2週連闘とは、タフなオジサンですよ。
ありがとうございます。 谷川岳は気楽に行ける面、威厳を感じる面を持ち合わせたいい山でした。 それにしても、大師匠、スピードだけでなくすべてにゆとりがあります。あんな風になりたいですね。
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