壮絶なる奥早出・割岩山（ユウ沢〜割岩山〜ジッピ〜今早出沢）〜早出川源流域を巡る〜

2016年07月01日(金) 〜 2016年07月03日(日)

• GPS: 59:23
• 距離: 20.6km
• 登り: 1,917m
• 下り: 1,917m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:46
• 休憩: 1:25
• 合計: 12:11

7:04 スタート地点
9:45 10:10 一ノ俣沢乗越
10:40 11:00 アカバ沢出合
12:10 12:30 今出出合
14:10 14:30 ユウ沢出合
19:15 宿泊地

2日目

• 山行: 9:23
• 休憩: 0:37
• 合計: 10:00

8:25 宿泊地
9:00 9:00 Ａルンゼ分岐
12:45 13:10 割岩山
17:00 17:10 割岩沢
17:38 17:40 ジッピ出口
18:25 宿泊地

3日目

• 山行: 9:35
• 休憩: 1:40
• 合計: 11:15

7:12 宿泊地
8:00 8:20 ヤシロウ尾根分岐
9:30 9:30 ヤシロウ尾根乗越
10:15 11:10 今早出沢合流地点
13:50 14:05 大岩分岐
15:50 16:00 一ノ俣沢乗越
18:27 ゴール地点

天候

曇り〜雨

コース状況／危険箇所等

基本的に道はありません。へつり・泳ぎ・高巻き・トラバース・藪漕きの連続で危険がいっぱいです。現地を知る熟達者同伴以外は入山・入渓はお勧めできません。
また、熊のテリトリーのど真ん中。熊対策も忘れずに。

写真

7/1 7:03

7/1 7:04出発

7/1 7:25

一ノ俣沢沿いを進む

7/1 7:27

途中、道は不明瞭となり、滝を大きくトラバースする。

7/1 9:51

9：45　乗越で火起こしの術

7/1 10:01

7/1 10:38

10：40　今早出沢に降り立つ。

7/1 10:59

今早出沢をくだる。

7/1 11:04

川内一筋、30数年。

7/1 11:05

その相棒

7/1 11:06

7/1 11:09

7/1 11:21

7/1 11:24

鉱山の試掘跡？

7/1 11:37

7/1 11:38

7/1 11:52

おっとっと。

7/1 11:55

泳ぎ。水温はぬるく、気持ちいい。

7/1 12:14

12：10　今出出合着

7/1 12:15

出合の天場見学。いい場所です。水が上がった跡がありましたが。

7/1 12:56

割岩沢遡行。今早出沢よりも水温低い。

7/1 13:27

体が冷え、足がつる。

7/1 14:13

14：10ユウ沢出合に到着。水量が多く、F1直登は無理。

7/1 14:28

左岸を高巻く。

7/1 15:18

初めての懸垂下降。オーバーハングで体が降られました。

7/1 15:42

ちょっと遡行するとすぐに滝が現れ、また高巻き。険悪な沢。

7/1 17:24

7/1 17:43

確保してもらい滝を登る。

7/1 18:31

重い荷物と滑る岩。すでに気力が尽きてしまいそう。

7/1 20:35

19：15ようやく天場の広河原に到着。暗くて動けなくなる寸前でした。

7/1 20:35

7/1 20:51

7/2 5:47

7/2。2日目朝。

7/2 5:50

7/2 7:44

広河原を形成している大岩から下を望む。ここも高巻きました。

7/2 8:42

8：25出発　ユウ沢を遡行する。その名のとおり広河原は堆積物で広く平ら。

7/2 8:59

9：00Aルンゼの分岐。

7/2 9:00

7/2 9:01

7/2 9:47

Aルンゼを詰め、雪渓へ降り立つ。

7/2 10:01

カモシカ。見えるかな？

7/2 10:35

コースを直登方向に変え、割岩山の山頂をめざし登る。

7/2 10:35

這うように登る。

7/2 11:27

五剣谷岳付近割岩山分岐から延びる吊尾根。

7/2 11:29

7/2 11:29

7/2 12:44

12：45　割岩山登頂成功。三角点を探して発見。残雪期以外では、強烈な藪が邪魔し、なかなか来た人がいないのでは。

7/2 13:24

道無し。強烈な藪漕き。

7/2 14:44

矢筈岳

7/2 14:45

7/2 14:51

ガンガラシバナ方面

7/2 15:47

7/2 15:49

7/2 16:25

途中、踏み跡らしきものに乗ったのは、熊の道。いたるところに足跡とマーキングが・・・。

7/2 16:48

割岩沢が見えてきた。

7/2 16:55

17：00割岩沢に降り立つ。

7/2 17:15

天場に向けて、泳ぎくだる。

7/2 17:35

いよいよジッピのはじまり

7/2 17:36

土砂降りの中、ザックを浮にして、ジッピを流れ下る。

7/2 17:37

17：38ジッピ出口

7/2 17:38

7/2 17:39

7/2 17:47

ジッピをバックに

7/2 17:57

天場に向けてくだる。

7/2 18:00

7/2 18:10

7/2 18:12

7/2 18:27

18：25　天場着。

7/2 20:19

風と雨が降りつける。

7/2 21:01

7/2 21:04

7/2 21:05

7/3 6:22

7/3。3日目。

7/3 7:11

7：12天候を考え早めに出発。沢はそれほど増水していない。

7/3 7:16

スノーブリッジをすり抜ける。

7/3 7:17

ヒンヤリ。

7/3 7:22

7/3 7:55

ヘツリ

7/3 7:59

7/3 8:04

増水の兆し。

7/3 8:04

7/3 8:14

ヤシロウ尾根取り付き

7/3 8:33

真新しい熊のマーキング（ヤシロウ尾根の登り）

7/3 10:01

雨が激しい。

7/3 10:14

10：15今早出沢に降り立つと、そこは濁流と化していた。
「今早出沢」・・・その名の如く恐るべし。

7/3 11:07

11：10　約1時間停滞。若干水位が下がったところで、激流下り決行。

7/3 11:09

いったん左岸をヘツリながら遡行し、

7/3 11:15

対岸目がけて流れ下る。

7/3 11:19

へつる

7/3 11:22

足場を確かめながら。

7/3 11:27

7/3 12:04

7/3 12:29

膝は傷だらけ。両足の親指の爪はどちらも死んでしまいました。

7/3 13:24

7/3 13:27

7/3 13:47

7/3 14:04

14：05　一ノ俣沢乗越への分岐

7/3 15:30

7/3 15:50

15：50　乗越

7/3 15:50

7/3 17:05

7/3 18:27

18：25　戻ってきました

7/3 18:28

迎えに来てくれた仲間に向かって。

撮影機器：

COOLPIX S32 ニコン

Optio W30 ペンタックス

FinePix XP90 富士フイルム

装備

個人装備

Tシャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 着替え ザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 カラビナ スリング スパイク足袋（できるだけ新しいものを用意しましょう） 脚絆

感想

Colgate

矢筈山岳会の猛者に同行し、念願の奥早出を体験しました。3日間とも気力と体力の限界以上・お腹いっぱい・最後は神頼みの山行でした。
火起しの術、ルートファインディング、ロープワークなどなど。どれをとっても超一流の技を体験しました。
途中、大好きだった山が嫌いになりそうになるくらい、過酷な山域。猛者の同行なしにはとても来られない秘境です。
しばらく充電したら、また行きたくなるのかな？

迎えに来てくれたナンバさん、リョウちゃんありがとうございました。